(Translated by https://www.hiragana.jp/)
色 - Wikipedia コンテンツにスキップ

いろ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
色相しきそうたまき

いろいろは、可視かしこう組成そせいによって感覚かんかくしつみとめられる知覚ちかくであるいろ知覚ちかく、および、いろ知覚ちかくこす刺激しげきであるいろ刺激しげき[1]

概説がいせつ[編集へんしゅう]

いろ認識にんしきには、光源こうげん物体ぶったい視覚しかくさん要素ようそ必要ひつようである[2]

いろひかりなんらかの関係かんけいがあることはふるくからられており、アリストテレスは「いろひかりやみしろくろあいだからしょうじる」とべている[3]。しかし、いろ本質ほんしつあきらかになるのは20世紀せいきになってからである[3]現代げんだい科学かがくではいろまえにあるというより色彩しきさい認識にんしきとして存在そんざいするとかんがえられている[3]

色覚しきかくは、受容じゅようとする感覚かんかくである視覚しかく機能きのうのひとつであり、いろ刺激しげき由来ゆらいする知覚ちかくであるいろ知覚ちかくつかさどる。いろ知覚ちかくは、質量しつりょう体積たいせきのような機械きかいてき物理ぶつりりょうではなく、おとおおきさのような心理しんり物理ぶつりりょうである。たとえば、物理ぶつりてき対応たいおうぶつ擬似ぎじてき存在そんざいしないのにいろ知覚ちかくするれいとして、ベンハムの独楽こまがある。同一どういついろ刺激しげきであっても同一どういついろ知覚ちかく成立せいりつするとはかぎらず、前後ぜんご知覚ちかく観測かんそくしゃ状態じょうたいによって、結果けっかことなる。

いろ様相ようそう[編集へんしゅう]

いろ分類ぶんるい[編集へんしゅう]

物理ぶつりがくじょう分類ぶんるい[編集へんしゅう]

いろ物理ぶつりがくじょうでは光源こうげんしょく物体ぶったいしょくおおきくけられる[4]

光源こうげんしょく
太陽たいよう電球でんきゅう、ネオンサインなどのように光源こうげんはっするひかりいろのことを光源こうげんしょくという[4]
物体ぶったいしょく
物体ぶったいひかりてたとき認識にんしきできるそのものいろのことを物体ぶったいしょくという[4]物体ぶったいしょくには表面ひょうめんしょく反射はんしゃしょく)と透過とうかしょくがある。表面ひょうめんしょく反射はんしゃしょく)はリンゴ表面ひょうめん赤色あかいろのように物体ぶったいひかりたったさい特定とくてい波長はちょうひかりのみが反射はんしゃされることでもたらされる(しろ場合ばあいはすべてのひかり反射はんしゃし、くろ場合ばあいはすべてのひかり吸収きゅうしゅうする)[4]透過とうかしょくメロンソーダ緑色みどりいろのようにはん透明とうめい物体ぶったいひかり通過つうかするさい吸収きゅうしゅうされずに透過とうかした特定とくてい波長はちょうひかりによってもたらされる[4]

色彩しきさいがくじょう分類ぶんるい[編集へんしゅう]

ほのお電球でんきゅううつんだ写真しゃしんでは実際じっさいにそこからひかり放射ほうしゃしているようにえるなど、実際じっさいいろ認識にんしき光源こうげんしょく物体ぶったいしょくでは説明せつめいできないことがられている[5]。そのため色彩しきさいがくではめんしょく表面ひょうめんしょくといういろかたちがいが重要じゅうようとされている[5]

めんしょく
視界しかいはいいちめん青空あおぞらのときのように位置いち関係かんけい距離きょり不明瞭ふめいりょう奥行おくゆきのない次元じげんいろかた[5]
表面ひょうめんしょく
通常つうじょう物体ぶったい表面ひょうめんあらわれているもので位置いち関係かんけい距離きょりなどが明瞭めいりょう認識にんしきできるいろかた[5]

いろさん属性ぞくせい[編集へんしゅう]

いろえは光源こうげん物体ぶったいによって変化へんかするが、色味いろみとその濃淡のうたん強度きょうど)や明暗めいあんそなえているてん共通きょうつうする。これは、色相しきそう(Hue)・いろどり(Saturation・Chroma)・明度めいど(Value・Brightness)とばれる。色相しきそういろどり明度めいどわせていろさん属性ぞくせい[1]いろ空間くうかんひとHSVしょく空間くうかん(えい: HSV model)は、このみっつの成分せいぶんからなる。

しろ灰色はいいろくろグレースケールは、明度めいど区別くべつされ、色相しきそうふくまずいろどりが0である。このようないろ彩色さいしきぶ。グレースケール以外いがいいろさん属性ぞくせいすべてをゆう彩色さいしきである[6]

血色けっしょくなどは体調たいちょうなどにたいする反応はんのうぎず、いろではない。上記じょうきように、いろさん属性ぞくせいすべてをそなえたものがいろであり、「いろには明度めいどい」とか「しろくろいろではない」などと主張しゅちょうしているひとたちが、志向しこうしているものはいろではない。

色相しきそう[編集へんしゅう]

色相しきそうあかだいだいみどりあおむらさきといったいろ様相ようそう相違そういである。「ピンク色ぴんくいろ」「レモンしょく」「ライムしょく」「空色そらいろ」「あか茶色ちゃいろ」「薄紫うすむらさきしょく」「肌色はだいろ」「水色みずいろ」などの色合いろあいを表現ひょうげんする名詞めいし知覚ちかく内容ないようあらわ述語じゅつご、そして、固有こゆうしょくめい色相しきそう表現ひょうげんする語彙ごいではない。

色相しきそう特定とくてい波長はちょう際立きわだっていることによる変化へんかであり、際立きわだった波長はちょう範囲はんいによって、定性的ていせいてき記述きじゅつできる。ただし、つねおな帯域たいいきおなしょくえるわけではない。連続れんぞくして変化へんかしていく色味いろみえんたまきじょうならべたものを色相しきそうたまきう。しろくろ、グレーをのぞすべてのいろは、色相しきそうたまき配置はいちされる色相しきそうのいずれかにぞくする。

色相しきそう連続れんぞくてき変化へんかしめれいを3つげる。

いろどり[編集へんしゅう]

いろどりいろあざやかさを意味いみする。物体ぶったい分光ぶんこう反射はんしゃりつ平坦へいたんになるほどいろどりひくくなる。また、色相しきそうによっていろどりたかいときの明度めいどことなる。

いろどり連続れんぞくてき変化へんかしめれいを3つげる。

明度めいど[編集へんしゅう]

明度めいどいろあかるさを意味いみする。明度めいど高低こうていは、物体ぶったい反射はんしゃりつとの相関そうかんせいたかい。ひかり明暗めいあんかんして、あかるさ (brightness, luminousity) があるが同様どうよう知覚ちかく内容ないようしているとえる。色相しきそうぞくさず、明度めいどちがいによって区別くべつされる、しろくろ、グレーなどのいろ彩色さいしきという。たいして、色味いろみわずかでもいろゆう彩色さいしきばれる。じゅんしょくなかでは、ニュートラルな黄色おうしょくもっと明度めいどたかく、ニュートラルなあおもっと明度めいどひくい。

