デジタル大臣だいじん

日本にっぽん デジタル大臣だいじん Minister for Digital Transformation
デジタル庁ちょうロゴタイプ
現職げんしょく者しゃ 河野こうの太郎たろう（第だい4代だい） 就任しゅうにん日び 2022年ねん（令れい和わ4年ねん）8月がつ10日とおか
所属しょぞく機関きかん	内閣ないかく
担当たんとう機関きかん	デジタル庁ちょう
上官じょうかん	内閣ないかく総理そうり大臣だいじん （岸田きしだ文雄ふみお）
任命にんめい	内閣ないかく総理そうり大臣だいじん （岸田きしだ文雄ふみお）
根拠こんきょ法令ほうれい	デジタル庁ちょう設置せっち法ほう 国家こっか行政ぎょうせい組織そしき法ほう
前身ぜんしん	内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん （マイナンバー制度せいど担当たんとう） デジタル改革かいかく担当たんとう大臣だいじん 情報じょうほう通信つうしん技術ぎじゅつ担当たんとう大臣だいじん
創設そうせつ	2021年ねん9月1日にち
初代しょだい	平井ひらい卓也たくや
通称つうしょう	デジタル相しょう
職務しょくむ代行だいこう者しゃ	デジタル副ふく大臣だいじん （石川いしかわ昭あきら政せい）
俸給ほうきゅう	年額ねんがく 約やく2953万まん円えん
ウェブサイト	幹部かんぶ｜デジタル庁ちょう

平井ひらい卓也たくや初代しょだいデジタル大臣だいじんに対たいする補職ほしょく辞令じれい交付こうふ式しき（2021年ねん9月がつ1日にち、総理そうり大臣だいじん官邸かんていにて）

デジタル大臣だいじん（デジタルだいじん、英語えいご: Minister for Digital Transformation）は、日本にっぽんのデジタル庁ちょうに置おかれる国務大臣こくむだいじん。

2021年ねん（令れい和わ3年ねん）9月1日にちにデジタル庁ちょう設置せっち法ほう（令れい和わ3年ねん法律ほうりつ第だい36号ごう）が施行しこうされたことに伴ともない設置せっちされた。

概要がいよう

デジタル庁ちょう設置せっち法ほうでは、デジタル庁ちょうの設置せっちと、担当たんとうの大臣だいじんとしてデジタル大臣だいじんを置おくことが定さだめられた（同どう法ほう第だい8条じょう第だい1項こう）。

デジタル庁ちょうの長ちょう（主任しゅにんの大臣だいじん）は内閣ないかく総理そうり大臣だいじんであり（同どう法ほう第だい6条じょう）、デジタル大臣だいじんは内閣ないかく総理そうり大臣だいじんを助たすけ、デジタル庁ちょうの事務じむを統括とうかつし、職員しょくいんの服務ふくむについて統みつる督とくすることが任務にんむとされている（同どう法ほう第だい8条じょう第だい3項こう）。このため、デジタル大臣だいじんは、閣僚かくりょう名簿めいぼにおいて国務大臣こくむだいじんを列挙れっきょする場合ばあいには内閣ないかく官房かんぼう長官ちょうかんの次つぎ、復興ふっこう大臣だいじんの前まえに置おかれている。先さきに設置せっちされた同様どうような立場たちばにある復興ふっこう大臣だいじんの前まえになり、内閣ないかく官房かんぼう長官ちょうかん、デジタル大臣だいじん、復興ふっこう大臣だいじん、国家こっか公安こうあん委員いいん会かい委員いいん長ちょうの順じゅんとなっている。

沿革えんかく

日本にっぽんの行政府ぎょうせいふにおけるデジタルトランスフォーメーションが政治せいじ問題もんだい化かし、デジタル庁ちょうの設置せっちが検討けんとうされていた。2020年ねん（令れい和わ2年ねん）9月16日にちに発足ほっそくした菅かん義よし偉えら内閣ないかくにおいて、内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（マイナンバー制度せいど担当たんとう）である平井ひらい卓也たくやに対たいしデジタル改革かいかく担当たんとう大臣だいじんとして所管しょかんするよう指示しじされていた。

その後ご、デジタル庁ちょう設置せっち法ほうが2021年ねん（令れい和わ3年ねん）9月がつ1日にちに施行しこうされたことに伴ともない、平井ひらいに対たいする「行政ぎょうせいのデジタル改革かいかくを総合そうごう的てきに推進すいしんするため企画きかく立案りつあん及および行政ぎょうせい各部かくぶの所管しょかんする事務じむの調整ちょうせい」の任にんを解とき、新あらたに設置せっちされたデジタル大臣だいじんに任命にんめいするとの補職ほしょく辞令じれいが発令はつれいされた。なお、それにあわせて内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（マイナンバー制度せいど担当たんとう）も廃止はいしされ、その職務しょくむはデジタル大臣だいじんに引ひき継つがれている。

