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あお

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
あお
あお
 
16しん表記ひょうき #0067C0
RGB (0, 103, 192)
マンセル 10B 4/14
出典しゅってん JIS慣用かんようしょくめい
ブルー
blue
 
16しん表記ひょうき #0040FF
RGB (0, 64, 255)
HSV (225°, 100%, 100%)
表示ひょうじされているいろいちれいです
あおそら
シャウエンあお建物たてものモロッコ
あお地球ちきゅう

あお(あお、あおあおいあお)は、可視かしこうスペクトルしょくむらさきシアンあいだにあるいろである。しゅ波長はちょう英語えいごばんやく450〜495 nm。れたそらいろうみいろ瑠璃るりのようないろ総称そうしょうである。さむ印象いんしょうあたえるいろで、寒色かんしょく分類ぶんるいされる。

あお英語えいごblue外来がいらいブルー相当そうとうする。青色あおいろ(セイショク、あおいろ)は同義語どうぎご

また、あおひかり三原色さんげんしょくのひとつでもある。RGBカラーモデルでは原色げんしょくであり、CMYKカラーモデルではマゼンタとシアンのこんしょくによってつくられるいろである。あおエヴァルト・ヘリング提唱ていしょうした反対はんたいしょくせつにおけるユニーク色相しきそうのひとつでもあり、心理しんりよん原色げんしょくあかみどりあお)のひとつでもある。なお、あお補色ほしょくであるとされる。

「あお」は緑色みどりいろなどの寒色かんしょく全体ぜんたいしてもちいられることがあり、このようにあおみどり明確めいかく分節ぶんせつされてこなかった言語げんご世界せかいれいおおい。

JIS規格きかくでは基本きほんしょくめいひとつ。

いろめいとしてのあお

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ツユクサはな
あお染料せんりょうがとれる
水色みずいろJIS慣用かんようしょくめい
  マンセル 6B 8/4
紺色こんいろJIS慣用かんようしょくめい
  マンセル 6PB 2.5/4
群青ぐんじょうしょくJIS慣用かんようしょくめい
  マンセル 7.5PB 3.5/11

あおという基本きほんしょくめいは、そのおおくの固有こゆうしょくめい総称そうしょうとしてふくんでいる。 たとえば、水色みずいろ(みずいろ)・空色そらいろ(そらいろ)とばれるような明度めいどたかいろどりひくい、あわ色合いろあいのもの、紺色こんいろ(こんいろ)や藍色あいいろ(あいいろ)、群青ぐんじょうしょく(ぐんじょういろ)などの明度めいどひくい、色合いろあいのものなどがあおふくまれる。そらいろには「空色そらいろ」という固有こゆうしょくめいがあるにもかかわらず、「青空あおぞら」とぶことなどがれいである。

現代げんだいあお相当そうとうするいろとして、日本にっぽんでは伝統でんとうてきにはあい(あい)やはなだ(はなだ)をもちいてきた。 これは、日本にっぽんにおいてあお表現ひょうげんするための染料せんりょう古来こらいツユクサであり、そのいろ花色はないろんだことに由来ゆらいするとおもわれる。のちには染料せんりょうとしてアイもちいられるようになり、あいはなだあお系統けいとういろあらわ総称そうしょうとして定着ていちゃくした。しかし、これらのいろめい現在げんざい基本きほんてきあお総称そうしょうするようになり、あいはなだ固有こゆうしょくめいとしての性格せいかくつよくなっている。

日本語にほんごの「あおはる」「あお」「あお信号しんごう」とおなじく、現代げんだい中国ちゅうごくでも、「あお」というは「みどり」と同義語どうぎごである[1]青菜あおな(チンツァイ)、青草あおくさ(チンツァオ)、あおはじかみ(チンジャオ)など)。そして、ブルーを「あい」、グリーンを「みどり」、インディゴを「」と表記ひょうきして区別くべつされるが「青色あおいろ」はシアン意味いみ

用法ようほうれい:「みどり青信号あおしんごう)」「あいてん青空あおぞら)」[2]「蔚あいてき大海たいかい青々あおあおとしたうみ)」(例外れいがいとして、「青天せいてん」だけは、みどりそらではなく青空あおぞらのことをす)

あお」の以外いがいの「あお」

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「あお」とくんじられる漢字かんじとしてあおいおよびあおもある。これらもまた総称そうしょうとしてのあお範疇はんちゅうであるが、「あお」よりも固有こゆうしょくめいとしての性格せいかくつよい。

あおいは、した青草あおくさのようないろ生気せいき青色あおいろし、不透明ふとうめい、くすんだ青色あおいろ意味いみする。「蒼蒼あおあお」は、あおあおとしたさま、草木くさきなどのしげるさまを[3]中国ちゅうごくでは、あお時々ときどき使つか場合ばあいくもぞら遠山とおやまのようなくすんだ青色あおいろもしくは灰色はいいろし、たとえば"蒼茫そうぼうてき天空てんくう"、"遠山とおやま蒼蒼そうそう"という表現ひょうげん[4]や、アオサギのように体毛たいもう灰色はいいろ動物どうぶつ名前なまえ使つかわれる場合ばあいがある。このてんで「あお」「あお」「あい」とは区別くべつされる。

