アーヌンド・ゴードスケ

アーヌンド・ゴードスケ Anund Gårdske
スウェーデン国王こくおう
在位ざいい	1070年ねん - 1075年ねん
出生しゅっしょう	キエフ・ルーシ
宗教しゅうきょう	キリスト教きりすときょう

アーヌンド・ゴードスケ (スウェーデン語ご: Anund Gårdske) は、1070年ねんごろにいたとされるスウェーデン王おう。ブレーメンのアダムの『ハンブルク教会きょうかい史し』に記述きじゅつがある。

出自しゅつじと記録きろく

『教会きょうかい史し』によれば、アーヌンドはキエフ・ルーシ、おそらくアルデイギュボルグの出身しゅっしんであった。ゴードスケという名なは、ガルダリキ（当時とうじのスカンディナヴィアにおけるキエフ・ルーシの呼称こしょう）出身しゅっしんであることを意味いみする。キリスト教徒きりすときょうとだったアーヌンドはウプサラ神殿しんでんでの北欧ほくおう神しんに生贄いけにえをささげる儀式ぎしきを実施じっしすることを拒否きょひしたため、廃位はいいされたという。彼かれは「イエスの名なのもとに不面目ふめんぼくを被こうむることに価値かちを見出みいだし、喜よろこびのうちにディングを去さった」。この事件じけんは、ブレーメンのアダムが1070年代ねんだい半なかばに『教会きょうかい史し』を完成かんせいさせる直前ちょくぜんに起おこった出来事できごとである。

インゲ1世せいとの関係かんけい

アーヌンドについては、インゲ1世せいと同どう一人物いちじんぶつだとする説せつがある。根拠こんきょとしては、いくつかの文献ぶんけんでインゲが熱心ねっしんなキリスト教徒きりすときょうとであったという記述きじゅつがあること、ヘイヴォルとヘイズレク王おうのサガにインゲが同様どうようにブロートの開催かいさいを拒否きょひしヴェステルイェートランドへ亡命ぼうめいした物語ものがたりがあることがあげられる。