アラン・シャペル

アラン・シャペル
生誕せいたん	(1937-12-30) 1937年ねん12月30日にち フランス・リヨン
死没しぼつ	(1990-07-10) 1990年ねん7月がつ10日とおか（52歳さい没ぼつ） フランス・アヴィニョン
国籍こくせき	フランス
教育きょういく	フェルナン・ポワン
受賞じゅしょう	3 étoiles au Guide Michelin Meilleur ouvrier de France Officier de l'ordre du Mérite agricole Officier de l'Ordre des Arts et des Lettres Ordre national du Mérite

アラン・シャペル（Alain Chapel、1937年ねん11月30日にち - 1990年ねん7月がつ10日とおか）は、フランスのシェフ。「料理りょうり界かいのダ・ヴィンチ」と呼よばれた。

略歴りゃくれき　

ミオネにあるレストランアラン・シャペル、現在げんざいは閉業へいぎょう。

リヨンの料理人りょうりにんジャン・ビニャールの下もとで、次つぎにヴィエンヌにあるフェルナン・ポワンのレストランで働はたらいた。

1967年ねん、ミオネにある両親りょうしんのレストラン「メール・シャルル」で料理りょうりの指揮しきをとる。

1969年ねんからミシュランガイドの2つ星ほしになり、彼かれは1973年ねんに国家こっか最優秀さいゆうしゅう職人しょくにん章あきら（Meilleur Ouvrier de France）を受章じゅしょうした。

1973年ねんには、ミシュランガイドの三ツ星みつぼしを獲得かくとくした。

1980年ねんに、店名てんめいを「アラン・シャペル」に改あらためた。

彼かれは1990年ねん7月がつ10日とおか、アヴィニョンで急死きゅうしした。 死因しいんは脳卒中のうそっちゅうであった。残のこされた家族かぞくには妻つまのシュザンヌと2人ふたりの息子むすこ、ダヴィッドとロマンがいた。

彼かれの死後しご、妻つまシュザンヌは、アラン・シャペルの指導しどうを受うけたフィリップ・ジュスから料理りょうりに関かんする支援しえんを受うけながら切きり盛もりしていく。しかし、レストランアラン・シャペルは2012年ねん2月がつに閉店へいてんした。シェフのフィリップ・ジュス、そしてシャペルの息子むすこのロマンのもとで、レストランは2012年ねんに閉店へいてんするまでミシュランの2つ星ほしを維持いじしていた。

亡骸なきがらはリヨンのクロワ・ルース墓地ぼちに埋葬まいそうされている。

日本にっぽんとの関かかわり

1981年ねんに神戸こうべポートピアホテルに「アラン・シャペル」の唯一ゆいいつの支店してんを出店しゅってんした。シャペル本人ほんにんの没後ぼつごも引ひき続つづき営業えいぎょうされたが、ミオネの本店ほんてんが閉店へいてんした後のち、この店みせも2012年ねん3月がつに閉店へいてんした。またこの支店してんでは、シャペルの弟子でしで、後のちにハウステンボスの総そう料理りょうり長ちょうを務つとめた上柿うえがき元もと勝かちがシェフを務つとめた。

1984年ねん10月がつ10日とおかに、京王けいおうプラザホテルのフレンチレストラン「アンブローシア」で、「アラン・シャペルの味あじを楽たのしむ会かい」が開催かいさいされた。

また、シャペルに師事しじした日本人にっぽんじんシェフとして、音羽おとわ和紀かずのりがいる。音羽おとわは1970年代ねんだいに3年間ねんかん師事しじし、後述こうじゅつするシャペルの本ほんの翻訳ほんやくを行おこなっている。

1987年ねん、西原にしはら金蔵きんぞうが、アラン・シャペル本人ほんにんからのオファーでフランス・ミオネにある「Alain CHAPEL」にて日本人にっぽんじん初はつとなる3つ星ほしレストランのシェフ・パティシエに就任しゅうにん。シャペルから絶大ぜつだいなる信頼しんらいを得えて、ミオネの本店ほんてんはもちろん、世界中せかいじゅうで行おこなわれたシャペルのフェアでも活躍かつやくする。

著書ちょしょ

『新しんフランス料理りょうり　アラン・シャペルの味あじ　料理りょうり　ルセットを超こえるもの』（音羽おとわ和紀かずのり訳やく、柴田しばた書店しょてん、1982年ねん/復刻ふっこくドットコム、2016年ねん）