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栄養失調えいようしっちょう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
栄養えいよう障害しょうがいから転送てんそう
栄養失調えいようしっちょう
エチオピアさい南部なんぶのドーロ・アドにある国境こっきょうなき医師いしだん医療いりょうテントにいる栄養失調えいようしっちょう子供こども
概要がいよう
診療しんりょう 集中しゅうちゅう治療ちりょう医学いがく
症状しょうじょう 肉体にくたいてき精神せいしんてき成長せいちょうおくれ、エネルギーりょう低下ていか脱毛だつもうあし腹部ふくぶ[1][2]
原因げんいん 食事しょくじにおける栄養素えいようそ過多かたまたは不足ふそく吸収きゅうしゅう不良ふりょう[3][4]
危険きけん因子いんし 貧困ひんこん母乳ぼにゅう育児いくじ不能ふのう胃腸いちょうえん肺炎はいえん、マラリア、はしか[5]
予防よぼう 農業のうぎょう改善かいぜん貧困ひんこん削減さくげん衛生えいせい改善かいぜん女性じょせい地位ちい向上こうじょう[6][7]
治療ちりょう 栄養えいよう強化きょうかされた食事しょくじサプリメントすぐにべられる栄養えいよう補助ほじょ食品しょくひん根本こんぽんてき原因げんいん改善かいぜん[6][8][9]
頻度ひんど 世界せかい人口じんこうやく8.4%にあたる、6おく5030まんにん栄養失調えいようしっちょう(2019ねん)[10]
死亡しぼうすうりつ 栄養失調えいようしっちょうにより406,000にん(2015ねん)[11]
分類ぶんるいおよび外部がいぶ参照さんしょう情報じょうほう
Patient UK 栄養失調えいようしっちょう

栄養失調えいようしっちょう(えいようしっちょう)とは、偏食へんしょく食料しょくりょう不足ふそく、すなわち1つ以上いじょう重要じゅうよう栄養えいよう不足ふそくした食事しょくじ暴食ぼうしょく過剰かじょう栄養剤えいようざい摂取せっしゅ、もしくは疾病しっぺいによりこされる動物どうぶつ健康けんこう維持いじできない状態じょうたい一般いっぱんてき用語ようごである。栄養えいよう不良ふりょう(えいようふりょう)、栄養えいよう不足ふそく(えいようぶそく)(えい: Malnutrition)ともばれる。

動物どうぶつ従属じゅうぞく栄養えいよう生物せいぶつであって、なんらかのかたち生体せいたいがいからエネルギーさんせい必要ひつよう物質ぶっしつ摂取せっしゅせねばきられず、飢餓きが限度げんどえた場合ばあい餓死がしいたる。

植物しょくぶつ栄養えいよう欠乏症けつぼうしょう過剰かじょうしょう生理せいり障害しょうがい英語えいごばんにておこなう。

日本にっぽん学校がっこう教育きょういくほうでは、身体しんたい虚弱きょじゃく[12]ふくまれる。

要因よういん

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2020ねん世界せかい栄養失調えいようしっちょう人口じんこう割合わりあい出典しゅってん:世界せかい食糧しょくりょう計画けいかく
  < 2,5%
  < 5,0%
  5,0-14,9%
  15,0-24,9%
  25,0-34,9%
  > 35,0%
  データなし
飢餓きが状態じょうたいにあるおんな

栄養失調えいようしっちょう動物どうぶつは、食事しょくじ充分じゅうぶんなエネルギーや、必須ひっすアミノ酸あみのさんビタミン微量びりょう元素げんそ補給ほきゅうできていない。食事しょくじ不足ふそく栄養えいようかたよりなどで発生はっせいするが、なんらかの疾患しっかんによってきた栄養失調えいようしっちょうあくえきしつぶ。

栄養失調えいようしっちょうのうち、とくからだうごかすエネルギーが不足ふそくしている状態じょうたいてい栄養えいよう[13]一般いっぱんてきには飢餓きがばれる。2022ねん世界せかい人口じんこうやく80おくにん[14]たいして、やく7おく3,510まんにん栄養えいよう充分じゅうぶん摂取せっしゅできない飢餓きが状態じょうたいにある[15]

飢餓きが異常いじょう気象きしょう戦争せんそう災害さいがい、そして慢性まんせいてき貧困ひんこんによってきることがおお[16]、また歴史れきしてきには政治せいじ経済けいざい体制たいせい崩壊ほうかい場合ばあいにもおお発生はっせいした。世界せかい食糧しょくりょう生産せいさん自体じたいつね必要ひつようりょう上回うわまわっており、さらに20世紀せいき人口じんこう爆発ばくはつにおいても、みどり革命かくめいなどの食糧しょくりょう生産せいさん技術ぎじゅつ革新かくしんによって、1人ひとりあたりの食糧しょくりょう生産せいさんりょうはむしろおおきく増大ぞうだいした[17]が、飢餓きがは21世紀せいきにおいても消滅しょうめつしていない。また、最低限さいていげんのカロリーを確保かくほすることができ飢餓きがおちいっていない場合ばあいにおいても、必要ひつよう栄養素えいようそをすべて確保かくほした健康けんこうてき食事しょくじるにはさらに費用ひよう必要ひつようとなるため、栄養失調えいようしっちょうとなっているひとびとはおお[18]

