骨格 こっかく 筋 すじ の構造 こうぞう 筋肉 きんにく は複数 ふくすう の筋 すじ 束 たば からなる(中央 ちゅうおう 上 じょう )。筋 すじ 束 たば は筋繊維 きんせんい (筋 すじ 細胞 さいぼう )の集 あつ まりである(右上 みぎうえ )。複数 ふくすう の筋 すじ 原 げん 繊維 せんい が束 たば ねられて筋繊維 きんせんい を形作 かたちづく る(右 みぎ 中央 ちゅうおう )。筋 すじ 原 げん 繊維 せんい はアクチン タンパク質 たんぱくしつ とミオシン 質 しつ が入 い れ子 こ 状 じょう になった構造 こうぞう を取 と る(右 みぎ 下 か )。
種々 しゅじゅ の筋肉 きんにく 。左 ひだり から骨格 こっかく 筋 すじ (英 えい : Skeletal muscle )、平滑 へいかつ 筋 すじ (英 えい : Smooth muscle )、心筋 しんきん (英 えい : Cardiac muscle )
筋肉 きんにく (きんにく、ラテン語 らてんご : musculus 、ドイツ語 ご : Muskel 、英語 えいご : muscle )は、動物 どうぶつ の持 も つ組織 そしき のひとつで、収縮 しゅうしゅく することにより力 ちから を発生 はっせい させる、代表 だいひょう 的 てき な運動 うんどう 器官 きかん である[1] 。
動物 どうぶつ の運動 うんどう は、主 しゅ として筋肉 きんにく によってもたらされる。ただし、細部 さいぶ に於 お ける繊毛 せんもう や鞭 むち 毛 げ による運動 うんどう 等 とう 、若干 じゃっかん の例外 れいがい はある。なお、筋肉 きんにく が収縮 しゅうしゅく することにより発生 はっせい する力 ちから を筋力 きんりょく と呼 よ び、これは収縮 しゅうしゅく する筋肉 きんにく の断 だん 面積 めんせき におおよそ比例 ひれい する。つまり筋力 きんりょく は、筋肉 きんにく の太 ふと さと密接 みっせつ に関係 かんけい している。
また、食用 しょくよう に供 きょう する食肉 しょくにく は主 おも に筋肉 きんにく であり、脊椎動物 せきついどうぶつ の骨格 こっかく 筋 すじ は湿 しめ 重量 じゅうりょう の約 やく 20%をタンパク質 たんぱくしつ が占 し め[1] 、主 おも にこれを栄養 えいよう として摂取 せっしゅ するために食 しょく される[2] (ただし、食料 しょくりょう 品 ひん 店 てん で肉 にく と表示 ひょうじ されているものは筋肉 きんにく だけでなく脂身 あぶらみ (脂肪 しぼう 分 ぶん の塊 かたまり )も一緒 いっしょ になった状態 じょうたい で、タンパク質 たんぱくしつ ばかりでなく、かなりの高 こう 脂肪 しぼう の状態 じょうたい で販売 はんばい されていることが多 おお い)。
中 ちゅう 医学 いがく では肌 はだ 肉 にく とも言 い われる。
英語 えいご の「muscle」(マッスル)は、ラテン語 らてんご で小 ちい さなネズミ を意味 いみ する「musculus」から派生 はせい している。これは、筋 すじ 収縮 しゅうしゅく の様子 ようす が皮膚 ひふ の中 なか でネズミが動 うご く様 よう に見 み えた事 こと に由来 ゆらい すると考 かんが えられる[3] [4] 。
腔腸動物 こうちょうどうぶつ 以上 いじょう の動物 どうぶつ は筋肉 きんにく を持 も つ[1] 。
骨格 こっかく を持 も つ動物 どうぶつ の筋肉 きんにく は、その配置 はいち から大別 たいべつ すると骨格 こっかく に付随 ふずい して身体 しんたい を構成 こうせい し、姿勢 しせい 制御 せいぎょ に貢献 こうけん する骨格 こっかく 筋 すじ と、骨格 こっかく に直接 ちょくせつ 付属 ふぞく せず、身体 しんたい 構成 こうせい ・姿勢 しせい 制御 せいぎょ に直接 ちょくせつ 関 かか わらない内臓 ないぞう 筋 すじ に分 わ けることができる。しかしこの分類 ぶんるい 方法 ほうほう は便宜 べんぎ 的 てき な分類 ぶんるい であり、もっとも良 よ く用 もち いられる分類 ぶんるい 方法 ほうほう である組織 そしき 学 がく 的 てき 分類 ぶんるい によれば、多 おお 核 かく の骨格 こっかく 筋 すじ 、単 たん 核 かく の平滑 へいかつ 筋 すじ 、心筋 しんきん に分 わ けることができる[1] 。また、意識 いしき して動 うご かすことができるかという点 てん で随意筋 ずいいきん (骨格 こっかく 筋 すじ のみ)と不随意筋 ふずいいきん (心筋 しんきん ・平滑 へいかつ 筋 すじ )に分 わ けられる。
この他 ほか にも、筋肉 きんにく は見 み た目 め の色 いろ から赤 あか 筋 すじ (赤色 あかいろ 筋 すじ ) (red muscle, typeI) と白 しろ 筋 すじ (白色 はくしょく 筋 すじ ) (white muscle, typeII) の2種 しゅ にも分類 ぶんるい される。これは含有 がんゆう するミオグロビン やミトコンドリア の量 りょう に左右 さゆう され、多 おお くミトコンドリアが活発 かっぱつ なものが赤 あか く、少 すく なく不 ふ 活発 かっぱつ なものが白 しろ く見 み える[5] [6]
。またこれらの筋繊維 きんせんい の本数 ほんすう とそれに伴 ともな う割合 わりあい は個人 こじん 差 さ があり生 う まれつきほとんど決 き まっている [要 よう 出典 しゅってん ] 。白 しろ 筋 すじ は収縮 しゅうしゅく の筋 すじ 原 げん 繊維 せんい が発達 はったつ しているため素早 すばや く縮 ちぢ むことができるため、速 はや 筋 すじ (fast muscle) とも呼 よ ばれる[6] 。乳酸 にゅうさん 性 せい 閾値 から上 うえ の運動 うんどう 強度 きょうど では速 はや 筋 すじ が多 おお く使 つか われるようになる[7] 。速 そく 筋 すじ の筋肉 きんにく 繊維 せんい は、運動 うんどう 速度 そくど や発揮 はっき する力 ちから によってさらにIIa, IIx, IIbの3種類 しゅるい
に分 わ けられる[9] 。赤 あか 筋 すじ は脂肪 しぼう や炭水化物 たんすいかぶつ を消費 しょうひ する酵素 こうそ が豊富 ほうふ で[9] ゆっくりした運動 うんどう を持続 じぞく 的 てき に行 おこな うのに適 てき し、心臓 しんぞう や呼吸 こきゅう に関 かん する器官 きかん の筋肉 きんにく を構成 こうせい する[5] 。乳酸 にゅうさん の代謝 たいしゃ では細胞 さいぼう 膜 まく を通過 つうか して乳酸 にゅうさん が輸送 ゆそう される必要 ひつよう がある場合 ばあい があり、例 たと えば、グリコーゲン が速 はや 筋 すじ で分解 ぶんかい され乳酸 にゅうさん を生成 せいせい し、その乳酸 にゅうさん が遅 おそ 筋 すじ や心筋 しんきん のミトコンドリア で使 つか われている場合 ばあい がある[7] 。一般 いっぱん 的 てき な話題 わだい で「筋肉 きんにく 」と呼 よ ばれているのは主 おも に骨格 こっかく 筋 すじ であり、パワーやスピードの向上 こうじょう に直結 ちょっけつ するためスポーツでは重要 じゅうよう 視 し される。
