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ビデオジョッキー(video jockey)とは、映像を素材としてディスクジョッキー(DJ)と同様の行為を行う者を指す。略称は「VJ」。DJと同じく、2通りの意味がある(後述)。
音楽番組などで司会進行を務める職業。音声だけのラジオ番組の司会役をディスクジョッキーと呼ぶのに対して、音声と映像の番組の司会役という意味がある。MTV内で発生し、主にMTVやスペースシャワーTVといった音楽専門チャンネルで使われる。
DJが複数の楽曲を組み合わせて音楽を作るように、クラブ(ディスコ)、コンサート会場で音楽に合わせてビデオ映像等を流したり、ライブで映像を組み合わせたり、リアルタイムで製作したり、あらかじめ作っておいた映像を流したり、その手法は様々。
80年代後半・VJの黎明期
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日本においては宇川直宏や、田中秀幸とピエール瀧が率いるプリンストンガ、松木靖明、当時日本に移住していたイギリス人ユニットのハイパーデリックビデオなどがいた。
これらアーティストが同時多発的にCLUBの壁面をビデオ映像で彩っていった。まだVJというカテゴリは存在していなかった。
1990年代半ば〜VJソフトの登場
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この頃、DirectorやFlashなどのソフトウェアをベースにVJソフトを制作するVJが登場した。
2000年代前半からプロジェクターによる空間構成やメディア・アートを取り入れたVJなど、そのプレイスタイルが多様に細分化を始める。
主なVJソフトウェアにはModul8, Resolume, VDMX5, CoGeなどがある。
他にも、Jitter(Maxの映像モジュール)、openFrameworks, Cinder, ProcessingやMac OS Xに標準で添付されている開発ツールQuartz Composerなどのプログラミングソフトを使用し、さらなるリアルタイム性を追求するVJも行われている。
また、これらのソフトはSyphonによってリアルタイムにアルファチャンネル付き映像フレームを交換出来るため、一つPC上で複数のソフトを連携して使用することもある。
スマートフォンの性能が向上し、2010年代前後にはスマートフォンまたはiPad等のタブレット端末とプロジェクターがあればVJが可能である。