LOVE SO LIFE
『LOVE SO LIFE』(ラブ・ソー・ライフ、
LOVE SO LIFE | |
---|---|
ジャンル | |
こうち | |
ザ | |
レーベル | |
2008 | |
2008 | |
テンプレート - ノート |
概要
TVアナウンサー・
登場 人物
(
中村 詩 春 (なかむら しはる)本 作 の主人公 。16歳 。いつものように迎 えに来 た松永 政二 と一緒 にそのまま帰 るのを嫌 がった双子 に腕 を掴 まれ、あまりの懐 きぶりに是非 にとベビーシッターとして雇 われた。父親 は誕生 前 に死亡 し、母親 も5歳 の時 に死亡 。身寄 りも無 く、家族 という存在 を渇望 していた。児童 福祉 施設 「ひまわりの家 」で生活 [2]しており、そこに付帯 する「ひまわり保育 所 」でアルバイトをしている。政二 と双子 とはそこで知 り合 った。生 い立 ちと生計 のために思考 することが癖 になっているため、所帯 じみていて欲 しい物 と必要 な物 との区別 がつかない。双子 には「しはるたん(詩 春 ちゃん)」と呼 ばれていたが、双子 と別 れて6年 近 い月日 が過 ぎた最終 クールでは「詩 春 ちゃん」と呼 ばれるようになった。松永 家 のベビーシッターとして忙 しくも楽 しい毎日 を過 ごしているが、静岡 の祖父母 に引 き取 られることになった双子 と別 れる未来 や将来 のことに不安 を感 じるようになる。また、政 二 に恋 をしていることに気付 くが、ベビーシッターとしての立場 ゆえ、想 いを打 ち明 けられずにいた。指輪 を贈 られ、彼 くらいの年齢 になっても希望 があるなら交際 して欲 しいと告白 された。その話 を後日 したところ、梨 生 には“何 それ!その遠 い話 は何 ?今 すぐ交際 を始 めればいーじゃん!”と凄 まじい怒 りと共 に呆 れられた。高校 を卒業 して幼児 教育 学科 を経 て念願 の保育 士 になって1年 が過 ぎた春 、花見 をしようという静岡 の茜 からの誘 いの電話 を受 ける。松永 政二 (まつなが せいじ)子供 達 の中 で特 に懐 いている双子 の保護 者 で、TV局 に勤務 する爽 やか系 のアナウンサー。25歳 。双子 に「せーたん(政 ちゃん)」と呼 ばれる。イメージ重視 の職業 に従事 しているためかオンとオフの差 が激 しく、家 の中 と外 でのイメージが全 く違 う。仕事 以外 での外出 の際 には、メガネで変装 している。ちょっと低 血圧 で、オフで仕事 を終 えて帰宅 するとエネルギー切 れになるとハニワのようになる。幼 い頃 から両親 は不仲 で、兄 である耕 一 とはお互 いを支 えにして生 きてきた。自由 すぎる家族 にうんざりしていたため、「ビシッとした大人 になる!」とアナウンサーになる夢 を抱 いていた。自身 が大学 に合格 し兄 が結婚 した年 に両親 は離婚 。その後 、義理 の姉 である美咲 が交通 事故 で他界 し、兄 が失踪 。双子 の姉 弟 である茜 ・葵 を引 き取 るが、慣 れない育児 に途方 に暮 れていた。更 には、その後 の暮 らしなどもあり、詩 春 とはまた別 の形 で「家族 」に飢 えていた。茜 と葵 と向 き合 うために、アナウンサーの夢 を諦 めようとしたこともある。双子 が唯一 懐 いている詩 春 をベビーシッターとして雇 うことが出来 たため、アナウンサーとしての職務 を継続 している。詩 春 のことを信頼 しベビーシッター以上 の存在 として意識 し、彼女 を「手放 したくない」と思 うようになる。しかし、詩 春 が年下 で高校生 であることから想 いを打 ち明 けられないでいた。しかし、ホワイトデーに指輪 を渡 して、遂 に彼女 に告白 した。ショックのあまりとはいえ子供 達 を放 り出 した兄 に対 して怒 りを覚 えており、そんな彼 に父親 の資格 は無 いから忘 れた方 が茜 と葵 のためだと思 い写真 をわざと見 せずにいたが、義姉 の父 である竹川 に窘 められる。詩 春 と出会 って2年 後 、失踪 していた兄 ・耕一 が突如 帰宅 し思 わず暴力 をふるってしまうが、茜 と葵 にやめてと懇願 された。周囲 の協力 で頑張 るのが理屈 では正 しいが、感情 がついてゆかない現実 が理解 できなかった。姪 ・甥 と別 れて6年 目 、慌 ただしい生活 が続 いて詩 春 との時間 があまり取 れない日々 が続 く。紆余曲折 の末 に、詩 春 と恋仲 になる。