明度めいど連続れんぞくてき変化へんかしめす。

特殊とくしゅいろ[編集へんしゅう]

ガリウム結晶けっしょう
分光ぶんこう反射はんしゃりつはよく似通にかよっているが、ひかり経路けいろ光度こうどによっていろことなる。
いろまえ赤銅しゃくどういた

蛍光けいこうしょく金属きんぞく光沢こうたくゆうするいろ特殊とくしゅいろとしてげることができる。なお、ここにかかげるいろとく特定とくてい条件じょうけんにおける特定とくてい部分ぶぶんいろいろさん属性ぞくせい指定していすることは可能かのうだが、指定していされる条件じょうけんへの依存いぞんおおきく、いろ指定していとしては有効ゆうこうではない。

蛍光けいこうしょく[編集へんしゅう]

蛍光けいこう顔料がんりょうには、ひるひかり蛍光けいこう顔料がんりょう有機ゆうき蛍光けいこう顔料がんりょう)と燐光りんこう顔料がんりょう無機むき蓄光顔料がんりょう)がある。ひるひかり蛍光けいこう顔料がんりょう蛍光けいこう染料せんりょう加工かこうひんである。ひるひかり蛍光けいこう顔料がんりょう紫外線しがいせんふく吸収きゅうしゅうしたひかりエネルギーの波長はちょうえ、通常つうじょう反射はんしゃこうわせて反射はんしゃする。このため、たか明度めいどたかいろどりしめす。波長はちょう移動いどうは、長波ちょうはちょうがわかってこるので、蛍光けいこうしょく暖色だんしょくおおい。燐光りんこう顔料がんりょうは、ざんこうせいがあるもので、蓄光顔料がんりょうともう。有機ゆうき蛍光けいこう顔料がんりょうとはことなり、顔料がんりょうそのもののいろよわく、夜光やこう顔料がんりょう利用りようされる。

構造こうぞうしょく[編集へんしゅう]

ひかり波長はちょうあるいはそれ以下いか微細びさい構造こうぞうによる干渉かんしょう回折かいせつ散乱さんらんにより物体ぶったい色付いろづ現象げんしょう構造こうぞうしょくぶ。構造こうぞうしょくとして有名ゆうめいなものに、昆虫こんちゅうモルフォチョウコウトウキシタアゲハタマムシカモ羽根はね宝石ほうせきオパールなどがある。油膜ゆまくコンパクトディスク記録きろくめん虹色にじいろ構造こうぞうしょくといえる。

金属きんぞくしょく[編集へんしゅう]

金属きんぞく粉末ふんまつ金属きんぞく光沢こうたくゆうする粉末ふんまつあらわしょく成分せいぶんとする塗料とりょうなどのいろ金属きんぞくしょくしょうすることがある。金属きんぞく光沢こうたくは、金物かなもの一般いっぱん特有とくゆうな、なめらかな表面ひょうめんられるひかり反射はんしゃする性質せいしつのことである。

色彩しきさい[編集へんしゅう]

類語るいご色彩しきさいしきさいがある。ひかり刺激しげきによる視覚しかくけい感覚かんかく物体ぶったい表面ひょうめんがある部分ぶぶん波長はちょうひかり反射はんしゃすることによる「物体ぶったいしょく」と、光源こうげんからはっする一定いってい波長はちょうひかりによる「光源こうげんしょく」とに大別たいべつされる。デザイン対象たいしょうとなるのはおもに物体ぶったいしょくで、そのかたは、色相しきそう明度めいどいろどりさん属性ぞくせいあらわされる。

日本にっぽん産業さんぎょう規格きかく(JIS)[ちゅう 1]においてはいろ同義語どうぎごである[7]ものの、いろどり、傾向けいこうなどをかたりとしてられる[8][ちゅう 2]ことから、日常にちじょうのみならず、いろ狭義きょうぎとらえようとする、科学かがく工業こうぎょうなどの文脈ぶんみゃくにおいてもひろいろかたりもちいられている[ちゅう 3]

ある対象たいしょう地域ちいき地区ちく施設しせつなどの色彩しきさいかんする計画けいかく周辺しゅうへん自然しぜん環境かんきょう人工じんこう環境かんきょう配慮はいりょしておこなうことを色彩しきさい計画けいかくという。

自然しぜん地形ちけい景観けいかんてき特長とくちょう把握はあくするとともに、対象たいしょう種別しゅべつ考慮こうりょして計画けいかくすすめていく必要ひつようがある。また、計画けいかくされる色彩しきさい整備せいび内容ないよう整合せいごうするか、心理しんりてき印象いんしょう整合せいごうするかなどの検証けんしょうもとめられる。

景観けいかん対象たいしょうがもつ色彩しきさいてき構成こうせいがその景観けいかん印象いんしょう決定けっていづけるような場合ばあい表現ひょうげん色彩しきさい景観けいかんぶが、「そら」などはその典型てんけいれいであり、いた景観けいかんはなやぐような景観けいかんなど、ひと感情かんじょううったえる風景ふうけいすうえで色彩しきさいたす役割やくわりおおきい。

また、2つ以上いじょういろわせて「あいだ (ま)」をつくりすことを色彩しきさい調和ちょうわび、「まとまりのあるうつくしさ」にん感情かんじょうかい不快ふかい関係かんけいし、色彩しきさい調和ちょうわろん著者ちょしゃかずだけの法則ほうそくがあるといわれている。

いろ色覚しきかく[編集へんしゅう]

あかみどりあお蛍光けいこう物質ぶっしつ発光はっこうスペクトル。カラーブラウン管ぶらうんかんの「加法かほう三原色さんげんしょく」に使つかわれているもの
スペクトル色収差いろしゅうさ

物理ぶつりがくまとには、光学こうがく基礎きそとし、いろ変化へんかは、物体ぶったい物体ぶったいらすひかりとの相関そうかんもちいて説明せつめいされる。物体ぶったい入射にゅうしゃするなんらかの波長はちょうひかり観測かんそくしゃ方向ほうこう反射はんしゃせい反射はんしゃ乱反射らんはんしゃふくむ)するさいに、その物体ぶったい物性ぶっせいおうじた特定とくてい波長はちょうのみが反射はんしゃされそれ以外いがい吸収きゅうしゅうされる(=波長はちょうおう反射はんしゃりつことなる)という現象げんしょうこる。観測かんそくしゃには反射はんしゃされたひかりだけがとどくため、その波長はちょうもとづき判断はんだんされるいろが、「その物体ぶったいいろ」として認識にんしきされる(つまり、ひかりそのものにいろという性質せいしつはなく、ひかりけた器官きかんいろつくっている)。

またそのように観測かんそくしゃとどひかりとそれにたいする認識にんしきとに左右さゆうされるため、一般いっぱんてきいろは、人間にんげん視覚しかくすなわち可視かし光線こうせん範囲はんいない基準きじゅんとして表現ひょうげんされている。ぎゃくえば、可視かし光線こうせん範囲はんいえた波長はちょうひかりについて観測かんそくすると、可視かしこういき場合ばあいくらべてまったべつの「いろ」や模様もようになっている物体ぶったいもある。たとえばチョウ羽根はね模様もよう紫外線しがいせん領域りょういきではひと肉眼にくがん場合ばあいとはまたことなるあざやかな模様もようえがし、くろげた新聞紙しんぶんしなどは赤外線せきがいせん領域りょういきのある波長はちょうではえたかみとインクがえた部分ぶぶんとで反射はんしゃりつことなるためかれていたもと内容ないようむことが出来できる。

