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チルトボンネット

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

チルトボンネットは、自動車じどうしゃボンネット形態けいたいのひとつ。

解説かいせつ[編集へんしゅう]

1980年代ねんだい以降いこう発売はつばいされている自動車じどうしゃのボンネットは、車体しゃたい後方こうほうりにヒンジ前方ぜんぽうりにボンネットキャッチがあってワニくちのようにひらく、アリゲーターしきボンネットタイプが一般いっぱんてきである。チルトボンネットはこれとはぎゃくにフロントがわにヒンジをつ。ぎゃくアリゲーターしきボンネットと同義語どうぎごである。

ヒンジを前方ぜんぽう配置はいちすることの利点りてんは、ボンネットキャッチが破損はそんなどによってはずれたとき、走行そうこうちゅう風圧ふうあつ不意ふいにボンネットがひらくことがなく視界しかいさえぎられる心配しんぱいすくないことである。欠点けってんとしては、エンジンルームにアクセスするさいにボンネットが邪魔じゃまになりやすいてんや、衝突しょうとつキャビンにはいみやすく、乗員じょういんへの危険きけんおおきいてんがあげられる。

かつてはスカイラインなど一部いちぶられたが、現在げんざいではドレスアップ効果こうかねらったチューニングカーにボディーワークの一部いちぶとして採用さいようされる場合ばあいがある。通常つうじょうはヘッドライトの上側うわがわのボディにヒンジがありひらくタイプがおおいが、ボンネットがフロントグリルと一体化いったいかしている場合ばあいフロントバンパーに干渉かんしょうしてしまうためボンネットがまえにスライドする機構きこうそな段階だんかいしきうごくものがセダンにれられている。