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スターリンの葬送そうそう狂騒きょうそうきょく

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スターリンの葬送そうそう狂騒きょうそうきょく
The Death of Stalin
監督かんとく アーマンド・イアヌッチ
脚本きゃくほん
原作げんさく
  • ファビアン・ニュリ
  • ティエリ・ロビン
La Mort de Staline
製作せいさく
  • ヤン・ゼヌー
  • ローラン・ゼトゥンヌ
  • ニコラ・デュヴァル・アダソフスキ
  • ケヴィン・ローダー
製作せいさくそう指揮しき
  • ジーン・クリストフ・コルソン
  • ジル・ダオスト
  • Catherine Dumonceaux
出演しゅつえんしゃ
音楽おんがく クリス・ウィリス
撮影さつえい ザック・ニコルソン
編集へんしゅう ピーター・ランバート
製作せいさく会社かいしゃ
  • Main Journey
  • Quad Productions
配給はいきゅう
公開こうかい カナダの旗 2017ねん9月8にち (TIFF)
イギリスの旗 2017ねん10がつ20日はつか
日本の旗 2018ねん8がつ3にち[1]
上映じょうえい時間じかん 107ふん[2]
製作せいさくこく
言語げんご 英語えいご
製作せいさく $13,000,000
興行こうぎょう収入しゅうにゅう $20,441,110[3]
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スターリンの葬送そうそう狂騒きょうそうきょく』(スターリンのそうそうきょうそうきょく、The Death of Stalin)は、アーマンド・イアヌッチ監督かんとくによる2017ねんのイギリス・フランスの歴史れきしコメディドラマ映画えいがである。1953ねん独裁どくさいしゃスターリンのによってこされるソビエト連邦れんぽううち権力けんりょく闘争とうそうえがかれる。原作げんさくはフランスのグラフィックノベルLa mort de Staline(スターリンの)』である。

2017ねん9がつ8にちだい42かいトロント国際こくさい映画えいがさいのプラットフォーム部門ぶもんでプレミア上映じょうえいされた[4]。イギリスでは2017ねん10がつ20日はつかeワン・フィルムズ英語えいごばんにより公開こうかいされた。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは2018ねん3がつ9にちIFCフィルムズ英語えいごばん配給はいきゅう公開こうかいされた[5][6][2]

あらすじ[編集へんしゅう]

1953ねんソ連それんモスクワラヴレンチー・ベリヤひきいるNKVD[ちゅう 1]は「粛清しゅくせいリスト」にもとづく国民こくみん逮捕たいほ粛清しゅくせい実行じっこうし、ヨシフ・スターリンたいする国民こくみん畏怖いふは、スターリンがラジオ生放送なまほうそうのコンサートの録音ろくおんほっすると関係かんけいしゃ急遽きゅうきょさい演奏えんそうするほどになっていた。コンサートのピアニストをつとめていたマリヤ・ユーディナは、家族かぞくけた処分しょぶんからスターリンをうらみ、録音ろくおんばんにスターリンを罵倒ばとうするメモをしのばせた。とどいた録音ろくおんばん執務しつむしついていたスターリンはゆかちたメモをひろって内容ないようにするとわらばしたが、その直後ちょくご意識いしきうしない、昏倒こんとうする。執務しつむしつそと警備けいびたっていた2人ふたり兵士へいしはスターリンのたおれるおとき、一方いっぽうは「なかのぞいたほうがいい」とったが、もう一方いっぽうはそれに「だまれ。2人ふたりとも処刑しょけいされる」とこたえ、結果けっか2にんとも執務しつむしつはいることはなかった。