生理学せいりがくてきうと、網膜もうまくうちにある3種類しゅるいきりたい細胞さいぼう吸収きゅうしゅうする可視かし光線こうせん割合わりあいいろ感覚かんかくむ。これらのきりたい細胞さいぼうは、それぞれ長波ちょうはちょうちゅう波長はちょう短波たんぱちょうもっと反応はんのうするタンパク質たんぱくしつ(オプシンタンパクしつ)をふくみ、じゅんLきりたい・Mきりたい・Sきりたいばれる。霊長れいちょうるいにおけるLきりたいとMきりたいはかつて2種類しゅるいだったいろ刺激しげき受容じゅよう片方かたがた進化しんか過程かてい分岐ぶんきしたものであるとされており、分光ぶんこう感度かんど特性とくせいちかい。きりたいが3種類しゅるいあることはそのまま3しゅ波長はちょう特性とくせい構成こうせいするもととなるので、L , M , S かくきりたいあかみどりあおでなぞらえることもある。

あるひと視覚しかくとおしてひかり波長はちょう変化へんかすると、それにともなって変化へんかする視覚しかく経験けいけん内容ないよういろであるとえる。ただし、正常せいじょう色覚しきかくもの以外いがいに、正常せいじょう色覚しきかくをもつひといろ知覚ちかく部分ぶぶんてき整合せいごうしないひと色覚しきかく異常いじょう[ちゅう 4])、1色覚しきかく(ぜん色盲しきもう)や全盲ぜんもうなど色覚しきかくたないひともいるため、この事例じれいにも例外れいがいがある。しかしながらこの事態じたいかぎっては、色覚しきかく特性とくせいがあっても知覚ちかく可能かのう波長はちょうにあっては事情じじょう同様どうようである。また、1色覚しきかくであっても、波長はちょう長短ちょうたん知覚ちかく成立せいりつする場合ばあいがあり、どちらかといえば長波ちょうはちょうこの傾向けいこうがある。

無色むしょくかみのように、ぜん波長はちょうにおいてたか反射はんしゃりつ乱反射らんはんしゃする物体ぶったいしろばれる。一方いっぽうぜん波長はちょうにおいて反射はんしゃがほとんど場合ばあい、そのいろくろばれる。近似きんじてきくろたいは、たとえば中空なかぞら物体ぶったい微小びしょう開口かいこうもうけることで実現じつげんできる。この場合ばあい中空なかぞら部分ぶぶんはいったひかりはほとんど吸収きゅうしゅうされがいてこないので、反射はんしゃりつはほぼゼロになる。

いろにまつわる見解けんかい[編集へんしゅう]

いろ説明せつめいする場合ばあいに、様々さまざま色彩しきさい理論りろん集合しゅうごうてき概説がいせつする場合ばあいがある。代表だいひょうてきなものに三原色さんげんしょく反対はんたいしょくせいがある。色彩しきさいにまつわる現象げんしょう様々さまざまあり、照度しょうど輝度きど反射はんしゃりつ変化へんかしたがって、えるいろ変化へんかする。ベツォルト・ブリュッケ現象げんしょうアブニーシフトなど様々さまざま見解けんかいられている。

三種さんしゅきりたい細胞さいぼう三原色さんげんしょく[編集へんしゅう]

人間にんげんきりたい細胞さいぼう (S, M, L) と桿体細胞さいぼう (R) がふく物質ぶっしつ吸収きゅうしゅうスペクトル

人間にんげん視覚しかくいろ認識にんしきするさいには、そのひかり分光ぶんこう分布ぶんぷ直接ちょくせつはかっているのではなく、眼球がんきゅうきりたい細胞さいぼうふくまれる3つの色素しきそひかり吸収きゅうしゅうする割合わりあいはかっているにぎない。そのため、独立どくりつした複数ふくすういろ合成ごうせいすること人間にんげんべついろかんじさせることができる。

たとえば、波長はちょうひかりは、あか波長はちょうひかりみどり波長はちょうひかりわせによってほぼおな刺激しげきあたえることが可能かのうであり、あかみどりわせのひかりとして表現ひょうげん出来できる。そしてこの場合ばあい波長はちょうだけが眼球がんきゅうはいっている場合ばあいと、あか波長はちょうみどり波長はちょうわされて眼球がんきゅうはいっている場合ばあい人間にんげん区別くべつできない。

ディスプレイ印刷いんさつ絵具えのぐなど、いろ表現ひょうげんするメディアは様々さまざまである。これらを光源こうげん、もしくは、透過とうかこうおよび反射はんしゃこう着眼ちゃくがんして分類ぶんるいした場合ばあい特徴とくちょうてきいろ傾向けいこうことなる。これを便宜べんぎてきいろ着眼ちゃくがんしてグルーピングして、加法かほう混合こんごう減法げんぽう混合こんごうRGBWCMYKRGBCMYなど、いくつかにけて説明せつめいする場合ばあいがある。

原色げんしょくはどのいろなのかとひとがいるが、実際じっさい選択せんたくされる塗料とりょうインク、あるいはカラーフィルターその形成けいせいする「原色げんしょく」の色合いろあいが、つね特別とくべつ優越ゆうえつされる色合いろあいだというわけではない。減法げんぽう混合こんごうにおいてはいろどりたか状態じょうたいにおいてあかるいものにあるしゅ優位ゆういせいともなう。効果こうかてきいろ表現ひょうげんできる着色ちゃくしょく材料ざいりょう重宝ちょうほうされるが、一定いってい方向ほうこうせい共通きょうつうせいはあってもその色相しきそう色調しきちょう一致いっちしない。原色げんしょく説明せつめいはあくまで単純たんじゅんされた抽象ちゅうしょうろんぎない。そのうえ理想りそうてき原色げんしょく実在じつざいしない。

いろ混合こんごう[編集へんしゅう]

ここでげるのはあくまで、一般いっぱんてき色覚しきかく人間にんげん基準きじゅんにしたいろ混合こんごう様態ようたいである。二色にしきがた色覚しきかくひとは、2つの完全かんぜん原色げんしょく[ちゅう 5]でそのひと知覚ちかく可能かのうすべてのいろ合成ごうせいすることができるとかんがえられており、4つないしそれ以上いじょうきりたい(もしくはそれに相当そうとうするもの)を生物せいぶつにとっては、4つないしそれ以上いじょうの「原色げんしょく」が必要ひつようになる。また、ヘビ赤外線せきがいせん検知けんちであるピットの情報じょうほうのう視覚しかくはいっており、視覚しかく情報じょうほうとして処理しょりされていることが証明しょうめいされている。つまり、ピットをつヘビ(マムシなど)にとっては温度おんど情報じょうほうもまた原色げんしょくひとつであろう。人間にんげんへんこうハイディンガーのブラシばれる現象げんしょうのぞいてほとんど知覚ちかくできないが、水中すいちゅう生物せいぶつ一部いちぶ昆虫こんちゅうなど、知覚ちかくできる生物せいぶつ存在そんざいする。それらは透明とうめいなものをへんこう回転かいてん程度ていどちがいによりることができたり、くもぞらでも太陽たいよう正確せいかく方向ほうこうがわかるとかんがえられている。そのような生物せいぶつには、人間にんげん実際じっさいいろちかいと判断はんだんする写真しゃしんも、実物じつぶつあきらかにことなる色合いろあいにえるとかんがえられる。