解剖 かいぼう 学 がく 的 てき 構造 こうぞう [ 編集 へんしゅう ]
(a)骨格 こっかく 筋 すじ 、(b)平滑 へいかつ 筋 すじ 、(c)心筋 しんきん
骨格 こっかく 筋 すじ (skeletal muscle) は、関節 かんせつ など骨格 こっかく の可動 かどう 部 ぶ を動 うご かす筋肉 きんにく である[10] 。脊椎動物 せきついどうぶつ では両 りょう 端 はし が腱 けん を介 かい して骨 ほね と繋 つな がった形 かたち で配置 はいち され、昆虫 こんちゅう やエビ などの節足動物 せっそくどうぶつ ではクチクラ (角 かく 皮 がわ )を動 うご かすために使 つか われる[10] 。関節 かんせつ に関 かん してその筋肉 きんにく が収縮 しゅうしゅく すると曲 ま がるものを屈 こごめ 筋 すじ 、伸 の ばすものを伸 しん 筋 すじ と言 い う。その他 た は回転 かいてん 筋 すじ ・索引 さくいん 筋 すじ ・括約筋 かつやくきん などに分類 ぶんるい される[10] 。随意筋 ずいいきん であるが、体躯 たいく の姿勢 しせい 制御 せいぎょ や反射 はんしゃ などでは無意識 むいしき に動 うご く。体重 たいじゅう 比 ひ で成人 せいじん 男性 だんせい の42%、同 どう 女性 じょせい の36%を占 し める[11] 。哺乳 ほにゅう 動物 どうぶつ の骨格 こっかく 筋 すじ の密度 みつど は1.06kg/l であり、脂肪 しぼう よりも約 やく 15%重 おも い[12] [13] 。
平滑 へいかつ 筋 すじ (smooth muscle) は、横 よこ 紋 もん が無 な い筋肉 きんにく であり、脊椎動物 せきついどうぶつ では心臓 しんぞう を除 のぞ く内臓 ないぞう および血管 けっかん を構成 こうせい する筋肉 きんにく である。無 む 脊椎動物 せきついどうぶつ の身体 しんたい を構成 こうせい する筋肉 きんにく はほとんどが平滑 へいかつ 筋 すじ である[14] 。収縮 しゅうしゅく する速度 そくど は遅 おそ く数 すう 十 じゅう 秒 びょう かかる場合 ばあい もあるが、一方 いっぽう で伸 の び縮 ちぢ みする率 りつ は大 おお きく、その状態 じょうたい を保持 ほじ する能力 のうりょく に優 すぐ れる[14] 。自律 じりつ 神経 しんけい 系 けい から運動 うんどう の促進 そくしん ・抑制 よくせい 双方 そうほう の制御 せいぎょ を受 う けている[14] 。
心筋 しんきん (cardiac muscle) は心臓 しんぞう を構成 こうせい する筋肉 きんにく である。心筋 しんきん の特徴 とくちょう として、動作 どうさ に必要 ひつよう な神経 しんけい 繊維 せんい が通常 つうじょう の神経 しんけい 繊維 せんい ではなく、特殊 とくしゅ 心筋 しんきん と呼 よ ばれる筋 すじ 群 ぐん によって興奮 こうふん が伝達 でんたつ される。従 したが って、肉眼 にくがん 的 てき には神経 しんけい 繊維 せんい は存在 そんざい しない。
筋肉 きんにく の機能 きのう は、神経 しんけい の制御 せいぎょ を受 う けながら収縮 しゅうしゅく する事 こと と、その収縮 しゅうしゅく 度合 どあ いを測定 そくてい しフィードバックすることである。ここでは主 おも な構成 こうせい 要素 ようそ を、骨格 こっかく 筋 すじ を例 れい にして解説 かいせつ し、後 のち に心筋 しんきん と平滑 へいかつ 筋 すじ の違 ちが いを述 の べる。
筋繊維 きんせんい (筋 すじ 線維 せんい )/ 筋 すじ 細胞 さいぼう [ 編集 へんしゅう ]
骨格 こっかく 筋 すじ を構成 こうせい する細胞 さいぼう 単位 たんい 。筋 すじ 芽 め 細胞 さいぼう の融合 ゆうごう によって生 しょう じる、細長 ほそなが く大 おお きな巨大 きょだい 多核 たかく 細胞 さいぼう である。骨格 こっかく 筋 すじ が発生 はっせい し分化 ぶんか する過程 かてい で、単 たん 核 かく の筋 すじ 原 げん 細胞 さいぼう 同士 どうし が融合 ゆうごう してつくられる[15] 。
筋 すじ 原 げん 繊維 せんい (筋 すじ 原 げん 線維 せんい )[ 編集 へんしゅう ]
横 よこ 紋 もん 筋 すじ の筋繊維 きんせんい 中 ちゅう に存在 そんざい する収縮 しゅうしゅく 性 せい の構造 こうぞう 体 たい で、細胞 さいぼう 内 ない 器官 きかん 。直径 ちょっけい 約 やく 1μ みゅー mの円筒 えんとう 状 じょう をしており、骨格 こっかく 筋 すじ では筋肉 きんにく の長 ちょう 方向 ほうこう に沿 そ って多 おお くの筋 すじ 原 げん 繊維 せんい が並行 へいこう に並 なら んでいる。微細 びさい な構造 こうぞう は、多 おお くのサルコメアが厚 あつ さ2〜8nmのZ膜 まく (Z線 せん )と呼 よ ばれる隔膜 かくまく で仕切 しき られながら10nm間隔 かんかく で連結 れんけつ している。横 よこ 紋 もん 筋 すじ の縞 しま 模様 もよう はこの並 なら びが見 み えている[16] 。ミオフィブリル、筋 すじ フィラメント、ミオフィラメントとも呼 よ ばれる[16] 。
サルコメア(筋 すじ 節 ぶし ) [ 編集 へんしゅう ]
筋 すじ 原 げん 繊維 せんい の最小 さいしょう 構成 こうせい 単位 たんい 。これが縦 たて につながったものが筋 すじ 原 げん 繊維 せんい である。個々 ここ のサルコメアは、ATP存在 そんざい 下 か で収縮 しゅうしゅく が起 お こる。骨格 こっかく 筋 すじ の縞 しま は、このサルコメアのアクチンフィラメントとミオシンフィラメントが並行 へいこう に一部分 いちぶぶん が重 かさ なっている配列 はいれつ に由来 ゆらい する。筋 すじ 小 しょう 胞体から放出 ほうしゅつ されたカルシウムイオンにより、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントな間 あいだ に滑 すべ り込 こ み筋肉 きんにく が収縮 しゅうしゅく する。したがって、そのときにはサルコメア全体 ぜんたい の長 なが さはアクチンフィラメントが滑 すべ り込 こ んだ分 ぶん だけ小 ちい さくなる。
サルコメアには、中央 ちゅうおう 部 ぶ に密度 みつど が高 たか いA帯 おび と、両側 りょうがわ に密度 みつど が低 ひく いI帯 たい がある。A帯 たい は約 やく 1.5μ みゅー m長 ちょう のミオシンフィラメントで構成 こうせい され、Z膜 まく に接続 せつぞく したアクチンフィラメントがA帯 たい に入 はい り込 こ んでいない部分 ぶぶん がI帯 たい である[16] 。両 りょう フィラメントは、中心 ちゅうしん にあるミオシンフィラメントを六角形 ろっかっけい 状 じょう にアクチンフィラメントが取 と り囲 かこ んだ断面 だんめん 構造 こうぞう を持 も つ。ミオシンフィラメント同士 どうし の中心 ちゅうしん 間 あいだ 距離 きょり は40〜50nm、取 と り囲 かこ むアクチンフィラメントまでの距離 きょり は約 やく 15nmである[16] 。
