ウニオン・フェノーサ (スペイン語 ご : Unión Fenosa )はガスと電気 でんき の生産 せいさん ・流通 りゅうつう を行 おこな うスペイン の企業 きぎょう 。
11120メガワットの容量 ようりょう を持 も っており、890万 まん 人 にん の顧客 こきゃく を持 も つ[2] 。本社 ほんしゃ はマドリードにあり、社長 しゃちょう はPedro López Jiménez。以前 いぜん はIBEX 35 の企業 きぎょう の一 ひと つであった。現在 げんざい はガス・ナトゥラル グループの一部 いちぶ となり、ガス・ナトゥラル・フェノーサ の名称 めいしょう で事業 じぎょう を行 おこな っている。
「ウニオン・エレクトリカ・フェノーサ」(スペイン語 ご : Unión Eléctrica Fenosa )という名称 めいしょう は、1912年 ねん にウニオン・エレクトリカ・マドリレーニャという社名 しゃめい で設立 せつりつ されたウニオン・エレクトリカと、後 のち にフェノーサ伯爵 はくしゃく (ガリシア語 ご 版 ばん ) に叙 じょ されたペドロ・バリエ・デ・ラ・マサ (スペイン語 ご 版 ばん ) によってラ・コルーニャ で設立 せつりつ されたフエルサ・エレクトリカ・デル・ノロエステ(スペイン語 ご : F uerzas E léctricas del N oro este S .A . 、北西 ほくせい 電力 でんりょく 会社 かいしゃ の意 い )の合併 がっぺい によって1982年 ねん 11月23日 にち に誕生 たんじょう した。つまり、この企業 きぎょう の起源 きげん はマドリード とガリシア にある。
フェノーサはペドロ・バリエ・デ・ラ・マサが所有 しょゆう していたファブリカ・デ・ガス・イ・エレクトリシダと共和 きょうわ 国 こく 支持 しじ が故 ゆえ にフランコ側 がわ によって銃殺 じゅうさつ された企業 きぎょう 家 か ホセ・ミニョーネス (スペイン語 ご 版 ばん ) 所有 しょゆう のエレクトラ・ポプラール・コルニェサの強制 きょうせい 的 てき な合併 がっぺい によって生 う まれた。
1986年 ねん には手始 てはじ めにウルグアイの企業 きぎょう ウシーナス・イ・トランスミショーネス・エレクトリカス (スペイン語 ご 版 ばん ) と提携 ていけい 契約 けいやく を結 むす び、海外 かいがい 進出 しんしゅつ に乗 の り出 だ した。1988年 ねん には計画 けいかく の推進 すいしん 企業 きぎょう として参加 さんか していたトリージョ原子力 げんしりょく 発電 はつでん 所 しょ の操業 そうぎょう が開始 かいし された。
1992年 ねん には初 はつ の海外 かいがい 直接 ちょくせつ 投資 とうし に乗 の り出 だ し、1994年 ねん には再生 さいせい 可能 かのう エネルギー を推進 すいしん するためにウニオン・フェノーサ・エネルヒーアス・エスペシアーレス社 しゃ を設立 せつりつ した。
1989年 ねん に開始 かいし された2年 ねん ごとの展示 てんじ 会 かい (ビエンナーレ)の成功 せいこう の後 のち 、1995年 ねん にア・コルーニャに「モストラ・ウニオン・フェノーサ」と命名 めいめい されたウニオン・フェノーサ近代 きんだい 美術館 びじゅつかん (ガリシア語 ご 版 ばん ) を設立 せつりつ した。
また、電気 でんき 通信 つうしん 分野 ぶんや の自由 じゆう 化 か 後 ご には、同 どう 分野 ぶんや に参入 さんにゅう し、1998年 ねん に携帯 けいたい 電話 でんわ 企業 きぎょう Airtel に出資 しゅっし 、翌年 よくねん 企業 きぎょう グループAúna(Retevisión とAmena によって構成 こうせい )に売却 ばいきゃく した。
2000年 ねん にエジプトの石油 せきゆ 会社 かいしゃ と契約 けいやく 、ガス採掘 さいくつ 権 けん の許可 きょか を得 え 、同 どう 分野 ぶんや において有利 ゆうり な地歩 ちほ を築 きず いた。またグループ内 ない の技術 ぎじゅつ 専門 せんもん 企業 きぎょう を集約 しゅうやく してSoluziona を設立 せつりつ した。
