ぴことぴけ

『ぴことぴけ』は、中島なかじま零れいによる日本にっぽんの漫画まんが作品さくひん。ワニブックスの『コミックガム』にて2008年ねん8月がつ号ごう（6月がつ25日にち発売はつばい）から2009年ねん10月がつ号ごう(8月がつ26日にち発売はつばい)まで連載れんさいされた。

作品さくひん概要がいよう

憧あこがれの警察官けいさつかんになったものの通勤つうきん時じに事故じこに遭あい改造かいぞうされて誕生たんじょうしたサイボーグのぴこが、相棒あいぼうのぴけとともにロボット女性じょせい警察官けいさつかんとして過すごす日々ひび。

主おもな登場とうじょう人物じんぶつ

鏑木かぶらき 璃子（かぶらぎ りこ）

人ひとより体からだが弱よわく体調たいちょうを崩くずしがちにもかかわらず警察けいさつ学校がっこうを卒業そつぎょうし、憧あこがれの警察官けいさつかんとして長ちょう府ふ署しょ勤務きんむとなった初日しょにちの通勤つうきん時じ、交通こうつう事故じこに遭あい、その車くるまに乗のっていた宇駕神しんにより改造かいぞうされてしまった。

髪かみの色いろは暗くらい紫むらさきである。

ぴこ

主人公しゅじんこう。ロボットの体からだに璃子の脳のうが移植いしょくされたサイボーグ。ただし鏑木かぶらき璃子としての記憶きおくは、リミッターを掛かけられているため思おもい出だせない。

髪かみはピンクのツインテール。ロボット警官けいかんとして長ちょう府ふ署しょに配備はいびされ、長ちょう府ふぴこと名乗なのる。

ぴけ

正真正銘しょうしんしょうめいのロボットで、頭脳ずのう以外いがいのスペックはぴこと一緒いっしょで外見がいけんもタレ目めで髪かみが水色みずいろのポニーテールである事ことを除のぞくとそっくりである。ぴこと同おなじく長ちょう府ふ署しょに配備はいびされ、長ちょう府ふぴけと名乗なのる。ぴこのパートナーとして一緒いっしょに活躍かつやくする。

宇駕神しん（うがみ）

新しん三さんツ崎さき重工じゅうこうメカトロニクス事業じぎょう部ぶHTR課か課長かちょう。璃子をぴこに改造かいぞうしてしまった張本人ちょうほんにん。脳のうを抜ぬいた後のちの璃子の体からだは密ひそかに保存ほぞんして病やまいに冒おかされている部分ぶぶんを治療ちりょうしていた。

繁田しげた（しげた）

新しん三さんツ崎さき重工じゅうこうメカトロニクス事業じぎょう部ぶHTR課か課長かちょう補佐ほさ。

西園寺さいおんじ 喜美きみ香が（さいおんじ きみか）

長ちょう府ふ署しょ勤務きんむの高飛車たかびしゃな巡査じゅんさ。

井い荻おぎ 明日あした菜さい（いおぎ あすな）

長ちょう府ふ署しょ勤務きんむの優やさしい巡査じゅんさ。ぴことぴけにも優やさしく接せっする。

アナスタシア・皐月さつき・グレーニン（あなすたしあ・さつき・ぐれーにん）

自称じしょう血ちみどろマリー。ロボットが街まち中ちゅうで暴あばれる事件じけんがたびたび発生はっせいしていたが、その黒幕くろまく。父親ちちおやは某国ぼうこく外交がいこう官かんであるが、仕事しごとが忙いそがしくほとんど帰宅きたくしないため、十じゅう数すう機きのロボットと一緒いっしょに家族かぞくのように生活せいかつしており、その寂さびしさから事件じけんを起おこした。

ぴことぴけの活躍かつやくにより改心かいしんし、事件じけんを起おこしたお詫わびに奉仕ほうし活動かつどうと称しょうしてぴこ達たちのお手伝てつだいを始はじめる。

まだ子供こどもだが市販しはんロボットの深層しんそうプログラムを改造かいぞうして書かき換かえるなど天才てんさい的てきな面めんがある。

デルフィーヌ

アナスタシアに従したがうロボットの一体いったい。アナスタシアの指令しれいによりぴこぴけと敵対てきたいして戦たたかったが、アナスタシア改心かいしん後ごは一緒いっしょに奉仕ほうし活動かつどうを行おこなう。が、ぴけとは今こん一ひとつ気きが合あわない様子ようす。

リゾン

アナスタシアに従したがうロボットの一体いったい。深層しんそうプログラムを変かえられて暴走ぼうそうし、アナスタシアとデルフィーヌに襲おそい掛かかってしまったが、ぴことぴけとデルフィーヌの連携れんけいで止とめられた。修理しゅうりされた後のちはデルフィーヌとともに奉仕ほうし活動かつどうを行おこなうが、こちらもぴけとは気きが合あわないらしい。

単行本たんこうぼん

ワニブックスから GUM COMICS で全ぜん2巻かんが刊行かんこうされている。

1. ISBN 978-4-8470-3671-2
2. ISBN 978-4-8470-3703-0