ウィクショナリーには、あおい項目こうもくがあります。
あおみどりJIS慣用かんようしょくめい
  マンセル 7.5BG 5/12

一方いっぽうあおは、あおんでえるいし青色あおいろうつくしいいし意味いみがあり、碧空へきくう碧海へきかいなどの言葉ことばもあるようにうつくしいものをあらわいろとしてよく使つかわれる。青色あおいろないし緑色みどりいろあらわす。また無色むしょくおくからあお緑色みどりいろとある[5]あおは「みどり」ともむ。その場合ばあい、「あお」よりもさらに緑色みどりいろちかいろであることを強調きょうちょうしてもちいるケースがおおい。色合いろあいとしては「あおみどり」にちかく、「あお」にふくまれるが「あお」や「あい」とはたしかに区別くべつされる。中国ちゅうごくでは、とく玉石ぎょくせきいろ[6]。また日本にっぽんでも、いろではなく宝石ほうせき意味いみする漢字かんじとしても使つかわれている。

やまと言葉ことばの「あお」

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日本語にほんごの「あお(あを)」の推測すいそくいきるような語源ごげんつまびらかでないが、「しろ」(あらわしょく)・「くろ」(暗色あんしょく)・「あか」(明色めいしょく)とともにいろあらわかたりとしてふるくからもちいられてきたものである。しかし古代こだいにおいてこれは、現在げんざい青色あおいろ緑色みどりいろ紫色むらさきいろ灰色はいいろのような非常ひじょうひろ範囲はんいいろ総称そうしょうして(ばくしょくもちいられていたとかんがえられている[7][8]現代げんだいでもいくつかのかたりにそうした影響えいきょうのこっており、とく緑色みどりいろをさす「あお」の用法ようほうひろられる。

また、各地かくち方言ほうげんで「あを」は黄色おうしょくまでしていたとされ、『だい日本にっぽん方言ほうげん辞典じてん』によれば、青森あおもり新潟にいがた岐阜ぎふ福岡ふくおか沖縄おきなわといった地方ちほうでは、あお意味いみした。

このようなことから、日本語にほんごあおあらわ言葉ことばいろ範囲はんいみどりあおみどりあおあおむらさきまではばひろいほか、一部いちぶ「くろ」(暗色あんしょく)と重複じゅうふくする(『青毛あおげうま』など)。

片山かたやまりゅうみね考察こうさつした一説いっせつとして、日本語にほんごのアオは「アフ=う・う」、または、その連用形れんようけいの「アヒ=あいだ隣合となりあうの)」と関連かんれんしたかたりであり、アイヌのアフ(かい)の他界たかいかんとも関連かんれんするものととらえられている。りゅうみねによれば、アオとはくろしろ範囲はんい中間色ちゅうかんしょく意味いみする「あいだ(アヒ)」からきているとされ(りゅうほうはさらに現世げんせい他界たかい中間ちゅうかんについてもれている)、沖縄おきなわでもあおはこの「アヒ(あいだ)」から派生はせいしたかたりであるとしている。したがって、大和やまと・アイヌ・琉球りゅうきゅうにおける「アオ」の語源ごげんながれはおなじところから派生はせいしたものと考察こうさつしている[9]

光源こうげんしょくとしてのあお

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Blue (webcolor)
  16しん表記ひょうき #0000ff
ひかり三原色さんげんしょくひだりえんあお(ブルー)

あお (Blue) はひかり三原色さんげんしょくのひとつで、カラーモニターウェブサイトうえもちいられ、あか (Red)・みどり (Green) ととも使つかわれるためRGBばれる。この場合ばあいあおはRGBあらわすと

(R, G, B) = (0, 0, 255)

あらわされ、ウェブブラウザでBlue指定していしたときは、16進数しんすうもちいて#0000FFとして定義ていぎされる(みぎ[10]色合いろあいとしては日本語にほんごの「あお」からイメージする色合いろあいよりもややむらさきみをびた青色あおいろ群青ぐんじょうしょく)である。

ウェブカラーとしてはさらにLightBlue、MediumBlue、DarkBlueのさんしょく以下いかのように定義ていぎされている[10]

LightBlue (webcolor)
  16しん表記ひょうき #ADD8E6
MediumBlue (webcolor)
  16しん表記ひょうき #0000CD
DarkBlue (webcolor)
  16しん表記ひょうき #000080

物体ぶったいしょくとしてのあお

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印刷いんさつ技術ぎじゅつにおけるあお

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現在げんざい印刷いんさつ使つかわれあおはシアンとばれる。プロセスカラーのシアンにはもっともよく使つかわれるのはどうフタロシアニンのβべーた結晶けっしょうであるPigment Blue 15:3で、これの分散ぶんさん性能せいのうたかめたものが、Pigment Blue 15:4である。どちらも、どうフタロシアニンあおとしてはみどりあじである。また、ひかり三原色さんげんしょくあお色合いろあいがいろは、シアンマゼンタでもつくることができるし、「特色とくしょく」としてべついろ使つか方法ほうほうもある。

