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ぼくのそばにおいでよ (きょく)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ぼくのそばにおいでよ」
加藤かとう和彦かずひこシングル
初出しょしゅつアルバム『ぼくのそばにおいでよ
Bめん アーサーのブティック
リリース
規格きかく シングルレコード
録音ろくおん 1969ねん
ジャンル カントリー
フォーク
時間じかん
レーベル EXPRESS
EP-1184
作詞さくし作曲さっきょく エリック・アンダーソン作詞さくし/作曲さっきょく
日高ひだかひとし訳詞やくし
加藤かとう和彦かずひこ シングル 年表ねんぴょう
ネズミ・チュウ・チュウ・ネコ・ニャン・ニャン
(1969ねん
ぼくのそばにおいでよ
(1969ねん
チッチとサリー
(チッチとサリー)
(1970ねん
ぼくのそばにおいでよ 収録しゅうろくきょく
  1. ぼくのそばにおいでよ (COME TO MY BEDSIDE)
  2. 日本にっぽん幸福こうふくI (THIS IS MY LAND I)
  3. 日本にっぽん幸福こうふくII (THIS IS MY LAND II)
  4. 日本にっぽん幸福こうふくIII (THIS IS MY LAND III)
  5. だいせんじがけだらなよさ (DAISENJIGAKEDARANAYOSA)
  6. タヌキ (TANUKI)
  7. 9月はほうきぼしながれるとき (SEPTEMBER IS A LONELY WORD)
  8. ネズミ・チュウ・チュウ、ネコ・ニャン・ニャン (CHU CHU AND NIYAN NIYAN)
  9. アーサーのブティック (ARTHER'S BOUTIQUE)
  10. ひるねのミカ (DREAMIN' MIKA)
  11. ゼニフェッショナル・ブルース (ZENIFESSIONAL BLUES)
  12. 13ばんがいのおもちゃ (SLAUGHTER ON 13TH STREET TOY SHOP)
  13. ぼくのおもちゃばこ (MY TOY BOX)
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ぼくのそばにおいでよ」 (COME TO MY BEDSIDE) は、1969ねん10がつ10日とおか (1969-10-10)発売はつばいされた加藤かとう和彦かずひこのソロ名義めいぎによる3まいのシングル。アメリカのシンガーソングライター、エリック・アンダーソンの楽曲がっきょく日本語にほんごでカバーしたものである。

解説かいせつ

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原曲げんきょくの「COME TO MY BEDSIDE」はアメリカのシンガーソングライター、エリック・アンダーソンが1964ねん発表はっぴょうした楽曲がっきょくで、自身じしんの1まいのアルバム『TODAY IS THE HIGHWAY』(1965ねん)にも収録しゅうろくされた。日本にっぽんでは日高ひだかひとしによる訳詞やくしばんがフォークけいのミュージシャンなどにげられ、ザ・フォーク・クルセダーズもこのきょくをレパートリーとして1968ねん10がつの「フォークル さよならコンサート」(アルバム発売はつばい:1969ねん2がつ、キャピトル CPC-8003)でもうたわれた。加藤かとうはフォークル解散かいさんもこのきょくをステージでげ、はつのソロ・アルバム『ぼくのそばにおいでよ』にもカントリーふう編曲へんきょく収録しゅうろくしている。とうシングルはアルバムとおなじヴァージョンで、演奏えんそうおよび編曲へんきょくめん加藤かとう人脈じんみゃくによる「加藤かとう和彦かずひこかれのグループ」名義めいぎのミュージシャンが参加さんかしている[1](パーソネルを参照さんしょう)。一方いっぽうカップリングきょくの「アーサーのブティック」は松山まつやまたけしがけているが、加藤かとうによれば、これはSF小説しょうせつからインスパイアされたもので、タイトルのアーサーとは人名じんめいではなく、地球ちきゅう意味いみする「EARTHER」をしているという[2]。なお、このきょくもアルバムとどうヴァージョンで、サウンドめんでは編曲へんきょくがけたクニ河内かわちにより三味線しゃみせんやバンジョー、マンドリン、ブラス・セクションなどが使用しようされている[3]

アートワーク

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カバーには上半身じょうはんしんはだか加藤かとう写真しゃしん使用しようされている。アルバム『ぼくのそばにおいでよ』にもおなじフォト・セッションの写真しゃしんもちいられたが、後年こうねん加藤かとうは「はだかになればいいってものじゃない、わかい。」とかたっている[4]。なお、カバーひょうには以下いかキャッチコピーしるされている。

加藤かとう和彦かずひこ決定けっていばん C&W !!

