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'''臣智'''（しんち、{{Lang-ko|신지}}）は、[[三韓]]の官名である。三韓国内の諸小国の政治的支配者のなかで最も勢力の強い[[首長]]の称号である<ref name="韓国民族文化大百科事典">{{Cite news|author=|url=http://encykorea.aks.ac.kr/Contents/SearchNavi?keyword=%EC%8B%A0%EC%A7%80&ridx=1&tot=46671|title=신지 臣智|newspaper=[[韓国民族文化大百科事典]]|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220402162943/http://encykorea.aks.ac.kr/Contents/SearchNavi?keyword=%EC%8B%A0%EC%A7%80&ridx=1&tot=46671|archivedate=2022-04-02}}</ref>。 |
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'''臣智'''（しんち、{{Lang-ko|신지}}）は、[[三韓]]の官名である。秦支または、踧支とも呼ばれた。『[[魏志]]』の弁辰條によれば「各有渠帥 大者名臣智 其次有儉側 次有樊濊 次有殺奚 次有邑借」と書かれていて、三韓国内の諸小国の政治的支配者の称号の一つである<ref name="韓国民族文化大百科事典">{{Cite news|author=|url=http://encykorea.aks.ac.kr/Contents/SearchNavi?keyword=%EC%8B%A0%EC%A7%80&ridx=1&tot=46671|title=신지 臣智|newspaper=[[韓国民族文化大百科事典]]|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220402162943/http://encykorea.aks.ac.kr/Contents/SearchNavi?keyword=%EC%8B%A0%EC%A7%80&ridx=1&tot=46671|archivedate=2022-04-02}}</ref><ref name="名前なし-pawf-1">韓国朝鮮の歴史と文化: 古代から現代まで、須川 英徳 </ref>。臣は秦、辰と共通する音であり、智は治、知と同じように首長または族長を意味する「チ」という土着語を漢字に書き換えたものである<ref name="韓国民族文化大百科事典">{{Cite news|author=|url=http://encykorea.aks.ac.kr/Contents/SearchNavi?keyword=%EC%8B%A0%EC%A7%80&ridx=1&tot=46671|title=신지 臣智|newspaper=[[韓国民族文化大百科事典]]|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220402162943/http://encykorea.aks.ac.kr/Contents/SearchNavi?keyword=%EC%8B%A0%EC%A7%80&ridx=1&tot=46671|archivedate=2022-04-02}}</ref>。 |
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== 概要 == |
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[[馬韓]]、[[弁韓]]、[[辰韓]]の国内は諸小国に分立していたが、それぞれの諸小国には[[首長]]がおり、大きな首長を臣智といい、それに次ぐものを[[邑借]]（ゆうしゃく）と呼んだが、臣智とは「臣たるもの」の謂であり、[[皇帝 (中国)|中国皇帝]]に対する[[封建制|臣下]]のことであり、それを諸小国の首長の立場から表現したものである<ref>{{Cite book|和書|author=李成市|authorlink=李成市|date=1998-03-25|title=古代東アジアの民族と国家|series=|publisher=[[岩波書店]]|isbn=978-4000029032|page=18}}</ref>。 |
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[[馬韓]]、[[弁韓]]、[[辰韓]]の国内は諸小国に分立していたが、それぞれの諸小国には[[首長]]がおり、大きな首長を臣智または踧支といい、それに次ぐものを[[邑借]]（ゆうしゃく）と呼んだ<ref>{{Cite book|和書|author=李成市|authorlink=李成市|date=1998-03-25|title=古代東アジアの民族と国家|series=|publisher=[[岩波書店]]|isbn=978-4000029032|page=18}}</ref><ref name="名前なし-pawf-1"/>。 |
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臣智は[[國邑]]（{{Lang-ko|국읍}}）に居住し、[[漢四郡|中国の郡県]]との[[交易]]を管理し、支配下の小規模集団を統括する政治的支配権をもっていた<ref name="韓国民族文化大百科事典"/>。 |
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臣智は[[國邑]]（{{Lang-ko|국읍}}）に居住し、支配下の小規模集団を統括する政治的支配権をもっていた<ref name="韓国民族文化大百科事典"/>。 |
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== 関連項目 == |
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* [[蘇那曷叱知]] |
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== 脚注 == |
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2024年3月16日 (土) 21:44時点における最新版
臣智（しんち、朝鮮語: 신지）は、三韓の官名である。秦支または、踧支とも呼ばれた。『魏志』の弁辰條によれば「各有渠帥 大者名臣智 其次有儉側 次有樊濊 次有殺奚 次有邑借」と書かれていて、三韓国内の諸小国の政治的支配者の称号の一つである[1][2]。臣は秦、辰と共通する音であり、智は治、知と同じように首長または族長を意味する「チ」という土着語を漢字に書き換えたものである[1]。
馬韓、弁韓、辰韓の国内は諸小国に分立していたが、それぞれの諸小国には首長がおり、大きな首長を臣智または踧支といい、それに次ぐものを邑借（ゆうしゃく）と呼んだ[3][2]。
臣智は國邑（朝鮮語: 국읍）に居住し、支配下の小規模集団を統括する政治的支配権をもっていた[1]。