JIS規格きかくにおけるあお

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あおJIS慣用かんようしょくめい
  マンセル 10B 4/14
ブルーJIS慣用かんようしょくめい
  マンセル 2.5PB 4.5/10

JIS規格きかくではあおおよびブルーがそれぞれ定義ていぎされている。この両者りょうしゃいろ微妙びみょうことなるいろとして定義ていぎされている。 実際じっさいいろちがいはみぎひょう参照さんしょう

色彩しきさい科学かがくにおけるあお

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国際こくさい照明しょうめい委員いいんかい (CIE) はCIE1931RGBひょうしょくけいにおいて、435.8 nm の波長はちょう単色たんしょくこうあお (B) のげん刺激しげきさだめた。ただし、はら刺激しげき種類しゅるいとういろ実験じっけんにおいて研究けんきゅうしゃ自由じゆうさだめることができるものであり、かならずしも人々ひとびとがもっともあかみどりあおかんじるいろこう選択せんたくしてはいないてん注意ちゅうい必要ひつようである。G(みどり)のげん刺激しげき 546.1 nmとB(あお)のげん刺激しげき 435.8 nm は、1931ねん当時とうじすでに普及ふきゅうしていた水銀すいぎんとうす2波長はちょうであり、分離ぶんりして入手にゅうしゅしやすいあかるいひかりであるという理由りゆう選択せんたくされたにすぎない[11]

あおいろりょう

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あい太古たいこより使用しようされており、現在げんざいでも重要じゅうよう色素しきそ染料せんりょう顔料がんりょう)である。現在げんざいよりはるかに高級こうきゅうであった古来こらい絵画かいがなどで、うつくしいむらさき青色あおいろ顔料がんりょうにははん貴石たかいしラピスラズリ原料げんりょうとした顔料がんりょうもちいた。これはうみ彼方かなたからはこばれてきたのでウルトラマリンばれ珍重ちんちょうされた。その科学かがく発達はったつ合成ごうせい色素しきそ合成ごうせい顔料がんりょう生産せいさんされるようになった。1704ねんドイツつくられた紺青こんじょう(プルシャンブルー)はくら青色あおいろ顔料がんりょうであり、最初さいしょ合成ごうせい顔料がんりょうとされているが、現在げんざいでも生産せいさんされている。青色あおいろ顔料がんりょうとして現在げんざいもっと多用たようされるのは、葉緑素ようりょくそ化学かがく構造こうぞうフタロシアニンあおであり、どうフタロシアニンであるColour Index Generic Name、Pigment Blue15:3などが上述じょうじゅつシアンとして使用しようされている。なおプルシャンブルーやフタロシアニンあおよりあかるい青色あおいろ顔料がんりょうとしてはコバルトあお(アルミンさんコバルト)やセルリアンブルー(すずさんコバルト)、コバルトクロムあおコバルト-アルミ-珪素けいそ酸化さんかぶつ (Oxide Co-Al-Si)、酸化さんかコバルト-亜鉛あえん-珪素けいそ(:Oxide Co-Zn-Si)、マンガンあおバナジウムジルコニウムあお(トルコあおとうがある。

青色あおいろ無機むき顔料がんりょう

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ウルトラマリンあお Ultramarine Blue

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合成ごうせいウルトラマリンあお
瑠璃るり(ラピスラズリ)

現在げんざいよりはるかに高級こうきゅうであった古来こらい絵画かいがなどで、鮮烈せんれつふか青色あおいろ顔料がんりょうにははん貴石たかいしラピスラズリ原料げんりょうとした顔料がんりょうもちいた。この顔料がんりょうウルトラマリンばれ珍重ちんちょうされた。フランス・イタリアではうみのかなたからはこばれてきた青色あおいろだったのでフランスでは「blue oltremare」と、イタリアでは「blu oltremare」とばれていた。Colour Index Generic NameはPigment Blue 29である[12]

人工じんこうウルトラマリンあお Ultramarine Blue artificial
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フレンチウルトラマリンともわれる。きわめてこういろどりで、いかなる顔料がんりょうでもこのいろ再現さいげんできない。

天然てんねんウルトラマリンあお Ultramarine Blue natural
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ラピスラズリの原石げんせき精製せいせいしウルトラマリン(ブルー)の絵具えのぐつく技術ぎじゅつは12、13世紀せいき発達はったつしたとされる。

瑠璃るり Lapis Lazuli
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瑠璃るり(ラピスラズリ)は精製せいせいせずにもちいられたこともあった。