松永 茜 (まつなが あかね)、松永 葵 (まつなが あおい)二 卵 性 双生児 の姉 弟 で、茜 が女 の子 、葵 が男 の子 。3ヶ月 前 、母親 が死亡 したショックで父親 が失踪 。両親 不在 の状態 に陥 ったため、父親 の実弟 ・松永 政二 の元 に身 を寄 せている。当初 、政二 と詩 春 以外 の人物 には懐 こうとしなかった。共 に2歳 。自身 のやりたいことを優先 して姉 弟 同士 でも取 っ組 み合 いの喧嘩 をしていたが、徐々 に相手 を優先 し思 い遣 る優 しさを学 んでゆく。3月に静岡 の母方 の祖父母 の元 に引 き取 られることになった。政二 が父親 の写真 を見 せないようにされたこともあり祖父母 の家 で両親 の写真 を見 ても反応 しなかったが、父親 のことは当人 が考 えて受 け入 れるか否 かを決 めるべきと考 える祖父 に父親 のことを教 えられた。そのため、帰宅 した耕一 が写真 の通 りなのと叔父 ・政 二 によく似 ていたのですぐにわかった。最初 は遠 くに住 んでいて遊 びに来 たくらいにしか思 わなくても叔父 に殴 られた父 を気遣 い、口 の端 に血 が滲 んだと絆創膏 を貼 ってあげると思 い遣 りある態度 を示 し、弟 と和解 した父親 に馴染 んでゆく。父 と共 に祖父母 の家 に引 っ越 す日 、詩 春 と別 れるのが嫌 で駄々 をこねて行 かないと茜 は地面 に転 がって泣 き叫 ぶが、詩 春 も泣 いていることを気遣 った葵 が姉 を起 こし、詩 春 も泣 いているから父親 や祖父母 と一緒 に行 こうと告 げた。茜 :一人称 は“あかね”。非常 に明 るい性格 。食 い意地 が張 っており、それゆえにひどい目 にあうことも少 なくない。特 に食 べるのが遅 い葵 のものを横取 りし、それに大 激怒 した葵 に噛 み付 かれている。梨 生 に興味 の無 い葵 とは異 なり、彼女 に懐 いている。2年 後 、父兄 参観 で母親 が来 る中 で祖母 が来 たことをクラスメイトが誰 の家族 かと疑問 を抱 かれ、大好 きなのに祖母 に来 ないでと言 ってしまい自己 嫌悪 に陥 るも和解 した。ジャンケンで全勝 し、料理 クラブに入 る。葵 :一人称 は“あおくん”。おとなしく臆病 な性格 の甘 えん坊 だが、一度 キレると凶暴 化 して頭 突 きや平手打 ちをくらわし、だいたいが喧嘩 で勝利 する。次第 にお互 いを思 いやるようになり、姉 を守 るようになる。詩 春 や肉親 等 の一部 の人間 を除 いて他人 には無 関心 であり、食 べるのさえ面倒臭 がる。続編 『LIFE SO HAPPY』では周囲 の言動 に揺 れ動 く茜 を心配 する耕 一 に「自分 で聞 けば、一応 父親 なんだし。」と他意 はないのだが、父親 の心 をあっさり抉 った。サッカーかバスケか野球 のどれかのクラブに入 ろうとするが、運 に見放 されてジャンケンで全敗 して書道 クラブに決 まった。
芳沢 治子 (よしざわ はるこ)詩 春 が育 った施設 「ひまわりの家 」の園長 。松永 家 の事情 を知 っており、社会 勉強 も兼 ねてベビーシッターを許可 した。但 し、夜 10時 を過 ぎる場合 は連絡 するようにと条件 を付 けて。吉井 梨 生 (よしい りお)詩 春 のクラスメイト。詩 春 の境遇 を理解 しており、それを侮辱 する人間 は許 さない。ただ、その境遇 ゆえに所帯 じみた所 がある詩 春 に対 し、女子 としての知恵 や心構 えを吹 き込 んでいる。そのため、バレンタインデーにトイレットペーパーをプレゼントしようとした詩 春 に怒 った。家族 は両親 と兄 。電波 の届 かない所 に放浪 する健 に呆 れ、合 コンに行 こうかと考 え始 める。茜 に花見 に誘 われる。宮川 健 (みやかわ たける)政 二 の家 の近所 の住人 で、政二 と懇意 。中学生 の菜 波 と松永 家 の双子 と同 世代 の真菜 という2人 の妹 がいる。妹 を溺愛 して可愛 がっているが、菜 波 からは疎 まれ気味 。梨 生 の彼氏 。政 二 の家 によく遊 びに行 っており、詩 春 とも仲 がいい。梨 生 から、詩 春 が政 二 に恋 をしていることを聞 かされ応援 している。バックパッカーになり南米 等 の電波 の届 かない場所 に行 ってしまう。そのため、連絡 がマトモに取 れない。嘗 て、言 うことを聞 こうとしない双子 の言動 に苦闘 する政 二 のため、彼 が葵 のコスモレンジャーの一員 だと葵 に思 い込 ませ、つられて茜 も言 うことをきかせることに成功 した。