加法かほう混合こんごう(RGB)[編集へんしゅう]
いろこう三原色さんげんしょくによる加法かほう混合こんごう

有色ゆうしょく光線こうせんによっていろ演出えんしゅつする場合ばあいひかりくわえるかたちいろ合成ごうせいする(加法かほう混合こんごう)。このとき、積極せっきょくてき発光はっこうによらない、くろさ(くらさ)を表現ひょうげんできる仕組しくみがもとめられる。この結果けっか効率こうりつてきひかり透過とうかおさえることが出来でき塩素えんそふく顔料がんりょう採用さいようされる場合ばあいおおくなる。

白色はくしょくひかり合成ごうせいするための波長はちょうを「ひかり三原色さんげんしょく」や「いろこう三原色さんげんしょく」とい、下記かきさんしょくもちいる。カラーフィルターをもちいる場合ばあい採用さいようされる顔料がんりょういちれいげると、あかがPigment Red 254に少量しょうりょうのPigment Orange 71、みどりがPigment Green 36に少量しょうりょうのPigment Yellow 138、あおがPigment Blue 15:6に少量しょうりょうのPigment Violet 23、などである。これはあくまでれいであり、これ以外いがい顔料がんりょうわせは使用しようされている。以前いぜんは「だいだい」「みどり」「むらさき」のわせもこころみられたが成功せいこうしなかった。カラーフィルターのスペクトルは下記かき波長はちょうとは性格せいかくことなり、一致いっちしない。

減法げんぽう混合こんごう(CMYK)[編集へんしゅう]
いろりょう三原色さんげんしょくによる減法げんぽう混合こんごう

一方いっぽう物体ぶったい表面ひょうめん特定とくていいろにするためにインクなどを場合ばあいもとひかりさえぎかたちいろ合成ごうせいする(減法げんぽう混合こんごう)。その合成ごうせいもとになるいろ一般いっぱんに「いろ三原色さんげんしょく」や「いろりょう三原色さんげんしょく」とわれ、シアンマゼンタイエローさんしょくしも掲)をもちいる。このみっつの材料ざいりょう混合こんごうすれば、ひかり三原色さんげんしょく場合ばあい反対はんたいくろつくることが出来できる。しかし、このさんしょくによってしろ構成こうせいすることは出来できない。

ゆえに、印刷いんさつなどにもちいる場合ばあいには白色はくしょく素材そざい表面ひょうめん使用しようすることが前提ぜんていとなるうえ白色はくしょく併用へいよう必要ひつようになる場合ばあいもある。また、透明とうめいせいたか着色ちゃくしょくざい(colorant)を使用しようしても、三原色さんげんしょくかさねや混合こんごう成立せいりつするくろ理想りそうとはことなり、じゅんくろにはならない。このため、より自然しぜんいろあらわ目的もくてき黒色こくしょく着色ちゃくしょくざい併用へいようされ、これは一般いっぱんCMYK(Cyan, Magenta, Yellow, Key plate) とばれる。

反対はんたいしょくせい[編集へんしゅう]

ひかり混合こんごうにおいては、だいだいあおによってマゼンタなどのむらさき色相しきそうられ、だいだいみどりぜると色相しきそうることが可能かのうである。このとき、むらさきにはもとあかあじあおあじもあるが、においてこの印象いんしょうは寡少である。にはもと色彩しきさいあかみどり)がないと主張しゅちょうするひとがいる。しかし、現実げんじつられるあか気味ぎみであったり、みどり気味ぎみであったりする。あか気味ぎみでもみどり気味ぎみでもない「理想りそう」が現実げんじつられるとは断言だんげんできない。また、あおからしろつく場合ばあいも、もと色味いろみ極度きょくど減少げんしょうする。このような色味いろみしあう性質せいしつ反対はんたいしょくせいいろ自体じたいについてはもう一方いっぽういろ反対はんたいしょく補色ほしょくという。ただし補色ほしょくというかたり厳密げんみつ反対はんたいしょく意味いみしない場合ばあいおおい。

反対はんたいしょくせい網膜もうまくから大脳だいのう効率こうりつてきいろ情報じょうほう伝達でんたつしようとするためにしょうじるとかんがえられている。なぜなら、それぞれのいろきりたい応答おうとうあいだでもたか相関そうかんがあるからである。そのため、相関そうかんひくくなるよう線形せんけい変換へんかんし、冗長じょうちょうせい低減ていげんしている。

色覚しきかく認知にんち比較ひかく[編集へんしゅう]

同一どういつ個体こたい色覚しきかくは、ふつう安定あんていしているとかんがえられている。光源こうげん多少たしょう変化へんかしてもおな物体ぶったいいろ同様どうようえるのは、色覚しきかく恒常こうじょうせいがあるからである。

複数ふくすう個体こたいあいだ知覚ちかくされるいろがどのようないろであるかを直接ちょくせつすりわせることは出来できないが、人間にんげん同士どうしであれば言語げんごカラーチャートもちいて情報じょうほう交換こうかんすることが可能かのうである。他方たほうで、人間にんげん様々さまざま生物せいぶつ色覚しきかくろうとするこころみがあり、色覚しきかく有無うむ性質せいしつ研究けんきゅうされている。

色覚しきかく恒常こうじょうせい[編集へんしゅう]

人間にんげん光線こうせん波長はちょうそのものを知覚ちかくしているのではなくさん種類しゅるいきりたい出力しゅつりょく知覚ちかくしていることをべた。これだけではたとえば、極端きょくたん黄色きいろ照明しょうめいしたではすべてのものが黄色きいろえてしまうはずだが、実際じっさいには色味いろみのある照明しょうめいしたでもその照明しょうめい支配しはいされない認識にんしきられる。これを色覚しきかく恒常こうじょうせいという。

人間にんげん視覚しかくにはれや知識ちしきなどによる補正ほせいがあり、多少たしょう光源こうげんいろちがいは補正ほせいされる。このためひる夕方ゆうがたとでは日光にっこう波長はちょう分布ぶんぷちがうにもかかわらず、物体ぶったいおなしょくえる。太陽光たいようあきらことなる波長はちょう分布ぶんぷ照明しょうめいでも「白色はくしょく」のものは白色はくしょくかんじられる。たとえば、「白熱はくねつとう」の波長はちょう分布ぶんぷはそのはんしてかなりあかかたよっているが、その照明しょうめいでもしろかみしろえる。周囲しゅうい色々いろいろなもののかたからそのときの照明しょうめい条件じょうけん推定すいていし、その推定すいていしたがっていろかた補正ほせいしているとかんがえられる[10]

