(Translated by https://www.hiragana.jp/)
カブのイサキ - Wikipedia コンテンツにスキップ

カブのイサキ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
カブのイサキ
漫画まんが
作者さくしゃ あし奈野ひとし
出版しゅっぱんしゃ 講談社こうだんしゃ
掲載けいさい 月刊げっかんアフタヌーン
レーベル アフタヌーンKC
発表はっぴょうごう 2007ねん8がつごう - 2013ねん1がつごう
巻数かんすう ぜん6かん
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画まんが
ポータル 漫画まんが

カブのイサキ』は、あし奈野ひとしによる漫画まんが。『月刊げっかんアフタヌーン』(講談社こうだんしゃ)において、2007ねん8がつごうから2013ねん1がつごうまで連載れんさいされた[1]単行本たんこうぼんぜん6かん

あらすじ

[編集へんしゅう]

となりまちくにも100km以上いじょうと、どういうわけか地面じめんが10ばいになった広大こうだいなこの世界せかいでは、飛行機ひこうきあしわりである。パイパー・スーパーカブ」(以下いか「カブ」)を少年しょうねんイサキは、カブのぬしであるなぞめいていた近所きんじょのおねえさんのシロさん、シロさんのいもうとのカジカ、個人こじん運送うんそういとなむサヨリらにまわされながらもまったりとした生活せいかついとなんでいる。時間じかん経過けいかとともに、イサキは周囲しゅうい人間にんげんとの微妙びみょう感覚かんかくのズレに違和感いわかんかんじはじめる。レシプロ主流しゅりゅう世界せかいで、発着はっちゃく通常つうじょう滑走かっそうほかにフックを使つかった収容しゅうようおこなう(きゅう減速げんそくによるGによる人体じんたい悪影響あくえいきょう機体きたい損傷そんしょうはない模様もよう)。空港くうこうによってはばくえんがるほどの事故じこ日常にちじょう風景ふうけい模様もよう

登場とうじょう人物じんぶつ

[編集へんしゅう]
イサキ
飛行機ひこうきのガスだいめてはシロさんのカブをよくりている少年しょうねん食品しょくひん加工かこう工場こうじょう(かめ水産すいさん 食品しょくひん加工かこう)ではたらいている。
飛行ひこうちゅう気流きりゅうたいする対処たいしょ方法ほうほう飛行機ひこうき同士どうしでコミュニケーションをはかるハンドサインとうでまだまだ未熟みじゅくところる。次第しだいうで城ヶ島じょうがしま飛行機ひこうきにした流鏑馬やぶさめふうのおまつりで成功せいこうするほどになる。物語ものがたり中盤ちゅうばん最終さいしゅうばなし別世界べっせかいひとであることがわかる。
シロさん
パイパー・スーパーカブのぬしであるおんなひと。この世界せかいとイサキの関係かんけいっている重要じゅうよう人物じんぶつほそい。酒好さけずき。
硝子がらす用品ようひんてんシロ」店主てんしゅ。のほほんとひるまでまち人達ひとたちあきかえられるほどどうやって生活せいかつかせいでいるのかなぞおお人物じんぶつじつはそんな生活せいかつ態度たいどからは想像そうぞう出来できない有名ゆうめいおんな飛行機ひこうきりで、各地かくち伝説でんせつのこしている。イサキをカブで様々さまざまところへお使つかいにして、飛行機ひこうきりとしてそだてようとしている様子ようす。この世界せかいとイサキの関係かんけいっている。
カジカ
シロさんのいもうと。イサキより4つ年下としした陸上りくじょうすけ出場しゅつじょうした陸上りくじょう大会たいかい優勝ゆうしょうする脚力きゃくりょくぬし
カブの操縦そうじゅう技術ぎじゅつもハンドサインもイサキよりうえだが、身長しんちょう十分じゅうぶん視野しや確保かくほ出来できるまでたかくないので単独たんどくでの着陸ちゃくりく苦手にがて外見がいけんがイサキにているのでよく兄弟きょうだい間違まちがわれている。イサキが女性じょせいしたしげにしていると微妙びみょう表情ひょうじょうせることがある。最終さいしゅうばんでイサキとの関係かんけいあきらかにされる。
サヨリ
木更津きさらづちいさな飛行場ひこうじょうのオーナー。「ピッツ」にっている。
個人こじん商店しょうてん書類しょるい貴重きちょうひんのような小荷物こにもつ高速こうそく配達はいたつする事務じむいんさん1にんちいさな運送うんそう会社かいしゃ経営けいえいしている。ノルマにわれたはたらかたより飛行機ひこうきことたのしみたいとおもっている。からだ容量ようりょうすくないらしく、強行きょうこう着陸ちゃくりくをしてトイレにむことがいくかある(うちいちわず、)イサキの未熟みじゅくなハンドサイン(燃料ねんりょうざんりょう確認かくにん)を貧乳ひんにゅう誤読ごどく激怒げきどしたことがあるらしく、スレンダーな体型たいけい自己じこ認識にんしき

