ギープ

ギープ（geep、sheep–goat chimera）は、 ヤギとヒツジの受精卵じゅせいらんを混まぜ合あわせて人工じんこう的てきに造つくられたキメラ。あるいは混合こんごう種しゅ。

名称めいしょうの由来ゆらいは、goat（山羊やぎ） + sheep（羊ひつじ）。

概要がいよう

1984年ねんに、イギリスのケンブリッジ家畜かちく研究所けんきゅうじょで誕生たんじょうしたのが初はつ。

交雑こうざつ種しゅとして

自然しぜん交配こうはいによるギープの誕生たんじょう例れいがいくつか報告ほうこくされている。

2008年ねんには、ドイツ北部ほくぶルール地方ちほうの農場のうじょうで、オス山羊やぎ×メス羊ひつじの自然しぜん交雑こうざつによって、ギープが誕生たんじょうしたとの報道ほうどうがある。

2014年ねんには、アイルランドの牧場ぼくじょうで、オス山羊やぎとメス羊ひつじの自然しぜん交雑こうざつによって、ギープが誕生たんじょうした。

2017年ねん5月がつ5日にちには、日本にっぽんのワールド牧場ぼくじょうにて、オス羊ひつじとメス山羊やぎの自然しぜん交雑こうざつによって、ギープが誕生たんじょうした。いであ株式会社かぶしきがいしゃ食品しょくひん分析ぶんせきセンターによる遺伝子いでんし検査けんさの結果けっか、この個体こたいからは、ヤギの遺伝子いでんしとヒツジの遺伝子いでんしの双方そうほうが検出けんしゅつされている。