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藤岡謙二郎 - Wikipedia

藤岡ふじおか 謙二郎けんじろう(ふじおか けんじろう、1914ねん4がつ15にち[1] - 1985ねん4がつ14にち[1])は、日本にっぽん地理ちり学者がくしゃ学位がくいは、文学ぶんがく博士はかせ京都大学きょうとだいがく・1961ねん)。京都大学きょうとだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ

略歴りゃくれき

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京都きょうと出身しゅっしん1935ねん高知こうち高等こうとう学校がっこう卒業そつぎょう[2]京都きょうと帝国ていこく大学だいがく文学部ぶんがくぶ史学しがく卒業そつぎょう[1]

1938ねん京都きょうと帝国ていこく大学だいがく文学部ぶんがくぶ副手ふくしゅ、1939ねん立命館大学りつめいかんだいがく講師こうし、1945ねん立命館大学りつめいかんだいがく法文学部ほうぶんがくぶ助教授じょきょうじゅ教授きょうじゅて、1949ねん京都大学きょうとだいがく教養きょうよう助教授じょきょうじゅ翌年よくねん教授きょうじゅ[1]1978ねん定年ていねん退官たいかん[1]同年どうねん奈良大学ならだいがく文学部ぶんがくぶ教授きょうじゅとなり、1985ねん定年ていねん退職たいしょく[1]

1961ねん、「わがくに律令りつりょう時代じだいにおける地方ちほう都市としおよ交通こうつう歴史れきし地理ちりがくてき研究けんきゅう」で京都大学きょうとだいがくより文学ぶんがく博士はかせ学位がくい取得しゅとく[3]逝去せいきょにあたり、せいよんくんさんとう旭日きょくじつちゅう綬章じゅしょう[1]

1966ねん野外やがい歴史れきし地理ちりがく研究けんきゅうかい創立そうりつ人文じんぶん地理ちり学会がっかい会長かいちょう近畿きんき都市とし学会がっかい会長かいちょう歴史れきし地理ちり学会がっかい会長かいちょう日本にっぽん都市とし学会がっかい会長かいちょうつとめた[1]

著書ちょしょ

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  • 地理ちり古代こだい文化ぶんかだいはちしゅう出版しゅっぱん文化ぶんかくさむらかん)、1947ねん
  • 人類じんるい人種じんしゅ その歴史れきし文化ぶんか環境かんきょう』推古書院しょいん、1949ねん
  • 人文じんぶん地理ちりがく通論つうろん大明だいめいどう新制しんせい大学だいがく一般いっぱん教養きょうよう叢書そうしょ)、1950ねん
  • 先史せんし地域ちいきおよ都市としいき研究けんきゅう 地理ちりがくにおける地域ちいき変遷へんせんてき研究けんきゅう立場たちば柳原やなぎはら書店しょてん、1955ねん
  • 京阪神けいはんしん地方ちほう(わが国土こくど)』国民こくみん図書としょ刊行かんこうかい、1955ねん
  • 近畿きんき風物ふうぶつ河出かわで書房しょぼう河出かわで新書しんしょ)、1956ねん
  • 都市とし交通こうつう歴史れきし地理ちりがくてき研究けんきゅう わがくに律令りつりょう時代じだいにおける地方ちほう都市としおよ交通こうつう歴史れきし地理ちりがくてき研究けんきゅういち試論しろん大明だいめいどう、1960ねん
  • 社会しゃかいてき地域ちいき科学かがくとしての地理ちりがく大明だいめいどう、1961ねん
  • 日本にっぽん歴史れきし地理ちり序説じょせつはなわ書房しょぼうはなわ新書しんしょ)、1962ねん
  • 地理ちりがくたび 地理ちり紀行きこう学窓がくそう随想ずいそう大明だいめいどう、1963ねん
  • 近畿きんき風物ふうぶつとその変貌へんぼう有信ありのぶどう文化ぶんか新書しんしょ)、1965ねん
  • 歴史れきしてき景観けいかん河原かわはら書店しょてん日本にっぽん教養きょうよう)、1965ねん
  • 日本にっぽん都市とし その特質とくしつ地域ちいきてき問題もんだいてん大明だいめいどう、1968ねん
  • 国府こくふ吉川弘文館よしかわこうぶんかん日本にっぽん歴史れきし叢書そうしょ)、1969ねん
  • 都市とし文明ぶんめい源流げんりゅう系譜けいふ鹿島かしま研究所けんきゅうじょ出版しゅっぱんかい(SD選書せんしょ)、1969ねん
  • 大和やまとがわ学生がくせいしゃ、1972ねん
  • ぞく地理ちりがくたび 地理ちり紀行きこう学窓がくそう随想ずいそう大明だいめいどう、1973ねん
  • 人文じんぶん地理ちりがく序説じょせつ大明だいめいどう、1974ねん
  • うさぎもの大明だいめいどう、1974ねん
  • 日本にっぽん地名ちめい講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ現代新書げんだいしんしょ)、1974ねん
  • 地理ちりがくたび 地理ちり紀行きこう学窓がくそう随想ずいそう だい3』大明だいめいどう、1976ねん
  • 現代げんだい都市とし歴史れきし地理ちりがくてき分析ぶんせき古今ここん書院しょいん、1977ねん
  • 地理ちりがく歴史れきしてき景観けいかん大明だいめいどう、1977ねん
  • 景観けいかん変遷へんせん歴史れきし地理ちりがくてき研究けんきゅう大明だいめいどう、1978ねん
  • 浜田はまだ青陵せいりょうとその時代じだい学生がくせいしゃ、1979ねん
  • 人類じんるい集団しゅうだん地理ちり大明だいめいどう人文じんぶん地理ちりゼミナール)、1980ねん
  • 地理ちりがくたび 地理ちり紀行きこう学窓がくそう随想ずいそう だい4』大明だいめいどう、1982ねん
  • 東海道とうかいどう景観けいかん変貌へんぼう古今ここん書院しょいん七道しちどう景観けいかん変貌へんぼう (1))、1982ねん

