あんみつ

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あんみつ
（横浜よこはま・伊勢佐木いせざき町まち）

あんみつ（餡蜜あんみつ）は、みつまめに餡あんを盛もった和菓子わがし。賽さいの目め（細こまかい立方体りっぽうたい）状じょうに切きった寒天かんてんに、茹ゆでて冷ひやした赤あかエンドウマメ、小豆しょうず餡あん、求肥ぎゅうひ、干ほし杏子あんずなどをのせ、みつ（黒くろ蜜みつや白蜜しろみつ）をかけて食たべる。

発祥はっしょうについては二に説せつあり、1930年ねんに銀座ぎんざのしるこ屋や「若松わかまつ」の森もり半次郎はんじろう（2代目だいめ）が考案こうあんしたとも、1938年ねんに銀座ぎんざの蜜豆みつまめ店てん「月ヶ瀬つきがせ」（現げん・コックドール）の創業そうぎょうに参画さんかくした俳人はいじん橋本はしもと夢道むどうによって考案こうあんされたともいわれている。

「若松わかまつ」では現在げんざいも「元祖がんそあんみつ」として提供ていきょうしている。ほかに京都きょうと、鎌倉かまくら、浅草あさくさ、上野うえのなどのあんみつが有名ゆうめいである。また、大相撲おおずもう観戦かんせんのおみやげである「相撲すもうあんみつ」が知しられている。

四季しきを問とわず販売はんばい・提供ていきょうされているが、特とくに夏なつの風物詩ふうぶつしとして知しられており、みつまめと共ともに夏なつの季語きごに分類ぶんるいされている。

バリエーション

アイスクリームあんみつ

あんみつには みつまめと同様どうよう、様々さまざまなバリエーションが存在そんざいする。

クリームあんみつ

ホイップした生なまクリーム、もしくはアイスクリーム（またはソフトクリーム）をのせたもの

白玉しらたまあんみつ

白玉しらたまをのせたもの

フルーツあんみつ

カットした生せいの果物くだものや缶詰かんづめの果物くだもの（キウイフルーツ、サクランボ、パイナップル、ミカン、桃ももなど）をのせたもの