いわ群青ぐんじょう Mountain Blue

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あい銅鉱どうこう

アズライト (Azurite) は鉱石こうせきあい銅鉱どうこう、つまり塩基えんきせい炭酸たんさんどうよりられる天然てんねん青色あおいろ顔料がんりょうである。15世紀せいきから17世紀せいきちゅうごろにかけてヨーロッパ絵画かいがで、もっと重要じゅうよう顔料がんりょうであったことはうたがいがない[13]緑色みどりいろ塩基えんきせい炭酸たんさんどうであるマラカイト共存きょうぞんしていることがよくある。鉱物こうぶつせい顔料がんりょう同様どうよう粉砕ふんさいしたものをよく選別せんべつしたのち水洗すいせんいてこなにし、みず(すいひ)して製品せいひんとする。こまかくくと淡色たんしょくになり着色ちゃくしょくりょくよわいので、かなりすさめにく。あらつぶのアズライトはむらさき青色あおいろをしている。絵画かいがにおけるアズライトの変色へんしょくは、ニスによるかけじょう場合ばあいおおい。変色へんしょくはこの顔料がんりょう吸水きゅうすいしてマラカイトができることがある。ねつゆたかアルカリでくろへんさんたいしては、酢酸さくさんであっても溶解ようかいする。ただし、普通ふつう安定あんていしている。Colour Index Generic NameはPigment Blue 30である[12]

紺青こんじょう Prussian Blue

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紺青こんじょう1704ねんドイツつくられた青色あおいろ顔料がんりょうであり、最初さいしょ合成ごうせい顔料がんりょうとされているが、現在げんざいでも生産せいさんされている。通常つうじょう紺青こんじょうえばプルシアンブルーのことである。てつあお[14]、アイロンブルー(Iron Blue)[14]、プロシアあおなどともぶ。Colour Index Generic NameはPigment Blue 27である[12]

青色あおいろふくあい酸化さんかぶつ顔料がんりょう

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アルミ-コバルト 酸化さんかぶつ、アルミ-亜鉛あえん-コバルト 酸化さんかぶつ硅素けいそ-コバルト 酸化さんかぶつ硅素けいそ-亜鉛あえん-コバルト 酸化さんかぶつなどは、顔料がんりょうとして使用しようされる。これらは青色あおいろていするふくあい酸化さんかぶつ顔料がんりょうである。ふくあい酸化さんかぶつ顔料がんりょう (mixed metal oxide pigment) とは、複数ふくすう金属きんぞく酸化さんかぶつ混合こんごうし、1000℃以上いじょう高温こうおん焼成しょうせいした顔料がんりょうである。ふくあい酸化さんかぶつ顔料がんりょう着色ちゃくしょくりょくちいさいものの、たい熱性ねっせいたいこうせいすぐれる。セラミックやたいねつ塗料とりょう使用しようされる。焼成しょうせい顔料がんりょう (calcination pigment) ともばれる[15]

コバルト顔料がんりょう
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スマルト、コバルトあお(アルミさんコバルト)、すずさんコバルト、コバルトクロムあお、コバルト-アルミ-珪素けいそ 酸化さんかぶつ、コバルト-亜鉛あえん-珪素けいそ 酸化さんかぶつなどがある。

はな紺青こんじょう Smalt
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スマルトは最古さいこコバルトけい顔料がんりょうである。ガラスしつ人工じんこう顔料がんりょう酸化さんかコバルトをもち着色ちゃくしょくした珪酸けいさんガラスを粉砕ふんさいしたものである。Colour Index Generic NameはPigment Blue 32である[12]

コバルトあお Cobalt Blue
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コバルトあおはアルミさんコバルトであり、絵画かいがようとしては1800年代ねんだいなかごろからこのんでよく使用しようされるようになった。絵画かいがようとしては、含水酸化すいさんかクロムの絵具えのぐなどとこんごうもちいられ、コバルトクロムみどりなどよりうつくしいみどりつくる。一般いっぱんてきには酸化さんかコバルト1にたいし、酸化さんかアルミニウム4-6というものがおおく、コバルト含有がんゆうりつはそれほどたかくない。Colour Index Generic NameはPigment Blue 28である[12]

すずさんコバルト Cerulean
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すずさんコバルトを、ラウニー商会しょうかい油絵具あぶらえのぐとうもちいたのは、1860年代ねんだいになってのことである。そのときの名称めいしょうが「セルリアン」であり、現在げんざいでもラウニーは「セルリアン」の名称めいしょう販売はんばいしている。すずさんコバルトは透過とうかこうでは緑青ろくしょうしょくになる特異とくい色合いろあいの青色あおいろ顔料がんりょうである。英語えいごのceruleanは「青空あおぞらしょく」を意味いみする[16]。Colour Index Generic NameはPigment Blue 35である[12]

コバルトクロムあお Cobalt Chromium Blue
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コバルトとクロムをふく酸化さんかぶつかた熔体で、堅牢けんろうせいきわめてたかく、絵画かいが技法ぎほうをはじめ、たい熱性ねっせい要求ようきゅうされる分野ぶんやたとえば窯業ようぎょういたひろ用途ようとっている。コバルトクロムみどり変種へんしゅでクロム含有がんゆうりょうすくないもの。Colour Index Generic NameはPigment Blue 36である[12]

ケイ酸けいさんコバルト亜鉛あえんあお Cobalt Zinc Silicate Blue
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ケイ酸けいさんコバルト亜鉛あえんあお は、コバルト-亜鉛あえん-珪素けいそ酸化さんかぶつである。むらさき青色あおいろ顔料がんりょう隠蔽いんぺいりょくたかくない。重要じゅうよう用途ようと現在げんざいのところ存在そんざいしないが、絵具えのぐにおけるしょくコバルトあお代替だいたいしている傾向けいこうにあり、「コバルトブルー ディープ」の顔料がんりょう絵具えのぐとして流通りゅうつうしている。Colour Index Generic NameはPigment Blue 74である[12]

