ノジュラリン

ノジュラリン
別称べっしょう Cyclo[(2S,3S,4E,6E,8S,9S)-3-amino-9-methoxy-2,6,8-trimethyl-10-phenyl-4,6-decadienoyl-D-γがんま-glutamyl-(2Z)-2-(methylamino)-2-butenoyl-(3S)-3-methyl-D-βべーた-aspartyl-L-arginyl]
識別しきべつ情報じょうほう
CAS登録とうろく番号ばんごう	118399-22-7
日にち化か辞じ番号ばんごう	J455.688G
KEGG	C15713
特性とくせい
化学かがく式しき	C41H60N8O10
モル質量しつりょう	824.96 g mol−1
特記とっきなき場合ばあい、データは常温じょうおん (25 °C)・常つね圧あつ (100 kPa) におけるものである。

ノジュラリン-R（nodularin-R、ノズラリン-R）は、プランクトン性せい藍あい藻も（シアノバクテリア）Nodularia spumigenaによって生産せいさんされる環状かんじょう非ひリボソームペプチドのひとつである。このシアノバクテリアは、世界中せかいじゅうの汽水域すいいきにおいてブルームを形成けいせいする。ノジュラリン-Rはペンタペプチドであり、メチルデヒドロブチリンやβべーた-アミノ酸あみのさんのADDA（(all-S,all-E)-3-Amino-9-methoxy-2,6,8-trimethyl-10-phenyldeca-4,6-diene acid）といった複数ふくすうのまれな非ひタンパク質たんぱくしつ性せいアミノ酸あみのさんを含ふくんでいる。ノジュラリン-Rはシアノトキシンであり、野生やせい動物どうぶつ、家畜かちく、人間にんげんに対たいして健康上けんこうじょうのリスクを引ひき起おこす。ノジュラリン-Rは強力きょうりょくなヘパトトキシン（肝臓かんぞう毒どく）であり、肝臓かんぞうに深刻しんこくな損傷そんしょうを引ひき起おこす。

関連かんれん項目こうもく

• ミクロシスチン類るい
• 非ひリボソームペプチド