臣智

臣しん智さとし（しんち、朝鮮ちょうせん語ご: 신지）は、三さん韓かんの官かん名めいである。三さん韓国かんこく内ないの諸しょ小国しょうこくの政治せいじ的てき支配しはい者しゃのなかで最もっとも勢力せいりょくの強つよい首長しゅちょうの称号しょうごうである。

概要がいよう

馬うま韓かん、弁わきまえ韓かん、辰たつ韓かんの国内こくないは諸しょ小国しょうこくに分立ぶんりつしていたが、それぞれの諸しょ小国しょうこくには首長しゅちょうがおり、大おおきな首長しゅちょうを臣しん智さとしといい、それに次つぐものを邑借（ゆうしゃく）と呼よんだが、臣しん智さとしとは「臣しんたるもの」の謂いいであり、中国ちゅうごく皇帝こうていに対たいする臣下しんかのことであり、それを諸しょ小国しょうこくの首長しゅちょうの立場たちばから表現ひょうげんしたものである。

臣しん智さとしは國くに邑（朝鮮ちょうせん語ご: 국읍）に居住きょじゅうし、中国ちゅうごくの郡ぐん県けんとの交易こうえきを管理かんりし、支配しはい下かの小規模しょうきぼ集団しゅうだんを統括とうかつする政治せいじ的てき支配しはい権けんをもっていた。