イスパノ HA 200

用途ようと：練習れんしゅう機き、攻撃こうげき機き
設計せっけい者しゃ：ウィリー・メッサーシュミット
製造せいぞう者しゃ：イスパノ航空機こうくうき（Hispano Aviación）
運用うんよう者しゃ：スペイン空軍くうぐん、エジプト空軍くうぐん
初はつ飛行ひこう：1955年ねん 8月がつ12日にち
生産せいさん数すう：110機き（スペイン）、90機き（エジプト）
運用うんよう開始かいし：1962年ねん

イスパノ HA 200 サエタ（Saeta）は、1950年代ねんだいにスペインのイスパノ航空機こうくうき（Hispano Aviación）で開発かいはつされた2座席ざせき高等こうとうジェット練習れんしゅう機きである。

設計せっけいと開発かいはつ[編集へんしゅう]

HA 200 サエタ（投なげ矢や）は、スペイン初はつのターボジェット航空機こうくうきだった。本ほん機きはウィリー・メッサーシュミットが参画さんかくして、前まえのピストンエンジン装備そうびのイスパノ HA 100から開発かいはつされた。試作しさく機きは1955年ねん 8月がつ12日にちに、最初さいしょの量産りょうさん機きは1962年ねんに初はつ飛行ひこうした。HA 200はスペイン空軍くうぐんにE14という名称めいしょうで配備はいびされた。地上ちじょう攻撃こうげき任務にんむの単座たんざ型がた（HA 220）が開発かいはつされC10という名称めいしょうでスペイン空軍くうぐんに配備はいびされた。

HA 200はエジプトのヘルワン航空機こうくうきでヘルワンHA 200Bアル・カヒラ（Al-Kahira）としてライセンス生産せいさんされた。

派生はせい型がた[編集へんしゅう]

HA 200A：初期しょき生産せいさん型がた。30機き生産せいさん。
HA 200B：チュルボメカマルボレ（Turboméca Marboré）IIAエンジンを搭載とうさいしたエジプト向むけの前ぜん量産りょうさん型がた10機き。別べつに90機きがエジプトでライセンス生産せいさん。
HA 200D：近代きんだい化かされたシステム搭載とうさいのスペイン空軍くうぐん向むけの改良かいりょう型がた。55機き生産せいさん。
HA 200E Super Saeta：チュルボメカマルボレVIエンジン、近代きんだい化かされたアビオニクスと空そら対地たいちロケット弾たまを装備そうびしたHA 200Dの改あらため設計せっけい型がた。40機きが改装かいそう。
HA 220：スペイン空軍くうぐん向むけのHA 200Eの地上ちじょう攻撃こうげき型がた。25機き生産せいさん。