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Java Development Kit - Wikipedia

Java Development Kit

Javaを使つかってJavaアプリケーションおよびそののソフトウェアコンポーネントを構築こうちくするためのソフトウェア開発かいはつキット (SDK) および開発かいはつ環境かんきょう
JDKから転送てんそう

Java Development Kit (JDK) はオラクルきゅうサン・マイクロシステムズ)により提供ていきょうされている、プログラミング言語げんごJava使つかってJavaアプリケーションおよびそのソフトウェアコンポーネント構築こうちくするためのソフトウェア開発かいはつキット (SDK) および開発かいはつ環境かんきょうである[1]LinuxmacOSまたはWindowsけのパッケージがそれぞれ用意よういされている。JDK 11まではSolarisけのパッケージも用意よういされていた[2][注釈ちゅうしゃく 1]。JavaのAPIセットおよび実行じっこう環境かんきょう (Java Runtime Environment, JRE) はその用途ようとごとに、Java Platform, Standard Edition (Java SE)、Jakarta EEJava Platform, Micro Edition (Java ME) などのエディション(プロファイル)が用意よういされているが、JDKはJava SEけの開発かいはつ対応たいおうする。Java EEけの開発かいはつにはJava EE SDKが[3]、Java MEけの開発かいはつにはJava ME SDKが[4]それぞれ用意よういされている。

Java Development Kit (JDK)
開発元かいはつもと オラクルサン・マイクロシステムズ
最新さいしんばん
22.0.2 / 2024ねん7がつ16にち (48にちまえ) (2024-07-16)
対応たいおうOS クロスプラットフォーム
種別しゅべつ ソフトウェア開発かいはつキット
ライセンス Sun License(大半たいはんがGPLにもとづく)
公式こうしきサイト https://www.oracle.com/jp/java/technologies/downloads/
テンプレートを表示ひょうじ

2006ねん11月17にちに、サン・マイクロシステムズはJDKをGNU General Public License (GPL) にもとづきリリースすると発表はっぴょうし、2007ねん5月8にちにJDKのソースコードOpenJDK寄付きふした[5]したがってJDKはフリーソフトウェアである。OpenJDKなどのほか実装じっそう区別くべつするため、従来じゅうらいのJDKはSun JDKあるいはOracle JDKともばれる。

JDKの内容ないよう

編集へんしゅう

JDKには主要しゅようなコンポーネントとして以下いかのようなプログラミングツールがふくまれる :

  • appletviewer – このツールはウェブブラウザなしでJavaアプレット起動きどうしデバッグするために使用しようされる。
  • apt – アノテーション処理しょりツール[6]
  • extcheck – JARファイル衝突しょうとつ検出けんしゅつ可能かのうなユーティリティ
  • idlj – IDL-to-Javaコンパイラ。このユーティリティは指定していされたJava IDLファイルからJavaバインディング生成せいせいする。
  • java – Javaアプリケーションようローダ。このツールはインタプリタで、javacコンパイラにより生成せいせいされたクラスファイルを解釈かいしゃくできる。現在げんざいでは1つのランチャーが開発かいはつ配備はいび両方りょうほう使用しようされる。ふる配備はいびランチャーであるjreはもう付属ふぞくせず、わりにあたらしいjavaローダにえられた。
  • javacJavaコンパイラで、ソースコードをJavaバイトコード変換へんかんする。
  • javadoc – ドキュメンテーション生成せいせいで、ソースコードのコメントから自動的じどうてきにドキュメンテーションを生成せいせいする。
  • jar – アーカイバで、関連かんれんするクラスライブラリ単一たんいつJARファイルにパッケージする。このツールはJARファイルを管理かんりするのにもやくつ。
  • javah – Cヘッダとスタブ生成せいせいで、ネイティブメソッドをくのに使つかわれる。
  • javap – クラスファイルぎゃくアセンブラ
  • javaws – JNLPアプリケーションようJava Web Startランチャー
  • JConsole – Javaモニタリングおよび管理かんりコンソール
  • jdb – デバッガ
  • jhat – Javaヒープ分析ぶんせきツール(実験じっけんよう
  • jinfo – このユーティリティにより起動きどうちゅうのJavaプロセスやクラッシュダンプから設定せってい情報じょうほうる(実験じっけんよう
  • jmap – このユーティリティはJavaようのメモリマップを出力しゅつりょくし、指定していのプロセスやコアダンプの共有きょうゆうオブジェクトメモリマップやヒープメモリの詳細しょうさい表示ひょうじできる(実験じっけんよう
  • jps – Java仮想かそうマシンプロセスステータスツールはターゲットとなるシステムじょうけられたHotSpot Java仮想かそうマシンを一覧いちらんにする(実験じっけんよう
  • jrunscript – Javaコマンドラインスクリプトシェル
  • jstack – JavaスレッドのJavaスタックトレース表示ひょうじするユーティリティ
  • jstat – Java仮想かそうマシン静的せいてきモニタリングツール(実験じっけんよう
  • jstatd – jstatデーモン(実験じっけんよう
  • keytool – キーストアを操作そうさするためのツール
  • pack200 – JAR圧縮あっしゅくツール
  • policytool – ポリシー作成さくせいおよび管理かんりツールで、様々さまざまなソースからコードよう利用りよう可能かのうであるかどうかのパーミッションを指定していすることで、Javaランタイムようのポリシーを決定けっていできる。
  • VisualVM – いくつかのコマンドラインJDKツールを統合とうごうするビジュアルツールで、軽快けいかいなパフォーマンスでメモリプロファイリング可能かのうである。
  • wsimport – WebサービスようのポータブルなJAX-WSアーティファクトを生成せいせいする。
  • xjc – Java API for XML Binding (JAXB) APIの一部いちぶ。XMLスキーマをけてJavaクラスを生成せいせいする。