登場とうじょうする飛行機ひこうき

[編集へんしゅう]
カブ
シロさんが所有しょゆうしている黄色おうしょくふる物語ものがたりではおもにイサキがシロさんのお使つかいや一人ひとりたび利用りようしている。屋根やねにフックをけること出来でき着陸ちゃくりくよう滑走かっそう場所ばしょではロープとうけて強引ごういん着地ちゃくちすること出来できる。作中さくちゅう収納しゅうのうできるフックに交換こうかんされた。
ピッツ
サヨリが所有しょゆうしている白地しろじ上部じょうぶ青色あおいろのツートンの高速こうそく複葉ふくよう速度そくどはカブにまさるが航続こうぞく距離きょりおとる。一人ひとりりだが、操縦そうじゅうせきうしろを改造かいぞうして補助ほじょせきけた。
ハナグロ
C-130した自律じりつがた航空こうくう輸送ゆそう正式せいしきめい不明ふめいで、機体きたいまえのコックピットに相当そうとうする部分ぶぶんまどくろことからイサキたちはハナグロとんでいる。無人むじん人工じんこう知能ちのう離陸りりくから航行こうこう着陸ちゃくりくまでをこなし、ひととは音声おんせい会話かいわでコミュニケーションが出来できる。ロードカウンタのような端末たんまつひとしてもらうと、ハナグロからはなれた場所ばしょ道案内みちあんない出来できる。座席ざせきはなく、離着陸りちゃくりくには機内きない構造こうぞうぶつつかまるよう指示しじがある。多数たすう同型どうけい編隊へんたい飛行ひこうをしている姿すがた壮観そうかんで、時々ときどき大空おおぞらおおきな飛行機雲ひこうきぐも形成けいせいするときる。御殿場ごてんばではカラスとばれている。イサキたちがの機体きたいは「ハナグロ」とばれることに微妙びみょう気持きもちをせる。
ポーター
むかしまち遠足えんそくとう遠出とおでときにバスのように使つかわれていたが、故障こしょうして見捨みすてられていたのをシロさんがゆずけた。

登場とうじょうするスポット

[編集へんしゅう]
城ヶ島じょうがしま
三浦半島みうらはんとう南端なんたん位置いちするしま。イサキとカジカがカブにってしま伝統でんとう行事ぎょうじのお手伝てつだいをした。
大楠おおくす山脈さんみゃく
イサキたちまちきたつらなる2000mきゅう山々やまやま。イサキが山小屋やまごやへおとどぶつをした場所ばしょ箱根はこね見渡みわたせて富士山ふじさんえる。フックで収容しゅうようおこなう。
東京とうきょうとう
たかさ3333m。ほのおやまのようにひか巨大きょだいとう航空機こうくうきとき目印めじるしになっている。
大山おおやま
1かんだい2で、シロさんがきな大山おおやま豆腐とうふいに描写びょうしゃがある。着陸ちゃくりく滑走かっそうではなく、巨大きょだいふき機体きたいごとみ、フックきのクレーンで収容しゅうよう離陸りりくはケーブルカーえき斜面しゃめん利用りようする。
海軍かいぐん道路どうろ
途中とちゅうに「しょうが」というみせがある。シロさんがきなつらジンジャーエールいている。
うみぼたる
海上かいじょう飛行場ひこうじょう東京とうきょうわんなかにあるサービスエリア。一般いっぱん飛行機ひこうき一部いちぶ屋上おくじょうおおわれたみじか滑走かっそうりないといけないの着陸ちゃくりくけたがるひとおおい。着陸ちゃくりくのしやすいさい上部じょうぶ政府せいふ高官こうかんなど一部いちぶひとしか使つかえない。
御殿場ごてんば
富士山ふじさん登山とざんこうだが、物語ものがたりなかでは酸素さんそマスクが必要ひつよう標高ひょうこう4000メートルの場所ばしょ
富士山ふじさん
物語ものがたりなかでは標高ひょうこうが3まんメートルをえている。ふもと頂上ちょうじょうあいだ時速じそく100キロは高速こうそくのケーブルカーが運行うんこうされている。
とおくにある太陽たいようとうのような建造けんぞうぶつ
イサキたちのったハナグロが東京とうきょうとうおなじような目印めじるしとして紹介しょうかいしている。かなりとおいとのこと。

書誌しょし情報じょうほう

[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ 当初とうしょ不定期ふていき掲載けいさい、2008ねん4がつごうより隔月かくげつ、2010ねん4がつごうより毎月まいつき

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]