第だい140師団しだん (日本にっぽん軍ぐん)

第だい140師団しだん（だいひゃくよんじゅうしだん）は、大日本帝国だいにっぽんていこく陸軍りくぐんの師団しだん、太平洋戦争たいへいようせんそうの末期まっきに本土ほんど決戦けっせん準備じゅんびのため急造きゅうぞうされた54個こ師団しだんの一ひとつ。第だい140師団しだんは昭和しょうわ20年ねん（1945年ねん）2月がつに本土ほんど決戦けっせん準備じゅんび第だい一いち次じ兵備へいびとして編成へんせいされた「沿岸えんがん配備はいび師団しだん」である。四よん個こ歩兵ほへい連隊れんたいを置おくが火力かりょくは少すくなく機動きどう性せいに乏とぼしく、敵てき上陸じょうりくの際さいなるべくこれを拘束こうそくし主力しゅりょく部隊ぶたいの攻撃こうげきを容易よういにする任務にんむを持もち、俗ぞくに「はりつけ師団しだん」あるいは「かかし兵団へいだん」といわれた。

師団しだん概要がいよう

• 通称つうしょう号ごう：護まもる東ひがし兵団へいだん
• 編成へんせい時期じき：昭和しょうわ20年ねん（1945年ねん）2月がつ28日にち
• 編成へんせい地ち：東京とうきょう
• 補充ほじゅう担任たんにん：東京とうきょう師し管区かんく
• 最終さいしゅう位置いち：神奈川かながわ県けん鎌倉かまくら
• 最終さいしゅう上級じょうきゅう部隊ぶたい：第だい53軍ぐん

師団しだん長ちょう

• 物もの部長ぶちょう鉾ぼこ 中将ちゅうじょう：昭和しょうわ20年ねん（1945年ねん）4月がつ1日にち - 終戦しゅうせん

隷下れいか部隊ぶたい

• 歩兵ほへい第だい401連隊れんたい（東京とうきょう）：平沢ひらさわ喜一きいち大佐たいさ
• 歩兵ほへい第だい402連隊れんたい（甲府こうふ）：鈴木すずき薫かおる二に大佐たいさ
• 歩兵ほへい第だい403連隊れんたい（佐倉さくら）：菅原すがわら甚吉中佐ちゅうさ
• 歩兵ほへい第だい404連隊れんたい（溝ノ口みぞのくち）：立花たちばな啓一けいいち大佐たいさ
• 第だい140師団しだん砲ほう兵隊へいたい
• 第だい140師団しだん速射そくしゃ砲ほう隊たい
• 第だい140師団しだん輜重しちょう隊たい
• 第だい140師団しだん通信つうしん隊たい
• 第だい140師団しだん兵器へいき勤務きんむ隊たい
• 第だい140師団しだん野戦やせん病院びょういん