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めもあある美術館びじゅつかん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

めもあある美術館びじゅつかん』(めもああるびじゅつかん)は、大井おおい三重子みえこ童話どうわである。東京書籍とうきょうしょせきあたらしい国語こくご』(小学しょうがくろく年生ねんせい)に掲載けいさいされていた。

概要がいよう

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あらすじは、はるちかいある夕方ゆうがたの、かた主人公しゅじんこう「ぼく」の体験たいけんである。「ぼく」は、あね頭髪とうはつってかせ、ははしかられ、針箱はりばこのへりをふんでひっくりかえし、下駄げたをつっかけていえす。あてもなくあるいていると、古道具ふるどうぐがある。そこには額縁がくぶちい、いたえがかれた祖母そぼ油彩ゆさいがある。「ぼく」が就学しゅうがくであったころの、祖母そぼ風車かざぐるまである。長身ちょうしん男性だんせい来店らいてんし、その購入こうにゅうする。「ぼく」がそのおとこについてくと、おとこは、このはきみがえがいたであって、めもあある美術館びじゅつかんってくのだという。おとことともに卵色たまごいろ建物たてものなかはいると、おおくのとびらのひとつのうえに「ぼく」の氏名しめい木札きふだかかげられている。とびらなか室内しつないには、いぬ隣家りんかのスエちゃんの機関きかんしゃ玩具おもちゃ、そのとなりに祖母そぼそのけられている。最後さいごは、針箱はりばこ蹴飛けとばしている「ぼく」のである。そのさき額縁がくぶちばかりがかっている。おとこは、きみはこれからこのがくのなかにえがきつづけてゆく、1まいでもたくなったならばいつでもるようにい、玄関げんかん石段いしだんまで見送みおくってくれる。

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 大井おおい三重子みえこ水曜日すいようびのクルト』鈴木すずき義治よしはる東都とうと書房しょぼう、1961ねんOCLC 672893446全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:45017054 
  • 大井おおい三重子みえこ ちょ「めもあある美術館びじゅつかん」、せき英雄ひでおほかへん へん太陽たいようのきりん : ゆめ空想くうそう物語ものがたり村上むらかみつとむほか小峰こみね書店しょてん現代げんだい日本にっぽん童話どうわ〉、1970ねんOCLC 672709853全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:45005943 
  • 大井おおい三重子みえこ水曜日すいようびのクルト』鈴木すずき義治よしはるえ、偕成社かいせいしゃ偕成社かいせいしゃ文庫ぶんこ〉、1976ねんOCLC 673579709全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:76000497 
  • 大井おおい三重子みえこ「めもあある美術館びじゅつかん」『水曜日すいようびのクルト』(新版しんぱん偕成社かいせいしゃ偕成社かいせいしゃ文庫ぶんこ〉、2009ねんISBN 978-4-03-551180-9 
  • 大井おおい三重子みえこ ちょ「めもあある美術館びじゅつかん」、大森おおもりのぞむへん へん不思議ふしぎとびら 時間じかんがいっぱい』角川書店かどかわしょてん角川かどかわ文庫ぶんこ〉、2010ねんISBN 978-4-04-394340-1 

関連かんれん項目こうもく

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