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CHILL - Wikipedia

CHILL(チル、CCITT HIgh Level Language)は、しゅとして交換こうかん制御せいぎょプログラムの記述きじゅつもちいられる高水準こうすいじゅんプログラミング言語げんごである。

CHILL
パラダイム 手続てつづがた
登場とうじょう時期じき 1980ねん
設計せっけいしゃ CCITT
最新さいしんリリース 3.0?/ 2003ねん (21ねんまえ) (2003)
型付かたつ 静的せいてきつよ型付かたつ
方言ほうげん Object CHILL
影響えいきょうけた言語げんご COBOL, PL/1
プラットフォーム 交換こうかん
テンプレートを表示ひょうじ

言語げんご仕様しようとしてはAdaのサブセットとなっているが、Adaの制定せいてい時間じかんがかかったため、CHILLのほうさき制式せいしきされている。Adaとサブセットと観点かんてんえばModula-2似通にかよっているめんもあるが、CHILLがModula-2の影響えいきょうけているわけではない。多重たじゅう処理しょり記述きじゅつてきしたプロセス生成せいせい同期どうき通信つうしん排他はいた制御せいぎょ記述きじゅつするための並列へいれつ処理しょり機能きのうつ。だい規模きぼ開発かいはつのため、モジュールあいだでの広域こういき変数へんすう関数かんすうのアクセス制御せいぎょこまかく設定せっていできるのもAdaゆずりである。並列へいれつ処理しょり機能きのうくわえて、周期しゅうき処理しょり時間じかん依存いぞん処理しょりのようなじつ時間じかん制御せいぎょ機能きのうをサポートしていることも特徴とくちょうである。

ITUは標準ひょうじゅんのCHILLコンパイラ提供ていきょうしている。フリーのCHILLコンパイラとしては、GCCにバージョン2.95まではバンドルされていたが、それ以降いこうのバージョンでは削除さくじょされた。また、Object CHILLとばれるオブジェクト指向しこうのバージョンも開発かいはつされた[1]

最初さいしょ仕様しようしょは1980ねん出版しゅっぱんされた。国際こくさい規格きかくとしては、ITU-TきゅうCCITT)勧告かんこくZ.200として発行はっこうされており、これに相当そうとうするISO規格きかくはISO/IEC 9496:2003である(両者りょうしゃ文章ぶんしょうおなじである)。ITU-T勧告かんこくZ.200の最終さいしゅうばんは1999ねんまつであり、以降いこう、ITU-Tはどう規格きかく管理かんり中止ちゅうししている。日本にっぽんでは、保守ほしゅ作業さぎょうへのみ利用りようされているとみなされており、2006ねん10がつ現在げんざいJIS制定せいてい見送みおくられている。

CHILLはアルカテル System 12やシーメンスEWSD英語えいごばんなどのシステムで使用しようされていた。

関連かんれん項目こうもく

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その交換こうかんけプログラミング言語げんご

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Jürgen F. H. Winkler; Georg Dießl (1992). "Object CHILL—an object oriented language for systems implementation". Proceedings of the 1992 ACM annual conference on Communications. Kansas City, Missouri, USA: Association for Computing Machinery. pp. 139–147. doi:10.1145/131214.131232. ISBN 0-89791-472-4. 2008ねん12月30にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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