ニト・アルヴェス

アンゴラの政治せいじ家かニト・アルヴェス Nito Alves
出生しゅっしょう地ち	ポルトガル領りょう西にしアフリカ
没ぼつ年月日ねんがっぴ	1977年ねん
死没しぼつ地ち	アンゴラ
所属しょぞく政党せいとう	アンゴラ解放かいほう人民じんみん運動うんどう（MPLA）
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ニト・アルヴェス（Nito Alves、生年せいねん不ふ詳しょう – 1977年ねん）は、アンゴラの政治せいじ家か。

1975年ねんのアンゴラ独立どくりつに伴ともない内務ないむ大臣だいじんに就任しゅうにんしたが、アルヴェスはアンゴラ解放かいほう人民じんみん運動うんどう（MPLA）内ないでも親おやソ派はであり、初代しょだい大統領だいとうりょうとなったアゴスティニョ・ネトとは外交がいこう政策せいさくを巡めぐって路線ろせん対立たいりつを来きたすようになっていった。ネトは非ひ同盟どうめい、社会しゃかい改良かいりょう主義しゅぎ、多た民族みんぞく共存きょうぞん路線ろせんを志向しこうしたプラグマティストであったが、一方いっぽう、あくまで社会しゃかい主義しゅぎ路線ろせんにこだわったアルヴェスは、アンゴラ国内こくないにソ連それん軍ぐんの基地きち設営せつえいを求もとめた。

1977年ねん2月がつアルヴェスは訪ほうソし、第だい22回かいソ連それん共産党きょうさんとう党とう大会たいかいで来賓らいひんの一人ひとりとして演説えんぜつした。しかし、その後ごの権力けんりょく闘争とうそうに敗北はいぼくしたアルヴェスは、同年どうねん5月21日にちにMPLAを追放ついほうされた。アルヴェスと彼かれの一派いっぱはクーデターを起おこし、事態じたいを一挙いっきょに有利ゆうりに運はこぼうとして刑務所けいむしょを襲撃しゅうげきし、首都しゅとルアンダのラジオ局きょくを一時いちじ占拠せんきょしたが、キューバ軍ぐんの支援しえんをうけたアンゴラ軍ぐんによってラジオ局きょくは奪回だっかいされた。アルヴェスは敗北はいぼくし、アルヴェスの一派いっぱ（ニティスタ）数すう千せん人にんは逮捕たいほされ、約やく500人にんが殺害さつがいされた（フラシオニズモ）。