現代げんだい社会しゃかいでは経済けいざいてき理由りゆう食料しょくりょう調達ちょうたつおこなえない状態じょうたい貧困ひんこん)、こばめしょくしょう摂食せっしょく障害しょうがい極端きょくたん偏食へんしょく自己流じこりゅう菜食さいしょく主義しゅぎ自己流じこりゅう制限せいげんしょくダイエットなどにともな発生はっせいする。とくに、高齢こうれいしゃ自己流じこりゅう制限せいげんしょくダイエットによる極端きょくたん偏食へんしょくともなうものは新型しんがた栄養失調えいようしっちょうばれることがある[19][20]。しかしながら、21世紀せいき現在げんざいにおいては先進せんしんこくでも、亜鉛あえん[21][22]てつ[22]ヨウもと、およびビタミンAビタミンBなどの欠乏症けつぼうしょうひろ一般いっぱんてき発生はっせいしており、公衆こうしゅう衛生えいせい問題もんだいとして認識にんしきされている。

分類ぶんるい

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欠乏症けつぼうしょう

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ある栄養素えいようそ不足ふそくしていることからこる医学いがくじょう問題もんだい一般いっぱんてき欠乏症けつぼうしょうばれる。栄養えいよう不良ふりょう一般いっぱんてき形態けいたいはタンパク・エネルギー栄養失調えいようしっちょう微量びりょう栄養素えいようそ栄養失調えいようしっちょうかれる。

タンパク質たんぱくしつ-エネルギー栄養えいよう障害しょうがい英語えいごばん
タンパク質たんぱくしつおよびエネルギー栄養失調えいようしっちょうは、身体しんたいのエネルギーとタンパク質たんぱくしつ不充分ふじゅうぶん利用りよう、または、摂取せっしゅ不足ふそく吸収きゅうしゅう不全ふぜんによる。タンパク質たんぱくしつとエネルギーの双方そうほう不足ふそくしている場合ばあいマラスムスタンパク質たんぱくしつのみが不足ふそくしている場合ばあいクワシオルコルとなる。
微量びりょう栄養素えいようそ栄養失調えいようしっちょう
微量びりょう栄養素えいようそ栄養失調えいようしっちょうは、自身じしん合成ごうせいすることが不可能ふかのう生命せいめい活動かつどう維持いじ少量しょうりょうながら必要ひつよう必須ひっす栄養素えいようそビタミン必須ひっす元素げんそアミノ酸あみのさん脂肪酸しぼうさん)などの不足ふそく原因げんいん発生はっせいする。これらの欠乏けつぼう様々さまざま疾患しっかんにつながり、身体しんたい正常せいじょう機能きのうそこなう。ビタミン欠乏症けつぼうしょうは、かつてビタミンがられていなかった時代じだいにおいては原因げんいん不明ふめいであり、ビタミンC欠乏症けつぼうしょう壊血病かいけつびょうのように航海こうかいちゅう船員せんいんおおくかかることでおそれられたり[23]ビタミンB1欠乏症けつぼうしょうである脚気かっけのように江戸えど時代じだいから明治めいじ時代じだいにかけての都市としにおいて猖獗しょうけつきわめたものもある[24]発展はってん途上とじょうこくにおいてはビタミンA欠乏けつぼう深刻しんこくである[25]。ビタミン欠乏症けつぼうしょうでは、ほかにビタミンD欠乏症けつぼうしょうであるくるびょうナイアシン(ビタミンB3)の欠乏症けつぼうしょうであるペラグラなども存在そんざいする。必須ひっす元素げんそ欠乏症けつぼうしょうとしてもっと一般いっぱんてきなものはてつ欠乏症けつぼうしょうであり、またヨウ欠乏症けつぼうしょう患者かんじゃ世界中せかいじゅうひろ分布ぶんぷしている[25]。このほか、亜鉛あえん欠乏症けつぼうしょうどう欠乏症けつぼうしょうなど、さまざまなミネラル欠乏症けつぼうしょう存在そんざいする。
新型しんがた栄養失調えいようしっちょう
たとえば、高齢こうれいしゃで1にちに3かい食事しょくじをしているが、そうカロリーや蛋白質たんぱくしつ摂取せっしゅりょう不足ふそく発生はっせいする[26]、これは経済けいざいてき理由りゆう買物かいもの難民なんみんもの弱者じゃくしゃ[27]や、サルコペニア要因よういんとの指摘してきされている[28]。また、「自己流じこりゅう制限せいげんしょくダイエット」などにともな発生はっせいする[29][22]
一覧いちらん

