イリイチ製鉄せいてつしょ

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イリイチ製鉄せいてつしょ(2003ねん

イリイチ製鉄せいてつしょ(イリイチせいてつじょ、ウクライナ: Маріу́польський металургі́йний комбіна́т і́мені Ілліча́ –=イリイチ名称めいしょうマリウポリ冶金やきんコンビナート英語えいご: Illich Steel and Iron Works)は、ウクライナマリウポリにある製鉄せいてつしょで、クリヴィー・リーフにある同国どうこく最大さいだいクリヴォリジュスタリ製鉄せいてつしょ製鉄せいてつしょである。

おなじくマリウポリにあるアゾフスタリ製鉄せいてつしょともに、リナト・アフメトフ所有しょゆうするSCM持株もちかぶ会社かいしゃ配下はいかメトインヴェスト所属しょぞくしている。

イリイチ製鉄せいてつしょ歴史れきしふるく、1896ねん米国べいこくじんのロスステインとスミス(Rothstein and Smith)がロシア帝国ていこく政府せいふから製鉄せいてつ許可きょかはじまった。マリウポリの場所ばしょ製鉄せいてつ必用ひつよう鉱石こうせき燃料ねんりょう産地さんちちかく、輸送ゆそうにも比較的ひかくてき便利べんりであったためである。ロシア革命かくめいの1920年代ねんだいにはずくこう一貫いっかん製鉄せいてつしょとなり、国有こくゆうもされた。だい世界せかい大戦たいせん困難こんなん時期じきて、1950年代ねんだい後半こうはんから1960年代ねんだいには、製鉄せいてつしょ高炉こうろしん増設ぞうせつするなどだい発展はってん時期じきて、1990ねんには私有しゆうされた。

2016ねん、それまではイリイチ製鉄せいてつしょウラジーミル・イリイチ・レーニン名称めいしょうかんしているとしていたのを、時流じりゅう共産きょうさん主義しゅぎ脱却だっきゃく沿って、ウクライナうまれの冶金やきん学者がくしゃであるゾト・イリイチ・ネクラソフ(Zot Illich Nekrasov、1907ー1990ねん)の名称めいしょうかんしているとした。[1]

最近さいきんでは、イリイチ製鉄せいてつしょはさまざまな種類しゅるいねつあいだ圧延あつえんはがねひやあいだ圧延あつえんはがね生産せいさんしていて、造船ぞうせんよう石油せきゆパイプライン、ボーリングガスパイプライン、水道すいどうかんなどに使つかわれている。また同所どうしょは、液化えきかガスよう亜鉛あえんメッキこうとタンクを製造せいぞうするウクライナで唯一ゆいいつ企業きぎょうである。

2022ねん3がつからはじまったロシアのウクライナ侵攻しんこうマリウポリのたたか製鉄せいてつしょおおきな損傷そんしょうけて[2]、4がつ13にちにはロシアぐんにより急襲きゅうしゅうけた[3]

参照さんしょう項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

座標ざひょう: 北緯ほくい4708ふん51びょう 東経とうけい3734ふん33びょう / 北緯ほくい47.14750 東経とうけい37.57583 / 47.14750; 37.57583