翌朝よくあさ、おちゃはこんできたメイドが昏倒こんとうしたスターリンを発見はっけんし、ソビエト連邦れんぽう共産党きょうさんとう幹部かんぶたちがあつまった。なにとか全員ぜんいんでスターリンを寝室しんしつはこんだのち幹部かんぶたちは医師いしぼうとしたが、有能ゆうのう医者いしゃはスターリンを暗殺あんさつしようとしたという嫌疑けんぎけられて軒並のきな粛清しゅくせいされていた(医師いしだん陰謀いんぼう事件じけん参照さんしょう)ため、粛清しゅくせいさい医師いし不利ふり証言しょうげんをした看護かんご使つかい、経験けいけん不足ふそく若手わかて引退いんたいしたものまでかきあつめてなにとか医師いしだん編成へんせいさせると、かれらにスターリンを診察しんさつさせた。「スターリンは脳出血のうしゅっけつによりみぎ半身はんしん麻痺まひ状態じょうたい回復かいふく見込みこみはない」という医師いしたちの診断しんだん幹部かんぶたちは驚喜きょうきする一方いっぽう、スターリンのむすめであるスヴェトラーナ味方みかたけたり、無能むのうだが権勢けんせいかさ道楽どうらく息子むすこワシーリー介入かいにゅうめようと、おたがいに暗躍あんやくはじめる。幹部かんぶ個人こじん情報じょうほうまでにぎるベリヤは党内とうない序列じょれつ2ゲオルギー・マレンコフ一方いっぽうニキータ・フルシチョフヴャチェスラフ・モロトフラーザリ・カガノーヴィチアナスタス・ミコヤンらを仲間なかまとして対抗たいこうしようとする。ベリヤは「粛清しゅくせいリスト」からモロトフをはずすとともに、はんとう活動かつどう容疑ようぎ収監しゅうかんされていたそのつまポリーナロシアばん英語えいごばん釈放しゃくほうするなどの懐柔かいじゅうさくをとる。

スターリンは一瞬いっしゅん意識いしきもどしたのちに死去しきょし、幹部かんぶたちはスターリンの葬儀そうぎ後継こうけい体制たいせいけてうごく。後継こうけいのトップであるソ連それん共産党きょうさんとう書記しょきちょうおよソ連それん閣僚かくりょう会議かいぎ議長ぎちょうにはマレンコフが昇格しょうかくとなるかたち就任しゅうにん、ベリヤはマレンコフ政権せいけんにおいてナンバー2のだいいちふく首相しゅしょうとなる。フルシチョフはベリヤのがねでスターリンの葬儀そうぎ委員いいんちょうにんじられる。トップとなっても実行じっこうりょくのないマレンコフにたいし、ベリヤは政治せいじはん釈放しゃくほう粛清しゅくせいリストの凍結とうけつなどを提案ていあんする一方いっぽう、スターリンにたいする服喪ふくもちゅうのモスクワ市内しない警備けいびぐんからNKVDにえさせ、さらにモスクワにはい列車れっしゃめようとする。フルシチョフは鉄道てつどう管轄かんかつ自分じぶんにあると主張しゅちょうしたが、ベリヤは強行きょうこうした。しかし、フルシチョフは独断どくだん列車れっしゃ運行うんこう許可きょかし、弔問ちょうもん大挙たいきょしてせた人民じんみん警備けいびのNKVD隊員たいいん発砲はっぽうして1500にんもの死者ししゃる。会議かいぎ責任せきにんめぐりベリヤとフルシチョフはおたがいにこすりつけあって対立たいりつ結局けっきょく現場げんば警備けいび責任せきにんしゃつみをかぶせるかたちとなるが、その上司じょうしであるベリヤには失点しってんとなった。

葬儀そうぎ当日とうじつも、スターリンの遺骸いがいまわりに幹部かんぶたちはのメンバーにたいする悪口わるぐちをいいあう。弔問ちょうもんきゃく教会きょうかい関係かんけいしゃをベリヤがふくめたことについて、フルシチョフらは「スターリン主義しゅぎはんする」とさやてした。

ぐん最高さいこう司令しれいかん大戦たいせん英雄えいゆうであるゲオルギー・ジューコフんだフルシチョフは、マレンコフをのぞほか共産党きょうさんとう幹部かんぶ同意どういけ、ベリヤの失脚しっきゃくけた準備じゅんびすすめる。葬儀そうぎひらかれた幹部かんぶ会議かいぎでフルシチョフがベリヤの解任かいにん提議ていぎし、テーブルのしたけられたボタンをすとジューコフら軍人ぐんじんによってベリヤは連行れんこうされる。裁判さいばんひらくことを主張しゅちょうするマレンコフにたいし、フルシチョフはトハチェフスキーピャタコフソコリニコフなど裁判さいばんけずに粛清しゅくせいされた同志どうしげ、なか恫喝どうかつして処刑しょけい命令めいれい署名しょめいさせる。そしてベリヤは、フルシチョフらが出席しゅっせきする即決そっけつ裁判さいばんで「少女しょうじょへの性的せいてき暴行ぼうこう」「外国がいこく勢力せいりょくつうじて利益りえき拡大かくだいはかったことによる国家こっか反逆はんぎゃくざい」「はんソビエト行為こうい」などの容疑ようぎにより銃殺じゅうさつけい判決はんけつくだされて即刻そっこく処刑しょけいされ[ちゅう 2]、その死体したいはフルシチョフらのまえでジューコフと兵士へいしたちによってガソリンをかけられ焼却しょうきゃくされた。そのにやってたスヴェトラーナに、フルシチョフはワシーリーはこちらで面倒めんどうむねげ、スヴェトラーナはウィーンにかうようにう。反対はんたいしてワシーリーの面倒めんどうるというスヴェトラーナにたいしフルシチョフは「このくにながれにさからうものされる」となか脅迫きょうはくし、スヴェトラーナは兵士へいしれられしゃっていった。