過剰かじょうしょう

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15世紀せいき医師いし毒性どくせいがくちちともばれるパラケルスス名言めいげんとして「すべてのものはどくであり、どくでないものなど存在そんざいしない。その服用ふくようりょうこそがどくであるか、そうでないかをめるのだ」は現代げんだいでも通用つうようする。通常つうじょう食事しょくじではきえなくとも、サプリメントの過剰かじょう摂取せっしゅなどによって、さまざまな中毒ちゅうどく症状しょうじょうこされる場合ばあいがある。

栄養えいよう過剰かじょうなかでもっとも一般いっぱんてきなものは肥満ひまんである。2016ねんには世界せかい人口じんこうの13%にたるやく6おく5000まんにん肥満ひまんとなっていた[31]肥満ひまん先進せんしんこく発展はってん途上とじょうこく双方そうほうにおいて深刻しんこくひろがりをせているが、先進せんしんこくにおいてはてい所得しょとくしゃそうが、発展はってん途上とじょうこくにおいてはこう所得しょとくしゃそう罹患りかんしやすい傾向けいこうられる[32]

ミネラルは、たがいに吸収きゅうしゅうはたらきに影響えいきょうあたうのでバランスのよい食事しょくじもとめられる[33]

栄養失調えいようしっちょうとなる疾病しっぺい

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疾病しっぺいによる栄養失調えいようしっちょうあくえきしつぶ。この症状しょうじょうは、悪性あくせい腫瘍しゅよう心不全しんふぜん慢性まんせいはい疾患しっかんリウマチ後天こうてんせい免疫めんえき不全ふぜん症候群しょうこうぐん炎症えんしょうせいちょう疾患しっかんなどの合併症がっぺいしょうとしてあらわれる[34]

悪性あくせい腫瘍しゅよう(がん、がん)や白血病はっけつびょうでよく発生はっせいする。悪性あくせい腫瘍しゅよう末期まっきにおける、炭水化物たんすいかぶつタンパク質たんぱくしつ代謝たいしゃ変化へんかなどを原因げんいんとするあくえきしつがんあくえきしつぶ。下垂かすいたい性悪しょうわるえきしつ下垂かすいたい広範こうはん破壊はかい原因げんいんとするあくえきしつせい疾患しっかんであり、体重たいじゅう減少げんしょうていタンパクしょう脱毛だつもう粘液ねんえき水腫すいしゅ臓器ぞうき萎縮いしゅくなどがみとめられる。

あくえきしつ顕著けんちょ臨床りんしょうてき特徴とくちょうは、成人せいじん場合ばあい体重たいじゅう減少げんしょう体液たいえき貯留ちょりゅう補正ほせい)、小児しょうに場合ばあい成長せいちょう障害しょうがい内分泌ないぶんぴつ疾患しっかんのぞく)である (Washington definition)。

がん細胞さいぼう増殖ぞうしょくするとミトコンドリアこうてき代謝たいしゃ機能きのう不全ふぜんとなって嫌気いやけてきかいとう亢進こうしんし(「ワールブルク効果こうか」を参照さんしょう)、さんされた多量たりょう乳酸にゅうさん肝臓かんぞうにてコリ回路かいろつうじて多量たりょうATP消費しょうひしたのちとう新生しんせいによりグルコース再生さいせいされる一連いちれん工程こうてい大量たいりょうのグルコースとエネルギーが効率こうりつ消費しょうひされることになる。このような機構きこうから、あくえきしつしょ症状しょうじょうてい栄養えいよう古典こてんてき説明せつめいされている。

がんあくえきしつしょう細胞さいぼうせい肺癌はいがん膵臓すいぞうがん消化しょうかがん胃癌いがん大腸だいちょうがん)のほか、転移てんいすすんだ悪性あくせい腫瘍しゅようきやすい。筋肉きんにく皮下脂肪ひかしぼうり、「がんにかかるとせる」という状態じょうたいこす。こうがんざいきにくくなるほか、とこずれがきやすくなったり、体力たいりょくちて歩行ほこう入浴にゅうよく排泄はいせつなどを自力じりきでしにくくなったりして生活せいかつしつ(QOL)の低下ていかまねく。

従来じゅうらい栄養えいよう療法りょうほうステロイド漢方薬かんぽうやくなどの薬物やくぶつ療法りょうほうもちいられた。2021ねん1がつ日本にっぽんはじめて承認しょうにんされた治療ちりょうやく(アナモレリン塩酸えんさんしお)は視床ししょう下部かぶ作用さようして食欲しょくよくを、下垂かすいたい作用さようして成長せいちょうホルモン分泌ぶんぴつうなが効果こうかがあるとされるが、リハビリテーションとの併用へいよう必要ひつようという指摘してきもある。

