シグマ ハーモニクス
ジャンル | ミステリーRPG |
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ニンテンドーDS(DS) | |
THINK GARAGE | |
スクウェア・エニックス | |
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メディア |
ニンテンドーDS |
2008 | |
CERO:B(12 | |
|
『シグマ ハーモニクス』(SIGMA HARMONICS)は、2008
概要
[2010
ストーリー
[この
しかし、その
そこは
そんなシグマとネオンの
逢魔
やがてシグマの
ついに
事件
[序章 平穏 な日常 を送 っていたシグマとネオンだが、突如 として逢魔が溢 れる世界 に放 り込 まれる。大 時計 の残骸 から時 の狭間 に吸 い込 まれたシグマは、何 が起 きているのかを推理 する。- この
超 推理 は最初 という事 で、正 しくない刻 音 を置 くと即座 に訂正 される。従 って、間違 った結論 を出 す事 は無 く、ボスも存在 しない。 第 I楽章 「老 雀 毒殺 事件 」- 50
年 前 の黒 上家 。ある日 の食卓 にて、トマトのスープを口 にした大 婆 が苦 しみ出 し、死亡 する。テーブルには「赤茄子 を啄 み死 にゆく老 雀 」という犯行 予告 のような俳句 が書 かれていた。 第 II楽章 「二 階 で消 えた女 -名 探偵 来 る-」黒 上家 の列車 の中 からユリ子 の無残 な死体 が発見 される。しかしずっと居間 に居 たねね曰 く、ユリ子 は二 階 に上 がったまま降 りてこなかったという。黒 上家 は居間 を通 らなければ二 階 と行 き来 はできない。では何故 、ユリ子 は列車 の中 で死 んでいたのか。そして事件 を解 くべく、二人 の親子 が黒 上家 を訪 れる。第 III楽章 「黒 上館 の殺人 」- ある
日 の夕食 の最中 、第 一 の事件 同様 に大 婆 が苦 しみ出 して倒 れる。しかしその大 婆 はいつの間 にか食堂 から消 えていた。それに呼応 するように起 こる連続 殺人 。次々 と犠牲 者 は増 え、遂 には黒 上館 の人間 は全滅 する。では一体 誰 が犯人 なのか。 第 IV楽章 「皆殺 しに至 る時 」- 逢魔
人 ディクソンが自 ら出向 き、歴史 を改変 して事件 を起 こす。黒 上家 に滞在 していた母 を迎 えに麟が館 を訪 ねると、玄関 前 でねねが呆然 と立 っていた。麟に気付 いたねねは「みんな…死 んでる…」と呟 く。その言葉 通 り、館 ではねねを除 く全員 が死体 と化 していた。しかしねねの証言 と照 らし合 わせると、これだけの手 の込 んだ大量 殺人 がたったの1時 間 足 らずで行 われた事 になってしまう。果 たして犯人 はどんな手 を使 ったのか。 第 V楽章 「黒 上館 の殺人 II-名 探偵 最後 の事件 簿 -」- ディクソンの
復讐 に燃 える逢魔人 クリスティが引 き起 こした最後 の事件 。またしても食卓 で起 きた毒殺 事件 を皮切 りに、次々 と殺 されていく黒 上家 の人々 。麟は母 とトランシーバーで連絡 を取 りつつ犯人 を追 うが、やがて自身 も犯人 の手 に掛 かる。その一方 、ゆうの存在 が時間 軸 から消失 する現象 が起 こり、シグマとネオンを混乱 させる。 第 VI楽章 「未来 への供物 」最 終章 。ネオンの消失 、調律 者 の出現 、滅 びゆく世界 で全 ての真実 を知 ったシグマは、自身 の望 む世界 を取 り戻 すべく最後 の戦 いに挑 む。事件 の調査 パートは無 く、一本 道 のラストダンジョンをストーリーに沿 って進 んでいく。この章 の超 推理 は冒頭 から物語 全体 を取 り巻 いていた謎 を整理 して解 き明 かすものであり、これまでの事件 を正 しく解決 していなければ配置 する刻 音 が分 からない場合 も。
裏 III楽章 「渡 り廊下 の女 」静馬 が射殺 された。その事実 に各々 がショックを受 ける中 、館 中 に銃声 が響 き渡 る。丁度 、庭 で茶会 の片 づけをしていた大 婆 は渡 り廊下 を走 るメイドの姿 を目撃 するが…。神霊 の落 とし物 を全 て集 めると解禁 される章 。裏 III楽章 は「うらみがくしょう」と読 む。ややトリッキーな調査 、推理 が求 められる。第 死 楽章 「恐怖 の仮面 」厨房 の昇降 機 の中 でねねの死体 が発見 される。それは強力 な大 逢魔が守 人 に憑依 して行 った凶行 だった。守人 の体 を乗 っ取 った大 逢魔は自身 の犯行 を隠 す様子 もなく、逆 にシグマ達 に見 せつけるような力業 で堂々 と関係 者 を殺害 していく。本編 の全 ての事件 をAランク以上 でクリアし、裏 III楽章 もクリアすると解禁 される。第 死 楽章 は「だいよんがくしょう」と読 む。RPGの隠 しダンジョン的 な章 であり、本編 とは比較 にならない強 さの逢魔が蔓延 る上 、強力 な中 ボスも複数 存在 する高 難易 度 シナリオ。反面 、犯人 が犯行 を隠 さないため推理 の難易 度 は低 く、超 推理 も事件 全体 に絡 み合 った謎 を解 き明 かすのではなく事案 一 つ一 つに対 して個別 に行 う形 となる。
システム
[探索
[調音 査- AVGの「
調 べる」に該当 するコマンド。探索 中 はいつでも可能 。画面 をタッチして怪 しい箇所 を調 べる。基本 的 に「魂 の影 」を調 べる際 に使用 するが、証拠 を直接 調 べたり、真実 の欠片 を探 す場合 にも使用 する。また、特定 の物 を調 べると用語 集 の項目 が追加 される事 がある。 時 の再演 - 「
