過食かしょく

ビンジ・イーティング
概要がいよう
診療しんりょう科か	精神せいしん医学いがく、心身しんしん医学いがく
分類ぶんるいおよび外部がいぶ参照さんしょう情報じょうほう

過食かしょく（かしょく、Overeating、食たべ過すぎ）とは、臓器ぞうきが必要ひつようとする以上いじょうのエネルギーを、生物せいぶつが過度かどに摂取せっしゅすること。体重たいじゅう増加ぞうかや肥満ひまんをまねく。

またビンジ・イーティング（Binge eating）、ドカ食ぐい、むちゃ食ぐいとは無秩序むちつじょな摂食せっしょくパターンの一ひとつであり、コントロール不能ふのうな摂食せっしょくエピソードに特徴とくちょうづけられる。これは摂食せっしょく障害しょうがいで一般いっぱん的てきであり、それには神経しんけい性せい大食たいしょく症しょうとむちゃ食ぐい障害しょうがい（過食かしょく性せい障害しょうがい,ビンジ・イーティング障害しょうがい）が含ふくまれる。また、食物しょくもつを多おおく扱あつかうことから、キッチンイーターとも呼よばれる。ビンジ・イーティングにおいては、当人とうにんは限度げんどを超こえた量りょうの食物しょくもつを急速きゅうそくに消費しょうひする。ビンジ・イーティングの診断しんだんにおいてはセルフコントロール喪失そうしつ感かんが要素ようそとなる。

リスク

窒息ちっそくによって死しぬ場合ばあいもある。

栄養えいよう障害しょうがい - 一部いちぶの栄養素えいようそは摂取せっしゅ量りょうによっては害がいになる。

過食かしょく症しょう

→「神経しんけい性せい大食たいしょく症しょう」および「en:Polyphagia」も参照さんしょう

ストレスなどにより過食かしょくしてしまう症状しょうじょう。1959年ねん6月がつに Albert J. Stunkard 医学いがく博士はかせが著あらわした『Eating patterns and obesity』という論文ろんぶんが初はじめて報告ほうこくした。Polyphagiaもしくは hyperphagiaと呼よばれ、ICD-10分類ぶんるいではR63.2に分類ぶんるいされる。

食欲しょくよく亢進こうしんが見みられる原因げんいんとしては、ストレスのほか、糖尿とうにょう病びょう、バセドウ病びょう、クライン・レビン症候群しょうこうぐんなど他たの病気びょうきの症状しょうじょうとして現あらわれる場合ばあいがある。

関連かんれん項目こうもく

• 摂食せっしょく障害しょうがい
• アルコール乱用らんよう / 酒乱しゅらん
• 神経しんけい性せい大食たいしょく症しょう - 一気いっきに大量たいりょうのものを食たべ過食かしょく嘔吐おうとなどの代償だいしょう行為こういを伴ともなう摂食せっしょく障害しょうがい。
• むちゃ食ぐい障害しょうがい（過食かしょく性せい障害しょうがい）- 一気いっきに大量たいりょうのものを食たべるが代償だいしょう行為こういを伴ともなわない摂食せっしょく障害しょうがい。
• 拒こばめ食しょくの反動はんどう
• 食物しょくもつ依存いぞん症しょう
• 曲亭馬琴きょくていばきん - 江戸えど時代じだいの小説しょうせつ家か、日記にっきなども記しるしており、大だい食ぐい大会たいかいなどの記録きろくも残のこしている。