コバルト-アルミ-珪素けいそ 酸化さんかぶつ
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アルミ-珪素けいそ-コバルト 酸化さんかぶつ参照さんしょう紺青こんじょうばれる。

マンガンあお Manganese Blue

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マンガンあおきわめてあかあじすくない青色あおいろ顔料がんりょうである。1930年代ねんだいから工業こうぎょうてき製造せいぞうされるようになった。特異とくい色相しきそうち、現在げんざいでも顔料がんりょう染料せんりょう代替だいたいできない色合いろあいをしている。環境かんきょう配慮はいりょのために現在げんざい製造せいぞうされていない。Colour Index Generic NameはPigment Blue 33である[12]

青色あおいろ有機ゆうき顔料がんりょうおよ青色あおいろ染料せんりょう

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青色あおいろていしょくする有機ゆうき顔料がんりょうをここでは、青色あおいろ有機ゆうき顔料がんりょう総称そうしょうする。インディゴフタロシアニン以外いがいに、アントラキノンけい青色あおいろ顔料がんりょうであるインダンスレンブルー (Pigment Blue 60[12]、Pigment Blue 64)、印刷いんさつなどに使用しようされるアルカリブルーなどがある。インディゴ、インダンスレンブルーはけんしみ染料せんりょうである。

あい Indigo

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インディゴ

あい植物しょくぶつであるあいかられるあおあいいろりょうである。現在げんざいでは合成ごうせいあい存在そんざい組成そせいおなじである。ただし、植物しょくぶつであるあい微量びりょうながらあかむらさき染料せんりょうふくんでいる。これをあつめてあかむらさき染色せんしょくすることも不可能ふかのうではないが合理ごうりてきでない。あい染料せんりょうとして認知にんちされ染色せんしょく使用しようされるが、顔料がんりょうであり、体質たいしつ顔料がんりょう定着ていちゃくさせるとう処理しょりをせずに顔料がんりょうとして使用しようされる。Colour Index Generic NameはPigment Blue 66、Vat Blue 1およびNatural Blue 1である[12]

フタロシアニン

[編集へんしゅう]
フタロシアニンのどう錯体さくたい

青色あおいろ顔料がんりょうとして現在げんざいもっと多用たようされるのは、葉緑素ようりょくそ化学かがく構造こうぞうフタロシアニンである。1933ねんICI(インペリアル ケミカル インダストリーズ)しゃのリンステッドたちがフタロシアニンと命名めいめい、1935ねん工業こうぎょうされ、モナストラルブルーの商品しょうひん顔料がんりょうになった。アメリカでは、1936ねんべつ取引とりひきはじまる。鮮明せんめい着色ちゃくしょくりょく非常ひじょうつよく、プロシアあおばいほど着色ちゃくしょくりょくがある。しょくではあかあじつよいが淡色たんしょくではあかあじげんじる。有機ゆうき溶剤ようざいには溶解ようかいしない。硫酸りゅうさん塩酸えんさん以外いがいさん、アルカリには溶解ようかいしない。酸化さんかざい還元かんげんざいにもたいせいがある。あかひかりほとん吸収きゅうしゅうろくあおひかり反射はんしゃするので、さんしょく印刷いんさつもとめられる、理想りそうてき純粋じゅんすいあおきわめてちかいものになる。絵具えのぐとして商品しょうひんされたのは1936ねん商品しょうひんされたすぐである。フタロシアニンあおであるどうフタロシアニン Colour Index Generic Name Pigment Blue15:3などが印刷いんさつ以外いがいでも、いろ三原色さんげんしょくのひとつという認識にんしきした使つかわれることがある。Colour Index Generic NameにはどうフタロシアニンのPigment Blue 15[12]金属きんぞくフタロシアニンのPigment Blue 16[12]どうフタロシアニンのPigment Blue 76とう記載きさいされている[12]ほかにもアルミニウムフタロシアニンとう様々さまざまある。どうフタロシアニンも金属きんぞくフタロシアニンももちいられる。

フタロシアニンのベンゼンたまきスルホンもと導入どうにゅうして可溶性かようせい色素しきそ染料せんりょう)とし、金属きんぞくしおもちいてレーキしたものは、鮮明せんめい安価あんかなので学童がくどうようもちいられることがある。しかし、たいこうせいおとり、油絵具あぶらえのぐするとブリード(滲出しんしゅつ)する。

フタロシアニンみどりはフタロシアニンあおつづいて開発かいはつされ、塩素えんそどうフタロシアニンは1838ねん商品しょうひんされた。Colour Index Generic NameにはPigment Green 7[17]臭素しゅうそ塩素えんそフタロシアニンのPigment Green 36[17]臭素しゅうそ塩素えんそ亜鉛あえんフタロシアニンのPigment Green 58が記載きさいされている。液晶えきしょうテレビふく液晶えきしょうディスプレイカラーフィルタみどりには、構成こうせい要素ようそとしてPigment Green 36が使つかわれている。

