ナイセ川がわ

ナイセ川がわ（ニサ・ウジツカ川がわ）
	ナイセ川がわ
延長えんちょう	252 km
流域りゅういき面積めんせき	4,297 km2
水源すいげん	チェコ・イゼラ山脈さんみゃく
河口かこう・合流ごうりゅう先さき	オーデル川がわ
流域りゅういき	チェコ、ドイツ、ポーランド
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ナイセ川がわ（ナイセがわ、ドイツ語ご：Neiße）は、オーデル川がわの支流しりゅう。チェコ北部ほくぶに源流げんりゅうを発はっし、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後のちに設定せっていされたドイツとポーランドの国境こっきょうであるオーデル・ナイセ線せんの一部いちぶを成なす。全長ぜんちょう252km。

名称めいしょう

ドイツ語ごでは正式せいしきにはラウジッツァー・ナイセ（Lausitzer Neiße）といい、ポーランド語ごではニサ・ウジツカ（Nysa Łużycka、ヌィサとも）、チェコ語ごではルジツカー・ニサ（Lužická Nisa）と呼よばれる。これらはいずれも「ラウジッツ地方ちほうのナイセ（ニサ）川かわ」を意味いみする。

地方ちほう名めいが冠かんされているのは同おなじ「ニサ（ナイセ）」の名なを持もつ河川かせんがほかにも存在そんざいするからである。

ニサ・クウォツカ（ポーランド語ご：Nysa Kłodzka、ドイツ語ご：Glatzer Neiße グラッツァー・ナイセ） - ドルヌィ・シロンスク県けん（下しもシレジア）南端なんたんのクウォツコ（Kłodzko、かつてのグラッツ Glatz）からニサ（ナイセ）の町まちを経へて195kmにわたり下しもシレジアを流ながれオーデル川がわに入はいる。
ニサ・シャロナ（ポーランド語ご：Nysa Szalona、ドイツ語ご：Wütende Neiße ヴューテンデ・ナイセ） - 下しもシレジアを流ながれカチャヴァ川がわ（Kaczawa、かつてのカッツバッハ川がわ Katzbach）を経へてオーデル川がわに入はいる。全長ぜんちょう51km。

さらにこれらの河川かせんの支流しりゅうにも「ニサ」の名なを持もつものがある。しかしラウジッツのナイセ川がわが同名どうめいの河川かせんの中なかで最もっとも長ながく、国境こっきょうの川かわとしても有名ゆうめいであることから、単たんに「ナイセ川がわ」と言いえば通常つうじょうこれを指さす。

地理ちり

ラウジッツのナイセ川がわはチェコ北端ほくたんのイゼラ山脈さんみゃく（英語えいご版ばん）に発はっし、山脈さんみゃく内ないのヤブロネツ・ナド・ニソウ、リベレツを経へてドイツとチェコの国境こっきょうを1kmほど流ながれ、ドイツとポーランドの国境こっきょうへ入はいる。

ドイツ側がわはザクセン州しゅうとブランデンブルク州しゅう、ポーランド側がわはドルヌィ・シロンスク県けんおよびルブシュ県けんの間あいだの国境こっきょう沿ぞいを北きたに流ながれる。途中とちゅうの街まちには、ツィッタウ（ドイツ）、ゲルリッツ/ズゴジェレツ（ドイツ/ポーランド）、ピエンスク（英語えいご版ばん）（ポーランド）、バート・ムスカウ（英語えいご版ばん）/ウェンクニツァ（英語えいご版ばん）（ドイツ/ポーランド）、フォルスト（英語えいご版ばん）（ドイツ）、グーベン（英語えいご版ばん）/グービン（英語えいご版ばん）（ドイツ/ポーランド）などがあり、ゲルリッツなどのように第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごに街まちが両国りょうこくに二分にぶんされた都市としも多おおい。

グービンとアイゼンヒュッテンシュタットの間あいだでオーデル川がわと合流ごうりゅうする。

全長ぜんちょう252kmのうち54kmはチェコ領内りょうない、198kmはドイツ・ポーランド国境こっきょうを流ながれる。