フルシチョフやそのつま、そして幹部かんぶたちがコンサートを鑑賞かんしょうするなか字幕じまくでベリヤの処刑しょけいソ連それん共産党きょうさんとう中央ちゅうおう委員いいんかいソ連それん最高さいこう機関きかんとなったこと、フルシチョフが1956ねんにモロトフやマレンコフらを排除はいじょ[ちゅう 3]名実めいじつともにソ連それん最高さいこう指導しどうしゃになったこと、そのフルシチョフも1964ねんレオニード・ブレジネフ台頭たいとうにより失脚しっきゃくしたことがしめされ、フルシチョフの背後はいごすわるブレジネフらしき人物じんぶつがコンサートから一瞬いっしゅんはなしてフルシチョフを見下みおろし、そのふたたびコンサートにけるところで映画えいがまくじる。

キャスト[編集へんしゅう]

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製作せいさく[編集へんしゅう]

だい42かいトロント国際こくさい映画えいがさい出席しゅっせきするアーマンド・イアヌッチ
アドルフ・ヒトラーどくです。ヒトラーは猛毒もうどくです。ドイツのどんなホテルでもヒトラーの肖像しょうぞうかけませんが、わたし宿泊しゅくはくしたモスクワのホテルにはヨシフ・スターリン肖像しょうぞうかかげてありました。かればっせられずにいます。わたしたちはかれしずかにおおかくし、かれにそれほどの関心かんしんいていないのです」
アーマンド・イアヌッチ[7]

プロジェクトはだい69かいカンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさいあいだはじまった。監督かんとくはアーマンド・イアヌッチがつとめ、かれとその常連じょうれんコラボレーターのデヴィッド・シュナイダー英語えいごばん[8]、『官僚かんりょう天国てんごく! 〜今日きょうもツジツマわせマス〜英語えいごばん』で共同きょうどうしたイアン・マーティン英語えいごばん、ピーター・フェローズが脚本きゃくほん執筆しっぴつした。製作せいさくは2016ねん6がつ20日はつかはじまり、ジェフリー・タンバースティーヴ・ブシェミオルガ・キュリレンコマイケル・ペイリンサイモン・ラッセル・ビールパディ・コンシダインアンドレア・ライズボローエイドリアン・マクラフリン英語えいごばんルパート・フレンドジェイソン・アイザックスポール・ホワイトハウスがキャスティングされた[9][10]撮影さつえいウクライナキエフNKVD本部ほんぶビルのシーン撮影さつえいのため)、イギリスロンドンオックスフォードブライス・ハウス英語えいごばんフリーメイソン・ホール英語えいごばんアレクサンドラ・パレス)でおこなわれた[11]撮影さつえい大半たいはんはイギリスでおこなわれ、スターリンてい撮影さつえいパインウッド・スタジオがわにあるもり邸宅ていたくつく撮影さつえいされた[12]

評価ひょうか[編集へんしゅう]

批評ひひょう反応はんのう[編集へんしゅう]

だい42かいトロント国際こくさい映画えいがさい出席しゅっせきするスティーヴ・ブシェミ

Rotten Tomatoesでは200けんのレビューで支持しじりつは96%、平均へいきんてんは8.2/10となり、「『スターリンの葬送そうそう狂想曲きょうそうきょく』は監督かんとくけん脚本きゃくほんのアーマンド・イアヌッチのおそろしい政治せいじてきユーモアと痛々いたいたしくタイムリーな歴史れきしのチャプターによってあらわれる」と批評ひひょうされている[13]。またMetacriticでは42けんのレビューで加重かじゅう平均へいきんは88/100となった[14]

アイリッシュ・タイムズのドナルド・クラークは、映画えいがは「すべき運命うんめいのパニックによりはじまり、必然ひつぜんてきおそろしい結論けつろんかってその様相ようそうつづける」と批評ひひょうしている[15]ガーディアンピーター・ブラッドショー英語えいごばんは、「恐怖きょうふはアーマンド・イアヌッチの見事みごとなホラー風刺ふうし死体したいからがってくる」「大物おおものによる冷酷れいこく無慈悲むじひちから演技えんぎは、見事みごとなキャストによっておこなわれた」と批評ひひょうしている[16]