魂 の影 」が生 じた場所 で、その時間 帯 に起 きた出来事 を映像 として再現 する。フィールド上 に存在 する「魂 の影 」に調音 査を使用 すると始 まる。再度 「魂 の影 」を調 べれば何 度 でも再演 可能 。刻 音 として記録 された情報 のみならず、時 の再演 で描 かれたやり取 りや関係 者 の台詞 一 つにも重要 な手掛 かりが隠 されており、これらも注意深 く観察 しなければ謎 は解 けない。また、中 には画面 に表示 されず、重要 な場所 に隠 された魂 の影 も存在 する。 刻 音 音 使 いであるシグマが人 の会話 や状況 から重要 な音 をき分 け、深層 下 に刻 み込 んだ情報 の塊 。ゲーム上 では、事件 を解 くための手掛 かりをアイテムとして視覚 化 したようなものとして扱 われ、これらを使 って超 推理 を進 める。「○○と××が会話 をした」「○○が△△をしていた」と言 った事実 そのものや、見 つけた証拠 品 などは全 て刻印 として入手 する。隠 された重要 な刻 音 も相応 に存在 するため、そういったものも隈 なく探 して発見 しなければ真相 は暴 けない。刻 の移動 大 時計 に式 札 を使用 することで、事件 が起 きた前後 の時間 帯 を移動 する。行 ける時間 帯 は捜査 の進行 に伴 って増 えていく。式 札 十二支 +α を象 った式 札 を使用 し、特殊 な効果 を起 こす。敵 とのエンカウントを避 ける、魂 の影 を発見 する、業 逢魔の動 きを止 める、大 時計 の間 に移動 する、など効果 は様々 。刻 の移動 にも時間 帯 に応 じた式 札 を消費 する。減 った式 札 はシナリオをクリアする以外 にも、特定 の行動 で回復 可能 。真実 の欠片 - ヒントアイテム。
各 章 の事件 を解 くヒントが書 かれている。館 のどこかに隠 されており、付近 で調音 査を行 うと光 って所在 が分 かる。また、業 逢魔を倒 しても手 に入 る場合 もある。 神霊 館 の中 を逃 げ回 る特殊 な神霊 。接触 すると戦闘 になり、勝 てば式 札 を回復 したり隠 しシナリオ解禁 に必要 な刻 音 が貰 える。業 逢魔館 を徘徊 する強大 な敵 。基本 的 に主人公 の動 きに合 わせて一定 ルートを巡回 するが、時 には主人公 を追 ってくる場合 もある。雑魚 の逢魔とは比較 にならない強 さを持 ち、生半可 な戦 い方 では勝利 は難 しい上 に倒 しても経験 値 を得 られないものの、撃破 できれば式 札 の回復 や真実 の欠片 を落 としたりと見返 りもある。
超 推理
[AVGパートで
この
バトル
[AVGパートでは、
神 - ネオンに
神降 ろしを行 うことで、彼女 の特性 を術 ・剣 ・銃 にそれぞれ変更 することができる(ジョブチェンジ)。それぞれ使用 できる戦闘 コマンドや得意 な戦闘 方法 が変化 するほか、ネオンも別 人格 となるためAVGパートでの会話 も変化 する。また、特定 のジョブでなければ発見 できない手 がかりなども存在 する。術 者 :強力 な回復 と防御 を豊富 に扱 える。方向 攻撃 、全 方位 攻撃 の種類 は他 2つのジョブに劣 る。クラスは順番 に時空 の札 使 い、偉大 なりし術 者 、麗 しの魔法 娘 々の段階 で強 くなっていく。この姿 の時 はネオンの人格 に変化 は無 い。剣士 :超 強力 な方向 攻撃 を誇 るジョブ。クラスが上 がれば全 方位 攻撃 も強力 なものを修得 するが、回復 や防御 は少 ない。クラスは順番 に闇 を斬 る騎士 、歴史 を導 く剣豪 、天然 少女 剣士 の段階 で強 くなっていく。狙撃 手 :強力 な全 方位 攻撃 を多 く扱 えるほか、あらゆる方向 に対応 できるジョブ。回復 の種類 は剣士 より上 だが、防御 の種類 は心許 ない。クラスは順番 に冒険 する狙撃 手 、真実 に挑 む銃 手 、神聖 機関 銃 少女 の段階 で強 くなっていく。
曲 戦闘 中 に流 れる楽曲 を変更 することができる。楽曲 は3つのイコライザー(式 力 ゲージ)の上昇 速度 に影響 しており、その速度 によって技 が出 せる(コマンド選択 )までの時間 が変 わってくる。技 戦闘 コマンドに相当 し方向 攻撃 や全 方位 攻撃 、回復 、防御 などがある。またマップ中 で使用 すると様々 な効果 を得 ることができる。
用語 集
[メニュー
クリアしたイベントの
登場 人物
[主要 人物
[黒 上 シグマ(くろがみ シグマ)声 -小野 大輔 本 作 の主人公 。古 くから続 く使 い人 の一族 、黒 上家 の次期 頭首 。17歳 で、黒 上家 が経営 する学園 の学生 でもある。黒 上家 の持 つ力 は「音 使 い」とされ、「逢魔」が歪 めた時間 軸 を本来 の流 れに戻 す「調律 」の能力 を持 つ。戦闘 では自 らは戦 わず、演奏 と式 札 によってネオンに指示 を出 す。優等生 である一方 、普段 は宿題 を忘 れたり遅刻 を気 にしなかったりとあまり良 くない生活 態度 で勝手 気 ままに過 ごしている。冷静 沈着 で大人 びた性格 だが、使 い人 として人々 を助 ける事 に躊躇 は無 く、日々 修行 に励 んでいる。趣味 は読書 。学園 では「ネオンをドーナツで餌付 けしている」と有名 [注 1]。- その