理化学研究所りかがくけんきゅうしょのショウジョウバエをもちいた実験じっけんによれば、がんによる全身ぜんしん症状しょうじょう発症はっしょうには,がん細胞さいぼう分泌ぶんぴつする蛋白質たんぱくしつ「ネトリン」の関与かんよ示唆しさされた。

栄養失調えいようしっちょうともな疾病しっぺい症状しょうじょう

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飢餓きが浮腫ふしゅ

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血液けつえきちゅうアルブミンなどのおおくのタンパク質たんぱくしつみずをひきつける浸透しんとうあつ作用さようっている。この場合ばあい浸透しんとうあつ膠質こうしつ浸透しんとうあつばれている。ヒトでは血漿けっしょうのタンパク濃度のうどが7.3 (g/dl)前後ぜんこうであるのにたいして、あいだしつえきなかのそれは2 (g/dl)から3 (g/dl)程度ていどである。このとき血漿けっしょう膠質こうしつ浸透しんとうあつやく28 mmHgであり、あいだしつえきのそれはやく8 mmHgである。この濃度のうどからしょうじる膠質こうしつ浸透しんとうあつ較差かくさによって循環じゅんかん血液けつえきりょうあいだしつえきりょうたもたれている。しかし、タンパク質たんぱくしつ不足ふそくによるていアルブミンしょうではこの膠質こうしつ浸透しんとうあつ低下ていかするため、循環じゅんかん血漿けっしょうりょう維持いじできずにあいだしつ水分すいぶん流出りゅうしゅつ濾出)してしまう。これがむくみである浮腫ふしゅ腹部ふくぶ場合ばあい腹水ふくすい貯留ちょりゅう)の原因げんいんとなっている。貧困ひんこん地域ちいき栄養失調えいようしっちょう極度きょくどほそ手足てあしはんしてふくらんでいる腹部ふくぶ姿すがたしめすのは、このタンパク質たんぱくしつ不足ふそく起因きいんする浮腫ふしゅによるものである。医学いがくてきに「飢餓きが浮腫ふしゅ」とばれている。

リフィーディング症候群しょうこうぐん

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長期ちょうき飢餓きが状態じょうたいからきゅう大量たいりょう食事しょくじをしたさいきるしょ症状しょうじょうをまとめてリフィーディング症候群しょうこうぐんぶ。食料しょくりょうあたえてから4にち以内いない発生はっせいし、痙攣けいれん心不全しんふぜん呼吸こきゅう不全ふぜんていリンしょう血糖けっとう・ビタミン・ミネラルの異常いじょう消化しょうか異常いじょう意識いしき障害しょうがいなどが報告ほうこくされ、死亡しぼうれいもある[35]

発症はっしょうメカニズムは以下いかのとおりである。まず飢餓きが状態じょうたいでは、ミネラルやビタミンなどが不足ふそくしながらも、体内たいないのたんぱくしつ異化いか脂肪しぼう分解ぶんかい対応たいおうしている。このとき大量たいりょう食事しょくじをしてしまうと血糖けっとう制御せいぎょするインスリン過剰かじょう分泌ぶんぴつされ、急速きゅうそくATP産出さんしゅつタンパク質たんぱくしつ合成ごうせいはじまる。その活動かつどうによって、飢餓きがによって不足ふそくしていたリンが過剰かじょう消費しょうひされ、さらにリン・カリウム・マグネシウムが細胞さいぼうない移動いどうし、これらミネラル栄養素えいようそ不足ふそくでリン欠乏症けつぼうしょう・カリウム欠乏症けつぼうしょう・マグネシウム欠乏症けつぼうしょう発症はっしょうする。また、とうしつ代謝たいしゃかかわるビタミンB1も欠乏けつぼうこす[36]

