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パロモマイシン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
IUPAC命名めいめいほうによる物質ぶっしつめい
臨床りんしょうデータ
販売はんばいめい Catenulin, Aminosidine, others[2]
Drugs.com monograph
MedlinePlus a601098
胎児たいじ危険きけん分類ぶんるい
  • US: N
  • C
法的ほうてき規制きせい
投与とうよ経路けいろ By mouth, intramuscular, topical[1]
薬物やくぶつ動態どうたいデータ
生物せいぶつがくてき利用りようのうPoorly absorbed in the GI tract
代謝たいしゃNot available
排泄はいせつFecal
識別しきべつ
CAS番号ばんごう
1263-89-4 チェック
ATCコード A07AA06 (WHO)
QJ01GB92 (WHO)
PubChem CID: 441375
DrugBank DB01421 チェック
ChemSpider 390117 チェック
ChEBI CHEBI:7934 チェック
ChEMBL CHEMBL370143 ×
別名べつめい monomycin, aminosidine[3]
化学かがくてきデータ
化学かがくしきC23H47N5O18S
分子ぶんしりょう615.629 g/mol
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パロモマイシン(Paromomycin)はアメーバ赤痢せきりジアルジアしょうリーシュマニアしょうサナダムシ感染かんせんしょうなどいくつかの寄生虫きせいちゅう感染かんせんしょう治療ちりょうもちいられる抗菌こうきんざいである[1]妊娠にんしんなかのアメーバ赤痢せきりやジアルジアしょういち治療ちりょう使用しようされる[1]。それ以外いがい場合ばあい一般いっぱんてき治療ちりょうもちいられる[1]投与とうよほう経口けいこう皮膚ひふへの塗布とふ筋肉きんにく注射ちゅうしゃである[1]

経口けいこうやくによるおも副作用ふくさようは、食欲しょくよく不振ふしん嘔吐おうと腹痛はらいた下痢げりなどがあげられる[1]塗布とふやくによる副作用ふくさようは、ゆみ、あかみ、みずぶくれなどがあげられる[1]注射ちゅうしゃやくによる副作用ふくさようは、発熱はつねつ肝臓かんぞうびょう難聴なんちょうがあげられる[1]授乳じゅにゅうなかのヒトへの投与とうよ安全あんぜんとされる[4]。パロモマイシンはアミノグリコシドけい抗生こうせい物質ぶっしつぞくする薬剤やくざいであり、細菌さいきんタンパク質たんぱくしつ合成ごうせい阻止そしすることにより微生物びせいぶつ死滅しめつする[1]

パロモマイシンは1950年代ねんだいStreptomyces Krestomuceticusから発見はっけんされ、1960ねん医薬品いやくひんとして使つかわれるようになった[2][4]世界せかい保健ほけん機関きかん必須ひっす医薬品いやくひんリスト掲載けいさいされており、もっと効果こうかてき安全あんぜん医療いりょう制度せいど必要ひつようとされる医薬品いやくひんである[5]。パロモマイシンは後発こうはつ医薬品いやくひんとして入手にゅうしゅできる[6]。 2007ねん時点じてんのインドでの注射ちゅうしゃがたによる一貫いっかん治療ちりょうにかかる費用ひようは£4.19~£8.38ポンドである[4]。2015ねん時点じてん米国べいこくでの一般いっぱんてき一貫いっかん治療ちりょうにかかる費用ひようは$200あめりかドルである[6]

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ a b c d e f g h i Paromomycin Sulfate”. The American Society of Health-System Pharmacists. 17 November 2016てんオリジナルよりアーカイブ。3 December 2016閲覧えつらん
  2. ^ a b Publishing, William Andrew (2013) (英語えいご). Pharmaceutical Manufacturing Encyclopedia, 3rd Edition (3 ed.). Elsevier. p. 21p. ISBN 9780815518563. オリジナルの2016-12-20時点じてんにおけるアーカイブ。. https://books.google.ca/books?id=_J2ti4EkYpkC&lpg=PA2935-IA200&vq 
  3. ^ “Aminosidine ointments for the treatment of experimental cutaneous leishmaniasis”. Transactions of the Royal Society of Tropical Medicine and Hygiene 88 (2): 223–5. (1994). doi:10.1016/0035-9203(94)90307-7. PMID 8036682. 
  4. ^ a b c “Paromomycin”. Transactions of the Royal Society of Tropical Medicine and Hygiene 103 (7): 653–60. (2008). doi:10.1016/j.trstmh.2008.09.008. PMID 18947845. 
  5. ^ WHO Model List of Essential Medicines (19th List)”. World Health Organization (April 2015). 13 December 2016てんオリジナルよりアーカイブ。8 December 2016閲覧えつらん
  6. ^ a b Hamilton, Richart (2015). Tarascon Pocket Pharmacopoeia 2015 Deluxe Lab-Coat Edition. Jones & Bartlett Learning. p. 54. ISBN 9781284057560