アンドレ・ロート

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アンドレ・ロート

アンドレ・ロート(André Lhote、1885ねん7がつ5にち-1962ねん1がつ24にち)は、フランスキュビスム系統けいとう画家がかピュトー・グループぞくする。

その作風さくふうは、キュビスム作品さくひんにしてはきわめて写実しゃじつてきであり、厳格げんかくなキュビスムの作品さくひんというよりは「キュビスムてき作品さくひん」(キュビスムを応用おうようして、対象たいしょう抽象ちゅうしょうした作品さくひん。ただし、ピカソブラックほどの徹底てっていはしていない)とんだほうがより適切てきせつである。色彩しきさいてきにも、カラフルな作品さくひん制作せいさくしている。

しかし、厳格げんかくなキュビスムではなかったゆえに、ロートの作品さくひんはかえって日本人にっぽんじんにはれやすかったという可能かのうせいがある。日本人にっぽんじん画家がかでは、黒田くろだ重太郎しげたろう師事しじし、また、川口かわぐち軌外留学りゅうがくちゅうにロートの学校がっこうせきいた。ほかにも、古賀こが春江はるえなどおおくの日本人にっぽんじん画家がか影響えいきょうあたえたという。

日本にっぽんでは、書籍しょせき展覧てんらんかいにおいてまとまったかたち紹介しょうかいされたことはない。

おも作品さくひん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]