実験じっけんようツールはJDKの将来しょうらいのバージョンで利用りよう不可能ふかのうになるかもしれない。

JDKには、通常つうじょうプライベートランタイムばれる完全かんぜんJava Runtime Environment (JRE) も付属ふぞくする。JDKが「レギュラー」なJREから分離ぶんりされ余分よぶん内容ないようふくまれているためである。それはJava仮想かそうマシンおよび、国際こくさい地域ちいきライブラリやIDLライブラリのような、開発かいはつしゃにのみやく追加ついかライブラリと同様どうように、生産せいさん環境かんきょうとして提供ていきょうされるクラスライブラリのすべてから構成こうせいされる。

JDKのコピーは、Java APIのほとんどすべての部分ぶぶん利用りよう説明せつめいする広範囲こうはんいなプログラムれい抜粋ばっすいふくんでいる。

JDKとSDKの曖昧あいまい

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JDKは、ソフトウェア開発かいはつキット(SDK)の拡張かくちょうサブセットを構成こうせいしている。オラクルは、JDKをJava SE開発かいはつキットを用語ようごとして使用しようすることをつよ推奨すいしょうしている[7]。Java SE SDKは、JDKとセットでも、JDKなしでも利用りよう可能かのうであり、とくにJava SE 7 JDKを意味いみしている[8]

ほん記事きじろんじられもっと広範囲こうはんい利用りようされるJDKにくわえて、Sun JDKソースやそうではないものである、様々さまざまなプラットフォームで一般いっぱんてき利用りよう可能かのうほかのJDKもある。それらすべては基本きほんてきなJava仕様しようもとづいているが、ガベージコレクション、コンパイル方法ほうほう、そして最適さいてき技術ぎじゅつといった明確めいかく指定していされていない部分ぶぶんはしばしばことなる。それらを以下いかしめす。

開発かいはつちゅうやメンテナンスモードの状態じょうたいであるもの:

メンテナンスが終了しゅうりょうしたもの:

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ Java 12以降いこうをSolarisじょう利用りようしたい場合ばあい、OpenJDKを使用しようすることが推奨すいしょうされている。Update on Oracle Java on Oracle Solaris | Oracle Solaris Blog

出典しゅってん

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  1. ^ Java SE Development Kit 13- - Downloads
  2. ^ Java SE Development Kit 11- - Downloads
  3. ^ Java EE - Downloads: GlassFish and Java EE 8 | Oracle Technology Network | Oracle
  4. ^ Java ME SDK
  5. ^ Sun's May 8th announcement of source code for JDK”. 2012ねん9がつ12にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2013ねん7がつ10日とおか閲覧えつらん
  6. ^ JDK 5.0 Java Annotation Processing Tool (APT)-related APIs & Developer Guides -- from Sun Microsystems”. 2012ねん8がつ5にち閲覧えつらん
  7. ^ Java SE Downloads”. Oracle. 10 July 2013閲覧えつらん
  8. ^ "Java EE 7 SDK distributions require JDK 7" Java Platform, Enterprise Edition 7 SDK - Installation Instructions”. Installing the Software. Oracle. 10 July 2013閲覧えつらん
  9. ^ developerWorks : IBM developer kits : Downloads”. 2012ねん8がつ5にち閲覧えつらん
  10. ^ JRockit Family Download page”. 2012ねん8がつ5にち閲覧えつらん
  11. ^ Support at Apple”. 2006ねん4がつ20日はつか時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2013ねん7がつ10日とおか閲覧えつらん
  12. ^ Java Linux Contact Information”. 2007ねん8がつ19にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2012ねん8がつ5にち閲覧えつらん
  13. ^ Java-Linux Latest Information”. 1996ねん10がつ19にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2012ねん8がつ5にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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