共編きょうへんちょ

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  • 人文じんぶん地理ちりがく概説がいせつ織田おだ武雄たけお辻田つじた右左みぎひだりおとこ共著きょうちょらん書房しょぼう、1949ねん
  • 人口じんこう集落しゅうらくへん柳原やなぎはら書店しょてん人文じんぶん地理ちり新書しんしょ)、1950ねん
  • 体系たいけい地理ちりがく辞典じてんへん大明だいめいどう、1953ねん
  • 世界せかい地理ちり民族みんぞくひめおかつとむ共編きょうへん朝倉書店あさくらしょてん、1954ねん
  • 人文じんぶん地理ちりがく概論がいろん織田おだ武雄たけお西村にしむら睦男むつお共著きょうちょらん書房しょぼう、1956ねん
  • 集落しゅうらく地理ちり講座こうざだい1-4、木内きうちしんぞう矢嶋やじま仁吉にきち共編きょうへん朝倉書店あさくらしょてん、1957ねん - 1959ねん 
  • 人文じんぶん地理ちりがく研究けんきゅうほうへん朝倉書店あさくらしょてん、1957ねん
  • 地誌ちし概説がいせつ 日本にっぽん世界せかい西村にしむら睦男むつお共著きょうちょ大明だいめいどう、1957ねん
  • 河谷こうだに歴史れきし地理ちり 櫛田川くしだがわ紀ノ川きのかわ流域りゅういきへんらん書房しょぼう、1958ねん
  • 畿内きない歴史れきし地理ちり研究けんきゅうへん日本にっぽん科学かがくしゃ、1958ねん
  • 世界せかい地誌ちし多田ただ文男ふみお渡辺わたなべみさお共編きょうへん有信ありのぶどう、1958ねん
  • 人文じんぶん地理ちり地誌ちし辞典じてん織田おだ武雄たけお西村にしむら睦男むつお共編きょうへん教学きょうがくしゃ、1959ねん
  • 最新さいしん体系たいけい地理ちりがく辞典じてんへん大明だいめいどう、1960ねん
  • 生駒山いこまやま人文じんぶん地理ちりへん大阪おおさか教育きょういく図書としょ、1961ねん
  • 京都きょうとへん有斐閣ゆうひかく(らいぶらりい・しりいず)、1962ねん
  • 地誌ちし概論がいろん 世界せかいへん西村にしむら睦男むつお服部はっとり昌之まさゆき共著きょうちょ大明だいめいどう、1963ねん
  • 地誌ちし概論がいろん 日本にっぽんへん浮田うきたのりりょう足利あしかがけんあきら共著きょうちょ大明だいめいどう、1964ねん
  • 離島りとう人文じんぶん地理ちり 鹿児島かごしまけんこしきとう学術がくじゅつ調査ちょうさ報告ほうこくへん大明だいめいどう、1964ねん
  • 北白川きたしらかわ嵯峨野さがの 大都市だいとし周辺しゅうへん地域ちいき人文じんぶん地理ちりてきモノグラフ』西村にしむら睦男むつお共著きょうちょじん書房しょぼう、1965ねん
  • 現代げんだい都市とししょ問題もんだいへんじん書房しょぼう、1966ねん
  • 日本にっぽん歴史れきし地理ちりハンドブック』へん大明だいめいどう、1966ねん
  • みさき半島はんとう人文じんぶん地理ちり 愛媛えひめけん佐田さたみさき半島はんとう学術がくじゅつ調査ちょうさ報告ほうこくへん大明だいめいどう、1966ねん
  • 歴史れきし地理ちり矢守やもり一彦かずひこ共著きょうちょ大明だいめいどう人文じんぶん地理ちりゼミナール)、1967ねん
  • 地形ちけい歴史れきしぞく日本にっぽん歴史れきし地理ちりハンドブック』1-5しゅうへん大明だいめいどう 1969ねん - 1973ねん
  • 山間さんかんささえだに人文じんぶん地理ちりへんじん書房しょぼう、1970ねん
  • 大都市だいとしけん周辺しゅうへん近代きんだいかんする人文じんぶん地理ちりがくてきモノグラフ 大阪おおさか府下ふか狭山さやままち場合ばあいへんじん書房しょぼう、1970ねん
  • 地形ちけい地理ちりがく基礎きそとして』編著へんちょ、ナカニシヤ書店しょてん、1970ねん
  • 最新さいしん地理ちりがく辞典じてんへん大明だいめいどう、1971ねん
  • 佐渡さど歴史れきし地理ちり編著へんちょ古今ここん書院しょいん、1971ねん
  • 地域ちいき調査ちょうさハンドブック 地理ちり研究けんきゅう基礎きそ作業さぎょうへん、ナカニシヤ、1971ねん
  • 過疎かそすす内陸ないりく盆地ぼんち河谷こうだに地域ちいき さん盆地ぼんち江川えがわ流域りゅういき過去かこ現在げんざいへん大明だいめいどう、1972ねん
  • 日本にっぽん歴史れきし地理ちり総説そうせつ』1-5 へん吉川弘文館よしかわこうぶんかん、1975ねん - 1977ねん
  • 離島りとう診断しんだん浮田うきたのりりょう共編きょうへんじん書房しょぼう、1975ねん
  • 地図ちずにみる世界せかいひゃくまん都市とし谷岡たにおか武雄たけお共編きょうへん朝倉書店あさくらしょてん、1976ねん
  • 歴史れきし空間くうかん構造こうぞう 歴史れきし地理ちりがく序説じょせつ矢守やもり一彦かずひこ足利あしかがけんあきら共著きょうちょ大明だいめいどう、1976ねん
  • 『ふるさとの民家みんかへん浅野あさの喜市きいち写真しゃしんだい日本にっぽん絵画かいがたくみげい美術びじゅつ、1977ねん
  • 古代こだい日本にっぽん交通こうつう』1-4、へん大明だいめいどう、1978ねん - 1979ねん
  • 歴史れきし地理ちりがく群像ぐんぞう服部はっとり昌之まさゆき共編きょうへん大明だいめいどう、1978ねん
  • 地域ちいき読図どくず編著へんちょ、ナカニシヤ出版しゅっぱん、1979ねん
  • 『びわ周遊しゅうゆうへん、ナカニシヤ出版しゅっぱん、1980ねん
  • 日本にっぽん歴史れきし地名ちめい辞典じてんへん東京とうきょうどう出版しゅっぱん、1981ねん