正体 は歴史 の改変 を修正 すべく時 が生 み出 す存在 「調律 者 」の一人 。「シグマ」とは調律 者 を指 す言葉 であり、本来 は人名 ではない。彼 の場合 は麟による「黒 上家 滅亡 」の歴史 を修正 する為 に、黒 上 ゆうをベースに生 み出 された。しかしオリジナルであるゆうが未来 への時 渡 りを行 った不安定 な存在 であった事 と、そのゆうの覚醒 によって起 きた時 の爆発 によって調律 者 としての記憶 を破壊 される。その後 、自身 の存在 を保 つ為 にゆうの記憶 を元 に世界 を再 構築 し、その中 で黒 上家 次期 頭首 の学生 「黒 上 シグマ」となった。 法 水 を倒 した後 は平和 な世界 への調律 を果 たして消滅 するが、その意識 は記憶 の一部 と言 う形 で新 たな世界 のシグマへと受 け継 がれた。月 弓 ネオン(つきゆみ ネオン)声 -平野 綾 本 作 のヒロイン。シグマの幼 なじみで同級生 。「札 使 い」の力 を持 つ月 弓 家 の人間 。神霊 を憑依 させる「神降 ろし」の術 と、神霊 の力 を封 じた式 札 をシグマが制御 する事 により、逢魔を滅 する事 すら可能 な戦闘 能力 を誇 る。但 し、憑依 させた神霊 は自身 では制御 が出来 ない為 、音 使 いであるシグマの奏 でる曲 と式 札 の力 があって初 めてその力 を活 かせる。シグマとネオン、どちらも一人 では逢魔と戦 う事 が出来 ず、パートナーの存在 が不可欠 となる。彼女 自身 は明 るく素直 な性格 だが、神降 ろしによっては人格 が大 きく変化 する事 もある。また、神降 ろしの影響 で体 の燃費 は非常 に悪 く、異常 とも思 える程 に食欲 が旺盛 である。ドーナツが好 きで、コーラで流 し込 むという不摂生 な食 べ方 を好 む。彼女 もまた調律 者 であり、ねね(月 弓 音 音 )をベースとして生 まれたシグマ(月 弓 シグマ)である。ねねがゆうを守 る為 に行 った未来 への時 紡 ぎに対 して生 み出 された調律 者 だが、本来 は未来 への時 紡 ぎは調律 者 にすら不可能 であり、その調律 の為 に生 まれた月 弓 シグマもまたイレギュラーな「シグマ」であった。調律 すべき時 はゆうが飛 ばされた50年 後 であった為 、それまで世界 に留 まる事 になった月 弓 シグマはいつしか人間 界 へと溶 け込 んで行 き、やがてゆうがベースとなった「シグマ」(黒 上 シグマ)が生 まれる事 を知 った後 は、彼 に会 う事 だけを心待 ちにするようになった。そして生 まれた黒 上 シグマの世界 構築 に身 を委 ね、彼 の幼馴染 の少女 へと再 構築 された。同時 にオリジナルであるねねの本名 をそのまま名乗 るようになり、「月 弓 ネオン」となった。物語 終盤 、シグマの調律 によって自身 が生 まれた原因 となる事件 が消失 した為 、存在 意義 を失 い消滅 する。しかしシグマがネオンを取 り戻 すと言 う意志 で世界 の再 構成 を行 った事 と、シグマの存在 によってネオンが調律 すべきだった世界 が揺 らぎとして再 び現 れつつあったことで、霊 体 のような形 で復活 する(実体 としては存在 しないが、逢魔との戦闘 は可能 )。法 水 シグマに敗 れて再 び消滅 するも、その心 はオルトゴールの機体 に宿 り、最後 までシグマと共 に戦 った。最後 の調律 の後 は平和 な世界 にて、その世界 におけるシグマの本当 の幼馴染 として生 まれ変 わる。闇 を斬 る騎士 、歴史 を導 く剣豪 、天然 少女 剣士 神降 ろしによって剣士 に変化 した状態 。剣 での攻撃 を主体 し、多数 の剣 をスカート状 に携 えている。性格 もクールになり、淡々 とした冷静 な物言 いが特徴 。しかしクールが行 き過 ぎて支離滅裂 な発言 や人 を食 ったようない回 しも多用 する。冒険 する狙撃 手 、真実 に挑 む銃 手 、神聖 機関 銃 少女 神降 ろしによって銃 使 いに変化 した状態 。短 い髪 に動 きやすい服装 と言 う見 た目 通 り、性格 も明 るくはつらつとしている。一方 、オリジナルよりも勝気 で、少々 がさつな一 面 も。
使 い人 の一族
[黒 上 静馬 (くろがみ しずま)- シグマ
達 が住 む時 より50年 遡 った時代 での黒 上家 頭首 であり、かつて2度 起 こった世界 大戦 において、裏 で暗躍 していた逢魔との戦 いを繰 り広 げた使 い人 。シグマと同 じ「音 使 い」。片腕 が不自由 な使 い人 達 を統率 する立場 として、物静 かながらも威厳 ある佇 まいの男性 。長 い戦 いの中 で身体 を壊 し、動 かない片腕 を始 めとする障害 を背負 っているが、その身 を削 って人々 を救 ってきた立場 故 に人望 は厚 い。大 逢魔によって引 き起 こされた事件 に時 には被害 者 として、時 には犯人 として幾 度 となく巻 き込 まれる。 黒 上 佳子 (くろがみ よしこ)声 -小林 ゆう静馬 の妻 であり、黒 上家 頭首 夫人 。30代 半 ばだが年齢 を感 じさせない若々 しさと、落 ち着 いた雰囲気 を持 つ。しかしその佇 まいからは想像 も出来 ないほど静馬 と共 に数々 の修羅場 を潜 り抜 けてきた。裁縫 が趣味 。逢魔人 の歴史 改変 に巻 き込 まれ、幾度 となく事件 の関係 者 となる。殺害 される際 は決 まって密室 殺人 の被害 者 となる。旧姓 は「九 条 」で、家系 の持 つ力 は「風 使 い」である。その力 によって新陳代謝 のコントロールが可能 であり、老化 を抑 える事 が出来 る。物語 終盤 、現代 にてシグマと対面 した時 にも、齢 80を超 える高齢 でありながら50年 前 と殆 ど変 わらない若々 しさを保 っていた。外見 だけではなく実力 も健在 で、最後 の戦 いでは館 を襲撃 する逢魔の群 れをたった一人 で食 い止 めていた。仮面 の執事 /守人 (もりと)声 -藤原 啓 治 黒 上家 に代々 仕 える守人 家 の人間 。守人 家 は使 い人 ではないが鍛 え上 げた肉体 と鍛錬 を積 んだ武術 により逢魔とも互角 に渡 り合 う一族 で、その力 を持 って仕 える御家 を守護 する。作中 では現代 や過去 、平行 世界 などで何人 もの仮面 の執事 が登場 するが、いずれも別人 。現代 の守人 はシグマの家 の執事 。過去 の守人 は静馬 に仕 える執事 で、時 に被害 者 、時 に犯人 として事件 に巻 き込 まれる。- クリア
