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特撮映画(とくさつえいが)は、特撮(特殊撮影)を主眼にした映画のこと。ただ、この呼称は次第に使われなくなっている。現在、ほぼ全ての商業映画において映像素材に手が加えられており、こうした技術を前面に出した呼称で作品を売ることは少なくなっている。
日本の特撮映画は、円谷英二が創始したと見てよい。彼は第二次世界大戦前に映画界でカメラマンとして働いていたが、映画キングコングに出会い、同作に使用されている特殊撮影技術に興味を惹かれ、その研究に没頭した。戦時中はその経験を活かし、戦争映画とくに空戦ものを多数制作した。そのため彼は戦後に公職追放の処分を受けたが、公職追放が解けると映画ゴジラの制作に特撮監督として参加し、その後の特撮映画・怪獣映画の礎を築いた。
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