筋繊維 きんせんい はアデノシン三 さん リン酸 さん (ATP) を使 つか い、フィラメント同士 どうし がお互 たが い重 かさ なり合 あ うように引 ひ き付 つ け合 あ い収縮 しゅうしゅく する[1] 。
筋肉 きんにく の制御 せいぎょ [ 編集 へんしゅう ]
筋肉 きんにく は、神経 しんけい からの刺激 しげき で収縮 しゅうしゅく を行 おこな っている。神経 しんけい と筋肉 きんにく は、神経 しんけい 筋 すじ 接合 せつごう 部 ぶ (英語 えいご 版 ばん ) というシナプスの一種 いっしゅ を介 かい して刺激 しげき の伝達 でんたつ を行 おこな っている。神経 しんけい 末 まつ 端 はし からは、アセチルコリンが放出 ほうしゅつ され、筋肉 きんにく の側 がわ にあるアセチルコリン受容 じゅよう 体 たい に結合 けつごう し、筋 すじ 線維 せんい の細胞 さいぼう 膜 まく を脱 だつ 分極 ぶんきょく させる。これが横行 おうこう 小管 こすが (T管 かん )系 けい を伝 つた わって筋 すじ 全体 ぜんたい に広 ひろ がり、T管 かん 系 けい に接 せっ する筋 すじ 小 しょう 胞体 からカルシウムが放出 ほうしゅつ される。このカルシウムをシグナルとして、アクチン繊維 せんい とミオシン繊維 せんい の間 あいだ の滑 すべ り運動 うんどう が起 お こるのである。
筋繊維 きんせんい は本来 ほんらい 積極 せっきょく 的 てき に伸展 しんてん する能力 のうりょく は無 な く、弛緩 しかん したときに伸展 しんてん するのは、骨格 こっかく 筋 すじ の場合 ばあい 、対立 たいりつ 筋 すじ の働 はたら きによる外的 がいてき な作用 さよう による。運動 うんどう 後 ご の筋肉 きんにく の疲労 ひろう は、解 かい 糖 とう 系 けい の最終 さいしゅう 生成 せいせい 物 ぶつ である乳酸 にゅうさん によってもたらされるとの説 せつ があるが、医学 いがく 的 てき 根拠 こんきょ は無 な い。
心筋 しんきん の微細 びさい 構造 こうぞう [ 編集 へんしゅう ]
心筋 しんきん は、普通 ふつう 心筋 しんきん と特殊 とくしゅ 心筋 しんきん に分類 ぶんるい される、特殊 とくしゅ 心筋 しんきん としては、洞 ほら 房 ぼう 結節 けっせつ 、房 ぼう 室 しつ 結節 けっせつ 、ヒス束 たば 等 ひとし が挙 あ げられる。特殊 とくしゅ 心筋 しんきん の働 はたら きは、心筋 しんきん の統合 とうごう された収縮 しゅうしゅく を目的 もくてき とした、興奮 こうふん の伝達 でんたつ である。普通 ふつう 心筋 しんきん は、骨格 こっかく 筋 すじ と同 おな じように横 よこ 紋 もん があるが、骨格 こっかく 筋 すじ ほど整然 せいぜん と並 なら んでは居 い ない。
平滑 へいかつ 筋 すじ の微細 びさい 構造 こうぞう [ 編集 へんしゅう ]
平滑 へいかつ 筋 すじ を構成 こうせい する細胞 さいぼう は紡錘 ぼうすい 形状 けいじょう で単一 たんいつ の核 かく を持 も つ[14] 。アクチンフィラメントを大量 たいりょう に持 も ち、ミオシンフィラメントは少量 しょうりょう が不規則 ふきそく に分散 ぶんさん している。細胞 さいぼう の形状 けいじょう はデスミン 中間 ちゅうかん 径 みち フィラメント が存在 そんざい して保 たも たれる[14] 。収縮 しゅうしゅく にはカルシウム イオン によって制御 せいぎょ されるが、小 しょう 胞体 があまり発達 はったつ していないため、細胞 さいぼう 膜 まく にあるくびれの外側 そとがわ にイオンを溜 た め込 こ んでいると考 かんが えられる[14] 。
筋 すじ 収縮 しゅうしゅく や弛緩 しかん のメカニズム[ 編集 へんしゅう ]
大脳 だいのう に発 はっ する運動 うんどう 指令 しれい は、小脳 しょうのう において修飾 しゅうしょく されたのち、遠心 えんしん 性 せい の運動 うんどう 神経 しんけい を介 かい して、活動 かつどう 電位 でんい として伝 つた えられ、運動 うんどう 神経 しんけい と筋肉 きんにく の連接 れんせつ 部 ぶ である神経 しんけい 筋 すじ 接合 せつごう 部 ぶ (英語 えいご 版 ばん ) に至 いた る。
運動 うんどう 神経 しんけい の末端 まったん にある神経 しんけい 終末 しゅうまつ (シナプス前 ぜん 末端 まったん )に活動 かつどう 電位 でんい が伝 つた わると、ここに分布 ぶんぷ する電位 でんい 依存 いぞん 性 せい Caチャネル を開口 かいこう させて、Ca電流 でんりゅう を生 しょう じる。これによるCa濃度 のうど 上昇 じょうしょう はACh(アセチルコリン )放出 ほうしゅつ を惹起 じゃっき させ、ここで放出 ほうしゅつ されたAChは、シナプス間隙 かんげき に拡散 かくさん して、筋肉 きんにく 側 がわ で神経 しんけい 終末 しゅうまつ と結合 けつごう している終 おわり 板 ばん に達 たっ する。終 おわり 板 ばん にはAChのニコチン受容 じゅよう 体 たい があり、これにAChが結合 けつごう することでNa(ナトリウム)、K(カリウム)、Ca(カルシウム)が流入 りゅうにゅう して、いわゆる終 おわり 板 ばん 電位 でんい (EPP) を発生 はっせい させる。これは、筋 すじ 鞘 さや を介 かい して筋 すじ 線維 せんい 全体 ぜんたい に伝播 でんぱ されたのち、横行 おうこう 小管 こすが (T管 かん )を介 かい して筋 すじ 線維 せんい の中 なか に入 はい って筋 すじ 小 しょう 胞体 へ至 いた り、筋 すじ 小 しょう 胞体からCa2+ の放出 ほうしゅつ を引 ひ き起 お こす。これにより細胞 さいぼう 内 ない Ca2+ 濃度 のうど が増加 ぞうか し、トロポニン とCa2+ が結合 けつごう し、トロポニンにアロステリックな変化 へんか が生 しょう じる。この変化 へんか によりトロポミオシン が動 うご き、ミオシン の作用 さよう 部位 ぶい が露出 ろしゅつ する。これによりミオシンとアクチン が反応 はんのう して相対 そうたい 的 てき な滑 すべ りを起 お こし、筋 すじ 収縮 しゅうしゅく が引 ひ き起 お こされる[1] 。一方 いっぽう 、Ca2+ は、筋 すじ 小 しょう 胞体膜 まく 上 じょう のCa-ATPaseによって回収 かいしゅう され、これによってCa濃度 のうど が正常 せいじょう 値 ち まで低下 ていか するとトロポニンとCa2+ の結合 けつごう が解除 かいじょ され、連鎖 れんさ 的 てき に筋 すじ 収縮 しゅうしゅく は終了 しゅうりょう する。
なお、原生動物 げんせいどうぶつ の組織 そしき 内 ない にもアクチンやミオシンがフィラメント状 じょう に存在 そんざい している[1] 。
起 おこり 始 はじめ と停止 ていし [ 編集 へんしゅう ]