後 の第 死 楽章 でも大 逢魔に憑依 された事 で正気 を失 い、事件 の犯人 となる。しかし犯行 の瞬間 となる魂 の影 を堂々 と残 してシグマ達 を挑発 したり、何 度 もシグマ達 の前 に現 れては己 が思想 を説 くなど、彼 自身 が悪人 であるかのような扱 いを受 けていた。守人 乱歩 (もりと らんぽ)声 -藤原 啓 治 最後 の世界 における守人 。ゆうに仕 える執事 であり、シグマの乗 る列車 を運転 する。守人 の血筋 通 り肉弾 戦 が得意 で、調律 者 相手 には今 一 歩 及 ばないものの、使 い人 が殆 ど滅 び去 った世界 でもゆうと共 に戦 い続 けている。最後 は立 ち塞 がった大 逢魔に列車 ごと突 っ込 み、シグマを決戦 の地 へと送 り届 けた。
黒 上 梅 (くろがみ うめ)黒 上家 の大 婆 で、静馬 の母 。戒律 に厳 しい。姫 籠 の家 の出 であり、本来 は遣 える立場 にある黒 上家 に嫁 いだ事 は周囲 を騒然 とさせたと言 う。姫 籠 ユリ子 (ひめかご ユリこ)黒 上家 に仕 えるメイド。身 の回 りの世話 から家事 全般 までこなす。姫 籠 家 は代々 逢魔封印 の力 を持 ち、大 時計 の結界 の管理 を行 う他 、有事 には使 い人 として逢魔と戦 う。特 に守人 とのコンビネーションは抜群 で、大 逢魔すらも倒 すほど。彼女 の眼鏡 は絡 繰 り使 いの父 の形見 であり、視 るだけで効力 を発揮 する結界 を生 み出 すべく力 を蓄 える為 に掛 けている。大 時計 の封印 が解 けた時 の為 の万 が一 の保険 であり、視力 が悪 い訳 ではない。その為 、事件 によって掛 けていたりいなかったりする。- 「
大 時計 の封印 が解 ける」と言 う事実 を確定 させる為 には、姫 籠 の人間 であるユリ子 の存在 は最大 の障害 であり、どの事件 でも必 ず死 の運命 に巻 き込 まれる(例 え彼女 が犯人 であっても)。 - ねね /
月 弓 音 音 (つきゆみ ねおん) 黒 上家 に住 まう少女 。札 による占 いを得意 とする。口数 が少 なく、不思議 な雰囲気 を纏 うが、義弟 のゆうに対 しては良 き姉 として接 する。トマトが嫌 い。静馬 と佳子 の娘 として黒 上家 で暮 らしているが、実際 は月 弓 家 からの養子 であり、黒 上 の血 は引 いていない。その為 、逢魔人 の「黒 上家 滅亡 」と言 う目的 ではターゲットから外 れている(但 し、事件 によっては何 らかの理由 で殺害 される事 はある)。- ねねとは
幼名 で、本名 は月 弓 音 音 。ネオンのベースとなった人間 である。最後 の事件 にて、凶行 に走 った犯人 からゆうを守 るべく、本来 は不可能 とされる未来 への時 紡 ぎを成功 させてしまう(その際 にゆうは50年 の時 を超 え、残 ったねねは犯人 に殺害 された)。それにより、彼女 をベースとした「シグマ」であるネオンが生 まれ、未来 に飛 ばされたゆうは時空 間 においても不安定 な存在 となった。本来 の歴史 では若 くして死 ぬ運命 には無 いが、最後 の世界 ではゆうの未来 への時 渡 りの影響 で彼 と死 の運命 が逆転 しており、(時期 は不明 だが)既 に交通 事故 でゆうを庇 って他界 している。その当時 の姿 はネオンに瓜 二 つだった。 黒 上 ゆう(くろがみ ゆう)声 -小山 力也 (壮年 期 )静馬 と佳子 の息子 であり、次期 黒 上家 頭首 となる少年 。黒 上家 の血筋 として強大 な力 を秘 めている。幼 いながらも頭脳 明晰 だが、性格 は年 相応 。義理 の姉 であるねねとは仲 が良 い。平行 世界 において不安定 な存在 であり、時 には存在 そのものが消 える事 もある。本来 の歴史 では交通 事故 で死 ぬ運命 にある。しかし最後 の事件 の際 、ねねによって未来 へと送 られて不確 かな存在 となったことにより、平行 世界 においても運命 が変 わり、本来 死 ぬ運命 に無 いねねの犠牲 によって生 き残 る事 となる。その延長線 上 である最後 の世界 では成長 して黒 上家 の頭首 となり、50代 の頃 には父 ・静馬 に瓜 二 つの壮年 男性 となっていた。その力 は全盛期 の父 すら遥 かに凌 ぎ、大 時計 を介 する事 無 く時 の狭間 を作 り出 す事 も可能 。滅 びつつある世界 にて、最強 の調律 者 である法 水 シグマと互角 の戦 いを続 けている。また、青年 時代 は自身 がベースとなって生 み出 された黒 上 シグマに瓜 二 つであった。終盤 、法 水 に襲 われたシグマと守人 の危機 を救 う。シグマに真実 を話 した後 、彼 が自分 をベースに生 まれた調律 者 である事 と、姉 をベースに生 まれたネオンが共 に在 る事 を悟 る。その後 、「自分 がするべき事 をする」為 に館 に戻 り、美 巫女 に未来 へ時 を紡 がせ、自身 の命 と引 き換 えに異 なる可能 性 の未来 から対 逢魔決戦 兵器 オルトゴールを召喚 。シグマとネオンを勝利 へと導 いた。譲葉 芙蓉 (ゆずりは ふよう)- 麟の
