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ディルク・コールンヘルト

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
ディルク・コールンヘルト
Dirk Coornhert
マールテン・ファン・ヘームスケルクによる肖像しょうぞう画が(模写もしゃ)
生誕せいたん 1522年ねん
アムステルダム
死没しぼつ 1590年ねん10月29日にち
ゴーダ
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ディルク・フォルケルツゾーン・コールンヘルト（Dirk Volkertsz. Coornhert、1522年ねん - 1590年ねん10月29日にち[1]）はオランダの学者がくしゃ、画家がか、版画はんが家か、著作ちょさく家かである。ネーデルラント諸もろ州しゅうとスペインとの間あいだの八はち十じゅう年ねん戦争せんそうの始はじまった時期じきに活動かつどうし、神学しんがく、道徳どうとく、刑法けいほう、憲法けんぽうの分野ぶんやでオランダ語ごの著作ちょさくを残のこした。

略歴りゃくれき

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アムステルダムで生うまれた。父親ちちおやは裕福ゆうふくな布地ぬのじ商人しょうにんであったが、1538年ねんにスペインやフランスを旅たびした後のち[2]、12歳さい年上としうえの女性じょせいと結婚けっこんすることを決きめた時とき、父親ちちおやに反対はんたいされ、1539年ねんに相続そうぞく権けんを失うしなった。妻つまになった女性じょせいはオランダ貴族きぞく、レイナウト3世せい(Reinoud III van Brederode)の愛人あいじんの娘むすめで、レイナウト3世せいは後のちに八はち十じゅう年ねん戦争せんそうの始はじまりに重要じゅうような役割やくわりをはたすヘンドリク・ファン・ブレデローデ(Hendrick van Brederode)の父親ちちおやである。結婚けっこんしてハールレムに住すんだ後のち、ファン・ブレデローデ家かの城しろ(Kasteel Batestein)で使用人しようにんとして2年間ねんかん働はたらいた。1543年ねんからはハールレムで版画はんが家か（エッチングやエングレーヴィング）として生計せいけいを立たてた。版画はんが家かとして高たかく評価ひょうかされ、画家がかのマールテン・ファン・ヘームスケルクと働はたらき、ヘンドリック・ホルツィウスを弟子でしにした。

法律ほうりつも学まなび、フルートやリュートを演奏えんそうし、詩しや劇作げきさくもするようになった。1557年ねんからラテン語らてんごを学まなび、教父きょうふの本ほんを読よめるようになり、キケロやセネカ、ボエティウスの著作ちょさくをオランダ語ごに訳やくし、1562年ねんにはホメーロスの『オデュッセイア』をラテン語らてんご版ばんからオランダ語ごに翻訳ほんやくした。

公証こうしょう人じんになり、1562年ねんにハールレムの役人やくにんに任にんじられ、スペインに対たいする反乱はんらんを起おこしたオラニエ公こうウィレムとも知しり合あった[3] 。そのため1567年ねんにケルンに亡命ぼうめいしたがその年としの7月がつに帰国きこくし9月がつに逮捕たいほされ、数すう週間しゅうかん投獄とうごくされた。1568年ねんに再ふたたび、クレーヴェからケルンを通とおって宗教しゅうきょう的てきに寛容かんようなユーリヒ公国こうこくのクサンテンに逃亡とうぼうした。 1568年ねん9月がつに追放ついほうの判決はんけつを受うけ、財産ざいさんは没収ぼっしゅうされた。

ドイツでは他たの政治せいじ亡命ぼうめい者しゃと付つき合あい、オラニエ公こうの反乱はんらんのためにドイツやオランダで働はたらいた。

1572年ねんから1573年ねんの包囲ほうい戦せん(en:Siege of Haarlem)の後のち、ハールレムはスペイン軍ぐんに陥落かんらくした。1576年ねんの講和こうわの後のち、一時いちじハールレムに戻もどり、1580年ねんに迫害はくがいに対たいする補償ほしょうも受うけたが、より安全あんぜんな住すみ場所ばしょを求もとめて、ライデンやデルフトに滞在たいざいし、1585年ねんに、ドイツのエムデンに移うつり、1588年ねんにオランダのゴーダに定住ていじゅうした。

1588年ねんには妻つまが亡なくなり、オラニエ公こうも暗殺あんさつされている。

ゴーダで様々さまざまな著作ちょさくを行おこない、1590年ねんにゴーダで没ぼっした。

版画はんが作品さくひん

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Op zijn grafsteen staat vermeld "obiit (overleden) 9 oktober 1590. De historicus Paul Abels noemt als datum van overlijden 29 oktober 1590: "Intensieve zorg van stadsdokter Boudewijn Ronsse ten spijt, overleed hij op 29 oktober 1590" (bron "Van ketternest tot bolwerk van rechtzinnigheid" in Duizend jaar Gouda, Hilversum, 2002, p. 423). Ook de meeste andere bronnen vermelden 29 oktober 1590 als datum van overlijden.
  2. ^ Dirck Volkertszoon Coornhert, H. Bonger, De Walburg Pers, Zutphen, 1989, p. 9
  3. ^ Dirck Volkertszoon Coornhert, H. Bonger, De Walburg Pers, Zutphen, 1989, p. 12

参考さんこう文献ぶんけん

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  • Anneke C. G. FLEURKENS, Stichtelijke lust.De toneelspelen van D. V. Coornhert als middelen tot het geven van morele instructie, uitg. Verloren, 1994.
  • Jaap GRUPPELAAR & Jürgen PIETERS, Un certain Hollandais. Coornhert en de vragen van zijn tijd, uitg. Verloren, 2014.
  • Gerrit VOOGT, Dirck Volckertsz. Coornhert, een wondere ijveraar, uitg. Verloren, 2020.
  • Gerlof VERWEY, Tolerantie en Coornhert. Filosofisch-historische verkenningen, uitg. Verloren, 2022.
  • Ruben BUYS, "Voor mens, volk en vaderland". Leven en werk van Dirck Volcjertsz. Coornhert (1522-1590). Een biografie, uitg. Verloren, 2022.
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