動物どうぶつ栄養失調えいようしっちょうれい

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  • 奈良なら鹿しか - 鹿しかせんべいあたつづけられた結果けっか、ミネラルなどの栄養えいよう不足ふそく体格たいかく小型こがたになっている[37][38]。また、農業のうぎょう被害ひがいして人間にんげんそだてる野菜やさいあじった個体こたいとう特別とくべつしがらみぬまでわれることとなっているが、2023ねん10がつ獣医じゅういによって特別とくべつしがらみわれた鹿しか栄養失調えいようしっちょう指摘してきされた[39]
  • ホッキョクグマは、北極ほっきょくかいこおり時期じき食料しょくりょうて、それ以外いがい時期じき食料しょくりょうられない時期じきになるが、温暖おんだんにより狩猟しゅりょう時期じきり・絶食ぜっしょくになる期間きかんながくなっており、2006ねん絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅ指定していされた。それ以外いがいにも気候きこう変動へんどうによっておおくの動物どうぶつ絶滅ぜつめつ危機ききにあると指摘してきされている[40][41]
家畜かちく
人間にんげんわれている動物どうぶつは、人間にんげん栄養えいよう管理かんりしなければならない。そのため、出産しゅっさん牛乳ぎゅうにゅうなどのちち生産せいさんしているなどの各種かくしゅタイミングで十分じゅうぶん栄養えいようととのえる必要ひつようがある。
  • インディアンイエローという顔料がんりょうつくさいに、マンゴーのだけをべさせ栄養失調えいようしっちょうこさせた雌牛めうし尿にょう利用りようする。この雌牛めうし短命たんめいとなる。
  • フォアグラ - ガチョウやアヒルに沢山たくさんえさあたえることにより、肥大ひだいした肝臓かんぞう
  • いぬ亜鉛あえん反応はんのうせい皮膚ひふしょう - 亜鉛あえん吸収きゅうしゅうわるかったり、栄養えいようかたよりであか湿疹しっしんができたり、つやくなる病気びょうき
  • 毛皮けがわをとるためにわれていたきつねに、さかなあたえていたところチアミナーゼ起因きいんするビタミンB1欠乏症けつぼうしょうとなった[42]。また、同様どうよう理由りゆうなま魚介ぎょかいるい(イカなど)をあたえられたねこなどもビタミンB1欠乏症けつぼうしょうまね[43]
  • 動物どうぶつによって体内たいない合成ごうせいできるアミノ酸あみのさんことなり、生産せいさんできないアミノ酸あみのさん必須ひっすアミノ酸あみのさんとして摂取せっしゅする必要ひつようがある。ねこいぬは、体内たいない必要ひつようりょうのタウリンが合成ごうせいできないため、タウリン欠乏症けつぼうしょうとなるとびょうしん疾患しっかんこしやすい[43]。また、ねこにはアミノ酸あみのさんアルギニンつね必要ひつよう不足ふそくした場合ばあいこうアンモニアしょう英語えいごばんこして数時間すうじかん死亡しぼうする場合ばあいがある[44]
  • 産褥さんじょく麻痺まひ - 乳牛にゅうぎゅう動物どうぶつにもられる分娩ぶんべんせいていカルシウムしょうていリンしょう
  • うし場合ばあい
    • しお欠乏症けつぼうしょう - ちちりょうおおうし場合ばあいは、突然とつぜん虚脱きょだつ状態じょうたいになり死亡しぼうする場合ばあいもある。やせはつごうになり、光沢こうたくがなくなり、体重たいじゅうちちりょう減少げんしょうがみられる[45]
    • しお以外いがいにも、貧血ひんけつこすてつやコバルトのほか、リン、カルシウムなど人間にんげん同様どうよう必須ひっす栄養素えいようそすくなくなると栄養失調えいようしっちょうこす[45]

疫学えきがく

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2002ねんにおける10まんにんあたりの栄養失調えいようしっちょうにおいての障害しょうがい調整ちょうせい生命せいめいねん。この栄養失調えいようしっちょうには、タンパク質たんぱくしつ・エネルギー栄養失調えいようしっちょうヨード欠乏症けつぼうしょうビタミンA欠乏症けつぼうしょうてつ欠乏けつぼうせい貧血ひんけつふくまれる[46]

世界せかい飢餓きが指数しすう (GHI)は、多元的たげんてき統計とうけいにより国家こっか飢餓きが状態じょうたいしめすために使用しようされる。GHIは世界せかいてき飢餓きがたいするたたかいの進捗しんちょく失敗しっぱい状況じょうきょうはかるものである。[47]。GHIはとしいち更新こうしんされる。2015ねん報告ほうこくのデータは、2000ねんくらべて飢餓きが状態じょうたいにある人々ひとびとがが27%減少げんしょうしたことをしめしているものの、いまだ52カ国かこく深刻しんこく飢餓きがレベル、あるいは警戒けいかいレベルにとどまっている。GHIは最新さいしん飢餓きがおよび食料しょくりょう安全あんぜん保障ほしょうくわえて、毎年まいとし特別とくべつなトピックもげており、2015ねん報告ほうこくにおいては紛争ふんそう食糧しょくりょう安全あんぜん保障ほしょうかんする記事きじふくまれている。[48]

飢餓きが人口じんこう

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国際こくさい連合れんごうは、2023ねんには世界せかいてい栄養えいようしゃやく7おく3,340まんにんいたと推定すいていした[49][50]。この人口じんこう国連こくれんの「てい栄養えいようしゃ」の定義ていぎによるため、カロリー不足ふそく状態じょうたい人口じんこうし、微量びりょう元素げんそ不足ふそく人口じんこうかならずしもふくまれていないことに注意ちゅうい必要ひつようである。