母親 。言 の葉 の揺 らぎから真偽 を見分 ける能力 を持 つ譲葉 の頭首 。使 い人 であるが戦闘 能力 は持 たない。一方 、その能力 から逢魔が関係 しない事件 でも活躍 の場 があり、警察 に協力 する形 で様々 な事件 に対応 している。その経験 上 、非常 に冷静 沈着 な性格 であり、何 に対 しても物怖 じしない。静馬 や大 婆 とは旧知 。 譲葉 麟(ゆずりは りん)芙蓉 の息子 であり、芙蓉 をもしのぐ譲葉 の能力 を持 つ少年 。途中 から芙蓉 と共 に館 に現 れ、事件 に巻 き込 まれていく。母 同様 に冷静 沈着 かつ頭脳 明晰 であり、事件 発生 当時 の時間 軸 における探偵 役 も務 める。当初 は大 婆 ですら存在 を知 らず、芙蓉 が隠 していたのではないかと言 われる。実際 の彼 は譲葉 ではなく、使 い人 の「源流 」にあたる法 水 の人間 であり、譲葉 には養子 として迎 え入 れられている。美 巫女 (みみこ)声 -平野 綾 - ねねの
孫 で、ネオンに瓜 二 つの少女 [注 2]。しかし性格 は引 っ込 み思案 で、ねねやネオンとは似 ても似 つかない。内 に秘 めた力 はねねをも凌 ぐ。 幼少 期 より自分 には重大 な使命 が与 えられている事 を察 しており、最終 決戦 時 にはゆうと共 に最後 の時 紡 ぎを行 い、オルトゴールをシグマへと託 した。
過去 の変革 者
[- ディクソン
声 -稲田 徹 - 逢魔の
頂点 に立 つ「逢魔人 」で、同 じく逢魔人 であるクリスティと恋人 同士 のように振 る舞 っている男 。今回 の事件 の首謀 者 の一人 。感情 を剥 き出 しにした荒々 しい性格 で「いけすかねえ」が口癖 。大 時計 に封印 されていたが、何者 かに解 き放 たれ、黒 上家 滅亡 の歴史 を生 み出 すべく事件 を起 こす。最後 は自 ら犯人 に憑依 して黒 上家 を全滅 させる事件 を起 こすも、事件 の謎 を解 き明 かしたシグマ達 に追 い詰 められ、力 を奪 われたことを気遣 うクリスティを敢 えて下 がらせ、逢魔形態 に変身 してネオンと戦 いを繰 り広 げる。敗北 後 は大 時計 に再 び封印 され、その後 、同 じく敗北 したクリスティと共 に封印 の彼方 へと消 えて行 った。- ラウドバンコラン
第 IV楽章 のボス。ディクソンの逢魔形態 。スピーカーが付 いた暴 れ馬 のような姿 をしている。
- クリスティ
声 -能登 麻美子 - 逢魔
人 であり、ディクソンと恋人 同士 のように振 る舞 っている女 。今回 の事件 の首謀 者 の一人 。ディクソンが倒 された後 は激 しい復讐 心 に憑りつかれ、最後 の事件 を起 こす。対決 時 は逢魔形態 へと変異 して襲 い掛 かるも、調律 の所為 で本来 の力 を出 せずネオンに敗 れ、大 時計 の中 でディクソンと再会 を果 たし、共 に再 び封印 された。彼女 が起 こした事件 が、結果 としてネオンの誕生 とシグマの起源 に繋 がっている。二人 とも逢魔人 の中 ではまだ若 く、比較的 力 も弱 い部類 とされる。- ミス・エルキュル
第 V楽章 のボス。クリスティの逢魔形態 。巨大 なアコーディオンを持 った異形 だが、ベースのイメージが反映 され、どことなく女性 的 な外観 となっている。
法 水 麟(ほうすい りん)声 -福山 潤 本来 の歴史 における麟。黒 上家 滅亡 の真 の首謀 者 。戦時 中 、法 水 の研究 者 が偶然 生 み出 した逢魔と人間 のハーフの兄妹 の片割 れであり、その存在 を標 として逢魔が現世 に溢 れ出 し、やがて世界 は滅亡 へと向 かう。黒 上家 ら使 い人 は歴史 を変 える事 で平和 な世界 を取 り戻 すも、法 水 兄妹 は依然 として世界 に存在 し続 け、それだけで世界 に歪 みを生 んでしまっていた。その為 、二人 は大 時計 に封印 されるが、後 に生 まれた法 水 シグマが気 まぐれで自身 のオリジナルの封印 を解 いてしまう。自分 達 を封印 した黒 上家 への復讐 に燃 える麟は、妹 の命 を犠牲 に時 を渡 り、逢魔人 等 と共謀 して今回 の事件 を起 こした。尚 、妹 の方 は病弱 で、兄 ほどの力 は持 っていなかったとされる。最後 の事件 を解決 したシグマの前 に現 れるも、ネオンのいない世界 を認 めなかったシグマが行 った再 構築 に飲 まれ、消滅 した。エピローグでは彼 のものらしき声 が聞 こえるが詳細 は不明 (用語 集 ではシグマが望 めばそこに「彼 」や「彼女 」もいるとされている)。
調律 者
[黒衣 の男 /法 水 シグマ(ほうすい シグマ)声 -福山 潤 時 の狭間 に呑 まれたシグマの前 に姿 を現 し、謎 めいた言葉 を残 しつつ彼等 を導 く黒 いコートの人物 。振 る舞 いや体格 から男性 である事 はうかがえるが、素顔 は見 えず声 もボイスチェンジャーを使 ったかのように変 えている。シグマに時 の狭間 に渦巻 く「無限 の死 」の存在 を教 え、元 の世界 に戻 すように告 げる。その後 も逢魔人 に襲 われて窮地 に陥 っていたシグマとネオンを救 ったりもしている。- その