あおかんする事項じこう

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自然しぜんかいあお

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パイエンネりのそら水面すいめんあお散乱さんらんされた結果けっか夕焼ゆうやけはあかみをびる。ななめから水面すいめんそらいろうつしてその色合いろあいをえる。
スクーバダイビングちゅう海面かいめん見上みあげるとえるディープブルー(タイのSimilanにて)
オスのクジャクのはね。イリデッセンスにより角度かくどによっていろ変化へんかする。

人々ひとびと自然しぜんなかもっと身近みぢかせっするれたそら青色あおいろは、ひかり波長はちょうよりちいさな空気くうき分子ぶんしみじか波長はちょうをよりおお散乱さんらんするレイリー散乱さんらんによるものである。にちちゅう太陽たいようひかりのうち波長はちょうみじか青色あおいろおお散乱さんらんされてわれわれのとどくためあおえる[18]。この青空あおぞらいろ原因げんいんについては、それがあまりに日常にちじょうてきであったため古代こだいにはあまり注目ちゅうもくされてこなかった。それが説明せつめいされるべきものとかんがえられるようになったのはルネサンス以降いこうである[19]

れたうみなど屋外おくがい水面すいめんななめからたときそれらはあおえ、通常つうじょううみあおいものとおもわれている。こうしてにするあおさのほとんどは、青空あおぞらうつっているからであり、状況じょうきょうではうみはさまざまないろていする。ただし、みず長波ちょうはちょう可視かしこうをよりおお吸収きゅうしゅうするので、海中かいちゅうものあおっぽくえ、また、海中かいちゅう浮遊ふゆうぶつや、ある程度ていどふかさのあるサンゴ礁さんごしょうのようなあかるい海底かいていたって反射はんしゃしてきたひかりもそれそのものがあおえる[20]

はな色素しきそとしては青色あおいろ比較的ひかくてきまれである。とくにカーネーションバラなどにおいては交配こうはいによってあおはなかせる品種ひんしゅつくすことが困難こんなんであり、近年きんねんでは遺伝子いでんし操作そうさによってつくそうとする研究けんきゅうおこなわれている。あおいバラについては、不可能ふかのうまぼろしあらわ代名詞だいめいしともなっている[21]。ちなみに、花色はないろといういろめい青色あおいろ一種いっしゅであるが、これはツユクサはないろとされる。

とりはねあざやかないろ様々さまざま方法ほうほうつくされているが、青色あおいろ場合ばあい青空あおぞらおなじように選択せんたくてき散乱さんらんもちいていることがおおい。ただしクジャクはねチョウおなじくひかり干渉かんしょうをもちいたイリデッセンスによるいろである[22]いろめい孔雀くじゃくあおみどりがかった青色あおいろ意味いみするが、実際じっさいのクジャクのはね光線こうせん状態じょうたい角度かくどにより様々さまざまかがやきをえる。

つききわめてまれにあおみがかってえることがある。過去かこだい規模きぼ森林しんりん火災かさい火山かざん噴火ふんか上空じょうくうにチリがげられたときに観測かんそくされており、1μみゅーm程度ていどのチリがあか黄色おうしょく長波ちょうはちょうひかりおお散乱さんらんするためにこる。火星かせい夕焼ゆうやけも同様どうよう理由りゆうあおい。こうしたことから、英語えいごブルームーン (blue moon) はきわめてまれなことを意味いみすることになった。なお、誤解ごかいからひとがつに2度目どめ満月まんげつ実際じっさいいろにかかわりなくブルームーンとよばれる。

青色あおいろ寒色かんしょくであるというイメージとは裏腹うらはらに、オリオンβべーたほしリゲルなどあおみがかってえるほしは、通常つうじょうほしより温度おんどたか質量しつりょうおおきなわか青色あおいろちょう巨星きょせい青色あおいろ巨星きょせいである。寿命じゅみょうすうせんまんねんかそれ以下いかみじかく、われわれの太陽たいようのようなよりなが寿命じゅみょうほしからみれば、ひとだけはげしくかがやいてっていくほしである。最後さいごには超新星ちょうしんせい爆発ばくはつこして中性子星ちゅうせいしせいブラックホールになるとかんがえられている。リゲル同様どうよう青白あおじろかがやおおいぬαあるふぁほしシリウスちょう巨星きょせい巨星きょせいではなくしゅ系列けいれつぼしだがやはり表面ひょうめん温度おんど高温こうおんで、その青白あおじろかがやきから「あおぼし」という和名わみょうつ。またほのおでも、比較的ひかくてき温度おんどたかい(酸素さんそ供給きょうきゅうりょうおおい)ほうがあおえる。

食物しょくもついろとしてのあおについては、着色ちゃくしょくりょうでチョコレートやこんぺいとうなどの菓子かしあお着色ちゃくしょくすることはあるが、自然しぜんかい存在そんざいするものとしてはあおぎょぐらいしかなく、あお野菜やさい緑色みどりいろである。

