キジ湖みずうみ

キジ湖みずうみ
所在地しょざいち	ロシア連邦れんぽうハバロフスク地方ちほうウリチ地区ちく
面積めんせき	280 km2
周囲しゅうい長ちょう	280 km
最大さいだい水深すいしん	3～4 m
淡水たんすい・汽水	淡水たんすい
プロジェクト 地形ちけい

キジ湖みずうみ（キジこ、ロシア語ご: Кизи）はロシア連邦れんぽうハバロフスク地方ちほうウリチ地区ちく最大さいだいの淡水たんすい湖みずうみで、アムール川がわ流域りゅういきの山麓さんろくに位置いちする。大だいキジ湖みずうみБольшое Кизиとも呼よばれる。清朝せいちょう時代じだいは奇き集あつまり湖こと呼よばれていたが、現代げんだい中国語ちゅうごくごでは基もと済ずみ湖みずうみ（基もと济湖）と表記ひょうきする。

概要がいよう

周囲しゅうい280km（水位すいいによる）。水深すいしん3～4メートル以内いない。面積めんせき280km²。アムール川がわ右岸うがん付近ふきんにあり水路すいろで結むすばれる。アイスキー湾わん（Айский залив）、下しもキジ（Нижнее Кизи）、上うえキジ（Верхнее Кизи）といった水域すいいきに分わかれる。間宮まみや海峡かいきょうとの間あいだは低ひくく（55m）狭せまい（8.5km）土地とちで隔へだてられる。この低地ていちを通とおる運河うんがが計画けいかく中ちゅうで、これにより狭せまく危険きけんで長期間ちょうきかん氷ごおりに閉とざされるアムール河口かこうを通とおらずに済すみ、経路けいろも短縮たんしゅくされる。

歴史れきし

文化ぶんか六ろく年ねん(1809年ねん)、東ひがし韃地方ちほう(マンチュリア)を調査ちょうさするために沿海州えんかいしゅうを訪おとずれた間宮まみや林蔵りんぞうはキジ湖みずうみを経へてアムール川がわ流域りゅういきに入はいった。間宮まみや林蔵りんぞうはキジ湖みずうみをキチー湖こと記しるし、湖岸こがんには石いし崖がけが多おおいこと、時ときには湖水こすいが半減はんげんすることもあり、その際さいには現地げんち住民じゅうみんは泥どろの上うえを苦労くろうして船ふねを挽ひいてアムール川がわを目指めざすことなどを記録きろくしている。

参考さんこう文献ぶんけん

• 間宮まみや林蔵りんぞう述じゅつ／村上むらかみ貞助さだすけ編へん『東ひがし韃地方ちほう紀行きこう他た』平凡社へいぼんしゃ、1988年ねん
• Озеро Кизи с его окрестностями и устье Амура. Материалы изысканий. (машинопись). -Благовещенск, 1910. - 108 с.

外部がいぶリンク

• АМУРСКАЯ ЭКСПЕДИЦИЯ