グロヴナー橋きょう

グロヴナー橋きょう Grosvenor Bridge
通行つうこう対象たいしょう	鉄道てつどう
交差こうさ	テムズ川がわ
所在地しょざいち	イギリス、ロンドン
名なの由来ゆらい	リチャード・グロヴナー卿きょう
維持いじ管理かんり	ネットワーク・レール
上流じょうりゅう側がわ	チェルシー橋きょう
下流かりゅう側がわ	ヴォクスホール・ブリッジ
特性とくせい
形式けいしき	アーチ橋きょう
全長ぜんちょう	283.5 m (930 ft 1 in)
幅はば	54 m (177 ft 2 in)
最大さいだい支ささえ間あいだ長ちょう	53.3 m (174 ft 10 in)
歴史れきし
設計せっけい者しゃ	初代しょだい：ジョン・ファウラー 拡幅かくふく工事こうじ：チャールズ・フォックス 2代目だいめ：フリーマン・フォックス・アンド・パートナーズ
建設けんせつ費ひ	初代しょだい：£84,000 拡幅かくふく工事こうじ：£245,000
開通かいつう	1860年ねん
置おき換かえ	1963年ねん - 1967年ねん

グロヴナー橋きょう（グロヴナーばし、Grosvenor Bridge）、別名べつめいヴィクトリア鉄道てつどう橋きょうは、ロンドンのテムズ川がわに架かかる鉄道てつどう橋きょうで、ヴォクスホール・ブリッジとチェルシー橋きょうの間あいだに位置いちする。1860年ねんに架かけられたのち、1865年ねんと1907年ねんに拡幅かくふくされ、1960年代ねんだいに架かけ替かえられた。

歴史れきし

初代しょだいグロヴナー橋きょうは、ヴィクトリア・ステーション・アンド・ピムリコ鉄道てつどうが1859年ねんから60年ねんに8万まん4千せんポンドをかけて建設けんせつした。この橋はしはヴィクトリア駅えきへと行いき来きする列車れっしゃ用ようで、2本ほんの線路せんろが敷しかれた。この橋はしはロンドン中央ちゅうおう部ぶに架かけられ、ジョン・ファウラーが設計せっけいを担当たんとうした。

その後ご1865年ねんから66年ねんに、ロンドン・ブライトン・アンド・サウス・コースト鉄道てつどうとロンドン・チャタム・アンド・ドーバー鉄道てつどうが合同ごうどうで工事こうじを行おこない、24万まん5千せんポンドをかけて橋はしの東側ひがしがわに線路せんろを4本ほん追加ついかした。この工事こうじを担当たんとうしたのはチャールズ・フォックスである。

1907年ねんにはロンドン・ブライトン・アンド・サウス・コースト鉄道てつどうが単独たんどくで拡幅かくふく工事こうじを行おこなった。

その後ご1963年ねんから67年ねんには橋はしの架かけ替がえが行おこなわれ、同時どうじにガス管かんがあった場所ばしょに10本ほん目めの線路せんろが新設しんせつされた。交通こうつう機関きかんへの影響えいきょうを最小限さいしょうげんに抑おさえるためそれぞれの線路せんろを別々べつべつに更新こうしんし、次つぎの線路せんろが閉鎖へいさされる前まえに使用しようできるようにした。この工事こうじの設計せっけい者しゃはフリーマン・フォックス・アンド・パートナーズで、プロジェクト・エンジニアは国鉄こくてつの南部なんぶ地区ちく主任しゅにん土木どぼく技師ぎしのA・H・カントレルである。更新こうしん後ごの1968年ねんには1日にちおよそ1000本ほんの列車れっしゃが通過つうかする世界せかいで最もっとも忙いそがしい鉄道てつどう橋きょうと言いわれていた。

位置いち

北岸ほくがんには北きたと東ひがしにピムリコ、西にしにチェルシーがあり、北西ほくせいにはリスター病院びょういんと王立おうりつチェルシー病院びょういんがある。南岸なんがんには、東ひがしにナイン・エルムス、西にしにバタシーがある。また橋はしのすぐ南側みなみがわにはバタシー発電はつでん所しょ、南西なんせい側がわにはバタシー公園こうえんがある。

出典しゅってん

• Fox, C. D. (1868). “On the Widening of the Victoria Bridge and Approaches to the Victoria Station, and on New Railways at Battersea. (Includes Plates and Appendix)”. Minutes of the Proceedings 27 (1868): 68. doi:10.1680/imotp.1868.23118. https://archive.org/stream/minutesofproceed27inst#page/68/mode/2up. 
• Grolier (1968). The Year Book 1968 
• Wilson, W. (1868). “Description of the Victoria Bridge, on the Line of the Victoria Station and Pimlico Railway. (Includes Plate and Appendix)”. Minutes of the Proceedings 27 (1868): 55. doi:10.1680/imotp.1868.23117. https://archive.org/stream/minutesofproceed27inst#page/54/mode/2up. 
• “Reconstruction of the Grosvenor Bridge”. The Railway Magazine: 533–4, 542. (August 1963). https://sremg.org.uk/RlyMag/ReconstructionOfGrosvenorBridge.pdf. 
• “Railway Bridge Across the Thames”. www.youtube.com. British Railways Board. 2021年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。