骨格 こっかく 筋 すじ は、一般 いっぱん に二 ふた つの骨 ほね の間 あいだ にあって、収縮 しゅうしゅく によって骨 ほね の位置 いち を変 か える[17] 。骨 ほね に付着 ふちゃく する筋 すじ の両 りょう 端 はし のうちで、運動 うんどう 時 じ に動 うご きが少 すく ない、又 また は固定 こてい している端 はし を起 おこり 始 はじめ (origin)と呼 よ び、大 おお きく動 うご く端 はし を停止 ていし (insertion)と呼 よ ぶ[17] 。体 からだ 幹 みき の筋 すじ では体 からだ 幹 みき に近 ちか い方 ほう が起 おこり 始 はじめ 、体 からだ 幹 みき の筋 すじ では脊柱 せきちゅう に近 ちか い方 ほう が起 おこり 始 はじめ 、上下 じょうげ 方向 ほうこう の筋 すじ では骨盤 こつばん に近 ちか い方 ほう が起 おこり 始 はじめ と定 さだ められている[17] 。起 おこり 始 はじめ ・停止 ていし は、一般 いっぱん に結合 けつごう 組織 そしき より成 な る腱 けん となっている[17] 。
筋 すじ タンパク質 たんぱくしつ [ 編集 へんしゅう ]
脊髄 せきずい 動物 どうぶつ の骨格 こっかく 筋 すじ には、湿潤 しつじゅん 重量 じゅうりょう で約 やく 20%のタンパク質 たんぱくしつ が含 ふく まれ、これを筋 すじ タンパク質 たんぱくしつ または筋肉 きんにく タンパク質 たんぱくしつ という。筋 すじ タンパク質 たんぱくしつ の半分 はんぶん は細胞 さいぼう 組織 そしき である細胞 さいぼう 膜 まく ・ミトコンドリア ・小 しょう 胞体 ・細胞 さいぼう 核 かく などと、酵素 こうそ タンパク質 たんぱくしつ が占 し める。あとの半分 はんぶん は筋 すじ 原 げん 繊維 せんい をつくる構造 こうぞう タンパク質 たんぱくしつ であり、アクチン・ミオシンと調整 ちょうせい タンパク質 たんぱくしつ ・骨格 こっかく タンパク質 たんぱくしつ などがある[2] 。
筋 すじ による糖 とう 取 と り込 こ み[ 編集 へんしゅう ]
骨格 こっかく 筋 すじ は体重 たいじゅう の約 やく 半分 はんぶん を占 し める人体 じんたい 最大 さいだい の器官 きかん であり、血糖 けっとう の80%以上 いじょう は骨格 こっかく 筋 すじ によって取 と り込 こ まれる。筋 すじ では糖 とう 輸送 ゆそう 担体 であるグルコーストランスポーター4型 がた (GLUT4) が糖 とう 取 と り込 こ みの働 はたら きを担 にな っている。
GLUT4は普段 ふだん 筋 すじ 細胞 さいぼう 内部 ないぶ に存在 そんざい しているが、細胞 さいぼう 膜 まく へ移動 いどう することで、細胞 さいぼう 膜 まく 上 じょう で糖 とう を通過 つうか させる門 もん の働 はたら きを担 にな う[18] 。
インスリン は筋 すじ 細胞 さいぼう 表面 ひょうめん に存在 そんざい する受容 じゅよう 体 たい に結合 けつごう することで、GLUT4を細胞 さいぼう 膜 まく へ移動 いどう させる働 はたら きをする。
また、運動 うんどう による筋 すじ 収縮 しゅうしゅく もGLUT4を細胞 さいぼう 膜 まく へ移動 いどう させる働 はたら きがあり、これはインスリンに依存 いぞん せず血糖 けっとう の取 と り込 こ みを亢進 こうしん する[18] 。
運動 うんどう 後 ご の筋 すじ も消費 しょうひ された筋 すじ グリコーゲン の回復 かいふく させるために活発 かっぱつ に血糖 けっとう を取 と り込 こ み続 つづ ける必要 ひつよう がある。そのため、運動 うんどう 終了 しゅうりょう 後 ご 2~3時 じ 間 あいだ 経過 けいか した後 のち は、活動 かつどう 筋 すじ におけるインスリン感受性 かんじゅせい が上昇 じょうしょう する。
GLUT4タンパク量 りょう 自体 じたい も運動 うんどう により増加 ぞうか するため、運動 うんどう ・トレーニング を繰 く り返 かえ し行 おこな うことにより鍛 きた えられた筋 すじ では約 やく 2倍 ばい 近 ちか くに増 ふ える。これはインスリン刺激 しげき による筋 すじ の血糖 けっとう 取 と り込 こ み能力 のうりょく を増加 ぞうか させ、疲労 ひろう 回復 かいふく を早 はや める効果 こうか もある[18] 。
発生 はっせい ・発達 はったつ [ 編集 へんしゅう ]
すべての筋肉 きんにく は沿軸中 ちゅう 胚葉 はいよう から発生 はっせい している。沿軸中 ちゅう 胚葉 はいよう は胎児 たいじ の体躯 たいく に沿 そ い、体 からだ 節 ぶし ごとに分 わ かれている。これは主 おも に3つがあり、脊髄 せきずい を形成 けいせい する硬 かた 節 ぶし 、皮膚 ひふ を形成 けいせい する皮膚 ひふ 分節 ぶんせつ 、筋肉 きんにく を形成 けいせい する神経 しんけい 節 ぶし である。この中 なか で神経 しんけい 節 ぶし は上下 じょうげ の節 ふし に分 わ かれており、それぞれ軸 じく 上 じょう と軸 じく 下 か の筋肉 きんにく へとなる。ヒトの場合 ばあい 、上 うえ 分節 ぶんせつ は脊柱 せきちゅう 起立 きりつ 筋 すじ と椎 しい 間 あいだ 筋肉 きんにく の一部 いちぶ にしかならない。手足 てあし を含 ふく むその他 た の筋肉 きんにく は全 すべ て下 か 分節 ぶんせつ から発達 はったつ する[19] 。
発生 はっせい の期間 きかん 、筋 すじ 原 げん 繊維 せんい (筋 すじ 前駆 ぜんく 細胞 さいぼう )は脊椎 せきつい に関連 かんれん する筋肉 きんにく へなるものと、その他 た の全 ぜん 筋肉 きんにく を構成 こうせい するため一 いち 度 ど 移動 いどう して体 からだ に取 と り込 こ まれるものとに分 わ かれる。通常 つうじょう では、側板 そくばん 中 ちゅう 胚葉 はいよう でつくられた筋 すじ 原 げん 繊維 せんい がまず外郭 がいかく を構成 こうせい する結合 けつごう 組織 そしき を作 つく る。そして筋 すじ 原 げん 繊維 せんい は化学 かがく 的 てき な刺激 しげき に従 したが いながら、それぞれ適切 てきせつ な場所 ばしょ で骨格 こっかく 筋 すじ を形成 けいせい し始 はじ める[19] 。
生後 せいご 、思春期 ししゅんき 前 まえ までは筋肉 きんにく の発達 はったつ に男女 だんじょ 差 さ が無 な いが、男性 だんせい で思春期 ししゅんき を迎 むか えると第 だい 二 に 次 じ 性徴 せいちょう によってアンドロゲン の分泌 ぶんぴつ が活発 かっぱつ となり、肩 かた 幅 はば が広 ひろ くなった後 のち に筋肉 きんにく が発達 はったつ するようになり[20] 、男女 だんじょ 間 あいだ に筋肉 きんにく の差 さ が生 しょう じるようになる。
筋肉 きんにく は少 すく なくとも2度 ど 大 おお きな進化 しんか を遂 と げた。ひとつは刺 とげ 胞動物 どうぶつ であり、もうひとつは左右 さゆう 相称 そうしょう 動物 どうぶつ である。これらは海綿動物 かいめんどうぶつ に相当 そうとう するような有機 ゆうき 体 たい にある収縮 しゅうしゅく 可能 かのう な細胞 さいぼう から進化 しんか したものと考 かんが えられる[21] 。