英えい称しょう

デジタル大臣だいじんの英訳えいやくについては、初期しょきの情報じょうほう（デジタル庁ちょう設置せっち法ほうの概略がいりゃく＝英文えいぶんOutline）では“Digital Minister”とされていた。平井ひらい卓也たくや初代しょだいデジタル大臣だいじんが任命にんめいされた後のちでの内閣ないかく府ふ「大臣だいじん・副ふく大臣だいじん・大臣だいじん政務せいむ官かん」一覧いちらんの英文えいぶん（List of Ministers, State Ministers and Parliamentary Vice-Ministers - Cabinet Office）サイトの中なかでは、平井ひらい大臣だいじんの官職かんしょく名めいの記載きさいがない「HIRAI Takuya」の姓名せいめいのみの記載きさいにとどまっていた（2021年ねん9月がつ2日にち14時じ40分ふん閲覧えつらん）。その後ご、第だい1次じ岸田きしだ内閣ないかくの発足ほっそくとともに“List of Ministers (The Cabinet) - List of Kishida Cabinet Members”（第だい1次じ岸田きしだ内閣ないかくの英文えいぶん閣僚かくりょう名簿めいぼ）が公開こうかいされたが、これまでになかった英えい称しょうの“Minister for Digital Agency”が牧島まきしまかれんデジタル大臣だいじんに充あてられた。その後ご、“List of Ministers (The Cabinet) - List of Kishida Cabinet Members”が改訂かいていされて“Minister for Digital”が使用しようされた。2022年ねんの第だい2次じ岸田きしだ改造かいぞう内ない閣かく以降いこうは“Minister for Digital Transformation”が使用しようされている。

歴代れきだい大臣だいじん

代だい	氏名しめい		内閣ないかく		就任しゅうにん日び	退任たいにん日び	党派とうは	備考びこう
デジタル改革かいかく担当たんとう大臣だいじん
1		平井ひらい卓也たくや	菅かん義よし偉えら内閣ないかく		2020年ねん9月がつ16日にち	2021年ねん9月がつ1日にち	自由民主党じゆうみんしゅとう
デジタル大臣だいじん
1		平井ひらい卓也たくや	菅かん義よし偉えら内閣ないかく		2021年ねん9月がつ1日にち	2021年ねん10月がつ4日にち	自由民主党じゆうみんしゅとう	横滑よこすべり
2		牧島まきしまかれん	第だい1次じ岸田きしだ内閣ないかく		2021年ねん10月がつ4日にち	2021年ねん11月がつ10日とおか		初はつ入閣にゅうかく
3			第だい2次じ岸田きしだ内閣ないかく		2021年ねん11月がつ10日とおか	2022年ねん8月がつ10日とおか		再任さいにん
4		河野こうの太郎たろう		改造かいぞう内ない閣かく	2022年ねん8月がつ10日とおか	現職げんしょく		再さい入閣にゅうかく

• 2021年ねん9月がつ1日にちにデジタル庁ちょうが発足ほっそくするまでは、国務大臣こくむだいじんに対たいする特命とくめい事項じこうとして「行政ぎょうせいのデジタル改革かいかくを総合そうごう的てきに推進すいしんするため企画きかく立案りつあん及および行政ぎょうせい各部かくぶの所管しょかんする事務じむの調整ちょうせい担当たんとう」の発令はつれいがあった。あくまで国務大臣こくむだいじんに対たいする特命とくめい事項じこうであり、後のちに設置せっちされた「デジタル大臣だいじん」とは扱あつかいが異ことなるが、所管しょかん業務ぎょうむはほぼ同様どうようであるため、便宜上べんぎじょう掲載けいさいした。
• 特命とくめい事項じこうを所管しょかんする国務大臣こくむだいじんは複数ふくすう名めいを任命にんめいすることがあるため、通常つうじょうは代数だいすうの表記ひょうきは行おこなわない。ただし、本ほん表ひょうではわかりやすさに配慮はいりょし、代数だいすうの欄らんを便宜上べんぎじょう設もうけた。

関連かんれん組織そしき図ず

関連かんれん項目こうもく

• デジタル庁ちょう
• 国務大臣こくむだいじん
• 内閣ないかく府ふ特命とくめい担当たんとう大臣だいじん（デジタル改革かいかく担当たんとう）

外部がいぶリンク

• 幹部かんぶ｜デジタル庁ちょう