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d e f g h 野外やがい歴史れきし地理ちり学会がっかい 1986
  2. ^ 高知こうち高等こうとう学校がっこう一覧いちらん だい13年度ねんど昭和しょうわ10ねんいたり昭和しょうわ11ねん)』高知こうち高等こうとう学校がっこう、1035ねん、p.147
  3. ^ 書誌しょし事項じこう(CiNii Dissertations)”. 国立こくりつ情報じょうほうがく研究所けんきゅうじょ. 2017ねん3がつ4にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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  • デジタルばん日本人にっぽんじんめいだい辞典じてん
  • その関連かんれん文献ぶんけんについては、岡田おかだ俊裕としひろ近世きんせい以降いこう日本にっぽん地理ちり学者がくしゃかんする参考さんこう文献ぶんけん地理ちりがく人物じんぶつ事典じてん作成さくせいけて―」『高知大学こうちだいがく教育きょういく学部がくぶ研究けんきゅう報告ほうこくだい69かん高知大学こうちだいがく教育きょういく学部がくぶ、2009ねん3がつ、189ぺーじCRID 1050845763150321280hdl:10126/3074ISSN 1346-938X2024ねん6がつ17にち閲覧えつらん 
  • 野外やがい歴史れきし地理ちりがく研究けんきゅうかい へん追憶ついおく藤岡ふじおか謙二郎けんじろう先生せんせい野外やがい歴史れきし地理ちりがく研究けんきゅうかい、1986ねんNCID BN10628960 


先代せんだい
織田おだ武雄たけお
人文じんぶん地理ちり学会がっかい会長かいちょう
1962ねん - 1966ねん
次代じだい
村松むらまつ繁樹しげき