トリオ・ソナタ
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トリオ・ソナタ(
またバッハは、オルガンのために6つのトリオ・ソナタを
- コレッリの
作品 1~作品 4の48曲 のトリオソナタは、殆 どが2挺 のヴァイオリンと通 奏 低音 のために書 かれている。これらはトリオソナタの教科書 的 な存在 で、ヨーロッパ各国 の作曲 家 に多大 な影響 を与 えた。 - ブクステフーデの 《6つのトリオ・ソナタ》
作品 1と 《7つのトリオ・ソナタ》作品 2は、この二 つだけが作曲 者 の生前 に出版 された。 - パッヘルベルの 《
音楽 の歓 び Musikalische Ergötzung》 は、スコルダトゥーラされた2つのヴァイオリンと通 奏 低音 のためのトリオ・ソナタ集 (6曲 )である。 - ヴィヴァルディの《トリオ・ソナタ
集 》作品 1は完全 にコレッリのスタイルを踏襲 している - ゼレンカの 《ソナタ
集 》 ZWV181は、オーボエとファゴット、通 奏 低音 のための曲 集 で、オーボエが2本 使 われカルテット・ソナタになることもある。ファゴットに超絶 技巧 が要求 されるなど、難 度 が高 い作品 集 である。 - テレマンは
種々 の楽器 編成 による多数 のトリオ・ソナタを残 しているが、そのなかでも室内楽 曲 集 「音楽 の練習 帳 」 には旋律 楽器 +チェンバロ+通 奏 低音 という編成 の作品 が4曲 含 まれている。 - バッハのトリオ・ソナタは 《
音楽 の捧 げもの》以外 に4曲 あるが(BWV 1036-1039)、偽作 の疑 いもある。このうち2本 のフルートが旋律 楽器 として使 われているBWV1039は、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第 1番 BWV1027とほぼ同 じ曲 である。バッハは典型 的 なトリオ・ソナタよりも、旋律 楽器 とチェンバロ(右手 と左手 を独立 した声 部 として扱 う)で三 声 部 をなす形式 を好 んで用 いた。むしろ、バッハの息子 たちの方 が、伝統 的 な通 奏 低音 付 のトリオ・ソナタやソロ・ソナタ(1つの旋律 楽器 +通 奏 低音 )を多数 作曲 している。
トリオ・ソナタを書 いた主 な作曲 家 [編集 ]
- ディートリヒ・ブクステフーデ (1637-1707)
- ヨハン・パッヘルベル (1653-1706)
- アルカンジェロ・コレッリ (1653-1713) -
作品 1(教会 ソナタ)12曲 、作品 2(室内 ソナタ)12曲 、作品 3(教会 ソナタ)12曲 、作品 4(室内 ソナタ)12曲 - ヘンリー・パーセル (1659-1695)
- アントニオ・ロッティ (1667-1740)
- ヨハン・クリストフ・ペープシュ (1667-1752)
- アントニオ・カルダーラ (c1670-1736)
- トマゾ・アルビノーニ (1671-1751)
- ジャック・オトテール (1674-1763)
- アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741)
- ヤン・ディスマス・ゼレンカ (1679-1745) - ZWV181 6
曲 (ヘ長調 、ト短調 、変 ロ長調 、ト短調 、ヘ長調 、ハ短調 、1721年 頃 ) - ジャン=バティスト・ルイエ(ロンドンのルイエ) (1680-1730)
- ゲオルク・フィリップ・テレマン (1681-1767)
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
- ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (1685-1756)
- ウィレム・デ・フェッシュ (1687-1761)
- ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ (1688-1758)
- ジュゼッペ・タルティーニ (1692-1770)
- ユーハン・ヘルミク・ルーマン (1694-1758)
- ジャン=マリー・ルクレール (1697-1764)
- ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ (1697-1773)
- ウィリアム・ボイス (1711-1779)
- クリストフ・ヴィリバルト・グルック (1714-1787)
- カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (1714-1788)
- カール・フリードリヒ・アーベル (1723-1787)
- ドメニコ・ガロ (1739-c1768) - 12
曲 (第 1番 ト長調 、第 2番 変 ロ長調 、第 3番 ハ短調 、第 4番 ト短調 、第 5番 ハ長調 、第 6番 ニ長調 、第 7番 ト短調 、第 8番 変 ホ長調 、第 9番 イ長調 、第 10番 ヘ長調 、第 11番 ニ短調 、第 12番 ホ長調 =以上 12曲 は従来 ペルゴレージの作 とされていた)
- ルイジ・ボッケリーニ (1743-1805)
参考 文献 [編集 ]
- 『クラシック
音楽 作品 名 辞典 』 (1995年 、三省堂 )