出典 しゅってん : フリー百科 ひゃっか 事典 じてん 『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジローラモ・フラカストロ。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ の『ジローラモ・フラカストロの肖像 しょうぞう 』。
Poemata omnia, 1718
ジローラモ・フラカストロ (Girolamo Fracastoro ラテン名 めい :Fracastorius、1478年 ねん - 1553年 ねん 8月 がつ 8日 にち )は、16世紀 せいき のイタリア の科学 かがく 者 しゃ である。特 とく に伝染 でんせん 病 びょう のコンタギオン説 せつ (接触 せっしょく 伝染 でんせん 説 せつ )を提唱 ていしょう したことで知 し られる。天文学 てんもんがく の分野 ぶんや でも彗星 すいせい が太陽 たいよう と反対 はんたい の方向 ほうこう に尾 お を引 ひ くことを著書 ちょしょ に著 あらわ し、地質 ちしつ 学 がく の分野 ぶんや では化石 かせき が生物 せいぶつ 起源 きげん であることを主張 しゅちょう した。
ヴェローナ の旧家 きゅうか に生 う まれ、パドヴァ大学 だいがく に学 まな んだ。19歳 さい のときにはパドヴァ大学 だいがく の教授 きょうじゅ に任命 にんめい された。パドヴァ大学 だいがく では同 おな じ頃 ころ コペルニクス が学 まな んでいる。当時 とうじ の学者 がくしゃ の例 れい に従 したが い、その研究 けんきゅう 分野 ぶんや は医学 いがく のみならず、天文学 てんもんがく ・地質 ちしつ 学 がく ・数学 すうがく に及 およ んだ。
1530年 ねん の著書 ちょしょ 、『梅毒 ばいどく あるいはフランス病 びょう 』(Syphilidis, sive Morbi Gallici )および、 1546年 ねん の著書 ちょしょ 『伝染 でんせん 病 びょう について』(De Contagione et Contagiosis Morbis )で伝染 でんせん 病 びょう の病原菌 びょうげんきん の観念 かんねん を述 の べた。梅毒 ばいどく (Syphilis)やチフス (typhus)の命名 めいめい 者 しゃ である。
天文学 てんもんがく の分野 ぶんや ではピエトロ・アピアーノ (1495 - 1552)とならんで彗星 すいせい が太陽 たいよう と反対 はんたい の方向 ほうこう に尾 お を引 ひ くことを観測 かんそく したひとりで、1538年 ねん 天文学 てんもんがく の著書 ちょしょ “Homocentrica”を著 あらわ した。
『梅毒 ばいどく あるいはフランス病 びょう 』Syphilidis, sive Morbi Gallici (1530)
Di Vini Temperatura (1534)
Homocentricorum sive de Stellis, de Causis Criticorum Dierum Libellus (1535)
Homocentrica (1538)
『伝染 でんせん 病 びょう について』De Contagione et Contagiosis Morbis (1546)
Syphilis sive de morbo gallico (Poem 1539)
全般 ぜんぱん 国立 こくりつ 図書館 としょかん 学術 がくじゅつ データベース人物 じんぶつ その他 た