サン・サルバドール・デ・フフイ(San Salvador de Jujuy)は、アルゼンチンの都市。単にフフイとも呼ばれ、また地元ではサン・サルバドールと呼ばれることもある,[2]。人口は25万7970人(2010年)。アルゼンチン北西部に位置し、フフイ州の州都である。近くには世界遺産であるウマワカ峡谷の南端が位置し、豊かな緑に囲まれている。
1565年と1592年に植民が試みられたあと、1593年4月19日にSan Salvador de Velazco en el Valle de Jujuyとして現在のフフイ市が築かれた。この入植地は、サン・ミゲル・デ・トゥクマンとボリビアのポトシ銀山とを結ぶ交易ルートの中継点として発展した。フフイの重要性は植民地時代に頂点を迎え、1816年のアルゼンチン独立後は重要性は減退していった。1834年にはサルタ州から分離されたフフイ州の州都となったものの、1863年のフフイ地震によって街は壊滅し、復興には長い時間がかかった。1900年にはアルゼンチン北部中央鉄道がフフイに到達し、1959年には経済科学研究所が設立され、1973年には国立フフイ大学が設立された。フフイは、Veronico Cruz (1988年)やUna estrella y dos cafés (2005年)といった映画のロケ地となった。