フィナンシャル・タイムズのラファエル・エイブラハムは、「このようなスターリニズム残党ざんとうである共産党きょうさんとう政治せいじ局員きょくいんたちヴァンパイアによる宴会えんかいは、ない腹黒はらぐろさのシチュエーションによってすべてのコメディ要素ようそおおかくすことがあります。しかし、ユーモアとホラーの綱渡つなわたりはイアヌッチの正確せいかくなゲームによってくつがえされます。かれだけが、そのスキルによってげることができたのです」と批評ひひょうしている[17]

歴史れきし反応はんのう[編集へんしゅう]

リチャード・オーヴェリー英語えいごばんは、映画えいがには「歴史れきしあやまりがいくつも存在そんざい」しており、「創作そうさくてき許容きょよう英語えいごばんなすことができる」[18]べる一方いっぽうもっと重要じゅうようなことはスターリン政権せいけん死者ししゃ英語えいごばんたいする敬意けいいがないことだと指摘してきしている。これにたいし、イアヌッチは「現実げんじつ合理ごうりやわらげることを選択せんたくした」と反論はんろんしている[19]

ケンブリッジ大学けんぶりっじだいがくでスラブ研究けんきゅうおこなっているサミュエル・ゴフは、ドラマの焦点しょうてんわせるために役立やくだったことで歴史れきし不正確ふせいかくさを正当せいとうできるとみとめたが、ラヴレンチー・ベリヤを「スターリニストの不愉快ふゆかい化身けしん」にすることで「現実げんじつ権力けんりょくのメカニズムとはなにか」についてべる機会きかいうしなったと主張しゅちょうしている[20]かれは、イアヌッチのアプローチはスターリニズムのようなものには転写てんしゃできず、映画えいがは「スターリニズムに内在ないざいする喜劇きげき見付みつすためには根本こんぽんてき不備ふびがあり、それが目指めざしているはずのことをらない」と指摘してきしている[20]

ロシアがわ反応はんのう[編集へんしゅう]

だい42かいトロント国際こくさい映画えいがさい出席しゅっせきするアンドレア・ライズボロー

2017ねん9がつロシア文化ぶんかしょう高官こうかんは「社会しゃかい隆起りゅうきこしてロシアを不安定ふあんていさせる西側にしがわ陰謀いんぼう」の一部いちぶとなる可能かのうせいがあると主張しゅちょうし、ロシア当局とうきょくがこの映画えいが上映じょうえい禁止きんし検討けんとうしているとべた[21]作家さっか政治せいじ活動かつどうニコライ・スタリコフ英語えいごばんは、映画えいがが「英国えいこく知的ちてき階級かいきゅうによる友好ゆうこうてき行為こうい」であり「はんロシア情報じょうほう戦争せんそう」の一部いちぶであることはあきらかだと主張しゅちょうした[22]

一般いっぱん公開こうかいの2にちまえである2018ねん1がつ23にちおこなわれた上映じょうえいかい[23]には国家こっかいん議員ぎいん文化ぶんかしょう高官こうかん映画えいが業界ぎょうかい関係かんけいしゃ出席しゅっせきした。2にち文化ぶんかしょう映画えいが上映じょうえい許可きょかしたが、いくつかの映画えいがかんが「上映じょうえい許可きょか連絡れんらくとどかなかった」と主張しゅちょうして上映じょうえい開始かいししたため、文化ぶんかしょう上映じょうえい強行きょうこうした映画えいがかんたいして訴訟そしょうこしている[24]ゲオルギー・ジューコフむすめエイラ・ジューコヴァ、映画えいが監督かんとくニキータ・ミハルコフウラジーミル・ボルトコ英語えいごばんロシア国立こくりつ歴史れきし博物館はくぶつかん館長かんちょうアレクセイ・リフキンをふく文化ぶんかしょう顧問こもん弁護士べんごしグループは、文化ぶんか大臣だいじんウラジーミル・メジンスキーたいして映画えいが上映じょうえい許可きょかするように要請ようせいしたが、かれは「『スターリンの葬送そうそう狂騒きょうそうきょく』の激論げきろんしゃ憎悪ぞうお敵意てきいあおり、ロシア(ソ連それん)の民族みんぞく社会しゃかい尊厳そんげんそこなっている。我々われわれは、この映画えいがが"1950年代ねんだいのソビエト連邦れんぽう人々ひとびと憎悪ぞうお嫌悪けんおのみをかんじさせた"という過去かこゆがめるためにつくられたと確信かくしんしている」と返答へんとうした[25][26]。また、ロシアの作家さっかたちからは「だい世界せかい大戦たいせん戦士せんしたちの記憶きおく中傷ちゅうしょうする」という批判ひはんき、さらにスターリングラード攻防こうぼうせん戦勝せんしょう75周年しゅうねんまえに「すべての戦死せんししゃ生存せいぞんしゃたいしてつば行為こういだ」という批判ひはんきている[25]

