(Translated by https://www.hiragana.jp/)
シャドウタワー - Wikipedia コンテンツにスキップ

シャドウタワー

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

シャドウタワー』(SHADOW TOWER)は、フロム・ソフトウェアPlayStationけに発売はつばいした主観しゅかん視点してんアクションRPG

概要がいよう

[編集へんしゅう]

キングスフィールドシリーズでられるフロム・ソフトウェアが、たインターフェイスで制作せいさくしたゲームソフト。その内容ないようはインターフェイスこそキングスフィールドと酷似こくじしていたが、システム周辺しゅうへんことなる。

数々かずかず制約せいやくやゲームデザイン、実質じっしつてきにレベルげがおこなえないゲームシステムで、元々もともと難易なんいたかいという認識にんしきがあったキングスフィールドシリーズを上回うわまわっているという印象いんしょうからか、クリアを断念だんねんするプレイヤーもおおかった。しかし、その洗練せんれんされたギリギリのゲームバランスにせられ、ファンとなったプレイヤーもおおい。

一概いちがいにキングスフィールドより難易なんいたかいとはえないが、すべてが有限ゆうげんであるため緻密ちみつ戦略せんりゃくせい必要ひつようになり、そのハードルはたかいとえる。

難易なんいたかさ、はなしたゲームデザイン、BGM効果こうかおんだけのサウンドなど、その硬派こうは内容ないよう同社どうしゃのソフトのなかでもきんている。

ほんさく続編ぞくへんとして『シャドウタワー アビス』もPlayStation 2にて発売はつばいされている。

ストーリー

[編集へんしゅう]

はるかむかしおおいなるやみがイクリプス王国おうこくおそい、国王こくおうルードいちせいおさめるゼプターじょうも、痕跡こんせきのこらずった。おおいなるやみ封印ふういんされ、ゼプターのまえふたた平和へいわおとずれたかにえた。しかしやみふたたおとずれ、まちなか人々ひとびとたましいとうふうめられた。わりてたゼプターで、主人公しゅじんこうはある老人ろうじんから人々ひとびとたましい救済きゅうさい依頼いらいされる。

崩壊ほうかいしたとう、シャドウタワーの階層かいそう地上ちじょうから地下ちかかってつづいており、内部ないぶには、クリーチャーとばれる魔物まものがあちこちにあつまっている。魔物まもの人々ひとびとたましいんでおり、たおすことによって人々ひとびとたましい解放かいほうすることができる。とう内部ないぶうえから人間にんげんかいぞくかい火炎かえんかいみず妖界、幻魔げんまかいじゅうかいよこしまかいとなっていて、階下かいかすすむほどつよてきになる。プレイヤーはとう奥深おくふかくにねむ単眼たんがん王冠おうかんつけるために、けわしいみちのりをすすんでく。地図ちずもなく、ふるびたけん単身たんしんとうんだ主人公しゅじんこうは、きてかえることができるのだろうか…[1]

成長せいちょうシステム

[編集へんしゅう]

ほんさくRPGながらレベルという概念がいねんい。そのわりモンスターごと上昇じょうしょうするステータスが設定せっていされており、モンスターをたおしたさいに、それがすこしずつプレイヤーに蓄積ちくせきされる仕組しくみになっている。また、ステータスにポイントをてるアイテムなども存在そんざいし、それらによってプレイヤーを強化きょうかしていく。

しかし、アイテムならびにモンスターすう固定こていなため、実質じっしつてきにレベルげとばれるような行動こうどう不可能ふかのうであり、プレイヤーはいかに有限ゆうげんてきさがして駆逐くちくし、かずかぎられた強化きょうかアイテムを使用しようするかという選択せんたくつねせまられる。

アイテム

[編集へんしゅう]

すべてのアイテムは有限ゆうげん(アイテムは購入こうにゅう可能かのうだが、購入こうにゅうするための対価たいかであるクーンが有限ゆうげん)なため、回復かいふくアイテム1つっても使つかいどころがわれる。

武器ぶき防具ぼうぐなどの装備そうびひんにはたい久度くどがあり、たい久度くどが0になった装備そうび使つかうことができない。たい久度くどはHPとえに修繕しゅうぜん可能かのうだが、回復かいふくアイテムが有限ゆうげんである以上いじょうHPも有限ゆうげんであり、その取捨選択しゅしゃせんたく重要じゅうよう装備そうびひん回復かいふくアイテムと交換こうかんすることができるが、ぎゃく不可能ふかのう

ただし、武具ぶぐにはHP自動じどう回復かいふく効果こうかつものや、HP吸収きゅうしゅう効果こうかつものなどもあるので、それらをれることでアイテムの消費しょうひしに回復かいふく可能かのう。しかし自動じどう回復かいふくでは最大さいだいHPの半分はんぶんまでしか回復かいふくおこなわれない。また自動じどう回復かいふくにはかなり時間じかんようするが、自動じどう回復かいふく効果こうか重複じゅうふくするため、武具ぶぐ複数ふくすう装備そうびすることで回復かいふくはやめることもできる。

ダンジョンないたたかったてきは、すべてクリーチャーブックという図鑑ずかん記録きろくされるため、特徴とくちょう弱点じゃくてん確認かくにん可能かのう[1]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ a b ファミ通ふぁみつう』 No.499、アスキー、1998ねん7がつ10日とおか、117,118,ぺーじ 

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]