三角さんかく筋すじ

三角さんかく筋すじ
ラテン語らてんご	Musculus deltoideus
英語えいご	Deltoid muscle
グレイの解剖かいぼう学がく	書籍しょせき中ちゅうの説明せつめい（英語えいご）
起おこり始はじめ	肩かた甲かぶと棘とげ、肩かた峰ほう、鎖骨さこつの外側そとがわ部ぶの1/3
停止ていし	上腕じょうわん骨こつ外側そとがわ面めん（三角さんかく筋すじ粗あら面めん）
動脈どうみゃく	後こう上腕じょうわん回旋かいせん動脈どうみゃく
神経しんけい	腋窩えきか神経しんけい（C5、C6）
作用さよう	肩かたの外そと転てん、屈曲くっきょく、伸展しんてん
拮抗きっこう筋すじ	広こう背筋せすじ

三角さんかく筋すじ（さんかくきん、英語えいご: deltoid muscle）は人間にんげんの上肢じょうしの筋すじ。

三角さんかく筋すじの肩かた甲かぶと棘とげ部ぶは肩かた甲かぶと棘とげから、肩かた峰ほう部ぶは肩かた峰ほうから、鎖骨さこつ部ぶは鎖骨さこつの外側そとがわ部ぶの1/3からそれぞれ起おこり始はじめし肩かた関節かんせつを覆おおう様ように外そと下方かほうへと走はしり上腕じょうわん骨こつ三角さんかく筋すじ粗あら面めんに停止ていしする。運動うんどうは肩かた関節かんせつを支点してんにして肩かた甲かぶと棘とげ部ぶが上腕じょうわんを伸展しんてん・内うち転てん・外そと旋させ、肩かた峰ほう部ぶが上腕じょうわんを外そと転ころがさせ、鎖骨さこつ部ぶが上腕じょうわんを屈曲くっきょく・内うち転てん・内うち旋させる。支配しはい神経しんけいは腕うで神経しんけい叢くさむらの腋窩えきか神経しんけいレベルがC（4）・5・6である。

三角さんかく筋すじの筋力きんりょくトレーニング

「投なげる」ことに関係かんけいの深ふかい筋肉きんにくであり、投擲とうてき系けいのスポーツでは特とくに重要じゅうよう視しされる。ボディビルなどでもこの筋肉きんにくの発達はったつが不十分ふじゅうぶんだと肩かた幅はばが狭せまくなり、頭あたまが相対そうたい的てきに大おおきくなって格好かっこう悪わるくなるのでトレーニングを必要ひつようとする。腕立うでたて伏ふせやベンチプレスなどを行おこなうことでも充分じゅうぶんに鍛きたえられる筋肉きんにくだが、専門せんもん的てきな筋力きんりょくトレーニングを必要ひつようとするのであればフロント・レイズ、サイド・レイズなどのレイズ系けいの種目しゅもく、もしくはショルダー・プレスなどが有効ゆうこう。

参考さんこう文献ぶんけん

この記事きじにはパブリックドメインであるグレイ解剖かいぼう学がく第だい20版はん（1918年ねん）439ページ本文ほんぶんが含ふくまれています。

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