太陽光たいようこうおな波長はちょう分布ぶんぷひかりもっと自然しぜん白色はくしょくとされるが、それよりあお成分せいぶんつよひかりを「さわやかなしろ」とかんじるひとおおい。ゆえおおくのディスプレイうえ表現ひょうげんされる白色はくしょく純白じゅんぱくよりあおあじつよいろになっている。そのようなあおあじしろ極端きょくたんでなければ、日常にちじょうてきしろ吟味ぎんみしていないようなおおくのひとには「あお」でなく「さわやかなしろ」とかんじられる。

夜間やかんなど十分じゅうぶんひかりられない環境かんきょうでは、きりたい機能きのう低下ていかする。くらところはたらく桿体はきりたい比較ひかくして赤色あかいろこうへの感度かんどひくいため夜間やかんにはあかくろ識別しきべつ困難こんなんになるのだが、そのような環境かんきょうにあっても赤色あかいろであるとっているものはあかえる場合ばあいがある。たとえば、くろった林檎りんごくら環境かんきょうせるとあかえる、といったことがこる。

太陽光たいようこうせん波長はちょう分布ぶんぷぶし時刻じこくによってことなる。また、周囲しゅうい反射はんしゃしたひかりによっても影響えいきょうされる。たとえばまわりがあおものばかりならば反射はんしゃこうによって環境かんきょうこうあおさがす。だが、周囲しゅういいろきずられてものいろちがってえてはこまるであろう。いろ恒常こうじょうせいは、そのような場合ばあいでも出来できるだけ一定いってい色覚しきかくたもつために発達はったつしたとのかんがえは、ある自然しぜんさをっている。ただし、この補正ほせいにも限度げんどがあり、極端きょくたんかたよった波長はちょう分布ぶんぷでは補正ほせいしきれない。

色覚しきかく共有きょうゆう[編集へんしゅう]

おな組成そせいひかりけた場合ばあいでも、それをどのように知覚ちかくするかはひとそれぞれののう相関そうかん関係かんけいによってことなるので、複数ふくすう人間にんげんまった同一どういつ色覚しきかく共有きょうゆうしているわけではない。同様どうように、あるひとおなぶつても右目みぎめ左目ひだりめでは角度かくど距離きょりことなり、えたいろ一致いっちしない。他者たしゃいろ知覚ちかく経験けいけんする手段しゅだん存在そんざいせず、同一どういついろ知覚ちかく共有きょうゆうすることも不可能ふかのうである。

また、知覚ちかくしたいろをどのようないろめいぶかは学習がくしゅうによって決定けっていされる事柄ことがらであり、たとえば緑色みどりいろにん人間にんげんことなる知覚ちかくたとしても、二人ふたりともそれを「みどり」とぶので、色覚しきかくちがいは表面ひょうめんしない。

色覚しきかくちがいが表面ひょうめんするのは、複数ふくすういろ区別くべつ困難こんなんしょうじるなどの場合ばあいである。だい多数たすう人間にんげんとはっきりことなる判断はんだんをおこすものの色覚しきかく特性とくせいして、その生理せいりについては色覚しきかく異常いじょう機能きのうについては色覚しきかく障害しょうがいぶ。

いわゆるバリアフリーばれる動向どうこうにおいて、色覚しきかく異常いじょうものたいする配慮はいりょ必要ひつようであるという意見いけんがある。他方たほうで、科学かがくにおいては、1がた色覚しきかくおよび2がた色覚しきかく代表だいひょうされるおおくのケースでは、日常にちじょう生活せいかつおおきな支障ししょうをきたしていないというかんがかた定説ていせつとされている[11]

標準ひょうじゅん団体だんたいであるW3C は、HTMLいろ使づかいは色覚しきかく異常いじょう配慮はいりょしたコントラストをたもつべきだとして綱領こうりょうしている[12]。HTML は 16,777,216 しょく(23×8 いろ)が表現ひょうげん出来できるが、環境かんきょうってかた左右さゆうされる。256 しょく環境かんきょうWindowsMacintosh共通きょうつうする 216 しょく(63 いろ)のことウェブカラーい、この 216 しょくかた環境かんきょうちがいに左右さゆうされがたいため、使用しよう推奨すいしょうされている。

いろ作用さよう効果こうか[編集へんしゅう]

  • 人間にんげんには感知かんちやすいろ知覚ちかくがたいろがある。いろ認識にんしきされやすさはいろ視認しにんせいばれる。いろひと注意ちゅういきやすく目立めだ度合どあいを、いろさそえ目性めしょうぶ。一般いっぱんいろどりたかほう視認しにんせいさそえ目性めしょうたかくなるとされる。寒色かんしょくけいよりも暖色だんしょくけいのほうがさそえ目性めしょうたかい。一般いっぱんに、色相しきそうはなれているほどコントラストがつよくなるため、視認しにんせいたかまる。
  • いろひと奥行おくゆかん距離きょり判断はんだん影響えいきょうあたえる。暖色だんしょくけいいろ実際じっさいよりもしてえる進出しんしゅつしょく寒色かんしょくけいいろんでえる後退こうたいしょくである傾向けいこうがある。一般いっぱんに、いろどりたかほう進出しんしゅつし、ひくければ後退こうたいしてえ、彩色さいしきよりもゆう彩色さいしき進出しんしゅつしてえる。さらに、背景はいけいいろとの関連かんれんもあり、背景はいけいあかるい場合ばあいくらいほど、背景はいけいくらければあかるいほど、進出しんしゅつしてえる。
  • 隣接りんせつするいろとの対比たいひかたことなってくることを同時どうじ対比たいひという。明度めいど対比たいひいろどり対比たいひ色相しきそう対比たいひ補色ほしょくによるいろどり対比たいひいろかげ現象げんしょうなどがある。反対はんたいに、隣接りんせつするいろ近似きんじしてえる現象げんしょう同化どうか現象げんしょう(フォン=べゾルト効果こうか)という。面積めんせきおおきい場合ばあいせんほそ場合ばあいにその効果こうかおおきくなる。
  • 配色はいしょくにより、かさなっている部分ぶぶんけているようにせることができる。これは、透明とうめい(セロファン効果こうか)とわれる。
  • おなしょくでも面積めんせきおおきくなるとあかるくいろどりたかえ、くらいろはよりくらかんじる。また、せんふとさがおなじでも、明度めいどとすとほそせんのようにえる。
  • 実際じっさいよりおおきくえるいろを「膨張ぼうちょうしょく」、ちいさくえる「収縮しゅうしゅくしょく」という。あかなど暖色だんしょくけいいろおよび白色はくしょく膨張ぼうちょうしょくで、いろより知覚ちかくやすい。日本にっぽん児童じどう帽子ぼうしやランドセルカバーが黄色きいろなのは、知覚ちかくやすいろ採用さいようすること自動車じどうしゃ事故じこらすねらいがあるからである。反対はんたいに、あおくろなどの寒色かんしょくけいいろ収縮しゅうしゅくしょくである。実際じっさい黒色こくしょく自動車じどうしゃいろくらべて事故じこおおく、そのためバスやタクシーの車体しゃたい黒色こくしょくけているものがおおい。[疑問ぎもんてん]また、囲碁いご碁石ごいし黒石くろいし白石しらいしおなおおきさの場合ばあい黒石くろいしほうちいさくえてしまうので、黒石くろいし一回ひとまわおおきくつくっている。
  • 人間にんげん暗闇くらやみがたいろは、ちゃくろあおむらさきであり、やすいろは、しろ・オレンジの順番じゅんばんである。
  • 乳幼児にゅうようじ赤色あかいろつよ認識にんしきするので、乳幼児にゅうようじ玩具おもちゃ赤色あかいろ基調きちょうつくられている。老人ろうじんせい白内障はくないしょうかかると水晶すいしょうたい黄色きいろにごり、波長はちょうみじか青色あおいろ緑色みどりいろ系統けいとういろくろっぽくえるようになる[13]。このため老人ろうじんはガスコンロのあおほのおがたく、火傷かしょう火事かじこしやすい。
  • 安定あんていした元素げんそである炭素たんそ素材そざいとするすみ複写ふくしゃトナー複写ふくしゃコピーえがいた文字もじ図形ずけい絵画かいがなどは紫外線しがいせんたいしてたいこうせいがあり、また空気くうきなかみずなか酸素さんそによる酸化さんかによって色褪いろあせ、退色たいしょく変色へんしょくすることはすくない。木簡もっかん文字もじはその典型てんけいれいである。他方たほうで、玩具おもちゃアニメ美術びじゅつのように、生理せいりてき弁別べんべつ容易ようい単純たんじゅんいろ多用たようする分野ぶんや領域りょういきがある。おおくの印刷いんさつ塗装とそうことなり、あかるくあざやかないろ多用たようするとか、色素しきそ濃度のうどたかくしたり塗料とりょうあつったりして、いろ飽和ほうわたかくしたり、色素しきそ存在そんざいおおきくして生理せいりてき弁別べんべつ容易たやすさをたかめるなどした結果けっかわったいろになっている場合ばあいおおい。絵具えのぐなどは消費しょうひりょうすくなく、使用しようほう厳密げんみつでないうえ消費しょうひしゃによって随分ずいぶんことなるため原料げんりょう品質ひんしつひくく、いろくない[ちゅう 7]ターナーゴッホピカソシャガールなど著名ちょめい画家がかたち色覚しきかく異常いじょうだったとのせつもある。

