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ソーダ石灰せっかいガラス

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ソーダ石灰せっかいガラス(ソーダせっかいガラス、えい: soda-lime glass)とはガラス一種いっしゅであり、現在げんざいもっとひろ利用りようされているものである。ソーダガラスなどともばれ、安価あんかなことからいたガラスガラス瓶がらすびんなどにひろ利用りようされる。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ソーダ石灰せっかいガラスはケイすな (SiO2)、炭酸たんさんナトリウム (Na2CO3)、炭酸たんさんカルシウム (CaCO3) を混合こんごうして融解ゆうかいすることによりられる。炭酸たんさんナトリウムをくわえると融点ゆうてんは 1,000 ℃ちかくまでがり加工かこう容易よういになる。しかし炭酸たんさんナトリウムをくわえるとケイ酸けいさんナトリウムしょう水溶すいようせいになるため、さらに炭酸たんさんカルシウムをくわえることでこれをふせいでいる。

ソーダ石灰せっかいガラスは、ケイ素けいそ原子げんし酸素さんそ原子げんしからなるせいよん面体めんてい構造こうぞうつらなったケイ酸けいさんイオンちゅうナトリウムイオン (Na+)、カルシウムイオン (Ca2+) がはいんだケイ酸けいさんしお構造こうぞうをとっている。ガラス転移てんいてんは 730 ℃で融点ゆうてんやく 1,000 ℃である。

ソーダ石灰せっかいガラスの小片しょうへんをガスバーナーの火炎かえんちゅうれるとナトリウム、カルシウムのじったほのおしょく反応はんのうがみられる。また、粉々こなごなにくだいてみずれると微量びりょうの Na+、Ca2+加水かすい分解ぶんかいこり、わずかな塩基えんきせいしめす。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]