筋肉 きんにく 組織 そしき は人間 にんげん では性的 せいてき 二形 ふたなり である。筋肉 きんにく 組織 そしき の性差 せいさ は上半身 じょうはんしん で最 もっと も明確 めいかく であり、平均 へいきん して、男性 だんせい は女性 じょせい よりも60%多 おお い総 そう 筋肉 きんにく 量 りょう と80%多 おお い腕 うで の筋肉 きんにく を持 も っている[22] 。したがって、男性 だんせい の上半身 じょうはんしん の強 つよ さは女性 じょせい よりも約 やく 90%高 たか く(ゴリラのオスとメスの違 ちが いに匹敵 ひってき する)[23] 、平均 へいきん 的 てき な男性 だんせい は99.9%の女性 じょせい よりも強 つよ い[24] [23] 。これらの筋肉質 きんにくしつ の著 いちじる しい性差 せいさ は、攻撃 こうげき 性 せい における強 つよ い性差 せいさ の証拠 しょうこ とともに[25] 、人類 じんるい の進化 しんか を通 つう じて男性 だんせい において物理 ぶつり 的 てき 対立 たいりつ によって課 か せられた選択 せんたく 圧力 あつりょく を反映 はんえい している[26] [27] 。
一般 いっぱん 的 てき に女性 じょせい は筋肉質 きんにくしつ の男性 だんせい を好 この むと考 かんが えられている。筋肉 きんにく のある男性 だんせい は人気 にんき のあるアメリカのメディアで魅力 みりょく 的 てき な男性 だんせい として取 と り上 あ げられ[28] 、他 た の男性 だんせい よりも魅力 みりょく 的 てき であるとされ[29] [30] [31] 、より多 おお くの性的 せいてき なパートナーと経験 けいけん している[30] [32] 。また、ほとんどの男性 だんせい は、女性 じょせい を引 ひ き付 つ け、性的 せいてき 競争 きょうそう でより成功 せいこう するために、筋肉 きんにく を増 ふ やそうとしている[33] 。ただし、非常 ひじょう に筋肉質 きんにくしつ の男性 だんせい は、中 ちゅう 程度 ていど の筋肉質 きんにくしつ の男性 だんせい よりも魅力 みりょく 的 てき ではないと評価 ひょうか されている[30] 。
男性 だんせい の筋肉 きんにく は配偶 はいぐう 者 しゃ として役 やく に立 た つ情報 じょうほう のシグナリング として機能 きのう していると考 かんが えられている。先祖 せんぞ の過去 かこ である進化 しんか 的 てき 適応 てきおう 環境 かんきょう (EEA)において、男性 だんせい の筋肉 きんにく はその男性 だんせい の強 つよ さに関 かん する正確 せいかく で直接的 ちょくせつてき な情報 じょうほう を提供 ていきょう して[34] 、間接 かんせつ 的 てき に戦闘 せんとう 能力 のうりょく を予測 よそく させる[35] 。より優 すぐ れた戦闘 せんとう 能力 のうりょく を持 も った先祖 せんぞ の男性 だんせい は、他人 たにん の資源 しげん をよりよく活用 かつよう し、脅威 きょうい や搾取 さくしゅ 、略奪 りゃくだつ などから自分 じぶん や仲間 なかま の資源 しげん を守 まも り、自身 じしん の子供 こども を守 まも ることができたと考 かんが えられている[27] 。また、男性 だんせい の筋肉 きんにく は資源 しげん を獲得 かくとく する能力 のうりょく の指標 しひょう としても重要 じゅうよう で、これは文化 ぶんか を超 こ えた男性 だんせい の配偶 はいぐう 者 しゃ 価値 かち の重要 じゅうよう な側面 そくめん でもある[36] 。例 たと えば、ハッツァ族 ぞく の男性 だんせい の上半身 じょうはんしん の強 つよ さは、男性 だんせい の配偶 はいぐう 者 しゃ 価値 かち の主要 しゅよう な要素 ようそ である狩猟 しゅりょう 能力 のうりょく [37] と明確 めいかく に関連 かんれん している[38] 。同様 どうよう のことは現代 げんだい 社会 しゃかい でも見 み られ、戦闘 せんとう 能力 のうりょく と体力 たいりょく は仲間 なかま の価値 かち と明確 めいかく に関連 かんれん している[39] [40] 。
さらに、筋肉 きんにく は男性 だんせい の全体 ぜんたい 的 てき な状態 じょうたい の手 て がかりとして機能 きのう している。筋肉 きんにく 組織 そしき は、筋肉 きんにく の成長 せいちょう と維持 いじ にエネルギーを割 わ り当 あ てることができる体 からだ を必要 ひつよう とするため、筋肉 きんにく 組織 そしき は、筋肉 きんにく を発達 はったつ させている男性 だんせい の健康 けんこう とその基礎 きそ となる耐 たい 病 びょう 性 せい に関 かん する間接 かんせつ 的 てき で正直 しょうじき な指標 しひょう である[41] 。さらに、筋肉 きんにく の発達 はったつ と維持 いじ には大量 たいりょう のエネルギー摂取 せっしゅ が必要 ひつよう であるため[32] 、筋肉質 きんにくしつ であることは男性 だんせい がエネルギーを提供 ていきょう する資源 しげん (肉 にく など)にアクセスできる能力 のうりょく の指標 しひょう としても機能 きのう する。筋肉 きんにく は、いくつかの生存 せいぞん 関連 かんれん タスクの成功 せいこう を高 たか めるのに役立 やくだ っており、フェイクしづらくコストのかかる質 しつ の手 て がかりとして役立 やくだ つ要素 ようそ の一 ひと つである[42] 。
筋肉 きんにく 組織 そしき と筋力 きんりょく によって、女性 じょせい に潜在 せんざい 的 てき な配偶 はいぐう 者 しゃ に関 かん する重要 じゅうよう な情報 じょうほう を提供 ていきょう したことを考 かんが えると、現代 げんだい の女性 じょせい は男性 だんせい の体力 たいりょく を正確 せいかく に評価 ひょうか できると推測 すいそく され、実際 じっさい にそうであることが示唆 しさ されている[43] [34] 。こうした評価 ひょうか により、女性 じょせい は男性 だんせい の投資 とうし と保護 ほご の能力 のうりょく を間接 かんせつ 的 てき に評価 ひょうか することができる。さらに、体力 たいりょく や筋肉 きんにく の遺伝 いでん 率 りつ は50%前後 ぜんご であるため[44] [45] 、女性 じょせい は男性 だんせい の筋肉 きんにく を評価 ひょうか し、自身 じしん の子孫 しそん に体力 たいりょく や筋肉 きんにく に関連 かんれん する遺伝子 いでんし を提供 ていきょう できる男性 だんせい を選好 せんこう しているとも考 かんが えられている[42] 。
2019年 ねん に発表 はっぴょう された研究 けんきゅう によると、女性 じょせい が魅力 みりょく を感 かん じる男性 だんせい の筋肉 きんにく 部位 ぶい は、鍛 きた えるのが難 むずか しい部位 ぶい と正 まさ に相関 そうかん している[42] 。上位 じょうい から、腹 はら 斜 はす 筋 すじ 、大殿 おおいどの 筋 すじ 、腹筋 ふっきん 、上腕 じょうわん 二 に 頭 とう 筋 すじ 、肩 かた 甲 かぶと 筋 すじ 、三 さん 頭 とう 筋 すじ 、脹脛 ふくらはぎ 、三角 さんかく 筋 すじ 、大腿 だいたい 四 よん 頭 とう 筋 すじ 、胸 むね 筋 すじ となっていた[42] 。