文化ぶんかにおけるいろ[編集へんしゅう]

色鉛筆いろえんぴつ
美術びじゅつにおいていろ重要じゅうよう要素ようそである。
データ放送ほうそうのコンテンツ選択せんたく双方向そうほうこう番組ばんぐみ視聴しちょうしゃ投票とうひょうなどでもちいる、4しょくのボタン

一般いっぱんに、いろは、生活せいかつ文化ぶんか産業さんぎょう商業しょうぎょうデザイン視覚しかく芸術げいじゅつ重要じゅうよう要素ようそであり、ある「様式ようしき」「作風さくふう」「文化ぶんか」の特徴とくちょうひとつに、特定とくていいろ使用しよう特定とくていいろわせ、いろむすいた意味いみなどがふくまれている場合ばあいおおい。

いろめい[編集へんしゅう]

いろめいとはいろのことである。基本きほんしょくめい系統けいとうしょくめい固有こゆうしょくめいなどがある。あらゆる文化ぶんかには、RGBCMYどういち出来できない、それぞれの文化ぶんかてき原色げんしょくがある。それはその文化ぶんか背骨せぼねとなっている言語げんごなかでの、もっとふるいろめいからたどれる。そのようないろめい基本きほんしょくめいばれる。特別とくべつ名前なまえけられたいろや、また名前なまえけられていないようないろもあるが、それらはすべ基本きほんしょくめいでいいかえることができる。たとえば、「蘇芳すおうしょく(すおういろ)」は基本きほんしょくめいの「あか」といいかえることができるし、そらいろうみいろなどをまとめて「あお」とべる。

いろたいする一般いっぱんてき印象いんしょう[編集へんしゅう]

色彩しきさい様々さまざま感情かんじょう表現ひょうげんしたり、事物じぶつ連想れんそうさせることがある。くに文化ぶんかなどによってちがいはあるが、一般いっぱんてき印象いんしょうつぎのようなものである[14][15]。しかし、今日きょうでは喪服もふくくろ一般いっぱんてきだが江戸えど時代じだいまではしろ一般いっぱんてきだったように、時代じだい文化ぶんかによる影響えいきょうおおきい。

しろ
ぜんゆき保守ほしゅ真理しんり清潔せいけつ純粋じゅんすい無罪むざい無知むち賛成さんせいなど
くろ
よる権威けんいあく防衛ぼうえいたけいさむ汚濁おだく有罪ゆうざいすみ富裕ふゆうそうなど
ぐり茶色ちゃいろ
豊穣ほうじょうくそ執着しゅうちゃく田舎いなかあきなど
あか
生命せいめい左翼さよく革命かくめいちからあいおんな情熱じょうねつ危険きけんねつあつ勇気ゆうき攻撃こうげきてき電気でんき太陽たいよう日本にっぽん)など
だいだい
温暖おんだん快活かいかつ陽気ようき幸福こうふくほこ野心やしん忍耐にんたいなど
太陽たいよう穀類こくるい電子でんしきむ注意ちゅうい臆病おくびょう活発かっぱつ明快めいかい乾燥かんそう地下ちか王位おうい色欲しきよくなど
みどり
植物しょくぶつ自然しぜん安全あんぜん健康けんこう希望きぼう幼稚ようち平和へいわ新鮮しんせん湿潤しつじゅん嫉妬しっと英語えいごけん)、エコロジーなど
あお
みず冷静れいせい知性ちせい内面ないめん右翼うよく悠久ゆうきゅう未来みらい誠実せいじつ味方みかた防御ぼうぎょ貧乏びんぼう憂鬱ゆううつ寒冷かんれいなみだおとこつき安全あんぜんなど
むらさき
王位おうい高貴こうき正義まさよし優雅ゆうが神秘しんぴ節制せっせいなど
きむ
かみたからひかりせいなど
はい
中立ちゅうりつ不潔ふけつ陰鬱いんうつ不変ふへん沈静ちんせいなど

あおおとこあかおんな意味いみするという認識にんしき日本にっぽんのみならず世界せかい国々くにぐにゆうしているという調査ちょうさ結果けっかがある[16]

職種しょくしゅ階層かいそう貧富ひんぷをいいあらわさいにもいろもちいられることがある。れいホワイトカラー事務職じむしょく)・ブルーカラー肉体にくたい労働ろうどうしょく)、ブルーブラッド(貴族きぞく首筋くびすじ日焼ひやけせず静脈じょうみゃくえる人間にんげん)・レッドネック白人はくじん肉体にくたい労働ろうどうしゃ屋外おくがい労働ろうどう首筋くびすじあか日焼ひやけしていることから。アメリカ南部なんぶしゃ)・ホワイトトラッシュ貧乏びんぼう白人はくじん。ただしレッドネックが白人はくじんおとこすのにたいし、こちらはおんな限定げんていすることもある)

政治せいじにおけるいろ[編集へんしゅう]

政治せいじ世界せかいにおいては、いろ特定とくてい政治せいじてき立場たちばあらわすことがよくある。

あか[編集へんしゅう]

