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囲碁いご

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ゲーム > 囲碁いご
碁盤ごばん碁石ごいし

はじめに

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囲碁いごとは、ボードゲームの1つで、相手あいていしこと出来でき陣地じんちりゲームである。対戦たいせんたて9れつよこ9ぎょうまたはたて18れつよこ18ぎょう碁盤ごばんおこなう。
おな碁盤ごばん碁石ごいし使つかうゲーム「連珠れんじゅ(五目並ごもくならべともわれる)」とは区別くべつされる。

囲碁いご連珠れんじゅちが

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連珠れんじゅは、みずからのじんきそうのではなく、縦横じゅうおうななめのいずれかにおなしょくもくそろえばちというゲームである。 連珠れんじゅ五目並ごもくならべについては勝敗しょうはいかたにははないが、先手せんて有利ゆうり五目並ごもくならべにたいして、先手せんて途中とちゅうばんばさなければいけないというルールがあるのが連珠れんじゅである。 以下いかは、囲碁いごについて記述きじゅつする。

囲碁いご戦略せんりゃくについて

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いしるということ

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たとえば、相手あいての5いしれば、5もく陣地じんちと5のアゲハマを獲得かくとくすることになり、たんに5もく陣地じんちかこうのにくらべれば2ばいのポイントをかせげる。また盤上ばんじょうから相手あいていしのぞく(もしくはその効力こうりょくをなくす)ことによって自分じぶんいしられづらくなり、より戦略せんりゃくてき優位ゆういになり、3ばいばい効果こうかられる。また、相手あいて自分じぶんいしらせるのは損失そんしつおおきいため、囲碁いごにおいては相手あいていしらせないこと非常ひじょう重要じゅうようである。

とはいえ、1られたからもうけ、というものでもなく、そのあたりは囲碁いご奥深おくふかさともえる。

また、囲碁いごいしというものは注意ちゅういしていれば、そう簡単かんたんものでもなく、初心者しょしんしゃのうちは、無理矢理むりやりりにってかえって反撃はんげきによってられてしまうケースのほうがかなりおおい。

根拠こんきょという概念がいねん

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囲碁いごにおいては一般いっぱんにスミやあたりからいしはじめられる。それは、スミやあたり根拠こんきょやすいからである。 根拠こんきょとは、いしきるためのひとつの方策ほうさくもしくは準備じゅんび段階だんかいのことである。いし根拠こんきょつことによって、より自分じぶんいしられづらくなり段階だんかいへとすすみやすくなる。

めるという概念がいねん

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またぎゃくに、相手あいていし根拠こんきょうばうというのも囲碁いごにおいてはよくもちいられる戦略せんりゃくの1つである。相手あいていし根拠こんきょうばうことによって、相手あいてきるためのをたくさんたせることが出来できる。一般いっぱんに、たんきたりげたりする陣地じんち形成けいせいねることがむずかしく、一方いっぽう根拠こんきょうばったり相手あいていしげさせたりする陣地じんち形成けいせいねる可能かのうせいおおきい。このように相手あいてよわいしはたらきかけるのことをめるという。

連絡れんらく切断せつだん

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すすめていくと「いしすうおおいし集団しゅうだん」と「いしすうすくないいし集団しゅうだん」が出来できてくる。一般いっぱんいしすうおお集団しゅうだんられづらく、いしすうすくない集団しゅうだんられる危険きけんせいたかくなる。られてしまう心配しんぱいにまでおよぶのは戦略せんりゃくてきはばせばめてしまうのでけるべき事態じたいである。そこで、いしすうすくない集団しゅうだんは、集団しゅうだんとつながることによってよりおおきな集団しゅうだんとするべきである。これを連絡れんらく確実かくじつ局面きょくめん優位ゆういにする方策ほうさくである。

ぎゃく一見いっけん連絡れんらくしているようにえるいしでも、これをっていけば、相手あいていしを「いしすうすくない集団しゅうだん」にすることが出来でき場面ばめんがあるかもしれない。これを切断せつだんび、囲碁いごではよく使つかわれるめの手法しゅほうの1つである。場合ばあいによっては、切断せつだん成功せいこうすれば、相手あいてよわいしふたつことになり、その両方りょうほう手数てかずをかけなければならず、どちらか一方いっぽうんでしまう公算こうさん非常ひじょうたかくなる。