正体 は調律 者 である法 水 シグマ。黒 上 や月 弓 と言 った使 い人 達 によって紡 がれた平和 な歴史 を調律 し、本来 の「逢魔に滅 ぼされた歴史 」に戻 すべく生 み出 された存在 。ベースは法 水 麟。長 い間 、使 い人 達 と戦 い続 けた為 、歴史 が元 に戻 ろうとする力 の増大 に伴 って最強 の存在 となりつつある。しかし、自身 のオリジナルとなった法 水 麟によって引 き起 こされた歴史 改変 は自身 の力 では調律 できなかったことから自分 が調律 できる世界 に戻 す為 に、その役目 を与 えられた黒 上 シグマを導 いていた。正体 を隠 していたのは、自身 のオリジナルである麟との接触 を避 ける為 と、万 が一 出会 った際 にそれによって生 じる時 の歪 みを最小限 に抑 える為 である。 法 水 麟を解 き放 った張本人 であり、期 せずして黒 上家 滅亡 の歴史 や多数 の調律 者 が入 り乱 れる混乱 を生 み出 した全 ての元凶 と言 える。しかし調律 者 としての使命 には極 めて忠実 であり、黒 上 シグマによる調律 と言 う目的 を果 たした後 は自身 の使命 を完遂 すべく大 時計 の元 へ向 かう。最終 決戦 では時 の流 れに逆 らうシグマの意志 を否定 すべく巨大 形態 へと変貌 し、生身 のシグマとネオンを一蹴 する。しかし最後 はシグマの操縦 するオルトゴールに敗北 し、シグマとは最後 まで相容 れずも敗北 は認 め、潔 く世界 から「退場 」した。
キーワード
[使 い人 関連
[使 い人 - 逢魔と
戦 う特殊 能力 の持 ち主 の総称 。その多 くは血 に依存 し、代々 受 け継 がれているが、その強 さや種類 は一定 ではなく、完全 に無 くなったり逆 に突如 として目覚 めたり、能力 の方向 性 が変 わる事 すらもあると言 う。 本編 では主 に音 使 いと札 使 いが該当 するが、他 にも水 や火 と言 った元素 を操 る者 、刀 使 い、絡 繰 り使 い、言 の葉 、封 など様々 な使 い人 が存在 し、一部 は作中 にも断片 的 に登場 する。使 い人 の本流 にあたる黒 上家 が統率 しているが、現在 では過去 の戦争 で散 り散 りになった上 に血 も薄 まっている為 に正確 な人数 は不明 。神 と呼 ばれた人々 のいた時代 の直 血 (神代 の血 )とも言 われ、一説 では黒 上家 は国之 常 立神 、月 弓 家 は月読 の血筋 とされるが真偽 は不明 。但 し、用語 集 によると、ここで語 る神 とは人 神 であって超 次元 の存在 ではないとの事 。音 使 い使 い人 の一種 で、音 を媒介 にして様々 な奇跡 を起 こす一派 。黒 上家 が代々 得意 とする。作中 ではシグマが調音 査で刻印 を作 り出 す、神降 ろしで降 ろした神霊 を神楽 (BGM)によって導 く、時 紡 ぎで時間 帯 を移動 する、などの力 を発揮 する。札 使 い神霊 と契約 を交 わし、式 札 を生 み出 す事 によって様々 な奇跡 を起 こす使 い人 。月 弓 家 が代表 的 。ネオンが使用 する「神降 ろし」はその術 の一 つである。札 使 い自体 が使 い人 の中 でも貴重 であり、既 に殆 ど生 き残 っていないとされる。超 推理 - シグマの
特殊 能力 の一 つ。刻印 と解 き明 かすべき謎 の連結 を繰 り返 すことによって、求 める事象 の結論 を導 く。 時 の調律 はこの超 推理 によって導 いた結論 を元 に行 われるが、どんな謎 でも解 き明 かして結論 を出 す為 、間違 った推理 ではとんでもない結論 を出 したり、適当 に片付 けて無理矢理 調律 を行 うような事 も。時 の調律 音 使 いの能力 の一 つで、過去 の修復 を行 う。逢魔は過去 に干渉 し、その改変 を固定 させる事 で歴史 の再 構築 (過去 改変 )を行 う。使 い人 はその逢魔が干渉 した一部始終 を調 べ上 げ、その推理 に基 いて時 の調律 を行 う事 で、逢魔が過去 改変 の固定 に割 いていた力 を奪 う事 が出来 る。その為 、逢魔の干渉 内容 に近 い調律 を行 う(=真相 に近 い推理 を行 う)ほど、逢魔の力 を削 ぐ事 が出来 る。調律 を行 わずとも元凶 の逢魔さえ倒 してしまえば簡単 に歴史 は修正 できるが、作中 で事件 を起 こしている大 逢魔や逢魔人 は通常 ではとても太刀打 ち出来 ない力 を持 っているとされる為 、超 推理 による時 の調律 が必要 となる。調音 査音 使 いの能力 の一 つで、対象 に音 を奏 でるとその対象 が持 つ情報 を刻印 として入手 する事 ができる。情報 を発 する対象 にのみ効果 があり、主 に逢魔の残 した痕跡 や過去 の人々 の強 い意志 、心 の残滓 に反応 する。魂 の影 過去 の人々 の想 いや残留 思念 が時 の狭間 に映 し出 されたもの。調音 査を行 う事 でその場 にその時間 帯 に起 きた出来事 を再現 する「時 の再演 」を行 う事 ができる。再演 では事実 のみが映 し出 され、そこに嘘 や偽装 は存在 しない。逆 に言 えば映 し出 された以上 のことは判 らず、また魂 の影 の無 い場所 では時 の再演 は行 えない。神霊 札 使 いが感 じ取 る超自然 的 な意志 や力 の方向 性 。存在 は極 めて曖昧 であり、草木 に眠 る静 かな気 や天空 に漂 う荒 ぶる気 、時 には形 を持 ち、言葉 を話 す変 わったものも存在 するなど、「八 百 万 の神 々」と称 されるほど無数 に存在 する。- ネオンはこれらを
十二支 に例 え、12の方向 に納 めて具現 化 、式 札 化 している。但 し、今回 の事件 では13以上 の力 が存在 する為 、十二支 に含 まれない種類 の式 札 も存在 する。作中 では時 の狭間 に存在 する強力 な神霊 の力 を借 りている為 、ネオンの力 は平時 よりも強化 されている。これに時 の調律 による敵 の弱体 化 も加 えてようやく大 逢魔や逢魔人 と渡 り合 える形 となっている。 神降 ろし札 使 いの術 の一種 。契約 した神霊 を自 らの肉体 と同化 させ、超 人的 な戦闘 力 を得 る。しかし神霊 は術 者 自身 にはコントロールが出来 ない為 、音 使 いが奏 でる神楽 によって制御 し且 つ式 札 によって導 く必要 がある上 、術 者 自身 も神霊 の影響 で外見 や性格 が変化 する場合 がある神霊 は時 を超越 した存在 であり、神降 ろしを行 う事 は自分 の在 り方 が時間 軸 を含 めて別 次元 の存在 となる事 を意味 する為 、「変化 した」と言 う認識 は本人 はほぼ無 い。