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燐光りんこう

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燐光りんこう
蛍光けいこう燐光りんこうのメカニズムのちが

燐光りんこう(りんこう、phosphorescence)とは、かつては腐敗ふはいした生物せいぶつなどからしょうじたリンはくリン)が空気くうきちゅう酸化さんかするさい青白あおじろひかり発火はっかてんやく60)をした[1]現在げんざいでは物質ぶっしつひかりはっする現象げんしょう、またはそのはっするひかり全般ぜんぱんす。

蛍光けいこうおな発光はっこう現象げんしょうルミネセンス)であるが、蛍光けいこう励起れいきいちじゅうこう状態じょうたいから基底きていいちじゅうこう状態じょうたいへの許容きょよう遷移せんいさいこるのにたいし、燐光りんこう励起れいきさんじゅうこう状態じょうたいから基底きていいちじゅうこう状態じょうたいへの禁制きんせい遷移せんいさいこる。そのため、蛍光けいこうくらべると燐光りんこう一般いっぱんてき寿命じゅみょうながくなる。両者りょうしゃちがいについては蛍光けいこうくわしい。ルミネセンス(おもフォトルミネセンス)において、励起れいきこう消失しょうしつしたあともなが発光はっこうすることから蓄光せいともばれ、蓄光塗料とりょう夜光やこう塗料とりょう)として利用りようされる。

有機ゆうきEL素子そしエレクトロルミネセンス)では、量子りょうし物理ぶつり化学かがくより、電荷でんかさい結合けつごうによりいちじゅうこう励起れいき三重みえこう励起れいき統計とうけいてきに25:75の生成せいせいされることがられている。一重ひとえこう励起れいき三重みえこう励起れいきへのこうあいだ交差こうさこすため、EL燐光りんこう材料ざいりょう(100 %励起れいきさんじゅうこう状態じょうたい生成せいせいされるイリジウム錯体さくたい白金はっきん錯体さくたいなどの遷移せんい重金属じゅうきんぞく錯体さくたい)を有機ゆうきELにもちいた場合ばあいには内部ないぶ量子りょうしおさむりつ理論りろんじょう100 %にすることが可能かのうであり、注目ちゅうもくあつめている。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ デジタル大辞泉だいじせん燐光りんこう』 - コトバンク、2018ねん10がつ22にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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