あか左翼さよく社会しゃかい主義しゅぎ共産きょうさん主義しゅぎ形容けいようするいろとしてよく使つかわれ、党派とうはてきにも容共ようきょう政府せいふ資本しほんはんがわあらわす。一説いっせつには、1848ねん革命かくめいパリ・コミューンときに、革命かくめいぐんかかげていたさんしょくはたまってあかくなったから、左翼さよくてき立場たちば形容けいようするのにあか使つかうようになったとされる。

しろ[編集へんしゅう]

しろ右翼うよく反共はんきょう主義しゅぎおう党派とうは復古ふっこ勢力せいりょくいろとして使つかわれる。反共はんきょう政府せいふ資本しほんしたしいがわす。フランスおう党派とうは使つかはじめたのが最初さいしょで、フランスのブルボンしろひゃくごう紋章もんしょう由来ゆらいする。以来いらいはん革命かくめいぐん白旗しらはた目印めじるしとして、右翼うよくてき立場たちば形容けいようするのにしろ使つかうようになった。しろけいロシアじん白色はくしょくテロなど。

くろ[編集へんしゅう]

くろアナキズム象徴しょうちょうするいろとして使つかわれる。日本にっぽんでは、天皇てんのう臣下しんか意味いみするいろとして利用りようされることがあった。また、しばしばファシズム象徴しょうちょうとして使つかわれる。ベニート・ムッソリーニファシストとうは、制服せいふくいろとして使つかった。

あお[編集へんしゅう]

あお保守ほしゅ主義しゅぎ形容けいようする。

[編集へんしゅう]

黄色おうしょく労資ろうし協調きょうちょう主義しゅぎ自由じゆう主義しゅぎリベラル形容けいようする。御用ごよう組合くみあいぞくに「黄色おうしょく組合くみあい」ともわれ、黄色おうしょく容共ようきょうかつ政府せいふ資本しほんしたしい党派とうはあらわす。

みどり[編集へんしゅう]

みどり環境かんきょう保護ほごや「みどりとう」を形容けいようするいろとしてひろ使つかわれている。イスラムを象徴しょうちょうするいろとしても利用りようされる。

ちゃ[編集へんしゅう]

茶色ちゃいろ褐色かっしょく独裁どくさい主義しゅぎナチズム形容けいようする。これは、ナチとう突撃とつげきたい(SA)の制服せいふくにちなむ。また、茶色ちゃいろわりに、あかくろわせでしめされる場合ばあいもある(れいクメール・ルージュ)。

複数ふくすういろわせ[編集へんしゅう]

国旗こっきには、アイルランドの国旗こっきなどのように、かくいろ意味いみっており、そのわせと配置はいち国家こっかかたしめしている場合ばあいがある。

また、レインボーフラッグのように、複数ふくすういろわせること自体じたい政治せいじてき主張しゅちょうあらわす場合ばあいもある。

商業しょうぎょうにおけるいろ[編集へんしゅう]

日本にっぽんでは、JAPAN FASHION COLOR ASSOCIATION (JAFCA)毎年まいとし流行りゅうこういろめている。

自動車じどうしゃ[編集へんしゅう]

自動車じどうしゃそといたしょくこのみには、その土地とち気候きこう風土ふうど文化ぶんかかかわっており、自動車じどうしゃメーカーでは仕向しむけごとのいろ設定せってい生産せいさん割合わりあいこまかくめている。近年きんねんはグローバルすすんでならされててはいるが、地域ちいきてき高級こうきゅうしゃではすくなく、大衆たいしゅうしゃ顕著けんちょであった。車種しゃしゅやカテゴリによっても傾向けいこうちがいはあるが、かく仕向しむけおおまかな嗜好しこうとしては、

  • 北米ほくべい - しょく淡色たんしょくわずメタリックがこのまれ、あか黄色おうしょくなどのソリッドカラーもつね一定いってい需要じゅようがある。にちおうのメーカーは、自国じこくないけに設定せってい場合ばあいでも、北米ほくべいけには濃緑こみどりあかちゃ水色みずいろ、ベージュ、シャンパンゴールドなどを設定せっていしてきた。また、かずすくないが、ソリッドピンクに代表だいひょうされる、突飛とっぴビバリーヒルズカラーの存在そんざい特徴とくちょうである。
  • 欧州おうしゅう - 近年きんねんはグローバル地域ちいきてき特徴とくちょううすれつつあるが、以前いぜん大衆たいしゅうしゃ中心ちゅうしんに、あざやかなものからしぶ色合いろあいまで、多様たようなソリッドカラーがもちいられていた。
  • オーストラリア中東ちゅうとう - SUVクロスカントリーカー、ピックアップトラック中心ちゅうしんにサンドベージュとしろこのまれ、中東ちゅうとうにはオプションフロントグリルエンブレムバッジ)にゴールド調ちょうめっきのものが用意よういされていることも特徴とくちょうである。
  • 日本にっぽん - クラスやカテゴリのべつしろ需要じゅようたかい。

自動車じどうしゃ業界ぎょうかいでは自動車じどうしゃメーカー都合つごう広告こうこく代理だいりてん仕掛しかけ、塗料とりょうメーカーの技術ぎじゅつ開発かいはつなどで、そといたしょく流行りゅうこうかえされてきた。日本にっぽん販売はんばい統計とうけい発売はつばいプレスリリースには、購入こうにゅうそうべつ、グレードべつなどのほかいろべつ販売はんばい台数だいすう比率ひりつ掲載けいさいされている。)では、バブルなどの好景気こうけいきにはパールしょくけいマイカやメタリック、あざやかなソリッドカラーを中心ちゅうしん非常ひじょう多様たようとなり、ツートーンカラーの設定せっていおおいが、不景気ふけいきになるとしろぎん灰色はいいろけいメタリック)にかたよ傾向けいこうがあり、メーカーもしろぎんこんなどにいろすうしぼる。この時期じきにはスポーツカーなどの趣味しゅみせいつよく、特徴とくちょうてきいろ設定せっていされることのおお車種しゃしゅも、生産せいさんらすか、廃止はいしいやられる場合ばあいおおい。一方いっぽう軽自動車けいじどうしゃコンパクトカーのうち、処分しょぶん所得しょとくたか女性じょせいそうけた車種しゃしゅでは、景気けいき動向どうこう影響えいきょうされながらも(いろ追加ついか廃止はいし頻繁ひんぱんかえし、全体ぜんたいいろすうらしてコストをおさえる)多様たようそといたしょく設定せっていされている。

塗料とりょうとしての性質せいしつは、カーボンふくくろ耐久たいきゅうせいたいこうせいすぐれ、焼付やきつどきねつ吸収きゅうしゅうく、乾燥かんそう硬化こうかはやい(フォード・モデルT参照さんしょう)。顔料がんりょう粒子りゅうしおおきいしろはそれに耐久たいきゅうせいたいこうせいつ。隠蔽いんぺいりょくもこのじゅんたかく、ソリッドカラーの場合ばあい、これらのいろていコストでもあり、公用こうようしゃ社用しゃようしゃ商用しょうようしゃにこれらのいろおお理由りゆうにもなっている。ハイソカーブームで人気にんきとなったスーパーホワイトは、当初とうしょ高額こうがくしゃのみに設定せっていされていた。この場合ばあい専用せんようしろ下地したじ塗料とりょう用意よういする必要ひつようはあるが、車両しゃりょう価格かかくたいし、塗料とりょう塗装とそうのコストの割合わりあいひくくなり、利益りえきりつす。