古代こだいあお

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ペルガモン博物館はくぶつかん復元ふくげんされているバビロンのイシュタルもんぜん6世紀せいき
ジョット『ラザロの復活ふっかつ』。14世紀せいきジョットにおいてはじめてそらあお彩色さいしきされた。それまではおも金色きんいろもちいられていた。

よう東西とうざいわず古代こだいには青色あおいろ日常にちじょうことなった別世界べっせかいいろとされる傾向けいこうがあり、日常にちじょう世界せかいでは重要じゅうよう役割やくわりたさないか、ときに死体したいいろ連想れんそうさせることなどから忌避きひされるいろでもあった[23]石器せっき時代じだいつうじ、あおつくすこともむずかしく、あお染色せんしょくされるものはほとんどなかった。くろたいし、あかるさをになしろあざやかさをになあかというおおくの古代こだい社会しゃかいでの3つの基本きほんしょくたいし、あお象徴しょうちょうてき意味いみよわいそのいろあまんじ、いろ分類ぶんるいてき機能きのうくわわることもすくなかった[24]。ヨーロッパではこうした傾向けいこうは12世紀せいきごろまでつづいた。

古代こだいギリシャでは色相しきそう積極せっきょくてきあらわ語彙ごいそのものがすくなかった。青色あおいろあらわすためには2つの言葉ことばキュアノス (kyanos, κυανός) とグラウコス (glaukos, γλαύκος) がもちいられたがその意味いみ曖昧あいまいである。前者ぜんしゃのキュアノスはシアン (cyan) の語源ごげんラピスラズリふか青色あおいろをさしてもちいられたものの、むしろ明度めいどひくくらさを意味いみし、黒色こくしょく紫色むらさきいろ茶色ちゃいろをもあらわした[25]ホメロスはそのふかみを神秘しんぴてきなものや、おそろしげなもの、またはめずらしいものを形容けいようするのにこのんで使用しようしている[26][27]一方いっぽう、グラウコスはひとみうみ形容けいようとしてもちいられたが、青色あおいろ緑色みどりいろ灰色はいいろ、ときに黄色おうしょく茶色ちゃいろをもあらわし、むしろいろどりひくさを意味いみしていた[28]緑内障りょくないしょうあらわ英語えいごグローコーマ (glaucoma) の語源ごげんはこのグラウコスであり、おおくの場合ばあい失明しつめい危機ききをもたらす緑内障りょくないしょうなどの疾患しっかんをわずらったくすんだひとみいろあらわすのにもちいられている[29]

古代こだいローマでもあおはあまり注目ちゅうもくされず、あおとされるラテン語らてんごカエルレウス (caeruleus) はむしろろういろ、あるいは緑色みどりいろ黒色こくしょくあらわしていた[30]。ローマではあお喪服もふくいろであり、なによりケルトじんやゲルマンじんなどの野蛮やばんさを象徴しょうちょうするにくむべき、もしくは回避かいひすべきいろであった。たとえば、あおひとみつことはみにくさのひとつのようにみなされ、タキトゥスあおからだめたブリトンじん軍隊ぐんたいを「幽霊ゆうれい軍隊ぐんたい」と[31]だいプリニウスはブリトンじん女性じょせいからだあおまわしい儀式ぎしきおこなうと主張しゅちょうした[32]古代こだいギリシャ、古代こだいローマともにじいろをさまざまに分類ぶんるいしたがそこにあおくわえられることはなかった[33]

中国ちゅうごくでもあおひとのものではないという意味合いみあいがあった。道教どうきょうであのとこのむすもんであるとされる中国ちゅうごくゆたか鬼城きじょうもん青色あおいろられており、れると死期しきちかづくされる[34]

民族みんぞくでは、あいあおめることがおこなわれ、あおないしろく神秘しんぴさや世界せかいいろあらわしもした。中東ちゅうとうやエジプトでは魔除まよけけのいろであり、また死者ししゃまも葬儀そうぎむすびついたいろでもあった[35]バビロンイシュタルもんあおいろどり煉瓦れんがいろどられ、インドカーリダーサシヴァしんはだいろあおあらわした[36]。『旧約きゅうやく聖書せいしょ』では翻訳ほんやくによる色彩しきさい用語ようご変遷へんせんおおきいものの[37]かみ足元あしもともしくは玉座ぎょくざにはあおサファイアがあった[38][39]

そのヨーロッパでは12世紀せいきあおはそれまでのひかえめな地位ちいて、すうじゅうねんのうちにもっとうつくしいいろだとされるまでになるだい変化へんかげた。この時期じき絵画かいがなか聖母せいぼマリア服装ふくそうふくくらあおくろからあかるいあおへと変化へんかし、マリア崇敬すうけいとともにあお地位ちい向上こうじょうしていくことになった[40]