また、2019ねんコロナウイルス感染かんせんしょう流行りゅうこうによる経済けいざい悪化あっか流通りゅうつう制限せいげんロシアのウクライナ侵攻しんこうによるロシア海軍かいぐん艦隊かんたいによる黒海こっかい海上かいじょう封鎖ふうさみなと閉鎖へいさされたことでしょうじた食料しょくりょう供給きょうきゅう減少げんしょうによる穀物こくもつ価格かかく高騰こうとうにより、2020ねんから2021ねんあいだ増加ぞうかし、2023ねん時点じてん流行りゅうこうまえ基準きじゅん(2019ねん人口じんこうやく5おく8,130まんにん割合わりあいやく7.5%)にもどっていない[51][52][53][54]。なお、後者こうしゃ要因よういんについては、ウクライナ輸出ゆしゅつルートにあたる黒海こっかい西側にしがわでの防衛ぼうえい強化きょうかにより、2023ねん12月には穀物こくもつなどの輸出ゆしゅつりょう侵攻しんこうまえ基準きじゅん回復かいふくしつつある。ただし、輸出ゆしゅつやく40%を紅海こうかい経由けいゆしてアジア輸出ゆしゅつしており、輸出ゆしゅつする途中とちゅうイエメンはん政府せいふ勢力せいりょくフーシ船舶せんぱくへの攻撃こうげきおこなっており、安定あんていてき供給きょうきゅう懸念けねんしょうじている[55]

世界せかい農業のうぎょう従事じゅうじしゃたちは世界せかい人口じんこうやく1.5ばいにあたる120おくにんやしなうに食糧しょくりょう生産せいさんしているにもかかわらず、栄養えいよう不良ふりょう発生はっせいした[56]

日本にっぽんにおいて、2021ねんから2023ねんの3カ年かねん平均へいきんてい栄養えいようしゃすう割合わりあいやく3.4%であり、人口じんこうやく420まんにん存在そんざいしていたと推計すいけいされている。また、2000ねん以降いこう傾向けいこうとして、通常つうじょうは2.5%未満みまんであるが、リーマンショックによる金融きんゆう危機きき2019ねんコロナウイルス感染かんせんしょう流行りゅうこうしたさいは、2.5%以上いじょうになることがあり、G7加盟かめいこくでこの傾向けいこうにあるのは日本にっぽんだけである。また、2022ねんにおいては2000ねん以降いこう最多さいた記録きろくしている[49]ただし、2019ねんコロナウイルス感染かんせんしょう流行りゅうこうによって2.5%以上いじょうへとしょうじた原因げんいんは、2019ねんコロナウイルス感染かんせんしょう流行りゅうこうによる外出がいしゅつ制限せいげんにより外出がいしゅつ自粛じしゅくした高齢こうれいしゃ一部いちぶに、食事しょくじりょうらしたことによるものであると指摘してきされている。同時どうじ外出がいしゅつ制限せいげんにより、過剰かじょう食事しょくじりょう高齢こうれいしゃはさらに体重たいじゅう増加ぞうかし、てい栄養えいよう状態じょうたい高齢こうれいしゃはさらに摂取せっしゅりょうらして栄養えいよう状態じょうたい悪化あっかするきょく一人ひとりらしを中心ちゅうしんしょうじていたとの報告ほうこくもある[57]

2010ねん時点じてんで、栄養失調えいようしっちょうはすべての障害しょうがい調整ちょうせい寿命じゅみょうのうち1.4%の原因げんいんとなっていた[58]

世界せかいてい栄養えいようしゃすう[59][60][49]
とし 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
てい栄養えいようしゃすう(100まんにん[59][49] 785.2 806.5 830.2 822.6 823.4 798.3 743.1 679.1 644.8 637.4
割合わりあい[59][49] 12.8% 12.9% 13.2% 12.9% 12.7% 12.2% 11.2% 10.1% 9.5% 9.2%
とし 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
てい栄養えいようしゃすう(100まんにん[59][49] 604.8 575 573.6 562.7 538.7 570.2 568.3 541.3 557.0 581.3
割合わりあい[59][49] 8.7% 8.1% 8.0% 7.8% 7.3% 7.7% 7.6% 7.1% 7.2% 7.5%
とし 2020 2021 2022 2023
てい栄養えいようしゃすう(100まんにん[59][49] 669.3 708.7 723.8 733.4
割合わりあい[59][49] 8.5% 9.0% 9.1% 9.1%
  • ちゅう
    • 2020ねん以降いこうは、推定すいてい最大さいだい推定すいてい最小さいしょうなかあいだである。