主 おも な動物 どうぶつ の筋肉 きんにく 繊維 せんい の直径 ちょっけい [ 編集 へんしゅう ]
数値 すうち は David 1977 から[46] 。
動物 どうぶつ
筋肉 きんにく
直径 ちょっけい (μ みゅー m)
キンギョ
赤 あか 筋繊維 きんせんい
36.0
(同 どう )
白 しろ 筋繊維 きんせんい
49.4
アフリカツメガエル
脚 あし 筋 すじ
169.0
カワラバト
胸 むね 筋 すじ
26.8
トガリネズミ
横隔膜 おうかくまく
18.0
ハツカネズミ
ふくらはぎ(腓 こむら 筋 すじ )
60.8
ラット
長 ちょう 指 ゆび 伸 しん 筋 すじ
85.0
(同 どう )
横隔膜 おうかくまく
34.0
モルモット
横隔膜 おうかくまく
25.0
ネコ
横隔膜 おうかくまく
30.0
ブタ
横隔膜 おうかくまく
60.0
ヒト
横隔膜 おうかくまく
34.0
(同 どう )
肋間 ろっかん 筋 すじ
50.4
(同 どう )
三角 さんかく 筋 すじ
54.2
主 おも な動物 どうぶつ の筋力 きんりょく [ 編集 へんしゅう ]
数値 すうち は Prosesser 1973 から[47] 。
動物 どうぶつ
筋肉 きんにく
筋力 きんりょく (N/cm2 )
カキ
貝柱 かいばしら
117.7
ラット
指 ゆび 伸 しん 筋 すじ
29.4
ロブスター
遅 おそ 下 か 制 せい 筋 すじ
27.5
ナマケモノ
横隔膜 おうかくまく
20.6
カエル
縫 ぬい 工 こう 筋 すじ
19.6
ネコ
tenuissimus muscle
13.7
イヌ
気管 きかん 平滑 へいかつ 筋 すじ
7.8
戦争 せんそう 捕虜 ほりょ 。栄養失調 えいようしっちょう の結果 けっか 、筋肉 きんにく に退化 たいか が見 み られる。その他 た にも、身体 しんたい を活発 かっぱつ に動 うご かさないことや加 か 齢 よわい 、病気 びょうき なども筋肉 きんにく の退化 たいか の原因 げんいん となる。
哺乳 ほにゅう 動物 どうぶつ において、不 ふ 活動 かつどう や飢餓 きが は骨格 こっかく 筋 すじ の退化 たいか に繋 つな がる。筋肉 きんにく 量 りょう の減少 げんしょう は、タンパク質 たんぱくしつ 含有 がんゆう 量 りょう の低下 ていか とともに筋肉 きんにく 細胞 さいぼう の減少 げんしょう や矮小 わいしょう 化 か が伴 ともな う[48] 。
ヒトでは、ベッド にずっと寝 ね ていて運動 うんどう を長期間 ちょうきかん 行 おこな わない状態 じょうたい にあったり、宇宙 うちゅう 飛行 ひこう 士 し が宇宙 うちゅう に滞在 たいざい したりすると筋肉 きんにく の弱化 じゃっか や退化 たいか が発生 はっせい する事 こと が知 し られている。有人 ゆうじん 宇宙 うちゅう 飛行 ひこう の世界 せかい では特 とく に問題 もんだい 視 し され、無 む 重力 じゅうりょく 空間 くうかん で過 す ごした結果 けっか 、約 やく 30%もの筋肉 きんにく が減 へ ってしまったこともある[49] [50] 。これはヒトだけではなく、キンイロジリス やオオヒゲコウモリでも同様 どうよう に起 お こると報告 ほうこく されている[51] 。
年齢 ねんれい とともに、骨格 こっかく 筋 すじ の機能 きのう や量 りょう を維持 いじ する能力 のうりょく がゆっくりと減少 げんしょう する現象 げんしょう があり、これは筋肉 きんにく 減少 げんしょう 症 しょう と呼 よ ばれる。サルコペニアも加 か 齢 よわい による筋 すじ 委縮 いしゅく がみられる。これらの筋 すじ 委縮 いしゅく 病変 びょうへん の原因 げんいん ははっきりしていないが、骨格 こっかく 筋繊維 きんせんい の維持 いじ を助 たす ける「衛星 えいせい 細胞 さいぼう 」が徐々 じょじょ に減 へ ってゆく事 こと との関連 かんれん が疑 うたが われ、さらに筋肉 きんにく 量 りょう や衛星 えいせい 細胞 さいぼう を維持 いじ するために必要 ひつよう な感度 かんど もしくは分泌 ぶんぴつ される重要 じゅうよう な成長 せいちょう 因子 いんし の減衰 げんすい が関係 かんけい すると考 かんが えられ、現在 げんざい 研究 けんきゅう がさかんにされている分野 ぶんや である。筋肉 きんにく 減少 げんしょう 症 しょう は加 か 齢 よわい によって一般 いっぱん 的 てき に起 お こり、また実際 じっさい には病状 びょうじょう として扱 あつか われないが、高齢 こうれい 者 しゃ が怪我 けが をしやすくなったり生活 せいかつ に支障 ししょう を来 き たしたりする可能 かのう 性 せい がある[52] 。
^ a b c d e f g 生化学 せいかがく 辞典 じてん 第 だい 2版 はん 、p.357 【筋肉 きんにく 】
^ a b 生化学 せいかがく 辞典 じてん 第 だい 2版 はん 、p.357 【筋 すじ (肉 にく )タンパク質 たんぱくしつ 】
^ Alfred Carey Carpenter (2007年 ねん ). “Muscle ”. Anatomy Words . 2012年 ねん 10月 がつ 3日 にち 閲覧 えつらん 。
^ Douglas Harper (2012年 ねん ). “Muscle ”. Online Etymology Dictionary . 2012年 ねん 10月 がつ 3日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b 生化学 せいかがく 辞典 じてん 第 だい 2版 はん 、p.729 【赤 あか 筋 すじ 】
^ a b 生化学 せいかがく 辞典 じてん 第 だい 2版 はん 、p.995 【白 しろ 筋 すじ 】
^ a b 八田 はった 秀雄 ひでお 、「新 あら たな乳酸 にゅうさん の見方 みかた 」『学術 がくじゅつ の動向 どうこう 』 11巻 かん 10号 ごう 2006年 ねん p.47-50, doi :10.5363/tits.11.10_47
^ a b McCloud, Aaron (2011年 ねん 11月30日 にち ). “Build Fast Twitch Muscle Fibers ”. Complete Strength Training. 2011年 ねん 11月30日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b c 生化学 せいかがく 辞典 じてん 第 だい 2版 はん 、p.496 【骨格 こっかく 筋 すじ 】
^ Marieb, EN; Hoehn, Katja (2010). Human Anatomy & Physiology (8th ed.). San Francisco: Benjamin Cummings. p. 312. ISBN 978-0-8053-9569-3 .
