エルネスト・ソルベイ

Ernest Solvay (c1900)

エルネスト・ソルベー（Ernest Solvay, 1838年ねん4月がつ16日にち – 1922年ねん5月26日にち）はベルギーの化学かがく者しゃ、実業じつぎょう家か、慈善じぜん家かである。

彼かれは病気びょうきのため大学だいがくに行いくことができず、21歳さいの時とき、叔父おじの化学かがく工場こうじょうで働はたらき始はじめた。1861年ねんに無水むすい炭酸たんさんナトリウムの製造せいぞう法ほうを開発かいはつし、これはソルベー法ほうと呼よばれた。

1863年ねんに最初さいしょの工場こうじょうとしてソルベーを設立せつりつし、1872年ねんまでに製造せいぞう法ほうを完成かんせいさせ、特許とっきょを取得しゅとくした。ソルベー法ほうの工場こうじょうはイギリスやアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく、ドイツ、オーストリアに建設けんせつされた。今日きょうでも世界中せかいじゅうで約やく70の工場こうじょうが稼動かどう中ちゅうである。

この特許とっきょは彼かれに莫大ばくだいな利益りえきをもたらした。彼かれはそれを慈善じぜん事業じぎょうのために使つかい、ブリュッセル大学だいがくに物理ぶつりと化学かがくの国際こくさい的てきな研究所けんきゅうじょをはじめとして、社会しゃかい学がくの研究所けんきゅうじょも設立せつりつした。1903年ねんにはブリュッセル大学だいがくの一部いちぶとして、『ソルベービジネススクール』を設立せつりつした。

彼かれはベルギーの上院じょういん議員ぎいんを2回かい務つとめ、晩年ばんねんには国務大臣こくむだいじんにもなった。

1922年ねん、ベルギーのイクセルで死亡しぼうした。

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