ぎゃくだいだいあか隠蔽いんぺいりょくひくく、発色はっしょくくする場合ばあいには専用せんようのサーフェーサーをもちいる。これらのいろたいこうせいひくく、退色たいしょく目立めだちやすい。

鉄道てつどう[編集へんしゅう]

ユニバーサルデザイン一環いっかんとして、鉄道てつどう路線ろせんごとにいろけたラインカラー導入どうにゅうえている。

車体しゃたいいろはその鉄道てつどう会社かいしゃあらわすものであったが、維持いじコスト低減ていげん有利ゆうりステンレス車両しゃりょう普及ふきゅうアルミ車両しゃりょう塗装とそうすすみ、おおくの車両しゃりょうフィルムおび貼付ちょうふけるのみとなっている。このおびしょくはラインカラーの表示ひょうじねる場合ばあいもある。

玩具おもちゃ[編集へんしゅう]

企業きぎょう大学だいがく音楽おんがくグループ[編集へんしゅう]

企業きぎょう団体だんたいなどの組織そしき象徴しょうちょうするいろコーポレートカラーう。大学だいがく(その学校がっこう法人ほうじん)を象徴しょうちょうするいろスクールカラーう。音楽おんがく活動かつどうおこなうグループのメンバー個々ここ定義ていぎづけられたいろのことをメンバーカラーう。

いろいろめい一覧いちらん[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ JIS Z 8105:2000「いろかんする用語ようご日本にっぽん産業さんぎょう標準ひょうじゅん調査ちょうさかい経済けいざい産業さんぎょうしょう)11ぺーじ
  2. ^ 他方たほうで、日置ひおき隆一りゅういちは『新編しんぺん色彩しきさい科学かがくハンドブック』において、「物体ぶったいという概念がいねん付随ふずい」すると主張しゅちょうしている。
  3. ^ 新編しんぺん色彩しきさい科学かがくハンドブック』などの参考さんこう文献ぶんけん参照さんしょう。ただし、著書ちょしょ表題ひょうだいのように例外れいがいもある。
  4. ^ きりたい細胞さいぼうかず健常けんじょうしゃよりもすくないためにいろことなってえる。
  5. ^ ただし、完全かんぜん原色げんしょく実在じつざいしない。
  6. ^ 印刷いんさつ技術ぎじゅつ多用たようされるアゾあかよりも色相しきそうてきにマゼンタにちかい。出典しゅってん :『有機ゆうき顔料がんりょうハンドブック』 橋本はしもといさお カラーオフィス 2006.5
  7. ^ うしこつ石膏せっこうなどの美術びじゅつ教材きょうざいくないことや、市販しはん写真しゃしんようのレンズが産業さんぎょうようレンズよりくないことにている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 色彩しきさいがく概説がいせつ千々ちじがん 英彰ひであき 東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱんかい
  2. ^ 松本まつもと 英恵はなえひとうごかす「いろ」の科学かがく』サイエンス・アイ新書しんしょ、2019ねん、21ぺーじ 
  3. ^ a b c 松本まつもと 英恵はなえひとうごかす「いろ」の科学かがく』サイエンス・アイ新書しんしょ、2019ねん、20ぺーじ 
  4. ^ a b c d e 松本まつもと 英恵はなえひとうごかす「いろ」の科学かがく』サイエンス・アイ新書しんしょ、2019ねん、26ぺーじ 
  5. ^ a b c d 松本まつもと 英恵はなえひとうごかす「いろ」の科学かがく』サイエンス・アイ新書しんしょ、2019ねん、30ぺーじ 
  6. ^ 尾登おのぼり誠一せいいち「3 しょく世界せかいる」『色彩しきさいらくのすすめ』岩波書店いわなみしょてん岩波いわなみアクティブ新書しんしょ〉、2004ねん、34ぺーじISBN 4-00-700101-4 
  7. ^ 新編しんぺん色彩しきさい科学かがくハンドブック』日本にっぽん色彩しきさい学会がっかい 東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱんかい
  8. ^ 広辞苑こうじえん だいろくはん岩波書店いわなみしょてん
  9. ^ インクジェットよう顔料がんりょうインキにおける顔料がんりょう分散ぶんさん
  10. ^ いろ恒常こうじょうせい - のう世界せかい京都大学霊長類研究所きょうとだいがくれいちょうるいけんきゅうしょ行動こうどう発現はつげん分野ぶんやきゅうURL)
    いろ恒常こうじょうせい - のう世界せかい中部学院大学ちゅうぶがくいんだいがく 三上みかみあきらまことしんURL)
  11. ^ 健康けんこう No,13 特集とくしゅう色覚しきかく異常いじょう
  12. ^ いろわせチェック - みやすいぜん景色けしき背景はいけいしょく
  13. ^ インテリアセミナーレポート「高齢こうれいしゃ視界しかいいろ視認しにんせい」(とうリ)(1999.02) - ウェイバックマシン(2010ねん10がつ19にちアーカイブぶん
  14. ^ 日本にっぽん色彩しきさい研究所けんきゅうじょいろ百科ひゃっか事典じてん丸善まるぜん、2005ねん、124-127ぺーじISBN 978-4621075425 
  15. ^ 清野きよのひさしかい色彩しきさい用語ようご事典じてんしん紀元きげんしゃ、2009ねん、136-137ぺーじISBN 978-4775307113 
  16. ^ おとこあおおんなあか。これってまりごと?(Excite Bit コネタ) - エキサイトニュース 反面はんめん、「おとこあおおんなあか」というイメージは、万国ばんこく共通きょうつうらしい。武蔵野むさしの大学だいがくのある教授きょうじゅ世界せかい20カ国かこくやく5000にん対象たいしょうに「男女だんじょのイメージカラー」について調査ちょうさしたところ、「おとこあおおんなあか」という回答かいとうもっとおおられたというのだ。
  17. ^ レゴにみどりすくない理由りゆうとは? レゴブロックの“ふかイイ”世界せかい 〈dot.〉 dot.ドット 朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 広辞苑こうじえん だいろくはん岩波書店いわなみしょてん 2008.1. ISBN 400080121X ISBN 978-4000801218
  • 岩波いわなみ 理化学りかがく辞典じてん岩波書店いわなみしょてん 1998.2 ISBN 4000800906 ISBN 978-4000800907
  • 色彩しきさい科学かがく事典じてん日本にっぽん色彩しきさい学会がっかい (編集へんしゅう) 朝倉書店あさくらしょてん 1991.10 ISBN 425410104X ISBN 978-4254101041
  • 新編しんぺん色彩しきさい科学かがくハンドブック』(だい2はん) 日本にっぽん色彩しきさい学会がっかい 東京とうきょう大学だいがく出版しゅっぱんかい 1998.06 ISBN 4130611127 ISBN 978-4130611121
  • 色彩しきさいがく概説がいせつ千々ちじがん 英彰ひであき 東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱんかい 2001.4 ISBN 4130820850 ISBN 978-4130820851
  • 色彩しきさい用語ようご事典じてん日本にっぽん色彩しきさい学会がっかい (編集へんしゅう) 朝倉書店あさくらしょてん 2003.3 ISBN 4130611208 ISBN 978-4130611206

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]