^ Urbancheka, M; Pickenb, E; Kaliainenc, L; Kuzon, W (2001). “Specific Force Deficit in Skeletal Muscles of Old Rats Is Partially Explained by the Existence of Denervated Muscle Fibers”. The Journals of Gerontology Series A: Biological Sciences and Medical Sciences 56 (5): B191–B197. doi :10.1093/gerona/56.5.B191 .
^ Farvid, MS; Ng, TW; Chan, DC; Barrett, PH; Watts, GF (2005). “Association of adiponectin and resistin with adipose tissue compartments, insulin resistance and dyslipidaemia”. Diabetes, obesity & metabolism 7 (4): 406–13. doi :10.1111/j.1463-1326.2004.00410.x . PMID 15955127 .
^ a b c d e f 生化学 せいかがく 辞典 じてん 第 だい 2版 はん 、p.1187 【平滑 へいかつ 筋 すじ 】
^ 生化学 せいかがく 辞典 じてん 第 だい 2版 はん 、p.355 【筋繊維 きんせんい 】
^ a b c d 生化学 せいかがく 辞典 じてん 第 だい 2版 はん 、p.351 【筋 すじ 原 げん 繊維 せんい 】
^ a b c d 伊藤 いとう 隆 たかし 『解剖 かいぼう 学 がく 講義 こうぎ 』南山 みなみやま 堂 どう 、1994年 ねん 5月 がつ 30日 にち 、15頁 ぺーじ 。ISBN 4-525-10051-6 。
^ a b c 川中 かわなか 健太郎 けんたろう 「運動 うんどう と骨格 こっかく 筋 すじ GLUT4 」『学術 がくじゅつ の動向 どうこう 』第 だい 11巻 かん 第 だい 10号 ごう 、公益 こうえき 財団 ざいだん 法人 ほうじん 日本 にっぽん 学術 がくじゅつ 協力 きょうりょく 財団 ざいだん 、2006年 ねん 10月 がつ 1日 にち 、42-46頁 ぺーじ 、doi :10.5363/tits.11.10_42 、ISSN 1884-7080 、2023年 ねん 10月 がつ 16日 にち 閲覧 えつらん 。
^ a b MacIntosh, BR; Gardiner, PF; McComas, AJ (2006). “1. Muscle Architecture and Muscle Fiber Anatomy”. Skeletal Muscle: Form and Function (2nd ed.). Champaign, IL: Human Kinetics. pp. 3–21. ISBN 0-7360-4517-1
^ お母 かあ さんの基礎 きそ 知識 ちしき (思春期 ししゅんき ・男 おとこ の子 こ 編 へん )(もっと詳 くわ しく…)-神奈川 かながわ 県 けん ホームページ [リンク切 き れ ]
^ Steinmetz, Patrick R. H.; Kraus, Johanna E. M.; Larroux, Claire; Hammel, Jörg U.; Amon-Hassenzahl, Annette; Houliston, Evelyn; Wörheide, Gert; Nickel, Michael et al. (2012). “Independent evolution of striated muscles in cnidarians and bilaterians”. Nature 487 (7406): 231–234. doi :10.1038/nature11180 . ISSN 0028-0836 .
^ Abe, T (2003-10-01). “Sex differences in whole body skeletal muscle mass measured by magnetic resonance imaging and its distribution in young Japanese adults” . British Journal of Sports Medicine 37 (5): 436–440. doi :10.1136/bjsm.37.5.436 . ISSN 0306-3674 . https://doi.org/10.1136/bjsm.37.5.436 .
^ a b Lassek, William D.; Gaulin, Steven J.C. (2009-09). “Costs and benefits of fat-free muscle mass in men: relationship to mating success, dietary requirements, and native immunity” . Evolution and Human Behavior 30 (5): 322–328. doi :10.1016/j.evolhumbehav.2009.04.002 . ISSN 1090-5138 . https://doi.org/10.1016/j.evolhumbehav.2009.04.002 .
^ Hagen, Edward H.; Rosenström, Tom (2016-02-15). “Explaining the sex difference in depression with a unified bargaining model of anger and depression” . Evolution, Medicine, and Public Health : eow006. doi :10.1093/emph/eow006 . ISSN 2050-6201 . https://doi.org/10.1093/emph/eow006 .
^ Archer, John (2009-08). “Does sexual selection explain human sex differences in aggression?” . Behavioral and Brain Sciences 32 (3-4): 249–266. doi :10.1017/s0140525x09990951 . ISSN 0140-525X . https://doi.org/10.1017/s0140525x09990951 .
^ Puts, David A. (2010-05). “Beauty and the beast: mechanisms of sexual selection in humans” . Evolution and Human Behavior 31 (3): 157–175. doi :10.1016/j.evolhumbehav.2010.02.005 . ISSN 1090-5138 . https://doi.org/10.1016/j.evolhumbehav.2010.02.005 .
^ a b Sell, Aaron; Hone, Liana S. E.; Pound, Nicholas (2012-03). “The Importance of Physical Strength to Human Males” . Human Nature 23 (1): 30–44. doi :10.1007/s12110-012-9131-2 . ISSN 1045-6767 . https://doi.org/10.1007/s12110-012-9131-2 .
^ Frederick, David A.; Fessler, Daniel M.T.; Haselton, Martie G. (2005-03). “Do representations of male muscularity differ in men's and women's magazines?” . Body Image 2 (1): 81–86. doi :10.1016/j.bodyim.2004.12.002 . ISSN 1740-1445 . https://doi.org/10.1016/j.bodyim.2004.12.002 .
^ Dixson, Barnaby J.; Dixson, Alan F.; Bishop, Phil J.; Parish, Amy (2009-01-13). “Human Physique and Sexual Attractiveness in Men and Women: A New Zealand–U.S. Comparative Study” . Archives of Sexual Behavior 39 (3): 798–806. doi :10.1007/s10508-008-9441-y . ISSN 0004-0002 . https://doi.org/10.1007/s10508-008-9441-y .
^ a b c Frederick, David A.; Haselton, Martie G. (2007-06-15). “Why Is Muscularity Sexy? Tests of the Fitness Indicator Hypothesis” . Personality and Social Psychology Bulletin 33 (8): 1167–1183. doi :10.1177/0146167207303022 . ISSN 0146-1672 . https://doi.org/10.1177/0146167207303022 .
^ Gray, Peter B.; Frederick, David A. (2012-07). “Body Image and Body Type Preferences in St. Kitts, Caribbean: A Cross-Cultural Comparison with U.S. Samples regarding Attitudes towards Muscularity, Body Fat, and Breast Size” . Evolutionary Psychology 10 (3): 147470491201000. doi :10.1177/147470491201000319 . ISSN 1474-7049 . https://doi.org/10.1177/147470491201000319 .
^ a b Lassek, William D.; Gaulin, Steven J.C. (2009-09). “Costs and benefits of fat-free muscle mass in men: relationship to mating success, dietary requirements, and native immunity” . Evolution and Human Behavior 30 (5): 322–328. doi :10.1016/j.evolhumbehav.2009.04.002 . ISSN 1090-5138 . https://doi.org/10.1016/j.evolhumbehav.2009.04.002 .