2001年 ねん メキシコで、ウニオン・フェノーサが手掛 てが けた初 はつ のガスタービンコンバインドサイクル発電 はつでん 方式 ほうしき のエルモシージョ発電 はつでん 所 しょ が操業 そうぎょう 開始 かいし 。2002年 ねん 他 た 分野 ぶんや (ガス、電気 でんき 通信 つうしん 分野 ぶんや など)での事業 じぎょう 展開 てんかい を考慮 こうりょ し、社名 しゃめい より電気 でんき を意味 いみ する「エレクトリカ」を除去 じょきょ 。
国際 こくさい 的 てき なガス市場 いちば でのポジションを強化 きょうか するために、2003年 ねん に戦略 せんりゃく 的 てき 出資 しゅっし として「ウニオン・フェノーサ・ガス」の株主 かぶぬし にイタリア企業 きぎょう ENI が50%の持 も ち分 ぶん で入 はい った。
ガス・ナトゥラルとの合併 がっぺい 以前 いぜん に、ウニオン・フェノーサ・グループは15か国 こく で事業 じぎょう 展開 てんかい を行 おこな っていた。
2008年 ねん 7月 がつ 、ウニオン・フェノーサに出資 しゅっし する筆頭 ひっとう 株主 かぶぬし のACS にガス・ナトゥラルから買収 ばいしゅう の申 もう し入 い れがあり、それを同社 どうしゃ は承諾 しょうだく した。
翌年 よくねん 4月 がつ 、ガス・ナトゥラルによる株式 かぶしき 公開 こうかい 買付 かいつ け が行 おこな われ、発行 はっこう 済 ず み株式 かぶしき の34.75%、317,655,538株 かぶ を取得 しゅとく 、執行 しっこう 権 けん を掌握 しょうあく するための69.54%の投票 とうひょう 権 けん を得 え た。
公開 こうかい 買付 かいつ けの後 のち 、4月 がつ 14日 にち までにガス・ナトゥラルはウニオン・フェノーサ株 かぶ の84.77%を所有 しょゆう 、金融 きんゆう 機関 きかん との間 あいだ で貸付 かしつけ 金 きん の清算 せいさん 文書 ぶんしょ 並 なら びに株式 かぶしき 売買 ばいばい 契約 けいやく を締結 ていけつ 、ウニオン・フェノーサの発行 はっこう 済 ず み株式 かぶしき の95.22%を所有 しょゆう するに至 いた った。
4月 がつ 末 まつ 、両社 りょうしゃ の取締役 とりしまりやく 会 かい において、ウニオン・フェノーサとウニオン・フェノーサ・ヘネラションの吸収 きゅうしゅう による両社 りょうしゃ の合併 がっぺい 計画 けいかく が了承 りょうしょう された。そしてウニオン・フェノーサ株 かぶ 5に対 たい してガス・ナトゥラル株 かぶ 3の交換 こうかん が提案 ていあん された。
2009年 ねん 9月 がつ 4日 にち 、ウニオン・フェノーサ株 かぶ の市場 いちば での売買 ばいばい は停止 ていし され(上場 じょうじょう 廃止 はいし )、ガス・ナトゥラルに完全 かんぜん に統合 とうごう された。
年 とし
生産 せいさん 量 りょう (TWh)
CO2放出 ほうしゅつ (Gt)
kg/MWh
2002年 ねん
24
16.38
683
2003年 ねん
26
15.1
584
2004年 ねん
27
16.54
612
2005年 ねん
29
16.49
572
2006年 ねん
31
15.82
514
2007年 ねん
34
18.2
535
2008年 ねん
18
7.26
398
2009年 ねん
29
9.48
330
ウニオンフェノーサの風力 ふうりょく 発電 はつでん 機 き
以下 いか のような部門 ぶもん を保有 ほゆう する
国内 こくない 発電 はつでん と販売 はんばい
国内 こくない での物流 ぶつりゅう
ガス
国際 こくさい 電力 でんりょく ビジネス
その他 た
株式 かぶしき の45%はACS が保有 ほゆう していた[3] 。2008年 ねん 7月 がつ 、ガス・ナトゥラルはACSの保有 ほゆう 分 ぶん を76億 おく ユーロで買収 ばいしゅう することを合意 ごうい した[4] [5] 。