ふるぎぬや紋様もんよう帳ちょう

ふるぎぬや紋様もんよう帳ちょう
漫画まんが
作者さくしゃ	波津はつ彬あきら子こ
出版しゅっぱん社しゃ	小学館しょうがくかん
掲載けいさい誌し	月刊げっかんフラワーズ
レーベル	フラワーコミックス
発表はっぴょう号ごう	2014年ねん6月がつ号ごう - 2022年ねん3月がつ号ごう
発表はっぴょう期間きかん	2014年ねん4月がつ28日にち - 2022年ねん1月がつ28日にち
巻数かんすう	全ぜん6巻かん
話はなし数すう	全ぜん39話わ
テンプレート - ノート
プロジェクト	漫画まんが
ポータル	漫画まんが

『ふるぎぬや紋様もんよう帳ちょう』（ふるぎぬやもんようちょう）は、波津はつ彬あきら子こによる日本にっぽんの漫画まんが。『月刊げっかんフラワーズ』（小学館しょうがくかん）にて、2014年ねん6月がつ号ごうから2022年ねん3月がつ号ごうまで不定期ふていきに連載れんさい。

あらすじ

インテリアコーディネーターの樋口ひぐち伊都子いつこの元もとに、実家じっかの母親ははおやから20年ねん前まえに亡なくなった祖母そぼの遺品いひんである着物きものが送おくられてくる。祖母そぼとの思おもい出ではあるものの、着物きものに興味きょうみがない伊都子いつこは、古着ふるぎ屋やへ売うることにする。事務所じむしょの所長しょちょうに紹介しょうかいしてもらった骨董こっとう屋やへ行いこうとして道みちに迷まよった伊都子いつこが、わらわらと現あらわれたネコたちに導みちびかれるようにたどり着ついた場所ばしょは、美うつくしい青年せいねんが店主てんしゅを務つとめる古着ふるぎ屋やだった。査定さていをしてくれた店番みせばんの女性じょせいに3枚まいのうち1枚まいを「あなたが着きたほうがいい」と言いわれ、断ことわりきれずに着付きつけてもらうと、その着物きものにまつわる祖母そぼとの思おもい出でが伊都子いつこの脳のう内ないに流ながれ込こんできた。結局けっきょく、売うるのをやめてしまった伊都子いつこだったが、その店みせが所長しょちょうが紹介しょうかいしてくれたところではないと分わかり、店主てんしゅの妖艶ようえんな美うつくしさも相あいまって白昼夢はくちゅうむでも見みたと思おもうことにしたのだった。

後日ごじつ、古着ふるぎを使つかったコーディネートを提案ていあんしようとクライアントの家いえへ行いくまた途中とちゅうで道みちに迷まよった伊都子いつこは、またあの店みせへたどり着ついてしまう。再ふたたび着物きものの思おもい出でを見みて帰途きとについた伊都子いつこだったが、店みせの名前なまえも行いき方かたも覚おぼえていないことに気きがつく。

登場とうじょう人物じんぶつ

樋口ひぐち 伊都子いつこ（ひぐち いとこ）

インテリアコーディネーター。小学生しょうがくせいの時ときに亡なくなった母方ははかたの祖母そぼ・律子りつこが趣味しゅみで収集しゅうしゅうしていた古着ふるぎの遺品いひんを古着ふるぎ屋やへ売うりにいこうとして「ふるぎぬや」へ行いって以来いらい、何なにかと縁えんが出来できてしまう。感応かんおうしやすい性質せいしつらしく、着物きものに残のこった思おもい出でや念ねんのようなものを感かんじ取とることができるが、自分じぶんに必要ひつようのない記憶きおくは負担ふたんになるからと店主てんしゅに忠告ちゅうこくされる。北欧ほくおうモダンにこだわったインテリアを好このんでいたが、着物きものに縁えんができて以来いらい、所長しょちょうのアドバイスもあり、和風わふうインテリアも視野しやに入いれるようになる。

亀蔵かめぞう 源げん之の丞すすむ（かめくら げんのじょう）

伊都子いつこら有志ゆうし複数ふくすう人じんで立たち上あげた事務所じむしょの所長しょちょう。伊都子いつこからは「源みなもとちゃん」と呼よばれる。プライベートな会話かいわをする時ときのみ、オネエ言葉ことばになる。母親ははおやが日本にっぽん舞踊ぶようの師匠ししょうだったため、着物きものにうるさい。

竹中たけなか 翔子しょうこ（たけなか しょうこ）

事務所じむしょの後輩こうはい。水木みずきしげるを愛あいしてやまず、子供部屋こどもべやのコーディネートに河童かっぱを取とり入いれようとしたこともある（却下きゃっかされた）。

店主てんしゅ

行いく理由りゆうがある人ひとだけがたどり着つける不思議ふしぎな古着ふるぎ屋や「ふるぎぬや」の店主てんしゅ。妖艶ようえんな美び青年せいねん。人間にんげん（ひと）ではないものが良よく来店らいてんするが、伊都子いつこのように何なん度ども訪おとずれる人間にんげんは珍めずらしいという。何なに十じゅう年ねんも前まえに亡なくなった民俗みんぞく学者がくしゃ・青砥あおと啾水（あおと しゅうすい）と良よく似にている。

白妙しろたえ（しろたえ）

「ふるぎぬや」の店番みせばんの女性じょせい。理由りゆう（わけ）ありやいわくつきの着物きものが大好だいすき。

小太郎こたろう（こたろう）

「ふるぎぬや」と取引とりひきのある悉皆屋しっかいや（着物きものの染そめ直なおしなどをする）の孫まご。カワウソの化身けしんだが、店みせに来くる時ときは小学生しょうがくせいの格好かっこうをしている。

書誌しょし情報じょうほう

• 波津はつ彬あきら子こ 『ふるぎぬや紋様もんよう帳ちょう』小学しょうがく館かん〈フラワーコミックス〉、全ぜん6巻かん
  1. 2015年ねん7月がつ10日とおか発売はつばい、ISBN 978-4-09-137458-5
  2. 2016年ねん11月がつ10日とおか発売はつばい、ISBN 978-4-09-138844-5
  3. 2018年ねん2月がつ9日にち発売はつばい、ISBN 978-4-09-870043-1
  4. 2019年ねん8月がつ9日にち発売はつばい、ISBN 978-4-09-870619-8
  5. 2020年ねん11月がつ10日とおか発売はつばい、ISBN 978-4-09-871198-7
  6. 2022年ねん4月がつ8日にち発売はつばい、ISBN 978-4-09-871620-3