^ Frederick, David A.; Buchanan, Gregory M.; Sadehgi-Azar, Leila; Peplau, Letitia Anne; Haselton, Martie G.; Berezovskaya, Anna; Lipinski, Ryan E. (2007-04). “Desiring the muscular ideal: Men's body satisfaction in the United States, Ukraine, and Ghana.” . Psychology of Men & Masculinity 8 (2): 103–117. doi :10.1037/1524-9220.8.2.103 . ISSN 1939-151X . https://doi.org/10.1037/1524-9220.8.2.103 .
^ a b Sell, Aaron; Cosmides, Leda; Tooby, John; Sznycer, Daniel; von Rueden, Christopher; Gurven, Michael (2008-10-21). “Human adaptations for the visual assessment of strength and fighting ability from the body and face” . Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences 276 (1656): 575–584. doi :10.1098/rspb.2008.1177 . ISSN 0962-8452 . https://doi.org/10.1098/rspb.2008.1177 .
^ Muñoz-Reyes, José Antonio; Gil-Burmann, Carlos; Fink, Bernhard; Turiegano, Enrique (2012-04-18). “Physical strength, fighting ability, and aggressiveness in adolescents” . American Journal of Human Biology 24 (5): 611–617. doi :10.1002/ajhb.22281 . ISSN 1042-0533 . https://doi.org/10.1002/ajhb.22281 .
^ Buss, David M. (1989-03). “Sex differences in human mate preferences: Evolutionary hypotheses tested in 37 cultures” . Behavioral and Brain Sciences 12 (1): 1–14. doi :10.1017/s0140525x00023992 . ISSN 0140-525X . https://doi.org/10.1017/s0140525x00023992 .
^ Apicella, Coren Lee (2014-11). “Upper-body strength predicts hunting reputation and reproductive success in Hadza hunter–gatherers” . Evolution and Human Behavior 35 (6): 508–518. doi :10.1016/j.evolhumbehav.2014.07.001 . ISSN 1090-5138 . https://doi.org/10.1016/j.evolhumbehav.2014.07.001 .
^ Marlowe, Frank W. (2004-12). “Mate preferences among Hadza hunter-gatherers” . Human Nature 15 (4): 365–376. doi :10.1007/s12110-004-1014-8 . ISSN 1045-6767 . https://doi.org/10.1007/s12110-004-1014-8 .
^ Archer, John; Thanzami, Vanlal (2009-09). “The relation between mate value, entitlement, physical aggression, size and strength among a sample of young Indian men” . Evolution and Human Behavior 30 (5): 315–321. doi :10.1016/j.evolhumbehav.2009.03.003 . ISSN 1090-5138 . https://doi.org/10.1016/j.evolhumbehav.2009.03.003 .
^ Muñoz-Reyes, José Antonio; Fernández, Ana María; Flores-Prado, Luis; Guerra, Rómulo; Turiégano, Enrique (2015-07). “Fighting ability influences mate value in late adolescent men” . Personality and Individual Differences 80 : 46–50. doi :10.1016/j.paid.2015.02.026 . ISSN 0191-8869 . https://doi.org/10.1016/j.paid.2015.02.026 .
^ Kaplan, Hillard S.; Gangestad, Steven W. (2015-09-08). The Handbook of Evolutionary Psychology . Hoboken, NJ, USA: John Wiley & Sons, Inc.. pp. 68–95. ISBN 978-0-470-93937-6 . https://doi.org/10.1002/9780470939376.ch2
^ a b c d Durkee, Patrick K.; Polo, Pablo; Muñoz-Reyes, José Antonio; Rodríguez-Ruiz, Claudia; Losada-Pérez, María; Fernández-Martínez, Ana B.; Turiégano, Enrique; Buss, David M. et al. (2019-04-01). “Men’s Bodily Attractiveness: Muscles as Fitness Indicators” (英語 えいご ). Evolutionary Psychology 17 (2): 1474704919852918. doi :10.1177/1474704919852918 . ISSN 1474-7049 . https://doi.org/10.1177/1474704919852918 .
^ Durkee, Patrick K.; Goetz, Aaron T.; Lukaszewski, Aaron W. (2018-03). “Formidability assessment mechanisms: Examining their speed and automaticity” . Evolution and Human Behavior 39 (2): 170–178. doi :10.1016/j.evolhumbehav.2017.12.006 . ISSN 1090-5138 . https://doi.org/10.1016/j.evolhumbehav.2017.12.006 .
^ Silventoinen, Karri; Magnusson, Patrik K. E.; Tynelius, Per; Kaprio, Jaakko; Rasmussen, Finn (2008-05). “Heritability of body size and muscle strength in young adulthood: a study of one million Swedish men” . Genetic Epidemiology 32 (4): 341–349. doi :10.1002/gepi.20308 . ISSN 0741-0395 . https://doi.org/10.1002/gepi.20308 .
^ THOMIS, MARTINE A. I.; BEUNEN, GASTON P.; MAES, HERMINE H.; BLIMKIE, CAMERON J.; VAN LEEMPUTTE, MARC; CLAESSENS, ALBRECHT L.; MARCHAL, GUY; WILLEMS, EUSTACHIUS et al. (1998-05). “Strength training: importance of genetic factors” . Medicine & Science in Sports & Exercise 30 (5): 724–731. doi :10.1097/00005768-199805000-00013 . ISSN 0195-9131 . https://doi.org/10.1097/00005768-199805000-00013 .
^ R.Flindt 著 ちょ 、浜本 はまもと 哲郎 てつろう 訳 やく 『数値 すうち で見 み る生物 せいぶつ 学 がく 』ジュプリンガー・ジャパン、2007年 ねん 、31頁 ぺーじ 。ISBN 978-4-431-10014-0 。
^ R.Flindt 著 ちょ 、浜本 はまもと 哲郎 てつろう 訳 やく 『数値 すうち で見 み る生物 せいぶつ 学 がく 』ジュプリンガー・ジャパン、2007年 ねん 、33頁 ぺーじ 。ISBN 978-4-431-10014-0 。
^ Fuster, G; Busquets, S; Almendro, V; López-Soriano, FJ; Argilés, JM (2007). “Antiproteolytic effects of plasma from hibernating bears: a new approach for muscle wasting therapy?” . Clin Nutr 26 (5): 658–61. doi :10.1016/j.clnu.2007.07.003 . PMID 17904252 . http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0261-5614(07)00124-0 .
^ Roy, RR; Baldwin, KM; Edgerton, VR (1996). “Response of the neuromuscular unit to spaceflight: What has been learned from the rat model”. Exerc. Sport Sci. Rev. 24 : 399–425. PMID 8744257 .
^ “NASA Muscle Atrophy Research (MARES) Website ”. 2013年 ねん 2月 がつ 2日 にち 閲覧 えつらん 。
^ Lohuis, TD; Harlow, HJ; Beck, TD (2007). “Hibernating black bears (Ursus americanus ) experience skeletal muscle protein balance during winter anorexia” . Comp. Biochem. Physiol. B, Biochem. Mol. Biol. 147 (1): 20–28. doi :10.1016/j.cbpb.2006.12.020 . PMID 17307375 . http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S1096-4959(07)00053-X .
^ Roche, Alex F. (1994). “Sarcopenia: A critical review of its measurements and health-related significance in the middle-aged and elderly”. American Journal of Human Biology 6 : 33. doi :10.1002/ajhb.1310060107 .
ウィキメディア・コモンズには、
筋肉 きんにく に
関連 かんれん するカテゴリがあります。