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ニューメディア

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ニューメディアとは、科学かがく技術ぎじゅつ発展はってんともなって誕生たんじょうした、従来じゅうらいのテレビ・ラジオ、新聞しんぶんなどの既存きそんマスメディアとはことなるあらたな媒体ばいたいとして、1980年代ねんだい普及ふきゅう期待きたいされていた情報じょうほうメディアの総称そうしょうである[1]

概要がいよう

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INS中心ちゅうしんとした高速度こうそくどネットワーク中心ちゅうしんに、かく企業きぎょう家庭かてい設置せっちされた新型しんがた端末たんまつかいして情報じょうほうたり、発信はっしんしたりということがコンセプトとなっている。1985ねん開催かいさいされたつくば科学万博かがくばんぱくは、このニューメディアを実体験じつたいけんできる見本市みほんいちとしての性格せいかくつよかった。

おおくは時代じだい徒花あだばなとなったが、マルチメディア双方向そうほうこうメディアの思想しそう自体じたい先見せんけんあかりがあり、のちインターネットIT革命かくめいこすことになった。

当時とうじ代表だいひょうてき設備せつびやサービス

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その

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当時とうじから双方向そうほうこうせいうたわれていたが、端末たんまつ通信つうしんりょう非常ひじょう高価こうかであること、端末たんまつ性能せいのう起因きいんする制約せいやくなどからコンテンツ利便りべんせい既存きそんメディアをえるものにならず、CATV・パソコン通信つうしん・ファクシミリなどその特性とくせいかせるものをのぞ一般いっぱん家庭かていへの普及ふきゅうすすまなかった。INSについては、一部いちぶ大口おおぐち顧客こきゃく企業きぎょうないネットワークとして活用かつようされるにぎなかった。

1990年代ねんだいはいり、高性能こうせいのうパソコン高速こうそくインターネット、また携帯けいたい電話でんわ普及ふきゅうし、高速こうそくでの情報じょうほう送受信そうじゅしん出来できるようなインフラが整備せいびされると、莫大ばくだい投資とうしをして整備せいびされたINSではあったもののいち世代せだいまえ技術ぎじゅつとなり見劣みおとりがけられず、2000年代ねんだいにはひかりファイバーケーブル中心ちゅうしんとした情報じょうほうもうへの投資とうしわっている。

現在げんざいではインターネットへ発展はってんしているともとらえられるが、その実態じったいは、行政ぎょうせい主体しゅたい莫大ばくだいなインフラ投資とうしをしてもそのコンテンツが貧弱ひんじゃくであれば普及ふきゅうすすまないことを証明しょうめいした。対照たいしょうてきに、インターネットは民間みんかん主体しゅたい投資とうしおこなわれ爆発ばくはつてき発展はってんしたというちがいがある。つまりビジネスモデルとして魅力みりょくのある提案ていあんをしていけるかどうかが成否せいひかぎにぎっているといえる。

電電でんでん公社こうしゃ後継こうけいのひとつであるNTTドコモ豊富ほうふなコンテンツをそなえたiモードにより一時いちじ日本にっぽんのコンテンツ産業さんぎょう席巻せっけん雪辱せつじょくたしたが、さらにおおくのコンテンツにアクセス可能かのうであるスマートフォン登場とうじょうによりふたたびの打撃だげきけてしまった。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e 情報じょうほうメディア あたらしい主役しゅやくたち」『読売新聞よみうりしんぶん』1982ねん5がつ31にち朝刊ちょうかん、12はん、11めん

関連かんれん項目こうもく

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