映画えいがロシアはじベラルーシカザフスタンキルギス上映じょうえい禁止きんしとなった[27][28]ユーラシア経済けいざい連合れんごう加盟かめいこくなかではアルメニアのみが上映じょうえい許可きょかしており、2018ねん1がつ25にちエレバンの2劇場げきじょう公開こうかいされ、カザフスタンでは小規模しょうきぼ映画えいがさいでのみ公開こうかいされた[27][29]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 映画えいがないでの表記ひょうきによる。史実しじつでは1946ねん内務省ないむしょう(MVD)に改編かいへんされていた。
  2. ^ 史実しじつでは、ベリヤの逮捕たいほはスターリンの葬儀そうぎから3かげつ処刑しょけいは9かげつである。
  3. ^ おそらくはんとうグループ事件じけんのことをしているとおもわれるが、実際じっさいはんとうグループ事件じけんは1957ねん6がつ発生はっせいしている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ きゅうソ連それんのドタバタ権力けんりょく闘争とうそうえがく「スターリンの葬送そうそう狂騒きょうそうきょく公開こうかい決定けってい. 映画えいがナタリー. (2018ねん5がつ3にち). https://natalie.mu/eiga/news/280612 2018ねん5がつ8にち閲覧えつらん 
  2. ^ a b THE DEATH OF STALIN”. British Board of Film Classification. 2017ねん9がつ3にち閲覧えつらん
  3. ^ The Death of Stalin (2017)”. The Numbers. 2018ねん6がつ30にち閲覧えつらん
  4. ^ 'The Death Of Stalin' to open Toronto Film Festival Platform programme”. ScreenDaily (2017ねん8がつ3にち). 2017ねん8がつ3にち閲覧えつらん
  5. ^ Hipes, Patrick (2017ねん2がつ11にち). “Armando Iannucci’s ‘The Death Of Stalin’ Acquired By IFC Films – Berlin” (英語えいご). Deadline. http://deadline.com/2017/02/the-death-of-stalin-armando-iannucci-ifc-films-berlin-1201909099/ 2017ねん4がつ3にち閲覧えつらん 
  6. ^ Evans, Greg (2017ねん10がつ5にち). “‘Death Of Stalin’ Author Says Trumpian Comedies Must Wait For Final Tweet – NY Comic-Con”. Deadline.com. 2017ねん11月26にち閲覧えつらん
  7. ^ Tobias, Scott (2018ねん3がつ10日とおか). “Armando Iannucci on ‘Death of Stalin’, Political Satire and Trump's Funeral”. Rolling Stone. 2018ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  8. ^ ‘The Death of Stalin’: IFC Films Buys Armando Iannucci’s Upcoming Drama” (英語えいご). IndieWire (2017ねん2がつ11にち). 2017ねん10がつ15にち閲覧えつらん
  9. ^ Jaafar, Ali (2016ねん5がつ12にち). “All-Star Cast Boards Armando Iannucci’s ‘The Death Of Stalin’ – Cannes” (英語えいご). Deadline. http://deadline.com/2016/05/gaumont-armando-ianucci-death-of-stalin-quad-productions-cannes-1201745062/ 2017ねん4がつ3にち閲覧えつらん 
  10. ^ Jaafar, Ali (2016ねん6がつ20日はつか). “Armando Iannucci’s ‘The Death Of Stalin’ Starts Shoot, Rupert Friend Joins Cast, Closes Deals” (英語えいご). Deadline. http://deadline.com/2016/06/armando-iannuccis-the-death-of-stalin-starts-shoot-adds-cast-closes-deals-1201775532/ 2017ねん4がつ3にち閲覧えつらん 
  11. ^ The Death of Stalin (2017) Filming & Production IMDb
  12. ^ わらってる場合ばあいじゃない!?「スターリンの葬送そうそう狂騒きょうそうきょく監督かんとくがインタビューで警告けいこく”. 映画えいが.com (2018ねん7がつ17にち). 2018ねん7がつ18にち閲覧えつらん
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関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]