ドーラ・ヒッツ

ドーラ・ヒッツ Dora Hitz
生誕せいたん	1856年ねん3月30日にち バイエルン王国おうこく, Altdorf bei Nürnberg
死没しぼつ	1924年ねん11月20日にち ドイツ国こく, ベルリン

ヒッツ作さく「ブドウの収穫しゅうかく」

ドーラ・ヒッツ（Dora Hitz、1856年ねん3月30日にち - 1924年ねん11月20日にち）は、ドイツの画家がかである。「象徴しょうちょう主義しゅぎ」、「印象いんしょう主義しゅぎ」の画家がかである。「ベルリン分離ぶんり派は」の創立そうりつメンバーの一人ひとりである。

略歴りゃくれき

バイエルン王国おうこくのアルトドルフ (Altdorf bei Nürnberg) で生うまれた。6歳さいで家族かぞくとアンスバッハに移うつり、13歳さいからミュンヘンの女性じょせいのための絵画かいが教室きょうしつに入学にゅうがくし、ヴィルヘルム・リンデンシュミットやハインリヒ・シュテルツナーに学まなんだ。ミュンヘンでルーマニア王妃おうひエリサベタと知しり合あい、ルーマニア王室おうしつの宮廷きゅうてい画家がかに任命にんめいされ、ルーマニアのシナヤにあるペレシュ城じょうの装飾そうしょく画がなどを描えがいた。

1880年ねんからパリに住すみ、リュック＝オリヴィエ・メルソンやギュスターヴ＝クロード＝エティエンヌ・クルトワ、ジャン＝ジョセフ・バンジャマン＝コンスタン、ウジェーヌ・カリエールといった画家がかから学まなんだ。パリではオイゲン・イェッテルやヘルマン・バールといったオーストリア出身しゅっしんの画家がかや作家さっかたちと交流こうりゅうした。1890年代ねんだいの初はじめはブルターニュやノルマンディーで活動かつどうした。1890年ねんにフランス芸術げいじゅつ家か協会きょうかいの展覧てんらん会かいに出展しゅってんし、入選にゅうせんし、1892年ねんからはフランス国民こくみん美術びじゅつ協会きょうかいの会員かいいんとなり、その展覧てんらん会かいに毎回まいかい、出展しゅってんした。

1891年ねんにドレスデンに滞在たいざいした後のち、1892年ねんからベルリンに移うつりベルリン女性じょせい芸術げいじゅつ家か協会きょうかい(Verein der Berliner Künstlerinnen)の会員かいいんとなり、ベルリンの進歩しんぽ的てきな女性じょせいと交流こうりゅうするようになり、彼女かのじょたちから多おおくの肖像しょうぞう画がの依頼いらいを受うけるようになった。

1892年ねんに「ベルリン分離ぶんり派は」の母体ぼたいとなった「11人にん協会きょうかい」の創立そうりつ会員かいいんとなった。1898年ねんに「ベルリン分離ぶんり派は」が結成けっせいされるとそのメンバーになり、ベルリン分離ぶんり派はが分裂ぶんれつした後のちは「自由じゆう分離ぶんり派は」(Freie Secession)に参加さんかした。

第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせんが始はじまると、生活せいかつは苦くるしくなった。病気びょうきがちになり、孤独こどくな生活せいかつを送おくった。1924年ねんにベルリンで亡なくなった。1925年ねんに追悼ついとう展てんが開ひらかれた。

作品さくひん

• 
  夕暮ゆうぐれ
• 
  少女しょうじょ像ぞう
• 
  Der Blumenkelch
• 
  サクランボの収穫しゅうかく（部分ぶぶん図ず）

参考さんこう文献ぶんけん

• Dora Hitz. In: Hans Vollmer (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 17: Heubel–Hubard. E. A. Seemann, Leipzig 1924, S. 153.
• Dora Hitz. In: Hans Vollmer: Allgemeines Lexikon der bildenden Künstler des XX. Jahrhunderts. Band 6, Nachträge H–Z. E. A. Seemann, Leipzig 1962, S. 61.
• Dresslers Kunstlexikon
• Hitz, Dora, In: Friedrich von Boetticher: Malerwerke des 19. Jahrhunderts. Band I, 2. Hälfte, S. 544f online (abgerufen am 28. Mai 2016)
• Profession ohne Tradition - 125 Jahre Berliner Künstlerinnen. Berlin 1992; Artikel D. H. in "Velhagen & Klasings Monatshefte", mit vielen Abbildungen und einem Text von Hans Rosenhagen; Kataloge der Berliner Sezession und der Freien Sezession; Berliner Sezession, Neuer Berliner Kunstverein, Berlin o. J. (um 1982)
• Margrit Bröhan: Dora Hitz (1856–1924). In: Britta Jürgs (Hrsg.): Da ist nichts mehr, wie es die Natur gewollt. Porträts von Künstlerinnen und Schriftstellerinnen um 1900. AvivA, Berlin 2001, ISBN 3-932338-13-8, S. 180–192.