エーバーハルト・ユンゲル

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エーバーハルト・ユンゲルドイツ: Eberhard Jüngel, 1934ねん12月5にち - 2021ねん9月28にち)は、ドイツ福音ふくいん主義しゅぎ (ルター)神学しんがくしゃ1969ねんから2003ねんまでテュービンゲン大学だいがく福音ふくいん主義しゅぎ神学しんがく組織そしき神学しんがくおよび宗教しゅうきょう哲学てつがく担当たんとう教授きょうじゅとして在任ざいにんした。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

きゅうひがしドイツマクデブルク宗教しゅうきょうてき家庭かていまれる。ドイツ国内こくない教会きょうかい学校がっこうベルリン大学だいがく神学しんがくまなんだのちスイスバーゼル大学だいがく留学りゅうがくしてカール・バルト門下もんかはいる。1969ねんテュービンゲン大学だいがく組織そしき神学しんがく宗教しゅうきょう哲学てつがく教授きょうじゅ就任しゅうにんする。テュービンゲン死去しきょ、。

思想しそう[編集へんしゅう]

キリスト教きりすときょう唯一ゆいいつ絶対ぜったいのものととらえつつも、あらゆる人間にんげん宗教しゅうきょう)を社会しゃかいてき宗教しゅうきょうてき平等びょうどうあつか姿勢しせいっている。宗教しゅうきょう多元たげん主義しゅぎ文脈ぶんみゃくにおいては、包括ほうかつ主義しゅぎ立場たちばちかいとえるが、そもそもぜん宗教しゅうきょう局外きょくがい中立ちゅうりつてき観察かんさつする視点してんなどは存在そんざいしないとかんがえ、宗教しゅうきょうかんしては自宗じしゅうきょう信仰しんこうからしかかたれないとする立場たちば固辞こじする。

また、カール・バルトの『教会きょうかい教義きょうぎがく』を引用いんようし、「ロシア共産きょうさん主義しゅぎからでも、フルート協奏曲きょうそうきょくからでも、さらにはんだいぬからでもかみ我々われわれかたりかけること出来できる」とべている。

ルドルフ・ブルトマンエルンスト・フックスゲアハルト・エーベリングなどの解釈かいしゃくがくてき神学しんがくや、マルティン・ハイデッガーH-G・ガダマー言語げんご哲学てつがくれた神学しんがく展開てんかいしている。

おも著書ちょしょ[編集へんしゅう]