収録しゅうろくきょく / パーソネル

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パーソネルと収録しゅうろく時間じかんはオリジナル・シングルレコードの表記ひょうきによる[3]。SIDE Bのパーソネルは不明ふめい

  1. ぼくのそばにおいでよ (COME TO MY BEDSIDE)  – (3:58)
    作詞さくし/作曲さっきょく:エリック・アンダーソン、訳詞やくし日高ひだかひとし編曲へんきょく加藤かとう和彦かずひこかれのグループ
    加藤かとう和彦かずひこ - ヴォーカル、ギター
    遠藤えんどう俊雄としお - ペダルスティール・ギター
    谷野たにのひとし - ベース
    つのだひろ - ドラムス
    藤田ふじた秀雄ひでお - ピアノ
  1. アーサーのブティック (ARTHER'S BOUTIQUE)  – (5:37)
    作詞さくし松山まつやまたけし作曲さっきょく加藤かとう和彦かずひこ編曲へんきょくクニ河内かわち

「ぼくのそばにおいでよ」には加藤かとう合同ごうどうコンサート出演しゅつえん音源おんげん存在そんざいする。

  • 1969ねん8がつ29にち (1969-08-29)渋谷しぶや公会堂こうかいどう実況じっきょう録音ろくおんのためのカレッジ・ポップス・コンサート」※アルバム「カレッジ・ポップス・コンサート」(1970ねん東芝とうしば音楽おんがく工業こうぎょう EP-7730)収録しゅうろく。なお、ここで加藤かとう一部いちぶ歌詞かしえてうたっている。

「COME TO MY BEDSIDE」にはほかにもいくつかの日本語にほんごカバーが存在そんざいする。タイトルに異同いどうがあるが、いずれも日高ひだかひとし訳詞やくしもちいている。

  • 中川なかがわ五郎ごろう恋人こいびとよベッドのそばにおいで」※収録しゅうろくアルバム『ろくぶんぜに中川なかがわ五郎ごろう』(1969ねん4がつURC URL-1002)
  • 高石たかいしともや「おいでぼくのベッドに」※収録しゅうろくアルバム『ぼうおおきくならないで 高石たかいしともやフォーク・アルバムだい3しゅう』(1969ねん6がつ、ビクター SJV-405)
  • 岡林おかばやし信康のぶやす「カム・トゥ・マイ・ベッド・サイド」※収録しゅうろくアルバム『わたし断罪だんざいせよ』(1969ねん8がつ、URC URL-1007)
  • 小室こむろひとし「おいでよぼくのベッドに」※収録しゅうろくアルバム『ながゆめ』(1980ねん1がつ、フォーライフ FLL-5039)
  • 泉谷いずみやしげる「COME TO MY BEDSIDE」※収録しゅうろくアルバム『全身全霊ぜんしんぜんれい〜Life to Soul』(1996ねん7がつ、ビクター VICL-791)
  • チェリッシュあいのメロディ(Come to my Bedside)」※収録しゅうろくアルバム『ひまわりの小径しょうけい』(1972ねん、ビクター SF-1027)

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 文藝ぶんげい別冊べっさつ (へん) へん加藤かとう和彦かずひこ あの素晴すばらしいおとをもう一度いちど河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2010ねん2がつISBN 978-4-30-997731-7 
  • 前田まえださちたけ (ききて構成こうせい) へん『エゴ〜加藤かとう和彦かずひこ加藤かとう和彦かずひこかたる』スペースシャワーネットワーク、2013ねん7がつISBN 978-4-90-670088-2 

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 加藤かとう和彦かずひこ あの素晴すばらしいおとをもう一度いちど』p.67
  2. ^ 加藤かとう北山きたやまおさむ架空かくうラジオパーソナリティつとめた企画きかくばん『ON-AIR 日本にっぽんポップスかいる』(1970ねん東芝とうしば音楽おんがく工業こうぎょう EP-7748)での発言はつげんから。
  3. ^ a b シングル「ぼくのそばにおいでよ」(1969ねん10がつ東芝とうしば音楽おんがく工業こうぎょう EP-1184)カバー裏面りめん朝妻あさづま一郎いちろう解説かいせつより
  4. ^ 『エゴ〜加藤かとう和彦かずひこ加藤かとう和彦かずひこかたる』p.93