近似きんじしょく

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脚注きゃくちゅう出典しゅってん

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  1. ^ かんてん-あお解釈かいしゃく中国ちゅうごく
  2. ^ かんてん-あい解釈かいしゃく(中国ちゅうごく
  3. ^ 新村しんむら いずる へん広辞苑こうじえん』(だいはん岩波書店いわなみしょてん、1998ねん11月。ISBN 978-4000801126 
  4. ^ かんてん-あお解釈かいしゃく(中国ちゅうごく
  5. ^ 大辞泉だいじせん:あお
  6. ^ かんてん-あお解釈かいしゃく(中国ちゅうごく
  7. ^ 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん』(だいはん小学しょうがくかん あお」のこう
  8. ^ 青色あおいろあれこれ”. あやぎぬかい色彩しきさい色目いろめ. 2011ねん9がつ10日とおか閲覧えつらん
  9. ^ 東北とうほくがく Vol.6 [そう特集とくしゅう] <みなみ>の精神せいしん東北とうほく文化ぶんか研究けんきゅうセンター 責任せきにん編集へんしゅう赤坂あかさか憲雄のりお 作品社さくひんしゃ 2002ねん ISBN 4-87893-471-9 pp.230 - 231
  10. ^ a b CSS Color Module Level 3” (英語えいご). World Wide Web Consortium (2022ねん1がつ18にち). 2024ねん11月8にち閲覧えつらん
  11. ^ 池田いけだ光男みつお色彩しきさい工学こうがく基礎きそ朝倉書店あさくらしょてん、1980ねん、55-56ぺーじISBN 9784254210125 
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n The Color of Art Pigment Database: Pigment Blue, PB
  13. ^ 絵画かいが材料ざいりょう事典じてん』 ラザフォード・J・ゲッテンス・ジョージ・L・スタウトちょ 森田もりたひさしこれやく 美術びじゅつ出版しゅっぱんしゃ 1999/6 ISBN 4254252439
  14. ^ a b 絵具えのぐおよ顔料がんりょう桑原くわばら利秀としひで 安藤あんどう徳夫のりお 共著きょうちょ 共立きょうりつ図書としょ
  15. ^ 有機ゆうき顔料がんりょうハンドブック』 橋本はしもといさお カラーオフィス 2006.5
  16. ^ 『ジーニアス英和えいわ辞典じてん小西こにし ともなな,南出みなみで 康世やすよ(編集へんしゅう) 大修館書店たいしゅうかんしょてん だい3はん 2001/11 ISBN 4469041580 ISBN 978-4469041583
  17. ^ a b The Color of Art Pigment Database: Pigment Green, PG
  18. ^ そらはどうしてあおく、夕焼ゆうやけはどうしてあかいのですか?”. キリヤ化学かがくいろ化学かがくについてのQ&A. 2010ねん1がつ7にち閲覧えつらん
  19. ^ Pesic, chs.1–2.
  20. ^ うみあおえるのはなぜですか?”. キリヤ化学かがくいろ化学かがくについてのQ&A. 2009ねん12月28にち閲覧えつらん
  21. ^ さいあい葉月はづきあおいバラ』小学しょうがくかん 
  22. ^ 孔雀くじゃくはねいろ色素しきそいろですか?”. キリヤ化学かがくいろ化学かがくについてのQ&A. 2010ねん1がつ7にち閲覧えつらん
  23. ^ Pesic, p.3f.
  24. ^ パストゥロー、pp.10.12ff.
  25. ^ パストゥロー、pp.23ff.
  26. ^ Pesic, p.8.
  27. ^ たとえば、ホメロス ちょ松平まつだいら 千秋ちあき やく『イリアス』〈岩波いわなみ文庫ぶんこ〉1992ねん上巻じょうかん p.334(アキレウスのおそろしげな武具ぶぐ), p.360(ネストルのうつくしいよんきゃくつくえ), 下巻げかん p.118(トロイエせん黒雲くろくものような大軍たいぐん), p.269(内臓ないぞうつらぬかれた戦士せんしおそ黒雲くろくもぺーじ 
  28. ^ パストゥロー、p.23.
  29. ^ The Meaning of Glaukos”. Dienekes' Anthropology Blog (2003ねん5がつ8にち). 2009ねん12月28にち閲覧えつらん とくにそこで引用いんようされている Maxwell-Stuart, P.G. (1981). Studies in Greek Colour Terminology. 1. Leiden: Brill 
  30. ^ パストゥロー、p.24f.
  31. ^ Pesic, p.4.
  32. ^ パストゥロー、p.26.
  33. ^ パストゥロー、p.28ff.
  34. ^ Pesic p.3f.
  35. ^ パストゥロー、p.14f.p.22.
  36. ^ The Origin of the Young God: Kalidasa's Kumarasambhava. Berkeley: University of California Press. (1985) 
  37. ^ パストゥロー、pp.16ff,19ff.
  38. ^ Pesic. p.25.
  39. ^ 旧約きゅうやく聖書せいしょいずるエジプト 24:10, エゼキエルしょ 1:26.
  40. ^ パストゥロー、pp.50,52ff.

参考さんこう文献ぶんけん

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  • パストゥロー, ミシェル ちょ松村まつむら 恵理えり, 松村まつむら つよし やくあお歴史れきし筑摩書房ちくましょぼう、2005ねんISBN 9784480857811 
  • Pesic, Peter (2005). Sky in a Bottle. Cambridge, MA: MIT Press. ISBN 0262162342 

関連かんれん項目こうもく

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