発展はってん途上とじょうこくにおけるてい栄養えいようしゃすう
とし 1969-71 1979-81 1990-92 1995-97 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
てい栄養えいようしゃすう(100まんにん[61][62][59] 820 790 825.5 848.1 869 865.5 863.9 834.4 777.7 714.1 678.1 667.5 631.6
割合わりあい[61][62][59] 37% 28% 20% 18% 17.0% 17.2% 17.3% 17.0% 16.7% 15.9% 14.6% 13.3% 12.4% 12.1% 11.3%
とし 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
てい栄養えいようしゃすう(100まんにん[61][62][49][59] 601.3 599.9 588.7 566.7 597.4 525.2 507.6 522.7 548.9 633.7 746.3 768.5 708.5
割合わりあい[61][62][49][59] 10.6% 10.4% 10.1% 9.6% 9.9% 8.6% 8.2% 8.4% 8.7% 9.9% 11.5% 11.8% 10.7%
  • ちゅう
    • 中国ちゅうごくなど人口じんこうおお国々くにぐに重要じゅうようなデータの更新こうしんさい2000ねんまでさかのぼってより正確せいかく見直みなおされた結果けっか世界せかい飢餓きが人口じんこう推定すいていすう減少げんしょうしている。そのため、2000ねん以降いこう1999ねん以前いぜんのデータはことなることに留意りゅういする[63]
    • 2000~2015ねんまではてい所得しょとくこく低位ていいちゅう所得しょとくこくおよ高位こういちゅう所得しょとくこくぞくする諸国しょこく総計そうけいであり、2016ねん以降いこう高位こういちゅう所得しょとくこくぞくする国々くにぐにてい栄養えいようしゃすう割合わりあいが、2019ねんコロナウイルス感染かんせんしょう流行りゅうこうの2021ねんと2022ねんのぞいて2.5%未満みまんとなったため、てい所得しょとくこく低位ていいちゅう所得しょとくこくぞくする国々くにぐにわせたであることに留意りゅういする。
    • 2020ねん以降いこうは、推定すいてい最大さいだい推定すいてい最小さいしょうなかあいだである。

死亡しぼうりつ

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2012ねんの100まんにんあたりの栄養えいよう不足ふそくによる死亡しぼう
  0-4
  5-8
  9-13
  14-23
  24-34
  35-56
  57-91
  92-220
  221-365
  366-1,207

栄養失調えいようしっちょう死亡しぼうりつは、2006ねんそう死亡しぼうりつのうちやく58%をめた。セーブ・ザ・チルドレンの2012ねん報告ほうこくしょでは、「世界せかいでは毎年まいとしやく6200まんにん人々ひとびとが、栄養失調えいようしっちょう一因いちいんとして死亡しぼうしている。ぜん世界せかいで12にん1人ひとり栄養失調えいようしっちょうで、世界せかいどもの4にん1人ひとり慢性まんせいてき栄養失調えいようしっちょうとなっている[64]。2006ねんには、3600まんにん以上いじょう人々ひとびと微量びりょう栄養素えいようそ不足ふそくによりえや病気びょうきくなった」と報告ほうこくされている[65]

1990ねんには883000にんがタンパク・エネルギー栄養失調えいようしっちょう死亡しぼうしたが、このかずは2010ねんには600,000にんにまで減少げんしょうした[66]。2010ねんにはヨード欠乏症けつぼうしょうてつ欠乏けつぼうせい貧血ひんけつにより、さらに84000にん死去しきょした[66]。2010ねんには栄養失調えいようしっちょうによって150まんにん女性じょせいどもが死亡しぼうした[67]

対策たいさく

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予防よぼう

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すべての人間にんげん栄養失調えいようしっちょうおちいらず、安全あんぜん栄養えいようのある食糧しょくりょう十分じゅうぶん確保かくほできることを食料しょくりょう安全あんぜん保障ほしょう[68]飢餓きが栄養失調えいようしっちょう改善かいぜん世界せかいてき問題もんだいとなっており、幾度いくどとなく国際こくさい機関きかんによって改善かいぜんうごきがきている。1996ねんにはローマでの世界せかい食糧しょくりょうサミットにおいて「世界せかい食糧しょくりょう安全あんぜん保障ほしょうかんするローマ宣言せんげん」が採択さいたくされ、2015ねんまでに栄養えいよう不足ふそく人口じんこう半減はんげんする世界せかい目標もくひょうてられた[69]いで2000ねんには国際こくさい連合れんごうにおいて合意ごういされたミレニアム開発かいはつ目標もくひょう(MDGs)のなかで2015ねんまでの飢餓きが人口じんこう半減はんげん目標もくひょうとされ、ほぼ達成たっせいされた[70]。2015ねんにはMDGsを継承けいしょうするかたち持続じぞく可能かのう開発かいはつ目標もくひょう (SDGs)が提唱ていしょうされ、すべての飢餓きがおよび栄養失調えいようしっちょうを2030ねんまでに撲滅ぼくめつすることを目標もくひょうに、さまざまな施策しさくおこなわれている[71]