一方 、魂 そのものは同一 である為 、思想 や行動 と言 った根本 的 な本質 は元 のままである。時 紡 ぎ音 使 いの術 の一 つ。時 の狭間 に音 使 いの力 によって時間 軸 という方向 性 を与 え、他 の時代 への道 を紡 ぎ、安定 させる。黒 上 と月 弓 の秘中 の秘 とされる技 。作中 ではシグマ達 は式 札 を使 って他人 の紡 いだ時 を繋 げ直 している。莫大 な神力 と「あるもの」を必要 とし、殆 どの使 い人 は使 う事 はできない。その「あるもの」とは使 い人 の血 と魂 であり、また、狭間 で失 われる魂 は輪廻 から外 れて逢魔人 を生 むと言 われ、使 い人 にとっては最大 のタブーとされる。時 渡 り時 紡 ぎで作 った道 を渡 り、直接 時間 跳躍 を果 たす術 。凄 まじい神力 とそれをコントロールする繊細 さが必要 であり、それが可能 な人間 は使 い人 の中 でも数 世代 に1人 とさえ言 われる。通常 であれば過去 にしか跳 べないはずだが、作中 ではねねが未来 への時 渡 りを実現 させ、それは調律 者 を一人 生 み出 すほどの影響 を時空 に与 えてしまった。大 時計 神代 の時代 より黒 上 の館 に存在 する時 の封印 。時計 の形 をしているが、それは封印 が取 った形態 の一 つに過 ぎない。時 の狭間 への道 を閉 ざし、自動 調律 する「結界 の歯車 」によって逢魔が外 の世界 に現 れる事 を防 いでいる。管理 は姫 籠 家 が担当 している。時 の狭間 はあらゆる時間 に繋 がり、その狭間 に繋 がる大 時計 は時 を超 えるタイムホールとも成 り得 るが、上述 の通 り、その代償 として使 い人 の命 を喰 らう。
逢魔関連
[- 逢魔(おうま)
時 と時 の狭間 に存在 する魔物 。狭間 の世界 より人 の意志 に干渉 し、深層 意識 下 から心 を捻 じ曲 げる事 (「魔 が刺 す」とも)で、狂気 に走 らせる[注 4]。これによって悪意 を植 え付 けられた人間 にはその自覚 は一切 無 く、凶行 後 には自分 の不可解 な行為 に対 する疑問 だけが残 る。時間 から逸脱 した存在 である為 、強力 なものになると過去 に干渉 して歴史 すら狂 わせてしまう。力 の弱 い逢魔は封印 の影響 も小 さく、現世 に現 れてしまう事 もある。これらを討伐 する事 も使 い人 の使命 の一 つである。用語 集 のネオンの言 によると、以前 ネオンの友人 に憑依 した事 もあったとの事 。大 逢魔(だいおうま)強力 な逢魔であり、歴史 を捻 じ曲 げるほどの強大 な影響 を人 に与 え得 る存在 。使 い人 の中 でも上位 能力 者 しか渡 り合 う事 が出来 ず、時 の調律 無 しで倒 す事 は難 しい。但 し、強力 な逢魔は時 の狭間 の彼方 に封印 されている上 、力 に比例 して封印 の影響 を強 く受 ける為 、強力 であればあるほど封印 は解 けにくいとされる。作中 では各 事件 の犯人 に憑依 して事件 を引 き起 こすボスモンスターとして登場 。業 逢魔(ごうおうま、カルマ)人 に干渉 し過 ぎた為 に、その人間 の負 の感情 や業 の影響 を強 く受 けた逢魔。意識 や思考 はほぼ無 く、決 まったルートを徘徊 したり感知 した人間 に近 づくだけの存在 だが、その力 は個体 差 はあれど、大 逢魔以上 とも言 われる。しかし消滅 する際 には奇跡 を起 こすとされる。- 逢魔
人 (おうまびと) 人 の姿 を取 った上位 逢魔。思考 や立 ち振舞 も人 と変 わらなく見 えるが、その心 は世界 や人 (特 に使 い人 )への激 しい憎悪 が渦巻 いている。その力 はあらゆる逢魔を凌 ぎ、一人 の逢魔人 が解 き放 たれるだけで世界 の在 り様 が変 わるとされる。現在 確認 されている逢魔人 は33人 で、全 て厳重 に封印 されている。その実態 は神代 の血 を受 け継 ぐものの命 が大 時計 に贄 として喰 われ、輪廻 から外 れた末 の成 れの果 て。戦闘 時 にはその力 を発揮 する為 に人 の姿 を捨 てて逢魔形態 に変異 する。その姿 は個体 によって異 なるが、中 には山 ほどの巨大 な姿 になった者 も居 ると言 う。
その他
[時 の狭間 時 紡 ぎによって辿 り着 く、時間 と時間 の狭間 に存在 する世界 。本 作 の主 な舞台 。狭間 の世界 は隣接 する現実 世界 の同位 元素 を取 り込 み、再 構成 して疑似 世界 を生 み出 す。作中 では、例 えばある事件 で「12の刻 」への時 紡 ぎを行 えば、該当 する事件 のあった日 の12時 の状況 が疑似 世界 として構成 される。主人公 達 が探索 する洋館 はこの原理 で構成 された疑似 世界 であり、実際 の洋館 ではない。時間 帯 の移動 も前述 の通 り、別 の時間 帯 の疑似 世界 を新 たに構成 し直 しているのであって、主人公 達 自身 が時間 移動 している訳 ではない。また、時 の狭間 には逢魔が巣食 っている為 、調査 中 は敵 との遭遇 (エンカウント)が発生 する。狭間 そのものに時 は存在 せず、疑似 世界 も時 の止 まった世界 のように認識 できる。調律 者 / シグマ時 が歪 みを戻 そうとする力 の具現 。歴史 の改変 を調律 し、本来 の歴史 に戻 す為 に「時 」そのものが生 み出 すカウンター的 存在 であり、世界 からずれた存在 として「シグマ」とも呼 ばれる(シグマはラテンアルファベットで「S」を示 し、「S」は音楽 用語 で各 オクターブから半音 ずれる変 ホを指 す)。何 らかの外的 要因 で大 きな歴史 改変 が生 じると、その時代 で最 も強力 な力 を持 つ者 をベースに形 を取 る。歴史 そのものを再 構築 する調律 の他 、使 い人 すら太刀打 ち出来 ないほどの強大 な力 を持 つ一方 、自身 に与 えられた使命 以外 の調律 は行 えず、また、役目 を終 えれば最後 は消滅 する。作中 にはゆうをベースとした「黒 上 シグマ(シグマ)」、ねねをベースとした「月 弓 シグマ(ネオン)」、麟をベースとした「法 水 シグマ(法 水 )」が存在 する。本来 、苗字 は存在 しないが、シグマが黒 上 シグマを名乗 っていた事 に倣 って法 水 も法 水 シグマを名乗 っている。- しかし