宮川 恭子 (みやかわ きょうこ)健 の母親 。健 と顔 が似 ている。政二 が双子 を引 き取 った際 には、よく様子 を見 に来 ていた。早見 直 (はやみ なお)詩 春 と同 じ施設 で暮 らす少年 。詩 春 と同 い年 。実 は詩 春 の事 が好 き。そのため、詩 春 がベビーシッターとして通 っている家 の主人 である政二 が気 に入 らず、訪 ねて来 た彼 に対 して詩 春 がいるのに“いない”と嘘 をついて追 い返 したり攻撃 的 に接 した。衝動 的 に詩 春 を押 し倒 してしまい勢 いで告白 したが、ハッキリと答 えなければいけないと決意 した彼女 に結局 は振 られた。- クラスメイトの
森川 穂 乃香に想 いを寄 せられているが、直 自身 は彼女 のことを疎 ましく思 っている。 及川 忍 (おいかわ しのぶ)政 二 の高校 時代 からの友人 。軽薄 な性格 で、しかも女癖 が悪 いため、政 二 からはやや疎 まれている。下着 メーカーに勤務 しており、パンスト担当 。詩 春 に問 われて曰 く“女性 をより美 しく可愛 くする仕事 ”とのことである。松永 耕一 (まつなが こういち)[3]茜 と葵 の父親 で、5歳 年上 の政 二 の兄 。家庭 崩壊 している家 で兄弟 で支 え合 って生 きていたが、家庭 崩壊 前 の様子 を知 っていて恋 しがっていたらしい。その後 結婚 し、双子 の姉 弟 、茜 ・葵 を授 かるが、交通 事故 で妻 を亡 くし、そのショックで失踪 した。- コミックス
第 15巻 に収録 された第 85話 の冒頭 、旅館 で働 いていて宿泊 客 の子供 を見 て我 が子 のことを思 い浮 かべていた。或 る日 、松永 家 の門前 に立 っていたところを詩 春 と我 が子 に遭遇 し弟 に殴 られたりもしたが、紆余曲折 の末 に妻 の両親 の元 に子供 達 と一緒 に身 を寄 せることになった。我 が子 の元 に戻 るまで住 み込 みのバイトを転々 とし帰宅 当初 は荷物 をカプセルホテルのロッカーに置 いていたが、家 に持 って来 て親子 の空白 を埋 める作業 を始 めた。元 は在宅 ワークのウェブデザイナーだったので本業 に戻 り、収入 を安定 させつつ舅 ・姑 である双子 の祖父母 と協力 して子育 てを再開 することになった。5年 目 の春 の花見 を前 に、つい最近 まで政 二 をコスモレンジャーの一員 だと信 じ込 んでいた葵 が真剣 に詩 春 と結婚 するつもりでいるため、弟 ・政二 と詩 春 の仲 を知 るだけに嵐 の予 感 に苛 まれる。 松永 美咲 (まつなが みさき)故人 。旧姓 、竹川 。茜 と葵 の母親 で、耕 一 の妻 。政二 にとっては義理 の姉 にあたる。昔 は詩 春 と同 じように保育 士 を目指 していたが、「子供 が卒業 していく姿 を見 るのが辛 い」という理由 で結局 はキッズスタジオで働 いていた。耕 一 と結婚 した後 、双子 の姉 弟 、茜 ・葵 を授 かるが、車 を運転 して母 を駅 まで送 ってゆく途中 、反対 車線 のトラックが車線 を越 えて突 っ込 んできて命 を落 とした。茜 や葵 くらいの頃 、暴 れてキッズチェアごと倒 れて怪我 したため、孫 を引 き取 ることになった母親 を不安 にさせている原因 に。松永 理沙 (まつなが りさ)耕 一 と政 二 の母親 。49歳 。耕 一 の結婚 と政 二 のK大 合格 を機 に2人 の父親 である夫 とは離婚 して息子 達 に呆 れられた。茜 と葵 の祖母 にあたるが、耕一 が失踪 した際 には仕事 で多忙 なことを理由 に茜 と葵 のことを気 に掛 けようとしなかった。- その
後 は仕事 で海外 に行 っており、双子 の養育 費 の援助 はしているらしい。 藤田 歩 実 (ふじた あゆみ)政 二 の元 カノ。政 二 とは大学 の同窓会 で出会 い付 き合 うようになったが、政二 が茜 と葵 を引 き取 ってからは疎遠 となってしまった。他 に好 きな人 ができたことを理由 に、後 ろ髪 をひかれつつも政 二 と別 れた。未練 を断 ち切 って恋人 との未来 を生 きようと決意 して政 二 に振 られるために、政 二 に復縁 を求 め正式 に政 二 と別 れた。竹川 希美子 (たけがわ きみこ)美咲 の母親 であり、茜 と葵 の母方 の祖母 。