囲碁いごかんがかた

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おおきいちいさい

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囲碁いごには「効率こうりつ」と「効率こうりつわる」がある。アキ三角さんかくなどは効率こうりつわる代表だいひょうかくとされる。

また、それとはべつに「おおきいちいさい」をろんじることがある。囲碁いごにおけるすべてのは、どれくらいの価値かちがあるのかということ仮想かそうてき数字すうじえることが出来できるとかんがえられる。ただし、序盤じょばんのようにいろいろしゅかんがえられる局面きょくめんや、中盤ちゅうばんせんのような複雑ふくざつ局面きょくめんではまさしく数値すうちすることは当然とうぜんながら困難こんなんである。ただ、その結果けっかによって「だいたいこのくらい」という価値かちすことになる。

一般いっぱんに、序盤じょばんでは、直接ちょくせつ数値すうちするのが困難こんなんであることからいちについては戦略せんりゃくせい効率こうりつしをろんじ、終盤しゅうばん具体ぐたいてき数字すうじえるあたりからおおきいちいさいろんじることになる。

序盤じょばんかんがかた

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囲碁いご序盤じょばんは、常識じょうしきてきっていれば最善さいぜんしゅかぎりなくちかいとされる。ただし、定石じょうせき布石ふせき時代じだいごとに変化へんかかえ進化しんかつづけている。また、定石じょうせきをそのままったからといって最善さいぜんというわけでもなく、布石ふせき見合みあった定石じょうせき要求ようきゅうされる。

また序盤じょばんにおいては新手あらて趣向しゅこうがよくためされる。自分じぶんきなかたちであればそのぶんだけ優位ゆういになる可能かのうせいがわずかながらにあるからではないかとおもわれる。また、囲碁いごいちきょくながく、序盤じょばんだけで勝負しょうぶがつくことはまれであることから新手あらて趣向しゅこうあらわれやすい。

形勢けいせい

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中盤ちゅうばんになってくると、しろちやすいのかくろちやすいのかという形勢けいせいろんじられるようになる。もし形勢けいせいかたむいていれば、形勢けいせいわるいほうは勝負しょうぶしゅたなければならない。

また、この形勢けいせいとはべつに「地合じあいのバランス」というものもろんじられる。たとえば、しろ模様もようくろ模様もようあいだ仮想かそうせんいて、もしくろ模様もようのほうがおおきければ、しろは、模様もようがそのままにならないようにもしくはらしかなければならない。またたとえ相手あいて模様もようのほうがおおきかったとしても、そのがわずかならば、しやらしは危険きけん行為こうい自重じちょうし、だまって相手あいてのミスをつという戦略せんりゃくもありうる。

はいというかんがかた

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人間にんげんはすべてを完璧かんぺきちこなすことが出来できない。プロであったとしてもかなら間違まちがいをおかす。このあいだちがったしつぶ。また直接ちょくせつけにつながるようなしつはいぶ。

中盤ちゅうばんせんいち価値かち数値すうち不可能ふかのうであるが、終盤しゅうばんせん数値すうち最善さいぜんしゅ特定とくてい結構けっこう問題もんだいなく出来できるので、はい特定とくていはほぼすべての対局たいきょく可能かのうである。

英語えいごばん解説かいせつ

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導入どうにゅう

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  1. en:Go/About this book
  2. en:Go/Why should I learn to play Go?
  3. en:Go/Philosophical Beginnings
  4. en:Go/How to Learn
  5. en:Go/History

初心者しょしんしゃ

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  1. en:Go/What you need to play
  2. en:Go/Lesson 1: Step-By-Step Guide to Playing
  3. en:Go/Lesson 2: Basic Rules and Foundational concepts
  4. en:Go/Lesson 3: Basic Capturing Techniques
  5. en:Go/Lesson 4: Life and Death
  6. en:Go/Strategy

初級しょきゅうしゃ

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  1. en:Go/Lesson 3: Fuseki
  2. en:Go/Lesson 4: Joseki
  3. en:Go/Intermediate strategy

上級じょうきゅうしゃ

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  1. en:Go/Advanced strategy

その

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  1. en:Go/Glossary of terms
  2. en:Go/Resources
  3. en:Go/Contributors e.g. authors and editors

関連かんれん項目こうもく

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