黒 上 シグマの場合 はベースの時点 から不安定 な存在 だった事 と、記憶 を失 ったイレギュラーな調律 者 である事 から、本来 の使命 の枷 には囚 われず行動 している。また、月 弓 シグマは黒 上 以上 にイレギュラーな調律 者 である事 と、既 に月 弓 ネオンとして存在 を再 構築 されている事 から同 じく行動 に制限 は無 いが、存在 意義 を失 った際 には一度 消滅 している。 平行 世界 (ハーモニクス)時空 の混乱 によって生 じるパラレルワールド。調律 者 の使命 はそれらを調律 によって1つに戻 す事 である。ハーモニクスとは音楽 用語 で「倍音 」を意味 し、成分 の集合 に分解 した時 、理論 上 には無限 の広 がりを持 つそれと世界 の有 り様 をかけているとされる。不安定 な存在 - あるいは「
不確 かな存在 」とも。未来 への時 渡 りを行 ったゆうを指 す。平行 世界 での人 の存在 はその時間 に生 きているか否 かではなく歴史 の繋 がりに存在 があるか無 いかだが、ゆうに関 しては未来 と言 う不 確定 な時 へ渡 ったが為 に彼 個人 の歴史 の繋 がりに不透明 な空 きが出来 てしまう。その為 、平行 世界 においてもゆう自身 の個 としての存在 が不安定 になっており、突如 として時間 の流 れから存在 が消 えたり、また現 れたりする。 本来 の歴史 - この
世界 の本来 の歴史 とは、法 水 兄妹 を標 として逢魔が現世 に溢 れると言 うものである。それを使 い人達 が歴史 改変 を行 う事 で平和 な世界 を作 り上 げた。法 水 シグマはこの世界 を本来 の姿 に戻 すべく生 まれたが、彼 が解 き放 った法 水 麟と逢魔人 が更 に過去 を改竄 して「黒 上家 滅亡 の歴史 」を作 り上 げてしまう。その過程 で「ねねによるゆうの未来 への時 渡 り」が発生 し、月 弓 シグマが誕生 。更 にこの黒 上家 滅亡 を修正 する調律 者 のベースとして、未来 への時 渡 りで不確 かな存在 となったゆうが選 ばれてしまった為 に、記憶 を失 ったイレギュラーな調律 者 ・黒 上 シグマが誕生 してしまう。これによって幾重 もの歴史 改竄 と、複数 の調律 者 を抱 えた混沌 とした状態 に陥 ったのが、本 作 の時空 である。 物語 冒頭 でシグマ達 が暮 らしていた世界 は、使 い人 によって改変 された平和 な世界 である(正確 にはシグマがゆうの記憶 を元 に、自身 が存在 できるように更 に再 構築 した世界 )。その後 の突如 変貌 を遂 げた世界 は、法 水 麟と逢魔人 によって黒 上家 が滅亡 させられた世界 。終盤 でシグマが辿 り着 いた世界 は、調律 者 である法 水 シグマが勝利 しつつある事 で本来 の逢魔に滅 ぼされた歴史 に戻 りかけている世界 である。最終 的 に法 水 を倒 したシグマによって再 び平和 な世界 が紡 がれ、シグマとネオンも新 たな命 [注 5]としてその世界 で生 きて行 く事 となった。対 逢魔決戦 兵器 オルトゴール- シグマと
法 水 の最終 決戦 の時点 で存在 する可能 性 の未来 「使 い人 と調律 者 が戦 い続 けた世界 」で開発 された人 型 巨大 ロボット。最強 となりつつあった法 水 を倒 す為 に美 巫女 が可能 性 の未来 へと時 を紡 ぎ、ゆうが自 らの命 を捧 げる事 によって召喚 された。コクピットはシグマの持 つタクトがキーになっており、黒 上家 で建造 された事 がうかがえる。 - その
性能 は操縦 者 と機体 に宿 る心 に比例 し、ネオンの心 が宿 り、シグマが操縦 する事 によって単機 で逢魔人 を倒 せるほどの力 を発揮 。正 に別 次元 の強 さであり、最強 と化 しつつあった♭ペンデュラムとも対等 に戦 える。作中 ではラストバトルの連戦 でのみネオンに代 わって操作 するが、この性質 上 、操作 方法 自体 は通常 の戦闘 と変 わりない。
スタッフ
[テーマソング
[楽曲
[ここでは「シグマハーモニクス オリジナル・サウンドトラック」に
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29 | |
30 | 其が |
31 | 悲涙 |
32 | |
33 | |
34 | |
35 | |
36 | やがて |
37 | Harmonia vita(SIGMA Mix) |
関連 商品
[- シグマハーモニクス オリジナル・サウンドトラック
- シグマハーモニクス
公式 ガイドブック - -SIGMANIAX- シグマハーモニクス ザ・コンプリートガイド+
公式 設定 資料集 (発行 :アスキー・メディアワークス)
脚注
[注釈
[出典
[- ^ a b “スクエニ、
新 要素 を追加 して携帯 電話 に最適 化 ”. GAME Watch (2010年 1月 28日 ). 2016年 11月19日 閲覧 。