茜 と葵 を引 き取 ることを決 めつつも詩 春 の気持 ちを理解 し優 しく接 し、耕 一 と話 し合 って彼 を含 めて孫 達 と暮 らすことになった。竹川 優作 (たけがわ ゆうさく)希美子 の夫 にして美咲 の父親 であり、茜 と葵 の祖父 。政二 と詩 春 に会 うたびに、2人 の仲 をからかっている。陸 の茜 に対 するイジメは好 きな子 に嫌 がらせをしてしまう男児 特有 のモノだと看破 した。政二 が双子 に父親 のことを忘 れさせようとしていることを知 り、資格 の有無 は当人 達 が決 めることだと諭 した。小野寺 沙織 (おのでら さおり)美咲 の従姉妹 。政二 を見 て爽 やか系 の美形 であるため、身 だしなみを整 えるのだったと興奮 していた。美咲 らが交通 事故 にあった時 、茜 と葵 を見 ていられなかったことを後悔 し叔母 である希美子 に謝 った。小野寺 陸 (おのでら りく)沙織 の息子 で茜 と葵 の又 従兄 。もうすぐ6歳 。妹 ・実 捺が生 まれてから父親 の溺愛 っぷりが凄 くなったため、幼児 返 りしている。加 えて茜 のことが気 になり暴言 を吐 いたが、葵 に怒 られて謝 った。その後 、茜 と葵 と仲良 くなった。小野寺 実 捺(おのでら みお)沙織 の娘 で陸 の妹 。茜 と葵 の又 従妹 。もうすぐ11ヶ月 。まだ歩 けない。
ドラマCD
ノベライズ
- 『LOVE SO LIFE
桜 の花 の咲 く頃 に』 望月 柚 枝 著 花 とゆめCOMICSスペシャル花 とゆめノベルズより2015年 5月 20日 発売 。小説 オリジナルのストーリー。
書籍 情報
- こうち
楓 『LOVE SO LIFE』白泉社 〈花 とゆめコミックス〉全 17巻 - 2009
年 5月 19日 発売 ISBN 978-4-592-18734-9 - 2009
年 9月 18日 発売 ISBN 978-4-592-18735-6 - 2010
年 1月 19日 発売 ISBN 978-4-592-18736-3 - 2010
年 5月 19日 発売 ISBN 978-4-592-19234-3 - 2010
年 10月 19日 発売 ISBN 978-4-592-19235-0 - 2011
年 1月 19日 発売 ISBN 978-4-592-19236-7 - 2011
年 5月 19日 発売 ISBN 978-4-592-19237-4 - 2011
年 9月 20日 発売 ISBN 978-4-592-19238-1 - 2012
年 1月 20日 発売 ISBN 978-4-592-19239-8 - 2012
年 7月 20日 発売 ISBN 978-4-592-19240-4 - 2012
年 11月 20日 発売 ISBN 978-4-592-19241-1 - 2013
年 4月 19日 発売 ISBN 978-4-592-19242-8 - 2013
年 10月 18日 発売 ISBN 978-4-592-19243-5 - 2014
年 4月 18日 発売 ISBN 978-4-592-21394-9 - 2014
年 11月 20日 発売 ISBN 978-4-592-21395-6 - 2015
年 5月 20日 発売 ISBN 978-4-592-21396-3 - 2015
年 9月 18日 発売 ISBN 978-4-592-21397-0
- 2009
- こうち
楓 『LIFE SO HAPPY』白泉社 〈花 とゆめコミックス〉全 4巻 - 2016
年 12月 20日 発売 ISBN 978-4-592-21398-7 - 2017
年 10月 20日 発売 ISBN 978-4-592-21399-4 - 2019
年 4月 19日 発売 ISBN 978-4-592-19079-0 - 2023
年 6月 20日 発売 ISBN 978-4-592-21524-0
- 2016
脚注
- ^ a b “
学 ベビ×ラブソラ、白泉社 が癒 しのちびっこフェア開催 ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年 7月 24日 ) 2016年 3月 5日 閲覧 。 - ^
但 し、施設 での決 まりで18歳 までしかいられない。 - ^
作者 によれば本 作 のラスボス的 存在 であり、彼 が戻 って問題 が解決 すれば物語 の終息 は間近 とのことである。 - ^ a b “マリン・エンタテインメント
商品 検索 ”. マリン・エンタテインメント. 2010年 7月 14日 閲覧 。