人間にんげん十分じゅうぶん食糧しょくりょう確保かくほできるようにするための食糧しょくりょう増産ぞうさんふるくからすすめられており、とくに1960年代ねんだい以降いこうこったみどり革命かくめいなどによる食糧しょくりょう増産ぞうさん1人ひとりあたりの食料しょくりょう生産せいさんりょうおおきく増大ぞうだいさせた。しかしながら、発展はってん途上とじょうこく中心ちゅうしん十分じゅうぶん食糧しょくりょう確保かくほできない飢餓きが状態じょうたいにある人々ひとびとはいまだにおおい。これは貧困ひんこんなどによって食糧しょくりょう入手にゅうしゅできないという食糧しょくりょうさい配分はいぶんにおける問題もんだい指摘してきされており、富裕ふゆうこくから貧困ひんこんこくへの食糧しょくりょう援助えんじょ貧困ひんこん削減さくげんによる問題もんだい解決かいけつはかられている[72]。しかし開発かいはつ援助えんじょ現場げんばからは、カロリーはやすいために緊急きんきゅうのぞきさほどの不足ふそくはしないてんや、実際じっさい貧困ひんこんそうがカロリーや収入しゅうにゅう改善かいぜんした場合ばあい、ビタミンなどの栄養えいよう改善かいぜんよりは、より美味おいしいカロリーなどの嗜好しこうひん食品しょくひん以外いがいへの支出ししゅつへとかう傾向けいこう指摘してきされている[73]。これをけるため、日常にちじょう食糧しょくりょうへの栄養素えいようそ添加てんかや、バイオテクノロジーや品種ひんしゅ改良かいりょうによって微量びりょう栄養素えいようそ強化きょうかした作物さくもつ普及ふきゅうはかられている[74]

栄養えいよう状態じょうたいわる高齢こうれいしゃ場合ばあいは、塩分えんぶん制限せいげんやカロリー制限せいげん考慮こうりょせず、如何いか食物しょくもつ摂取せっしゅりょうやすかが課題かだいとなり、その意味いみではジャンクフード摂取せっしゅ理想りそうてきであるという意見いけんもある[75][76]

配給はいきゅう給食きゅうしょく

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人道じんどう援助えんじょおこなうグループのあいだでは、食料しょくりょう直接ちょくせつとどけるより食料しょくりょうるための通貨つうか配給はいきゅうけんなどをくばったほう効率こうりつてき経済けいざいてき即効そっこうせいがあるとかんがえられており、国際こくさい連合れんごう世界せかい食糧しょくりょう計画けいかく(WFP)の事務じむ局長きょくちょうジョゼット・シーラン英語えいごばん食糧しょくりょう援助えんじょの「革命かくめい」と表現ひょうげんした[77]。ただし、市場いちばなどの物流ぶつりゅうからとお地域ちいきひとたちには、この手法しゅほう通用つうようせず食料しょくりょう直接ちょくせつとどけたほうがよい場合ばあいもある[77]

古代こだいから戦争せんそう災害さいがい被災ひさいしゃやスラムがいなどでの栄養失調えいようしっちょうしゃけにおこなわれた。

WFPは、発展はってん途上とじょうこくでの学校がっこう給食きゅうしょく事業じぎょうおこない、どもの栄養えいよう不良ふりょう改善かいぜんし、児童じどう労働ろうどうから解放かいほう教育きょういくおこなうプロジェクトをおこなっている。インドネシアでは、1971ねんから1997ねんにかけてバージニア工科こうか大学だいがくアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国際こくさい開発かいはつちょう現地げんちのパン学校がっこうとう協力きょうりょくで、大豆だいず栄養素えいようそ強化きょうかした小麦粉こむぎこ寄付きふ現地げんちのココナッツ・バナナのこなワサビノキ・オートミール・ブルグルなどの素材そざいれて製造せいぞうしたパン「ニュートライブン英語えいごばん」を栄養えいよう不足ふそく学校がっこう児童じどう台風たいふう被災ひさいへの給食きゅうしょくとし一定いってい成果せいかた。

治療ちりょう

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栄養失調えいようしっちょう改善かいぜんするには不足ふそくしている栄養素えいようそ患者かんじゃ投与とうよすればよいため、各種かくしゅサプリメント栄養えいよう補助ほじょ食品しょくひん直接ちょくせつ不足ふそく栄養素えいようそ摂取せっしゅするほか、食材しょくざい栄養えいよう強化きょうか目的もくてきとする食品しょくひん添加てんかぶつ英語えいごばん添加てんかすることもおこなわれる。緊急きんきゅうには、現地げんちでの調理ちょうり不要ふようすぐにべられる栄養えいよう補助ほじょ食品しょくひん経口けいこうすいえきなどで患者かんじゃ素早すばや栄養えいよう摂取せっしゅできるようにする。経口けいこう摂食せっしょくができないほど衰弱すいじゃくしている場合ばあい点滴てんてきこうカロリー輸液おこなう。

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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